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世界のはずれから勝手に叫んでみる男の日記・var2

このページは大量の誤字脱字の提供でお送りしています。orz

自分なりに各都道府県最凶の事件を考えてみた (2015年6月版・北海道・東北)

2007年01月01日 | 忘備録

「CAUTION!!」

 

 ここからは数多くの殺人事件や凶悪事件を説明したものです。できるだけ簡素に書いているつもりですが、それでも見た瞬間に気分を害される人がいるかもしれません。見ることすら嫌という人もいるかもしれませんので、そういう人は今のうちにブラウザバックをしてください。また、これを見てトラウマになったり、犯罪に走るようなことがあっても当方は責任を一切持ちません。またそういう犯罪を助長する目的で書いているわけではないので、見るのは自己責任という形になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 各都道府県で何が一番凶悪な事件だったのかというスレから思いついたもので、内容は書きなおしたものと新規もの以外は、前のものと一緒です。ご了承ください。ただ表記の方法を少し変えています。(太斜字が変更点)

  • 都道府県の後に書かれているのが、自分が選んだその事件 (このヴァージョンからは明らかな人災による事故もここに追加しています)
  • 事件の名称は基本的には一般名ですが、一部変えているところがある
  • (次点)となっているのは文字通り次点という意味。実際は甲乙付けれれるようなものじゃないという意味合いのほうが大きい。最大6つまで
  • ただし以下のエリアに関しては、それ以上の数の編成になる(メイン→次点の順で)東京 5-∞・福岡・愛知・大阪・神奈川 3-8、長崎・栃木 2-6、山口 2-7、埼玉・千葉 2-8 (20160928変更)北海道1-7(20240703追加)
  • 事件は基本的にその都道府県の中だけで起こった事件なので、広域事件とかは県の方(たとえば2013年起こったマインドコントロールによる尼崎事件。舞台が兵庫と香川にまたがるのでこの場合は広域扱い)には載せていない。定義とすれば2つ以上のエリアにまたがって重大犯罪及びそれに準ずるものが起きたというのを広域とします。ただしひとつの事件が終わってから他の事件が発覚した場合は別の事件として扱う (例:浅間山荘→山岳ベース事件・印旛沼事件)
  • 上の件については一部例外あり。ぶっちゃければ島根と福井の2件。この2つだけはその県という条件では見つからなかったため。
  • 広域事件及び海外で日本人が犯人となった事件(以後海外加害)はメイン5のサブが10。これは該当数が多いため
  • 新規に海外で日本人が犠牲になった事件として項目「海外被害」も追加。メイン5のサブ10。ただし海外編で出てくる事件は除く。(9・11とかバリ島テロとか)
  • 事件内容は基本的にウィキペディア準拠。一部はウィキペディア以外のサイト(事件の内容に関してはこっちのほうがかなり具体的)も使用。さらには手元の資料とかを使用。なので著作関係はちょっと不明な部分が……
  • トータルで相当数行くので北海道東北/関東/東京/中部と三重/三重以外の近畿/中国四国/九州/海外系に分割 
  • ここでいう凶悪の基準は犠牲者の数、当時与えた衝撃度、裁判の結果などを考慮。掲載基準は、自分が衝撃を受けた事件→大量殺人で印象が強いもの→死刑案件→その他の順番。(ここから2015 6 28追加)あと加害者が悪という風潮がありますが、幾つかの事件に関しては被害者がクズという事例もありますので、ご容赦ください
  • 冤罪事件および冤罪の可能性が比較的高い事件は基本未掲載。この辺りは規準が曖昧ですがご容赦ください
  • 裁判進行中の事件も未解決事件もありますので、時間の関係上ずれている可能性があります。随時修正は入れておくつもりです。
  • 色分けは刑罰によるもの。赤→死刑案件 オレンジ→少年犯罪 黄緑→未解決事件 緑→少年犯罪かつ死刑案件 水色→犯人自殺・射殺により終結 紫色→無期懲役の判決 デフォルト→懲役刑以下の判決・もしくはその後が不明・現在捜査進行中
  • 刑罰の色に関しては1審の判決が出た段階で色を付けます
  • 事件の後ろに( )で書いてある数字が事件が最初に起こった年。基本的に発覚した年代ではなく事件の最初が行われた年を記載しています。ので場合によってはエリアの最下部に注釈を付けます。
  • 色付けの規準は判決。複数犯の場合はいちばん重い刑罰が受けた者の刑罰を表記します
  • <2016・9・20追加>事件を起こした人間に関して、この前に大きな事件を起こした場合は 事件名<場所・年代> という形で明記
  • <2016・9・28>東京編を関東編から分離しました。ので掲載数の変更。
  • <2022・2・4>あとから出てきた情報については把握次第書き直しています。(なんでこれを書いていなかったのか)

