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世界のはずれから勝手に叫んでみる男の日記・var2

このページは大量の誤字脱字の提供でお送りしています。orz

自分なりに各都道府県最凶の事件を考えてみた (2015年6月版・関東)

2007年01月01日 | 忘備録

 関東です。人口が多い場所なだけに一番量が多い。

  • 茨城 上申書殺人事件(発覚・05)(*3)→石岡市焼却事件(99)北茨城市生き埋め事件(99)日立ウオッカ事件(00)の3つを合わせてこう呼ぶ。死刑犯からの告発で、ある人間(通称「先生」)の依頼などによって殺害とその遺棄などをしていたことが発覚。金がらみの犯罪で殺された人間は特定されないように焼却処分されたたりしていた。保険金殺人も含まれている。発覚も暴力団関係者の分け前を拘留をされていたことからなかったことにされたことと,彼の舎弟が自殺した後の財産を勝手に着服したことから、それを月刊誌に告発したことから一気に注目を集めることになる。しかし裁判は日立ウオッカ殺人事件だけが対象になってしまった形に。「先生」は証拠が十分に集まらなかったことから無期懲役、死刑が確定していた暴力団関係者は懲役20年が追加。保険金殺人を依頼した家族には13年から15の懲役刑が下った。ちなみにもう一人の逮捕対象者であった依頼の仲介人は捜査の最中に事故死をしている。映画「凶悪」(告発本のタイトルでもある)の元ネタ。なお、この先生の周りにはかなりの数の犠牲者がいるとも……
  • (次点) 日立一家殺人放火事件(17)→座間の殺人事件がなければ間違いなくこの事件が2017年を象徴する事件になっていた。県営アパートで火事があって、そこからこの家に住む家族6人が死体となって発見される。と同時にこの家の夫が警察に自首をしてきたことから、殺人崩壊事件と断定される。どうもこの男、ヒモ生活・大量の無駄遣い・人間性に大きな問題ありといういろんな意味でダメ人間すぎて(おそらくとどめは浮気)妻からも子供からも三下り半を突きつけられたというのが動機になっているらしい。しかし事件はそのあとに起きた座間の事件によって一気の忘却の彼方に追いやられることになる。そのため事件そのものの全容が流れてこない。
  • (次点) 土浦自転車店主殺害事件(08)土浦通り魔殺人事件(08)→死刑願望が強い男が、死刑になりたくておこした通り魔事件。通り魔となっているがその前に人をひとり殺している。一旦東京に出て身だしなみを変えた後に警察を挑発しながら、2回目の犯行として通り魔を決行。警官を含む8人が刺され一人が死亡。その後逮捕される。望みどおり死刑判決を受け、ご希望通り執行された。後のアキバ通り魔殺人がこの事件の影響を受けているとされる。更に事件後茨城県警にバッシングも出てきてしまう状態に。
  • (次点)つくば母子殺害事件(94)→不倫問題や、投資の問題で険悪関係になっていた妻と子供を殺害して横浜の海に投げ込んだ事件。妻は自暴自棄からいろいろと言っていたがその妻を殺害したあとに子供の不憫さを思った犯人が子どもたちにまで手をかけてしまった。死刑相当案件なのだが、減刑嘆願書が数多く寄せられて無期懲役に。また単独犯で断定はされているが、状況から復数犯説も流れている。
  • (次点) 一家9人毒殺事件(54)→戦後の混乱が落ち着き始めた時期に起きた大量殺人事件。農家件精米業の家から火が出て一家8人と手伝いの1人が焼死するという火事だったのだが、現場検証と解剖によって、全員が青酸カリで先に殺されていたことが判明。さらに証拠が次々と出てくる。捜査の末に容疑者が判明。拘束をするも、一度は逃げられ、さらにはミスと隙をつかれ自殺されてしまった。それゆえに事件の全容解明はほぼ不可能になってしまった。
