忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ガチコメ的「ユニット名は猜疑心」

2008年10月14日 | 過去記事
■2008/08/30 (土) ガチコメ的「ユニット名は猜疑心」1

「おバカブーム」らしい。

とうとう「馬鹿を消費される」時代がやってきた。「ブサイク」や「面白くない」ということを“売り”にするタレントも少なくないが、もう、頭の中まで晒して飯が食える時代になった。なんでもクイズ番組などで「馬鹿な答え」を出すのが面白いとされているらしい。

いや、しかし、だ。ンなもんはずっと前からあったはずだ。芸人ならば、マトモな答えよりも脳味噌を使う「面白い答え」を用意するのが普通であったし、視聴者も「それ」を期待していたはずである。いったい「それ」とどう違うというのかと考えようとしたが、考えるまでもなく・・・なるほど。「普通に間違える」から面白いということか。

つまり、だ。

芸人のように「わざと」間違えるのではないわけだ。本気で純粋に「勘違い」や「理解不足」からなる答えこそが「おバカ」なわけだ。だから普段から「おバカ」でなければならない。すなわち、あの最強の「ガッツ石松」とは峻別されねばならん。

あの洗練された、まさにハードパンチャーの繰り出す「ガッツ伝説」をご存じの方も多いと思う。あの「ガッツポーズ」のガッツ石松である。しかしながら、あの一連の「亀田家騒動」において、「なんだ、まともな人ぢゃないか。というか、むしろ、頭いいぞ?」とバレてしまったOK牧場である。今の「おバカタレント」など、あのガッツ神の足元にも及ばないと思うのは私だけではあるまい。「ガッツ伝説」を電車の中で読んでもらいたい。絶対に吹き出してしまうはずだ。あれこそが計算されつくした「おバカ芸」であろう。

「2」へ

■2008/08/30 (土) ガチコメ的「ユニット名は猜疑心」2

ちなみに、私は「これ」が好きだ。

Q:大陽が上るのはどっち?
ガッツ:・・・右

う~~む。切れている。さすがであろう。さすが、家で飼っている猫の名前は「ネコ」である。もうつまり、ラッキーセブンの3という勢いではないか。まあ、ブラックコーヒーがあるならホワイトコーヒーもあるはずだと信じていたほどである。ならば「米」を地下資源だと言い切るはずだし、鎌倉幕府は「良い国作ろう」だから4192年だというのも頷ける。土木作業員は土曜と木曜しか働かない人だし、減量法を尋ねられたら「食べない」というだけのことはある。負けたボクサーに「明日から380度、気持ちを入れ替えて頑張れ」ということもあろう。趣味は「日向ぼっこ」である。

で、だ。

その「おバカブーム」とやらが功を奏して、なにやら「羞恥心」とかいうユニットもできたという。エライ人気らしい。いやぁ、ほんと、世の中何が流行るかわからんもんだ。で、更にそれに便乗して「悲壮感」というお笑い芸人も歌を出しているという。なるほど。そういうことか。これからは「そーゆーの」が流行るわけだな。

私もちょっと考えてみよう。こーゆーところが私の「若さ溢れるところ」である。馬鹿にするだけではないぞ。ちゃんと学ぶ姿勢がある。いやいや、なんの。あっはっは。

例えば―――――

歴代の農相を集めて、だ。

「領収証」

というのはどうか。多過ぎるってか。すまんの。

ぢゃ、ぢゃあ、各政党の党首が集って、

「売国奴」

とかはどうか。歌詞は考えてくれ。

「3」へ

■2008/08/30 (土) ガチコメ的「ユニット名は猜疑心」3

-

まあ、ともかく「おバカブーム」は政界にも及んでいるようだ。

http://www.asahi.com/politics/update/0830/OSK200808290081.html
<「姫ご乱心」地元・岡山もあきれた 離党撤回問題>

まさに「オザワる」といったところか。この50前の色キチに投票した有権者は、マスカットで額を割って自殺でもしたい心境ではないか。まあ、それよりも、床の間に「虎の張り子」でもおいて謝罪するところから始めて欲しい。5年後は「虎の姫吊るし」だな。