  最初は北海道・東北です

  •  北海道  夕張保険金殺人事件(84)→生命保険と火災保険をだまし取ろうとして行われた殺人。炭鉱労働者の宿舎が炎上して子供を含む8人が犠牲になった火災。消防士も一人殉職。当初は失火によるものと思われたのだが、実行犯が報酬をもらっていないとういことから警察にタレコミ、主犯である寮の持ち主が逮捕される。この事件の前に起きた夕張炭鉱の爆発によって得たとされる保険金を使いきって、カネに困った形での犯行だった。夫婦揃って死刑確定後、恩赦目当てで訴状を取り下げたのが運の尽き。夫婦としては史上初、なおかつ妻は戦後3人目の女性死刑囚として17階段の先に消えていった。
  •  (次点) 嬰児9人死体遺棄事件(86)→ホステスが生んだ自分の子供を産んでは殺しを繰り返していた事件。20年の間に生まれた子供は9人いていずれも殺されていた。事件の発覚が遅れたのはこのホステスがやためったら店を変えていたため、最初から気がつかない人が多かったのと、妊娠しても体の変化に気がつくような多形ではなかったため。事件の発覚も、体の関係を楽しもうとした男が感じた違和感からだった。
  •  (次点) 銀行支店長一家殺人事件(50)→強盗殺人の中でもおそらく凶悪というレベルの殺人事件。銀行の支店長の家に何者かが侵入をし一家6人を睡眠薬で眠らせた上で日本刀で殺害。更に金まで持って行かれた。しかし捜査にかなりの問題があり、さらにその組織の中でもゴタゴタが発生。結果的に有力な方向性も示せずに迷宮入りになってしまう。
  •  (次点) 砂川暴走車交通事故(15)→日本一直線の長い道路の交差点で起きた事故。猛スピードで突っ込んできた車と信号を渡ろうとした軽のワゴンが衝突。軽のワゴンが大きく吹き飛び3人が死亡、一人が重体。さらに一人が後続の車に惹かれ、さらに1,5キロも引きずられる形で見るも無残な格好になってしまった。その場で衝突をした運転手は逮捕。さらに引きずった運転手も翌日には自首してくるも、飲酒運転、レース感覚での暴走、信号無視、無保険など交通事故でありがちな究極系DQN要素が詰まったような犯人だった。
  •  (次点) 南幌町家族殺害事件(14)→長女が帰ってきたら、母親と祖母が殺されていた。残っていた三女は当初犯行を認めていなかったが、結局は反攻を認めた。しかし彼女が動機といった「しつけ」というのは、周辺から見たら明らかに躾と言うには問題があるレベルの虐待だった。同級生の母親たちが中心となって減刑証明がなされるほどのことで、児相が動いていたら起こらなかったかもしれない事件。ちなみに父親は離婚をして次女とともに家を出て行っている。ある意味毒親の慣れの果ての典型の一つ。
  •  (次点) 小樽ひき逃げ事件(14)→海水浴場近くで起きたひき逃げ事件。被害者は4人で、そのうち3人が死亡するというものに。犯人の男の行動が明らかに問題ありの典型例で、飲酒・わき見というこれで事故が起きなかったほうが奇跡的といわれるほどの事件だった。しかも犯人に関しては自己破産した直後のようで生活保護を受ける立場でありながら、乗っている車がその立場にしては豪華だったこと、本人に危険度の認識力がなかった(事故後も通報をしないで目的であるタバコを買いに行った)こと、飲酒運転の常習者で、その様子もフェイスブックにアップしていた。ほぼ状況的に言えば満貫状態だったのだが、なぜか裁判では懲役22年という有期刑で確定。遺族の願いにより危険運転致死傷に切り替えてのこの判決の軽さに明らかな問題があったのだが、事件後にようやく周辺にガードレールなどが設置されたということを考えると、行政の怠慢も指摘されている。
  •  (次点)旭川いじめ凍死事件(21)→悪い意味で官民一体型で状況をひどくしたいじめ事件。冬の公園で家出をした少女が凍死。いじめっ子グループは証拠を消そうとスマホをいじったが、逆にそれがあだになる形で中身が復元されていじめが発覚。それでも状況が動かず少女は家出をした先の講演で……という形になった。(この時の死体の検案で警察と医師のチョンボも発覚)犯人のお姿も完全バレ大会で発覚をしている上に、やらかしたと言意味で教育関係者のお姿もばれているが、閉鎖過ぎる土地ゆえか教育委員会が動かない。国会でも話題になったこの事件。あまりの問題意識の少なさに切れたのは外部の人間で、市に抗議が殺到。