  • 栃木 鹿沼クレーン車事故(11)→東日本大震災の騒ぎの中で起こった大事故。小学校の登校の列にクレーン車が突っ込み6人が死亡した大事故。犯人はてんかんの持病を持っていて、それが運転中に発作。’(本人は夜遅くまでチャットをしていたというけれど、それじゃあ運転開始して2分で落ちたという事の説明にはなりづらい)てんかん対策の薬も飲まなかった自己過信も、事件を拡大した要因だった。しかもこの犯人は過去に10回以上の事故を起こしているほどの問題人物。(これを考えるなら転換の有無以前の問題だと思われる)ただし最大の問題はこれだけの大事故をも引き起こしておいて、刑務所に入る期間が7年程度(つまり2022年段階では刑務所から出ている)ということ。さらに言ってしまえばてんかんの有無があったとしてもこの犯人に運転できる能力がないのに免許を与えたことも問題。この事件がきっかけで危険運転致死という意味合いが問われることに。ちなみにこの事件の時の犯人の母親(もっともこの母親も損害賠償を払うハメにはなっているが)のコメントが今だったら確実に炎上案件だったということを付け加えておく。
  •  尊属殺人違憲判決殺人事件(68)当時の刑法の規定だった尊属殺人が憲法違反と判断された事件。娘に肉体関係を強要し、更に暴力などで支配しようとしていたクズの父親が我慢の限界を超えた娘に殺された事件。当時の尊属殺人規定では通常の殺人事剤よりも重く無期懲役か死刑しか道がなかった。しかし事件は同情を呼び、どんなに軽減しても3年半は刑務所に入らなくてはいけないという嘆きも生んだとか。他の似たような事件2件と一緒に最高裁で審査した結果、尊属殺人規定そのものが違反となり、執行猶予判決になった。ここでいう尊属とは自分の直系の上の家系のことなので、子殺しには適用されなかった。
  • (次点) 兄弟誘拐殺害事件(04)一人のクズのせいで殺さなくてもいい命が殺されてしまったという事件。加害者家族に被害者家族が同居していて、そのトラブルから子供二人を殺害。川へ遺棄した事件。しかし事件は会見を開いた父親(記者会見のときに尊大な態度をとっていたのと、もともとは事件の直接の原因だった)に対しても疑惑の目が向けられ、警察の懸命な捜査の末に麻薬使用が発覚し逮捕されている。犯人の男は獄中死している。
  • (次点) 宇都宮宝石店放火殺人事件(00)→身分不相応な男がおこした事件。商談と成立と称して店員を一箇所に集めて、ガソリンを巻いて宝石を強奪して放火→逃走。手足を縛られていた為逃げることが出来ず6人が死亡。犯人はにげきれたと思ったろうけど、ビデオが残っていたことが決め手となって逮捕される。死刑執行済み案件だが、その死刑の時に死刑反対派の大臣がハンコを押したということ、大きな波乱をよぶことになる。
  • (次点) 日光中宮祠事件(46)→戦後直後に起こった大量殺人。日光の旅館から出火。周辺にも延焼を引き起こし、沈下した時には出元の旅館から家族6人の遺体が発見された。首を切られていたのだが、警察はなぜか無理心中と断定として処理をしてしまう。しかし、当日旅館に泊まっていた在日朝鮮人二人組による強盗殺人+放火の事件だった。発覚したのが9年後で、犯人とは全く関係のない人間が事件のことを自分のように話していたことから遺族が埼玉県警に調査を依頼、捜査の結果真犯人が発覚して糸が一本につながった。後の松本清張の短編のモデルにもなった事件。
  • (次点) 黒磯教師刺殺事件(98)→バタフライナイフを所持していた少年が教師に注意されて、それに怒った少年が教師をそのナイフで刺し殺してしまった事件。典型的なむしゃくしゃしてやったという事件だが、「キレる」という言葉が全面に出た事件として有名になってしまった。この事件の影響で木村拓哉主演のドラマが放送できなくなったということと、バタフライナイフのような鋭利なものを有害玩具として指定するようになったという影響がある。一人のバカ行為のせいで周辺に大迷惑を振りまくり過ぎた事件。
  • (次点) 別れさせ屋殺人事件(09)→一部の探偵業などが行う裏稼業である通称「別れさせ屋」が起こした事件。妻と別れたい夫が探偵の裏稼業でもある別れさせ屋に依頼。夫の願いどおりに別れさせ屋と被害者は恋に落ち夫はそれを利用して離婚。しかし事態はそれだけでは済まなかった。完全に情が写っていた別れさせ屋は本来だったら別れるところを交際を継続、さらに借金問題と妻子がいたことが発覚して、それを責められて殺害。裁判では懲役15年という軽い判決だが、これによって探偵業そのものに大きく偏見が見られるようになった。裁判上で一番の責任は夫であると断罪。しかし夫は今も逃げ続けている。
