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はちの家造りドタバタ奮闘記(・ω・)

私のちょっとした日常や住宅にかかわるニュースなどをつらつらと…

日当制の弊害

2018-02-01 08:50:41 | 日記
みなさんこんにちは。

今朝ニュースで人手不足倒産の特集をしていました。

ある建築会社では月給70万円で募集をしても人が来ず、受注も売り上げも伸びているのに外部委託せざるを得ず経費がかさみ倒産…

なぜ私にオファーがないのか70万円

建築と運送、介護業界の人手不足は深刻みたいですね。

さて、建設業界の人手不足が深刻な状態に陥った原因には、その労働環境にある場合が多いようです。

1年を通して寒さや暑さに影響される屋外での作業は相当に体力を消耗します。

それにも関わらず休みが週に1日、日曜日のみというところも多くあり慣れないうちは体を壊してしまう人も多いようです。

そんな過酷な仕事内容に待遇が追い付いておらず現場の作業員にいたっては日当制の会社も多く存在します。

このような労働環境から新しい人材を採用しても、すぐに辞めてしまうケースが多いのが現状のようです。

日当制といえば、人工といって一人の大工さんが一日かかる仕事を一人工とあらわします。

一人で5日かかる仕事は五人工、五人が一日で終える仕事も五人工です。

今では平米単価が基本です。

わたしが経験した人工制度の弊害の事例を

大工さんは午前のお茶の時間とお昼、午後のお茶の時間を結構しっかり取る方が多いです。

これは重労働だし、細かな精度を求められるので全然休憩を取りつつ仕事をしていただくことに異論はありません。

しかし、大工さんのタイミングでお茶休憩をした後、お施主様の行為で差し入れをいただき、休憩後すぐ再度休憩なんて事態が起こりえます。

これもある程度はしかたがないのですが…

お施主様によってはほぼ毎日、一日二回差し入れをされる方がいます(昔の風習の名残でしょうね

大工さんは休憩ばかりです。

当初予定していた人工では当然終わらず二倍くらいかかってしまいました。

大工さんからの請求はかかった日数。

休憩ばかりの現場の大工さんに実質高い日当を払う羽目になったのです。

もうひとつ。

似たような規模の似たような工事を若手大工さんとおじいさん大工さんにお願いしました。

若い大工さんは仕事も早くこちらの指示も聞いてくれてスムーズに現場が進みます。

おじいさん大工さんは休憩は多いし仕事も遅く、こちらが何かお願いしても頑なに自分のやり方にこだわり、不良箇所などあってもこれで問題ないと譲りません。

で、人工の請求が来ます。

日当制なので似たような現場でおじいさん大工のほうが多くの給料となってしまいます。

なぜ仕事ができて一緒に仕事がやりやすい大工さんの現場のほうがやすく上がって、おじいさん大工の現場の経費が上がるのかと当時憤りを感じたものでした。

そういう意味では㎡単価という報酬の出し方は全うなのでしょう。

しかし…㎡単価にも難しい問題があったのです…(続…のか!?