外部の人間を入れての調査をしたのだが、公開された報告書は黒塗りで批判が集中。しかし24年に大きな動きとして塗られた部分がない報告書が流出。タイミングがちょうど旭川のトンデモ事件のせいで再びという意味で注目を集めることに。ただ問題なのはいじめっ子たちは逃げているという事実。(バレはすんでいるとはいえ)市井の中に犯罪者が何も知らないまま紛れ込んでいるという怖さが出てしまう事件。そういう意味で言えば教育委員会を含めてすべての機関に国の役人を入れて監視するということも必要だというのを感じる事件。(要はいじめ対策ができていないという意味)バレの失敗やら、何も考えていないユーチュバーの暴走もあり事件そのものの解明が厳しくなっている。
  • (次点)女子高生殺害事件(24)→上の話が持ち上がってきたきっかけになる事件で、世代的に言えば数年上の犯人が中心となって女子高生を端から突き落としたという事件。どうやらラーメンを食べているところを取られたのがきっかけだというけれど、主犯の21歳の行動は昔から警戒されていたという話があるほどの危険人物。同時に複数人逮捕されたが未成年。そのうち一人が証拠不十分で釈放されたときにはネット上で大ブーイングが起きた。どうやらこの犯人は家庭環境に恵まれていたという話があるので、それを信じるならばそっち系統のやばさがあった感じが見え隠れしている。ちなみに主犯の女性に関しては自身のシャレにならない姿の動画が存在していた模様。
  •  青森 武富士放火殺人事件(01)→強盗をしようとした男に店側が金を出すのを拒否。ガソリンを撒いて放火して逃走。その間に店側にいた5人が死んだという事件。事件後武富士側にも問題がありとして、CMを自粛。犯人のイラストを入れたティッシュを配るなどの活動をしていた。武富士側・捜査側双方に不手際があり犯人逮捕に至ったのは10ヶ月後。ギャンブルによる借金から犯行を思いついたようで、結果的に死刑案件になってしまった。だが事件の余波これだけはなく、非常口などを備え付けなかった武富士側に対し遺族が損害賠償を訴える事態にも発展している。この一件は和解が成立したが、今度は武富士自体が一気に傾くことになってくる。
  •  (次点) 一家8人殺害事件(53)→りんご園農家でミソを盗みに来た、りんご園一家の次男が猟銃を見て自分が味噌をのすんだのがバレるのではないかと思い、逆にその猟銃を手にして一家8人を射殺した事件。事件後精神鑑定で白扱いとなり、2回目の鑑定でもほぼ白。検察側も無期を求刑したものの、罪に問えるレベルの精神状態じゃないとの判断で、一度目の裁判では不法侵入だけの罪での実刑になり、控訴審では無罪になってしまった。今だったら量刑的に考えられない事件の一つで、彼が救われたのは当時の医療技術の精度の低さにあったという指摘も。この犯人は出所後普通の生活を送った後、事故死をしている。後の杉沢村伝説という都市伝説のモデルに。ちなみにこの事件のあとこの地域では3回も肉親の殺害事件が起きている。いずれも地域の異常性も手伝ってかかなり軽い判決になっている。
  •  (次点) 八戸女性会社員惨殺事件(75)→八戸一家殺人事件(07)→仕事に来なかったことで会社から連絡を受けて親族が見に来たら、父親以外の全員が殺された現場だった。一人だけが刺されたことによる失血死で、残りは首を絞められたことによる窒息死だった。警察は配備をして父親の姿を探す。警察がその姿を探し当てたのだが、職務質問中に突然首を切って逃走を図りそのままがけて転落。事件そのものは解決ができなくなったのだが、この時に発覚したのはこの父親は殺人の前科(*1)があったことだった。(しかも犯人はこの時11歳)さらにもっと小さい時には放火までしている。
  •  (次点) 一家殺人事件+自滅?(23)→別名、ムラ社会強要殺人事件。突然ある家から火の手が上がりそこで家族4人の遺体が発見される。さらにもう一人90歳代の男の遺体も発見されるのだが、警察の捜査でこの男がしでかしたことが発覚。犯人の吐いた言葉の中に典型的なムラ社会思考を示唆しているような言動があることから、相当のトンデモ思考の持ち主だったという推測ができる。(周辺からも嫌われていたらしい)80年の嫉妬という周辺の証言もあるが、その代償は地域全体に厳しい目が向けられるわけで、やったことについては典型的な自己満足。出てくる証言からすれば凶悪の出来事を招いたという意味でそれを招いたムラ思考も相当叩かれることになるだろう。多分生きるつもりだったんだろうけれど、細部にわたって粗が目立ち結局自分もなくなるという事件。もっとも生きていたとしても極刑(とはいっても執行される前に死にそうだが)は免れないが。