  • (次点)宇都宮毒ジュース殺人事件(62)(*5)→あらゆる意味でひどい状況が並ぶ事件。犯人は当時20歳の男。父親を殺そうと、毒入りジュースを用意。しかしそれを父親が飲むことはなく、関係のない子供3人を殺してしまうことになる。被害者の父親が路上に落ちていたジュースを拾って持ち帰り、それを飲んだ子供が犠牲に。どっから突っ込んでいいのやらというレベルの無警戒心が拡大を招いた事件。農業の後継問題も絡んだ、専制的な考えを持つ父親と、それに反発する子供たちという背景がある。ただどっちもどっちとしか言いようがない。
  • (次点)那須夫婦殺害(焼損)事件(24)→東京で飲食店を経営する夫婦が殺されて那須の山中で発見される事件も。防犯カメラで中継役が映っていたことが発覚してそこから逮捕者が続々と出る。元芸能人に韓国人を実行犯として、そこから依頼人である娘の夫と仲介役。更には娘本人まで逮捕される事態にまで発展。飲食店を巡るトラブルが原因だとされている。報酬目的で集まる連中の問題もそうなのだが、いかんせん今回の話は同時に依頼する人間の処罰方法をめぐって大きな論議を呼ぶことは確実で、役割分担が発覚すれば、まさかの事態もあり得るかもしれない。これは娘がどれだけの恨みを抱いていたのかという事と、行動次第で大きく転ぶという側面になりそうだ。
  • 群馬 大久保清事件(71)→車に乗って通りすがりの女性に声をかけ、そのまま連れ込んで肉体関係を断った8人には殺人を敢行。その死体を遺棄した事件。表に出ているのは8人だが、性的暴行の被害者は被害を言わないだけでかなりの数に登るのではと言われている。犯人は何回か刑務所に入っていたのだが模範囚として過ごしていたため、すぐに出てこれたという事情もあり被害の拡大を防げなかった。母親の強度の甘やかしが生んだモンスターがおこした事件。
  • (次点) 山岳ベース事件(71)(*)→あさま山荘事件の後に発覚したリンチ殺人による、内ゲバ事件。些細な理由から仲間が仲間を殺しまくるという状況が生まれ、あさま山荘事件の直前までに12人がこのリンチ殺人の犠牲になったという事件。事件は世間に衝撃を与えそれまで盛況だった左翼系運動が一気に下火になった。主要二人の死刑は確定していたが、1人は獄中死。もう一人は逃げているメンバーの裁判のために執行が出来ないという状況。
  • (次点) 専門学校生刺殺事件(75)安中親子三人殺人事件(94)→4歳年下のコンパニオンに交際を断ら得た男が、コンパニオンとその両親を殺害。更には妹にも暴行を働いて逮捕される。実はこの男事件の20年前にも同じ交際を断られたことから、専門学校生を殺して10年の懲役刑を受けていた。当時だからそれで済むレベルかもしれないが、本人は刑の軽減を売った手ていたのだがそもそも3人を殺す前に一人を殺しているわけで、常識に照らして考えても通常するレベルの話ではない。しかもこの翌年にオウム事件があってから、厳罰化傾向に向かっていたわけで間違いなく積んでいた状況。結局2017年12月に死刑執行された。
  • (次点)パチンコ店店員連続殺人強盗事件(03)→パチンコ店元店員とその仲間によって起きてしまった殺人強盗事件。勤めていたパチンコ店の店員を強引に誘い出し、前橋市の山林で絞殺。店のカギを奪い去り、遺体は埼玉県の水門に遺棄。店の売上金150万円を奪ってしまう。しかしひと月でその金額を使い切ってしまうと今度は、別の店の店員を殺害。11万円と店のカギを奪い、盗難をしようとするが出来なかったために撤退。遺体は水門にまた捨てられて、それを最初の被害者の遺体(腐敗がひどく確認が遅れていた)を調べている捜査陣に発見されて事件が発覚。そこから走査線に浮かんできた主犯が逮捕。もう一人も逮捕された。裁判はいろいろもめごとがあったものの最終的には二人とも死刑に。2021年12月に死刑執行。
  • 埼玉 桶川ストーカー殺人事件(99)→ストーカーの兄弟とその協力者が引き起こした対象者殺害事件。埼玉県警の担当者のいい加減な対応に、ちゃんと対応出来れば起こらなかったかもしれない事件という批判が起こった。実行犯の主役(無期懲役が確定)は捕まったものの、主犯中の主犯であるストーカーは事件後に行方をくらまし北海道で自殺してしまう(消された説もあるが)という、最初から最後まで警察のあらが目立った事件だった。解決も警察ではなくあるジャーナリストの別方向からの調査のほうが事件解決に直結することになり、さらに告訴状を取り下げようとしたことも暴露され警察の面目は丸つぶれ。このため警察の処分も厳しく大きく関わった警官3名が懲戒解雇になっている。またダメ判事の問題も浮上している。ストーカー規制法が制定されるきっかけになった事件。
