忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2008.12.26「2」

2008年12月26日 | 過去記事
ソウル大学のキム・ジス名誉教授という人が「サンタは韓国起源。15世紀、慶尚道地域の子供は飢えに苦しんだが、最も過酷な冬季、隣の村からお爺さんが山を越えてお菓子や食べ物を配る。韓国の子供たちはそれを見て“山に登るお爺さん”だと言った。朝鮮半島へ来た西洋人たちは、この話を聞き及び、脚色したのが現在のサンタクロースである。」と主張したらしい。ネットでちょっとした話題になっている。▼そういえば「漢字韓国起源説」もソウル大学からだったが、いずれも、ちょっと無理がありすぎる。▼サンタの起源は6世紀頃、キリスト教の「セイント(教父聖)ニコラウス」であるという説が有名だ。貧しい家の煙突から金貨を投げいれ、それが乾かしていた靴下の中に偶然入る。「セイント・ニコラウス」はオランダ語で「シンタクルース」。キム名誉教授も苦しいところだ。▼剣道・柔道・寿司・盆栽、日本の伝統文化も「韓国起源説」にはやられている。「なんでも最初は偉い」と思っているのだろうか。▼韓国の「起源泥棒」には困ったものだが、せっかくの「日本起源」を知らない日本人にも困ったものだ。探せば思いのほかある。▼韓国が捏造してまで欲するものは「民族としての誇り」である。そして、「奪われるほど」たくさんある「日本民族の誇り」を失念することも同じく愚かなことである。

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