  • 岩手 種市町妻子5人殺害事件(89)(*2)→当時の検察「岩手県の犯罪史上、最大の悪質重大事件」。人間関係に悩んで仕事を辞めた男が、それをとがめた妻に対して暴力をふるったことから離婚話が浮上。一度は仕事に復帰するもすぐにやめてしまい大喧嘩。子供を失うことを恐れた男が、酒を飲んだうえで家族5人を殺害して自首。地裁では無理心中を図ろうとしたとして無期懲役になったのだが、高裁ではそんな形跡がないと否定。地裁判決を破棄して死刑の判決を下す。しかし最高裁の途中で犯人が病死をしてしまい、公訴棄却という形になってしまった。仕事をやめる状況に関しては、30年経過した段階では大きくクローズアップされる話だが、その後のDVからというのも今の社会にとっては大問題行為の一つ。その二つが重なって最悪の方向に転がればこうなるという事件。
  • (次点) 女子高生殺害事件(08)→道路工事関係者が女子高生の遺体を発見。首を絞められて瀕死の状態になったところで、突き落とされた可能性が高いといわれている。一緒にいた男の姿が見つからないことと、状況証拠(車の中に)からこの男を犯人として指名手配するも見つからないので、懸賞金までかかる事態になった。しかし事件に余波はなぜかあらぬ方向に行ってしまう。犯人とされる男の父親が、指名手配取り消しと賠償金を求めて提訴するという事態に。裁判自体は棄却されたものの、犯人との決めつけは推定無罪の原則に反するという指摘をしていた。事件から11年たった今でもこの男の姿は見つからない。
  • (次点)一関強盗殺人事件(06)→両親と3人暮らしをしていた男性が首を絞められていた状態で親に発見される。部屋が荒らされていたことから強盗殺人と判断して捜査が開始されるも、状況が状況だっただけに犯人は捕まっていない。現状でわかるのは部屋に靴跡があってそのメーカーがわかっているぐらい。現在も捜査中の事件。
  • (次点) 宝くじ殺人事件(08)→宝くじで2億円を当てた女性が交際相手の男に殺されたじけん。男は携帯電話の部品を作っていたのだが、携帯需要の飲み悩みから経営自体がうまく行かなくなっていき、借金返済のための殺人だった。2億円は奪われて借金返済に回ったと言われている。裁判では断罪されたもののそれでも20年求刑のところを15年の判決。しかも一審んで確定する。宝くじがあたったことはよほど信頼できる人間ではない限りは誰にも言うべきではないという教訓が残った。
  •  宮城 石巻3人殺傷事件(10)→よくある交際のもつれから、交際相手の母親と友達二人を刺し、母親と友達一人を殺害した事件。捜査が進んでくるにつれ、犯人のDV、交際している少女の相談、犯人は保護観察中の身というある意味やった瞬間に詰んでしまうことが確定の状況だった。それでも共犯者をタテにして逃げるつもりだったようだが、これが始まったばかりの裁判員裁判の裁判員にいい印象を与えるはずがない。少年犯罪では光の親子殺人以来で、裁判員裁判で初の犯行時未成年の犯人に対する死刑判決(しかも死刑判決時代が2例目)が1審で下る。上級審に控訴・上告をするものの、結局死刑が確定。2016年6月現在で最高裁で死刑が確定した案件。
  •  (次点)商店街アーケード暴走事件(05)→歩行者専門道路の商店街のアーケードに車が進入。そこにいた人を次々とはね3人死亡。犯人は自殺願望が強く、その後に自殺を図ろうとするも失敗。警察に逮捕される。最初にはねた二人にはブレーキ痕がついたいたのだが、アーケードにいた人をはねた時にはそれらがついていなかった。最初の裁判では犯人の状況に裁判所が同情し有期刑だったが、高裁ではその同情を破棄。無期懲役が確定している。毛包事件も同じ仙台で起きた。さらにこの事件が後に秋葉原の通り魔殺人事発展する。(犯人が近くに住んでいた)