  • 異常性欲殺人事件(70)→一家4人が惨殺。長男は30回以上も傷がつけられていて、妻からは精液が検出されていた。(こう書いてはいるけれど、実際はかなり凄惨)警察は早い段階から怨恨の線で調べていて、夫の弟を疑った。4人兄弟のうち下の2人が前科者ということもあったが、三男にアリバイがなかったことから追求されて自供。犯罪者としてのテンプレがこれほどまでに詰まっているのかといえるのほどの人間性を持っていて、犯行も刑務所から出てきて時間が立っていない状態での犯行だった。反省の態度が全く無く、さらに次の計画も立てていたことから弁護側の主張していた精神異常を否定。死刑判決が下った。日本犯罪史上最も凄惨な事件ともいわれている。
  • 熊谷連続強盗殺人事件(15)→ペルーから来た男が、務めていた食品工場をやめた後に起こした連続強盗殺人事件。まさに無差別殺害で老婆・中年夫婦・親子3人を手にかけ6人を殺害。兄がペルー最悪の大量殺人犯だったこともあり、衝撃が日本だけではないレベルになってしまった。犯人は糖質を患っているという話もあり、さらに家族自体が機能不全家族だったり、家系自体がかなりの問題が合ったりという状況までもが顕に。ちょうど運悪く移民問題が重なってしまい、そういう話ともリンクをしている。動機なき殺人と言われているが、同時に警察の対応にも問題がでている事件で、もしちゃんとやっていれば犠牲者がでなかったかもしれないともいわれている。さらにこの事件で高裁以上の裁判官の資質の問題が急浮上。結局最高裁で無期懲役が確定したのだが、その理由が精神疾患といっているあたり、やはり日本のこの手の話においては大きな問題があるのは言うまでもないだろう。
  • (次点) 愛犬家連続殺人事件(93)→大阪でも似たような事件が起こっているが、その事件の余波で表に出るようになった。詐欺的処方で利益をあげていた店の関係者が、顧客を次々と殺害した事件。犯人とされる人間が連日のようにマスコミの前に登場するという異常事態に。完全犯罪を目論んでいたということからも怖さをうかがい知ることができる。しかしところどころにずさんすぎて、証拠品が発見されてジエンド。主犯級の夫婦にはそれぞれ死刑判決が下っている。この夫の方は死刑囚の中でも一番の危険人物扱いなんだとか。その危険人物が2017年に病死した。時期が時期で阪神大震災とオウムが重なっていたので捜査が目立たなかったのだが、もしなかったら前代未聞の凶悪事件として記憶に残っていたという指摘も。
  • (次点) 岩槻一家7人殺害事件(59)→いわゆる膿家の成れの果ての事件。農家から出火し一家7人が焼死した事件。唯一現場にいなかったこの家の長男が捜査線に浮上。発見された時には自殺未遂をしていた。家庭に対する極度の不満からおこした事件で、無理やり結婚させられた上に、その妻の器量が極端に悪かったことも一因だった。裁判では無期懲役の判決が降りたものの、控訴審では死刑判決が出て、最高裁でもそれが変わることがなかった。しかし刑が執行されたかは不明。
  • (次点)東松山市リンチ殺害事件(16)……夏休みの終盤である少年が殺された姿で河川敷で発見される。その少年は悪軍団からの走りだったこともあり、そこからの関連で犯人が一挙に逮捕される。内容も凶悪ながら、家庭環境の極悪さが余計に目立つ。犯人は殺された少年と同じワル軍団のメンバーで名前や顔写真は少年法で保護されたのだが、完全ばれ大会が行われた結果家庭環境まで一気に白日にさらされることに。そこに移っていたのは加害者の連中の家庭環境の劣悪さ。主犯級の少年だけ家庭環境は再婚による家庭内の問題だったのだが、それ以外のメンバーの家庭環境はある意味この連中を犯罪に走らせてもおかしくないといえるレベルの、**親の集まりといってもいいようなものだった。横浜ホームレス殺人で出てきた教訓が全く生かされていないという最悪の結果に。ある意味クズ親のほうも何らかの形での処分が必要だと思わせてしまう事件。
