忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2009.1.31

2009年01月31日 | 過去記事
例えば、とある個人に「嘘付き!」と言われたとする。ほとんど面識のない人で、仕事で会った人物にだ。すると、普通は「どうして嘘吐き呼ばわりされるのか?」と問うはずだ。▼そして、それが適当なものであったり、誤解であったりすれば、ちゃんと説明してわかってもらえればいいし、いい加減な根拠で「嘘付き呼ばわり」したとすれば、それこそ名誉棄損、相手に対して謝罪を要求することもあろう。ところが、それをしないのが毎日新聞である。さすがは、私ごときが書いたエッセイに賞をくれる心の広い新聞社である。▼外国人の農業研修生、及び、実習生などが「不当に働かされていた」ということから、長崎市長に取材に行った毎日新聞だったが、なんと「嘘ばかり書くと話はしない」などと断られて「驚いた」というのである。それを受けた毎日新聞は「どこがどう嘘なのか!」と問い詰めることをしなかった。毎日は「説明責任があるはず」としながらも、報道機関であれば致命的とさえいえる「嘘付き」に反論はしなかった。▼「取材拒否」は気の毒だから、賞をくれたお礼に市長の機嫌を直す方法をここに書いておこう。なぜに「嘘を書く」と言われたのかの「説明責任」を果たすことだ。それは市長の機嫌が直るだけでなく、下がり続ける販売部数の原因もわかるだろう。ドル箱のスポニチも危うい今、これからも紙に文字を書いて喰っていきたいならばそうしたほうがいい。しかし、おそらく、それも嘘なんだろう。

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