  •  秋田 連続児童殺害事件(09)→最初は児童が水死体で発見された事件で最初警察は事故で処理しようとしたのだが、別の日に被害者の近く住む児童が水死体で発見されたことから事件として捜査。最初の被害者の母親が事件化したあたりから過剰に動き出したことから、犯人説が浮かびだし結局逮捕される。この事件の余波はこの後のほうが強烈。卒業アルバムに彼女に関しての記事がイジメそのものにありがちな内容だったことから、学校・同級生に批判が集中した。また周辺住民も若干の偏見込みで騒ぎ立てたがゆえに事件を大きくした要因だとされている。今だったらそれを作った存在として同級生に対する批判がもっとひどくなり、また騒ぎ立てた住民も地域崩壊を招くレベルの大批判を呼び込んでもおかしくない事件。
  •  山形 マット死事件(93)→1人の生徒がマットにまかれたまま遺体となっていたことから事件が発覚。いじめをしていたとされる7人が逮捕されたのだが、警察の捜査の焦りなどから証拠がうまく積み上げられず裁判で大きく結果が違ってしまった。更に大問題になったのは地域の閉鎖性。被害者一家に対して村八分に近い行為が行われていて、逆にそれがその地域が他の地域から睨まれるという結果をも招いている。一説にはこの地域性が事件をおこしたとも。ちなみにこの加害者たちは慰謝料未払いをタテにふたたび裁判を起こされている。その時にも冤罪説を言っているが、もはや完全バレ大会開催も時間の問題に。
  •  (次点) 一家3人殺傷事件(06)→カメラ店が襲われ、店主とその長男が殺され、妻が重傷を追った事件。犯人は遠縁の親戚だった。調べていくうちに殺された長男に性的ないじめを受けていたことが発覚。さらにこの長男が結婚するということを耳にした犯人は、幸せをぶち壊すために犯行に及んだとことも告白した。裁判では死刑を求刑されるものの、いじめによるPTSDがあったことが若干加味されて無期懲役の判決になっている。いくら被害者でも種を巻いてしまえば加害者と同じだという事件。
  •  福島 孫による老女殺害事件(22)→板金工の19歳の男が祖母を殺害し、盗んだキャッシュカードで300万円を引きずり出した疑い。検察は殺意ありとみて無期懲役。弁護士側は懲役刑を求刑したが、普通に考えればそれ以上の罪がある犯罪でもあるし、殺意があると認められて求刑通りの判決に。この事件が今までの事件傾向と違うのは犯人が特定少年と指定されて、名前と顔写真が公表されたこと。少年犯罪と分類される事件のうち、犯人の年齢が18および19の場合に関しては公表することもありということになった段階で、大きく取り上げられるようになって最初の大きな事件に。ちなみに勘違いしているのも多いんだけど、無期懲役だからといって15年程度で出てこれる古い考え持ちも結構な数出ているわけで、言っておくと無期懲役といわれた人間のうち15年で出てくるというのはまずない。(稀にあるっぽいが)有期刑の上限が30年になったからそれに合わせて釈放までの期間が異様に長くなった。それでも死刑相当の人間がまだそれができるうちに出てこれる可能性というのが否定できない話というのには変化がないんだけど。
  • (次点) 会津若松母親殺害事件(07)→事件は少年が警察に自首してきたことから始まる。その荷物には人の首があり、その首は母親だった。母親を包丁で刺し、そのあとのこぎりを使って首を切断。そのまま漫画喫茶で過ごした後自首をした。努力することにつかれた少年の、転落人生の行き着く先の一つをして知っておくべき事件だと思う。
  •  (次点) 悪魔祓い殺人事件(95)→オウムの衝撃の中で起きた宗教がらみの大量殺人事件。除霊と称して信者に暴行を加え6人を死なせてしまう。きっかけになったのも信者が入院して不審に思った警察の操作が入ってからで、その死体は腐乱が始まっていた。被害者の中には夫婦とその娘もいた事から衝撃は大きいはずだったのだが、オウムの事件のほうが衝撃的すぎたため取り上げられることが少なかった。
  •  (次点) 会津美里夫婦強盗殺人事件(12)→病院職員の男の家に侵入。キャッシュカードを盗みさらに、起きてきてた夫を殺害。さらに近くにいた妻からネックレスを巻き上げるが警察に連絡されたとわかると刺し殺してしまった。事件後妻を殺害しようとして暴行をした事実も発覚。裁判員裁判ではあまりの惨状にトラウマになる裁判員まで出てしまうほど。このことに弁護人は突っ込んだが、裁判員のいない上級審では当然のように認められることがなく、最高裁まで進んで死刑が確定した。