  • (次点)ふじみ野市医療関係者発砲殺人事件(22)……母親と暮らしてきた60過ぎの男が、その母親の死を受け入れられなかったのか、いきなり凶暴化する。(その前に異常行動が多かったが)施設の職員7人を呼び寄せて持っている銃で医師を殺害すると、もう一人の医師も撃たれて死亡してしまう。生きていると想定した交渉が逆にあだになった形になったので警察にも批判が集中することに。ただこれには人質が生きているという前提があったためで、結局は犯人からの応答がなかった段階で強硬手段として閃光弾使って突入。逃げる気満々のような態度の犯人を逮捕する。裁判では自己正当性を言っていたものの、二人殺したという事実に変化はない。弁護側の無理やりな弁護と犯人自身のどうしよもない言い訳もむなしく地裁では無期判決に。事件の内容ゆえに状況次第では上がありそう。
  • 千葉 市川一家殺人事件(92)→暴力団の美人局の被害にあった少年が、金を工面しようとして、女子高生の家に侵入。14時間の間に祖母・母親・父親・妹の4人を殺害。本人は少年犯から死刑はないだろうと思っていたようだが、やり方と動機の側面から同情する余地もないわけで、少年犯罪としては永山事件以来の死刑判決。4人も殺しておいて、少年犯という事だけで刑罰が軽くなることまずはない。(少年犯罪だって複数人殺せば死刑案件になる)事件後に発覚するのだが、この事件も少年犯罪の家庭にありがちな、両親のどっちかが駄目すぎたがゆえに、子供が犯罪に走るという典型例のひとつということが浮かび上がった。(この事件の場合は祖父も含まれるが)2017年12月に死刑が執行されたのに合わせて、自主規制していたマスコミが名前を公表した。
  • (次点) キャバレー放火殺人事件(02)館山市一家4人放火殺人事件(03)→連続放火事件。最初の事件はキャバレーの倉庫が放火されて全焼したのだが、ここにいた住民が猫のために窓を開けていたことがこの人にとっての致命傷になってしまう。翌年に今度は家の新聞紙の束に火を放って一家4人を殺してしまう。犯人の男は仕事運が徹底的にない男で、さらに酒癖が非常に悪い男だった。しかも放火はある意味癖になっていたらしく、惨事が起こったにもかかわらず放火は繰り返していた。しかし警察の包囲網に飲酒運転で引っかかる。その時の特徴から放火の痕跡も見つかり、追及したら放火をしたことを認める。さらにほかの放火事件や、捜査外の放火事件の存在もしゃべったために警察関係者を仰天させる。明かに殺意も認められたために、放火からの殺人ではなく、殺人罪として告発される。裁判では弁護側が殺人を否定しようとしたが、5人殺しているという事実と、情状酌量がない状態で死刑判決が下る。
  • (次点) 外国人教師殺害事件(07)→イギリスから来た女性教師が、招かれた家で殺害されてしまう事件。同居人からの相談で、捜索をしていた警察官の網をすり抜け犯人は逃走。犯人のいなくなった住居から変わり果てた遺体が発見された。逃亡を犯人が続けている間、懸賞金制度が創設され他の事件とともに第1号の懸賞金付き事件となる。それでも逃げ回れたのはほぼ無人島のような場所で生活をしていたため。資金がつきた時には戻ってアルバイトを繰り返していた。結果的に島に渡るためにフェリー乗り場(*4)にいたところを逮捕される。問題なのは一部のめでたい連中がファンクラブを作っていたこと。逃亡の状況が映画化されている。
  • (次点) ライフスペース事件(99)→ほぼカルトといってもいい自己開発セミナーに心酔しきっていた一家が、脳出血で危険な状態の父親を病院から連れ出し、父親を死亡させ、更にミイラ化にまでしてしまった事件。逮捕されたのは11人だが、実際基礎まで持っていったのは二人だけだった。このうち一人がこのセミナーのトップで、この人の言葉が流行語にもなったりした。最もその実態は自己開発セミナーと言うよりも、それにかこつけた集金マシーンという様相のほうが強いのだが。
