忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2009.1.9

2009年01月09日 | 過去記事
正月明けの2日。「まあ、正月だし、飲みながら話そう」ということで、部下を連れて最寄駅周辺の飲み屋を探して歩く。▼時間帯もあろうが、目立った店はない。代わりに目につくのは風俗店だ。看板には「韓国エステ」と書いてある。正月でも関係ないらしい。▼8日のニューヨークタイムズに、韓国の元慰安婦グループが1960年~1980年代において「米兵との性行為を強制された」とし、韓国政府と米軍を告発したという記事が載った。朝鮮戦争の後、そのまま駐留する在韓米軍を相手に、韓国政府が「慰安所」を設置し、売春を「組織的」に「強制」したというのである。▼性病に罹った慰安婦は「モンキーハウス」と呼ばれる施設に収容された。その施設には「鉄格子」が施されていたという。なんのことはない監禁だ。▼しかし今でも、どこかのコリアンタウンで遊べば、たいして変わりないことがわかる。建物の1階がクラブ、2階が個室になっている店は珍しくない。「ルーム5万」が相場らしい。客も女も素っ裸で酒を飲み、乱交パーティよろしく、狂気の酒席が繰り広げられる。▼残念ながら、私にその経験はないが、普通に飲んでいると、私に対し「ある種の安心感」を覚えたホステスは、思わず心情を吐露することがあった。が、誰にもどうすることもできないことも、誰よりも本人が既知である。▼「逃げられない」のは、今も昔も同じことだ。各テリトリーのボスに逆らったら生きていけない世界。「生活」で縛るか、「生命」で縛るか、平成21年の日本でも「強制」された「慰安婦」はいる。しかし、なぜだか、国内の人権団体などは動かない。知らないのだろうか。▼私が知る限り、「平時であるにもかかわらず」旧日本軍が管理していた慰安所よりも悪質だ。


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