 関東に続きます


 (*1) 殺人事件は1975年に発生

 (*2) 仙台高裁の判決を尊重。


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自分なりに各都道府県最凶の事件を考えてみた (2015年6月版・関東)

2007年01月01日 | 忘備録

 関東です。人口が多い場所なだけに一番量が多い。

  • 茨城 上申書殺人事件(発覚・05)(*3)→石岡市焼却事件(99)北茨城市生き埋め事件(99)日立ウオッカ事件(00)の3つを合わせてこう呼ぶ。死刑犯からの告発で、ある人間(通称「先生」)の依頼などによって殺害とその遺棄などをしていたことが発覚。金がらみの犯罪で殺された人間は特定されないように焼却処分されたたりしていた。保険金殺人も含まれている。発覚も暴力団関係者の分け前を拘留をされていたことからなかったことにされたことと,彼の舎弟が自殺した後の財産を勝手に着服したことから、それを月刊誌に告発したことから一気に注目を集めることになる。しかし裁判は日立ウオッカ殺人事件だけが対象になってしまった形に。「先生」は証拠が十分に集まらなかったことから無期懲役、死刑が確定していた暴力団関係者は懲役20年が追加。保険金殺人を依頼した家族には13年から15の懲役刑が下った。ちなみにもう一人の逮捕対象者であった依頼の仲介人は捜査の最中に事故死をしている。映画「凶悪」(告発本のタイトルでもある)の元ネタ。なお、この先生の周りにはかなりの数の犠牲者がいるとも……
  • (次点) 日立一家殺人放火事件(17)→座間の殺人事件がなければ間違いなくこの事件が2017年を象徴する事件になっていた。県営アパートで火事があって、そこからこの家に住む家族6人が死体となって発見される。と同時にこの家の夫が警察に自首をしてきたことから、殺人崩壊事件と断定される。どうもこの男、ヒモ生活・大量の無駄遣い・人間性に大きな問題ありといういろんな意味でダメ人間すぎて(おそらくとどめは浮気)妻からも子供からも三下り半を突きつけられたというのが動機になっているらしい。しかし事件はそのあとに起きた座間の事件によって一気の忘却の彼方に追いやられることになる。そのため事件そのものの全容が流れてこない。
  • (次点) 土浦自転車店主殺害事件(08)土浦通り魔殺人事件(08)→死刑願望が強い男が、死刑になりたくておこした通り魔事件。通り魔となっているがその前に人をひとり殺している。一旦東京に出て身だしなみを変えた後に警察を挑発しながら、2回目の犯行として通り魔を決行。警官を含む8人が刺され一人が死亡。その後逮捕される。望みどおり死刑判決を受け、ご希望通り執行された。後のアキバ通り魔殺人がこの事件の影響を受けているとされる。更に事件後茨城県警にバッシングも出てきてしまう状態に。
  • (次点)つくば母子殺害事件(94)→不倫問題や、投資の問題で険悪関係になっていた妻と子供を殺害して横浜の海に投げ込んだ事件。妻は自暴自棄からいろいろと言っていたがその妻を殺害したあとに子供の不憫さを思った犯人が子どもたちにまで手をかけてしまった。死刑相当案件なのだが、減刑嘆願書が数多く寄せられて無期懲役に。また単独犯で断定はされているが、状況から復数犯説も流れている。