おお、そうだ。この記者会見に出ていた管と鳩山と姫井でユニットを組んで、

「焦躁感」

というのもいいぢゃないか。
「焦躁→焦ってイライラすること」うん。これでいこう。

-

そして、「おバカ」といえば、この死に紙を忘れてはならん。

http://www.asahi.com/paper/editorial20080829.html
<議長の発言―率直な河野流を買いたい>

いきなり強烈な電波が我々を襲う。いやぁ、ここまでのは久しぶりである。もう、なんか、どーでもいいのだろう。すごすぎる。これを書く人がいると思うと、なんか、もう、アレではないか。人間とはなんなのか。なぜに「温暖化」というユニットが出てこないのか。出てきそうなのか。もう、阿呆なのか。死ぬのか。

「4」へ

■2008/08/30 (土) ガチコメ的「ユニット名は猜疑心」4

少々長めだが、あまりに気に入ったので貼付する。

<河野洋平衆院議長の、このところの積極的な発言が注目される。ひとつは、全国戦没者追悼式での式辞だ。63回目の終戦の日に「特定の宗教によらない、すべての人が思いを一にして追悼できる施設」を真剣に検討するよう政府に求めた。小泉政権時代、首相が靖国神社への参拝を繰り返し、中国など近隣国との外交がおかしくなったのは記憶に新しい。国内でも論争を巻き起こした。戦争で亡くなった人々を、だれもがわだかまりなく追悼できる施設がほしい。当時、官房長官だった福田首相に有識者の懇談会が提言した「無宗教の追悼施設」は、そんな考えに基づく。首相が参拝を控え、近隣国との関係も落ち着いてきた今こそ、この議論を詰めたらどうか。これが河野氏の言いたかったことだろう。同じ式辞の中で、議長は領土問題にも触れ、「互いに内向きに領有権を主張するばかりでなく、真摯(しんし)に向き合い、話し合いによる解決を」と述べた。韓国と争いになっている竹島が念頭にあったのは間違いあるまい。いずれも、中国などアジア諸国との関係を重視してきた河野氏の信条に根ざした発言なのだろう。>

(。・ˇдˇ・。) ・・・

こ、これを読んで、だ。

「ふむふむ・・・その通りだな。確かに最近の日本は右傾化している。戦争を知らない世代が増えたこと、そして右翼勢力のキャンペーンがすごいからな。まさか、我が家の子供たちは“小林よしのり”なんか読んでいないだろうな。日本が犯した重大な人権侵害、過去の戦争に対する反省、迷惑をかけたアジア諸国への「心からの謝罪」を忘れさせようとする歴史修正主義者が跋扈しているからな。お?もう、学校へ行くのか?朝ごはんは食べないのか?このチジミはどうだ?美味いぞ?そ、そうか、まあ、車に気をつけてな。よし、じゃあ、あにょはせよ!」

とか言っているお父さんがいるのだろうか。死ぬのか。

もう、突っ込めない。一言一句おかしいから、もう、(。・ˇдˇ・。) ・・・

「5」へ

■2008/08/30 (土) ガチコメ的「ユニット名は猜疑心」5

しかし、当たり前だが、どこからか突っ込まれたらしい。で、朝日はこう書く。

<これに対し、中立であるべき議長なのに特定の立場を表明するのはいかがか、時と場所をわきまえていない、という意見もある。しかし、そうだろうか。>

<しかし、そうだろうか。>

(。・ˇдˇ・。) ・・・

そ、そうですが、なにか。

<議長が議会運営にあたって与野党の主張をくみ、公平に差配するのは当然のことだ。その立場から、言動に一定の自制が求められるのも確かである。だが、だからといって、国の基本的なあり方について、立法府の長が自らの思いを語ることまでしばられるべきではなかろう。戦争の反省を踏まえ、追悼のあり方や近隣諸国と良好な関係を持つ重要さを説くことが、追悼の場にそぐわないとも思えない。>

日本の大新聞が「立法府の長が行政に口をはさむ」ことを是としておられる。誰かこの阿呆の紙に「三権分立」を教えてきてくれ。この「相手のターンにだけ阿呆になる」ネタはもう通じないと、まだわからんのか。

<議長というと、議会の公正な行司役といった役回りばかりに目が向きがちだが、批判をおそれず、率直に信念を語るという議長像もあっていい。>

もはや「狂気の沙汰」である。裁判官が法廷で「自分の信念」を語ることを想像するまでもなく、とてもマトモな大人が読む新聞ではないと明白である。むちゃくちゃだ(笑)。

そんな無茶苦茶な朝日が組むユニット名はもちろん、

「極左派」

である。阿呆臭い「蟹工船」ブームに乗っかってどっか行け。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。