【冤罪:布川事件】強盗殺人の罪で29年間獄中に・・・・。
冤罪被害者の訴え「警察・検察は冤罪を減らす努力をしていない」。
布川事件は、1967年8月30日に茨城県で発生した強盗殺人事件です。
独り暮らしだった大工の男性(当時62歳)が、
仕事を依頼しに来た近所の人によって自宅8畳間で他殺体で発見されました。
1967年10月23日に2人が、本件強盗殺人容疑で逮捕され、
12月28日に同容疑で起訴されました。
公判で両人は
「自白は取手警察署刑事課刑事に強要されたものである」として全面否認しましたが、
1970年10月6日に第一審の水戸地裁土浦支部は無期懲役とし、
1973年12月20日の第二審の東京高裁では
「ほかに犯人がいるのではないかと疑わせるものはない」として控訴を棄却し、
1978年7月3日に最高裁で上告が棄却され、2人とも無期懲役が確定しました。
証拠は被告人の自白と現場の目撃証言のみで、
当初から冤罪の可能性が指摘されており、2009年、再審が開始され、
2011年5月24日、水戸地方裁判所土浦支部にて無罪判決が下されました。
1996年11月に仮釈放されました。
1967年10月23日の逮捕から29年後のことです。
それから、2011年5月24日に無罪判決を勝ち取るまでには、
44年間もかかりました。
布川事件、足利事件、鎌田事件、そして飯塚事件・・冤罪ですよ!!
足利事件の真犯人を清水清氏が特定されているようです。
犯人はそこにいる 清水清・著 新潮文庫 ←クリック。(私のブログです)。
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