  • (次点) 一家9人毒殺事件(54)→戦後の混乱が落ち着き始めた時期に起きた大量殺人事件。農家件精米業の家から火が出て一家8人と手伝いの1人が焼死するという火事だったのだが、現場検証と解剖によって、全員が青酸カリで先に殺されていたことが判明。さらに証拠が次々と出てくる。捜査の末に容疑者が判明。拘束をするも、一度は逃げられ、さらにはミスと隙をつかれ自殺されてしまった。それゆえに事件の全容解明はほぼ不可能になってしまった。
  • 栃木 鹿沼クレーン車事故(11)→東日本大震災の騒ぎの中で起こった大事故。小学校の登校の列にクレーン車が突っ込み6人が死亡した大事故。犯人はてんかんの持病を持っていて、それが運転中に発作。’(本人は夜遅くまでチャットをしていたというけれど、それじゃあ運転開始して2分で落ちたという事の説明にはなりづらい)てんかん対策の薬も飲まなかった自己過信も、事件を拡大した要因だった。しかもこの犯人は過去に10回以上の事故を起こしているほどの問題人物。(これを考えるなら転換の有無以前の問題だと思われる)ただし最大の問題はこれだけの大事故をも引き起こしておいて、刑務所に入る期間が7年程度(つまり2022年段階では刑務所から出ている)ということ。さらに言ってしまえばてんかんの有無があったとしてもこの犯人に運転できる能力がないのに免許を与えたことも問題。この事件がきっかけで危険運転致死という意味合いが問われることに。ちなみにこの事件の時の犯人の母親(もっともこの母親も損害賠償を払うハメにはなっているが)のコメントが今だったら確実に炎上案件だったということを付け加えておく。
  •  尊属殺人違憲判決殺人事件(68)当時の刑法の規定だった尊属殺人が憲法違反と判断された事件。娘に肉体関係を強要し、更に暴力などで支配しようとしていたクズの父親が我慢の限界を超えた娘に殺された事件。当時の尊属殺人規定では通常の殺人事剤よりも重く無期懲役か死刑しか道がなかった。しかし事件は同情を呼び、どんなに軽減しても3年半は刑務所に入らなくてはいけないという嘆きも生んだとか。他の似たような事件2件と一緒に最高裁で審査した結果、尊属殺人規定そのものが違反となり、執行猶予判決になった。ここでいう尊属とは自分の直系の上の家系のことなので、子殺しには適用されなかった。
  • (次点) 兄弟誘拐殺害事件(04)一人のクズのせいで殺さなくてもいい命が殺されてしまったという事件。加害者家族に被害者家族が同居していて、そのトラブルから子供二人を殺害。川へ遺棄した事件。しかし事件は会見を開いた父親(記者会見のときに尊大な態度をとっていたのと、もともとは事件の直接の原因だった)に対しても疑惑の目が向けられ、警察の懸命な捜査の末に麻薬使用が発覚し逮捕されている。犯人の男は獄中死している。
  • (次点) 宇都宮宝石店放火殺人事件(00)→身分不相応な男がおこした事件。商談と成立と称して店員を一箇所に集めて、ガソリンを巻いて宝石を強奪して放火→逃走。手足を縛られていた為逃げることが出来ず6人が死亡。犯人はにげきれたと思ったろうけど、ビデオが残っていたことが決め手となって逮捕される。死刑執行済み案件だが、その死刑の時に死刑反対派の大臣がハンコを押したということ、大きな波乱をよぶことになる。