  • (次点) 印旛沼事件(71)(*1)→後に山岳ベース事件と浅間山荘事件を引き起こすことになる連中が起こした最初の事件。脱走者二人を粛清するために、1人は睡眠薬を使って眠らせた後に絞殺、もう一人はそれを警戒したがゆえに処刑人によって殺されるという事件。用意周到に全てを剥ぎとって遺体を始末したのだが、あさま山荘事件の後に1人がポロリとこぼしたことから事件が発覚。山岳ベース事件とともに表に出ることになった。
  • (次点) 船橋少女殺害事件(15)……あまりの極悪さに、主犯級の少女にまで無期懲役判決が出るいう事件。命乞いをする少女を生き埋めにして殺害するという、残忍極まりない事件が発生。被害者と加害者は当初仲が良かったのだが、借りパクをする被害者少女(そういう意味で言えば被害者もなんだかなあというレベルだが)とのトラブルに発展。加害少女と関係のあった男とその関係者も立ちなど4人でさらって、生き埋めにした事件。タレコミがあって事件が発覚。少女の遺体は畑に埋められており、しかも顔を判別できないような工作もしていた。タレコミがあった段階で主犯の少女を含む3人が逮捕されて、のちに一人も自首。しかしあまりの残忍さを考えるとそれで減刑(罪状は強盗殺人)ができるはずもなく、一人を除く3人に無期懲役の判決。
  • (次点) 船橋大学生殺人強盗事件(01)……少年法の規定(懲役刑の上限が無期懲役に変わった)が変わった直後に起きた凶悪事件。友人トラブルに憤っていた3人の少年が、その怒りを別人に向けることを提案。そこにたまたま通りかかった大学生が、犠牲になってしまった。無理やり通せんぼをしてそのまんま殴るけるの暴行。更に所持金5000円を奪って逃走。大学生は後に通りかかった人に発見されていたが、意識不明の状況で間もなく死亡確認される。犯人たちはその間に証拠となるものをすべて破棄。徹底的にそれをしようとしていたのだが、車の目撃情報からばれてしまい三人とも逮捕。同期の幼稚さや犯行の残酷さ、更には証拠隠滅とそれに合わせるような示し合わせの存在もあり、有罪判決に。ただ誤算だと思われたのは少年法が改正されて、少年犯罪に対しての最高刑が無期懲役に変わったこと。これで少年三人は揃って無期懲役という判決が下ることになる。
  • 神奈川 障害者施設襲撃大量殺人事件(16)→梅雨が開けない7月末、いきなり男が障害者施設のある部屋の窓を割って侵入。そこで寝ていたと思われる障害者たちを遅い50分の間に45人を刺し19人を死亡させた、2000年台はもちろん、戦後においても単独での事件においての死者(死者+負傷者においても)が最大になった事件。犯人はその施設の元従業員で、一見好青年風に見えるものの、明らかに障害者に対する殺意が強烈にあった。どういう理由で障害者にヘイトを抱くなったのかはまだ不明だが、檻付き病院にかよっていた履歴(ただし入院期間は短すぎた→その後この医師の一人にたいして不正があったことも発覚)もあり、更にその時期に大麻使用をしていたという話もあることから、複合要因が重なったという話も。世界的に見ても銃を使わない形での大量殺人としては前代未聞の殺害数だといわれている。(津山事件の犯人は銃を使用している)
  • 弁護士一家殺害事件(89)→29人も犠牲者を出すことになる、すべてのオウム事件の原点といってもいい事件。オウムの危険性を指摘していたジャーナリストから、オウムの危険性を指摘していた弁護士とその一家が殺されて山中に埋められた事件。当時神奈川県警は事件性なしとして捜査をしなかった(この時は弁護士事務所と警察が対立していたのも背景か)ことから批判が集中。事件そのものもきっかけになったビデオ問題でオウム関係者にビデオを見せたTBSもろとも大批判を浴びること(異例の検証番組の質の悪さもあって、TBS死亡宣告につながる)になり、以後神奈川県警の信用性が一気に落ちる結果に。
  • 座間9人連続殺害事件(17)→2017年を代表する事件で、その前の茨木一家放火殺人事件が吹き飛ぶほどのインパクトを残した事件。最後の犠牲者の兄の発案で始まった、協力者を利用した操作で、問題の男の家にたどり着く。そこで職務質問をしたところに兄が妹のバックを発見。そこから犯人が死体の存在を認める発言をしたことから逮捕につながったのだが、のちにこの男が遺棄した死体の数は9になることが発覚。殺害も同時に認めたのだが、驚異的だったのはその期間。わずか2か月の間にこれをこなしたということが衝撃をさらに深くすることになる。また住んでいるところに近い場所を選んだ自殺願望のある女性ばっかりを狙った犯行だった。ちなみにこの犯人は風俗で働いていたのだが、彼にかかわった人間すべてから評判はかなり悪い状態なんだとか。事件の中心捜査をしているのは神奈川の座間警察ではなく、東京の高尾警察。これは最後の被害者の兄が警視庁に相談をしたことと、それを利用した危険なおとり捜査に協力したのが警視庁だったことから。悪い意味で言ってしまえばまた神奈川県の警察は信用に値しないということを証明する形に。また犯行にツイッター(複数のアカウントを持っていた)が使われていたことから、ツィッターをはじめとするSNSがその対策に乗り出すことになったのだが、真の問題は安易に似死ねるということを考える状況をいかにして作り上げてしまったのかという検証だと思う。ことばを悪く変えて言えば自殺サイト事件をさらに悪化させたようなもの。
  • (次点) 小学生襲撃道連れ殺人事件(19)→19年を象徴する事件のひとつ。川崎の私立小学校のスクールバスが到着した時に突然男が殺してやるとして襲撃。わずか20秒足らずの間に外務省の職員と小学6年生の児童を殺し、ほか15人も重軽傷に負わせた。犯人は少し慣れた場所で自殺。(のため不起訴)おそらく警察が駆けつけたときにはすでに自殺行為も終わっていたと思われる。犯人は51歳でいわゆる高齢引きこもり(ニートとは定義が違うから最近はわざわざ高齢ニートという言葉を作っているがマスゴミの報道が悪質すぎる)で、両親は離婚をして叔父の家に引き取られていた。しかしその中での生活は異常という域になっていて、同居していた人もその生活様式を把握していなかったとか。一応きっかけになったとされる出来事はあるけれど、それ以前の問題として自殺願望があったのではという話も。この手の事件を起こすタイプの人間というのはプロファイリングでまとめられているのだが、ほぼ合致するという話もある。
  • (次点) 両親バット殺害事件(80)→受験戦争のストレスと親が子供を見抜けなかったことから起きた事件。エリート一家の息子が2度に渡る受験失敗の後に荒れた時に、母親から突き放される格好となり、両親を撲殺した事件。こういうエリート意識の思い込みの一番の犠牲者は母親だと言われている。(父親にはパワハラ発言が見受けられる)後にテレビドラマ化もされた。
  • (次点) 横浜ホームレス集団暴行殺人事件(82)→典型的な少年犯罪の傾向を示したとされる事件。1982年の年末から横浜スタジアム周辺のホームレスが襲われるという事件が発生する。なかなか犯人の姿が見えない状況の中で翌年の2月にはついに犠牲者が出てしまった。この二日後に10人の少年が一気に逮捕される。そのうちの半分以上の家庭がものの見事に壊れているという連中がつるんでも犯行だった。このことから少年犯罪をする少年の傾向に家庭環境の存在が大きくクローズアップされることになる。ただしこの事件の関連でほかに二人が犠牲になっていて、他のグループもやっていたという指摘がある。ただ一連の事件群のうち二つだけ未解決事件の部類に入ってしまう。
  • (次点) ピアノ騒音殺人事件(74)→今でいうご近所トラブルの発展形。ピアノの音を騒音として、その家の住人だった親子3人を殺害。自分も死のうとしたが失敗し裁判へ。精神鑑定の結果責任能力がありだと判断されるが、騒音被害者などによる刑期軽減が行われた。しかし騒音があろうともなかろうとも3人を殺した事実というのは変わりなく、死刑に。控訴審も自分から取り下げて死刑確定。その理由は刑務所内の騒音がひどいからとっとと死刑にしてくれというものだった。このことかた音の聞こえ方に対して体質的若しくは精神的にかなりの問題を抱えいていたということになるんだろう。しかし、望む死刑は執行されず、この犯人は健在だとか。一節によると、あっちの世界に行ったまま帰ってくることがないゆえに執行できないとか。死刑とは何なのかというのを別な意味で考えされられる事件。
  • (次点) 川崎中学生殺害事件(15)→2015年を代表する事件といえばこれ以外に考えられないという事件。中学生が首を切られて殺害された。周辺の防犯カメラの映像やら近くで事件が起きていたこともあり、犯人は早い段階から特定されていた。しかもバレ大会を開催するまでもなく犯人と思われる名前と写真まで出回っているという事態に。主犯は18歳で、のこる二人も17歳という年齢も衝撃的だったが、それ以上にそのきっかけとなったのが嫉妬だったり、川崎の街特有の問題が浮上してきたり、金銭的問題だと(推定だが)思われたり、警察の対応がまずかったということも問題になり、止めに被害者加害者双方の親に問題があありという報道もなされた。ある意味日本の闇を露実にした事件でもあり、それをさらに拡大してしまう予感をさせるものでもあった。
  • (次点) 小田原一家5人殺害事件(49)→覗き見魔対策に倉庫を高くしたところ犯人が激怒。(ただしこれについては本人が否定しているが……)その家に乗り込んで一家5人を殺害してしまったとう話。裁判では死刑判決が下りのだが、弁護人が控訴しようとしているところに無理やり取り下げようとして、死刑判決を出した裁判官(当時の最高裁の裁判官の息子)が説得。最高裁まで行って死刑が確定したものの、運がいいのか悪いのかサンフランシスコ条約によって恩赦が発動して無期懲役に。出所後は普通に働いていたがその14年後に殺人未遂を犯し再び刑務所へ。結局そのまま一生を刑務所の中で終えることになったが、事件から60年も経過しての事だった。
  • (次点) 逗子ストーカー殺人事件(12)→元交際相手から逃げていた被害者がその交際相手にころれてしまった事件。犯人は長年追っていたストーカーで、その場で自殺。典型的なストーカー殺人だったのだが、ここで重大な問題が飛び出す。情報が市役所から漏れていた事が発覚。市役所の人間に依頼をした探偵が逮捕されたのだが、該当する職員のだらしなさ(パソコンの扱いに慣れていなかった→のちに停職一か月)とそれの常態化のせいで漏らした犯人が特定できなかった。浸透しているはずのストーカーという言葉が、現実に直面しても問題意識がなければ何ら意味が無いという実例に。
  • (次点) 横浜通学路交通事故(16)→悪い意味で言ってしまうと被害者以外の誰もが責められてもおかしくない事故。通学路にトラックが突っ込んでそこにいた登校中の小学生一人が殺されてしまった。犯人である80代後半の老人は口では大変なことをしてしまったといいながら行動が変だったことから、認知症検査をしたら認知症にかかっていたことが発覚。しかも事故はこの老人が相当の時間を休憩なしの運転をしていたことも発覚をし、認知症の患っている人間の怖さを思い知らされることになった。ただこの事故において認知症の老人に車を動かすのがいかに凶悪なのかというのが報道で目立っていたのだが、実のところはそれ以外にも責任を負うべき人物は多い。この老人の家族はなぜ24時間もほおっておいたのかというのも問題があったし、その前にしかるべき施設に入れられるようなことができたのではないかという疑念を介護福祉行政に疑問符を持つ。さらにその道の状況からすれば明らかに通学としては不向きだったのに車の規制も何もしなかったのかという疑問符のも残る。更に言ってしまえばそこを暴走するように通るドライバーにも責任の一端が及ぶかもしれない。10年20年先を考えた時にこういう事故みたいな話が毎日のように起こってもおかしくはないと認識させる事故。事件後学校は通学路としての使用を禁止し、警察は今更ながら規制を張ったけれど遅すぎる。

 東京編に続きます


 (*)印旛沼事件・山岳ベース事件の色の扱いですが、他の事件で死刑判決が出ていることを考えると死刑扱いにしたほうが妥当だと思い赤にしています。(浅間山荘・山岳ベースも同じ)

 (*2)前者の二つ事件の発覚が2016年に起きたが、移動させないでこのままにしておきます。→広域に移動しました。

 (*3)死刑囚がいますが、事件そのものについての量刑は最高は無期懲役ですので、無期懲役扱いです。ちなみに日立ウオッカ事件以外の二つの事件は、証拠不十分で裁判対象から外れれている。

 (*4)もっともこの通報したフェリー会社。その後ことを考えると災難以外何でもないという話が……(船座礁&売却した船が世界的大事故を起こす)

 (*5)判決に関しては調べ切れていないので黒字で保留。


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