  • (次点) 日光中宮祠事件(46)→戦後直後に起こった大量殺人。日光の旅館から出火。周辺にも延焼を引き起こし、沈下した時には出元の旅館から家族6人の遺体が発見された。首を切られていたのだが、警察はなぜか無理心中と断定として処理をしてしまう。しかし、当日旅館に泊まっていた在日朝鮮人二人組による強盗殺人+放火の事件だった。発覚したのが9年後で、犯人とは全く関係のない人間が事件のことを自分のように話していたことから遺族が埼玉県警に調査を依頼、捜査の結果真犯人が発覚して糸が一本につながった。後の松本清張の短編のモデルにもなった事件。
  • (次点) 黒磯教師刺殺事件(98)→バタフライナイフを所持していた少年が教師に注意されて、それに怒った少年が教師をそのナイフで刺し殺してしまった事件。典型的なむしゃくしゃしてやったという事件だが、「キレる」という言葉が全面に出た事件として有名になってしまった。この事件の影響で木村拓哉主演のドラマが放送できなくなったということと、バタフライナイフのような鋭利なものを有害玩具として指定するようになったという影響がある。一人のバカ行為のせいで周辺に大迷惑を振りまくり過ぎた事件。
  • (次点) 別れさせ屋殺人事件(09)→一部の探偵業などが行う裏稼業である通称「別れさせ屋」が起こした事件。妻と別れたい夫が探偵の裏稼業でもある別れさせ屋に依頼。夫の願いどおりに別れさせ屋と被害者は恋に落ち夫はそれを利用して離婚。しかし事態はそれだけでは済まなかった。完全に情が写っていた別れさせ屋は本来だったら別れるところを交際を継続、さらに借金問題と妻子がいたことが発覚して、それを責められて殺害。裁判では懲役15年という軽い判決だが、これによって探偵業そのものに大きく偏見が見られるようになった。裁判上で一番の責任は夫であると断罪。しかし夫は今も逃げ続けている。
  • (次点)宇都宮毒ジュース殺人事件(62)(*5)→あらゆる意味でひどい状況が並ぶ事件。犯人は当時20歳の男。父親を殺そうと、毒入りジュースを用意。しかしそれを父親が飲むことはなく、関係のない子供3人を殺してしまうことになる。被害者の父親が路上に落ちていたジュースを拾って持ち帰り、それを飲んだ子供が犠牲に。どっから突っ込んでいいのやらというレベルの無警戒心が拡大を招いた事件。農業の後継問題も絡んだ、専制的な考えを持つ父親と、それに反発する子供たちという背景がある。ただどっちもどっちとしか言いようがない。
  • (次点)那須夫婦殺害(焼損)事件(24)→東京で飲食店を経営する夫婦が殺されて那須の山中で発見される事件も。防犯カメラで中継役が映っていたことが発覚してそこから逮捕者が続々と出る。元芸能人に韓国人を実行犯として、そこから依頼人である娘の夫と仲介役。更には娘本人まで逮捕される事態にまで発展。飲食店を巡るトラブルが原因だとされている。報酬目的で集まる連中の問題もそうなのだが、いかんせん今回の話は同時に依頼する人間の処罰方法をめぐって大きな論議を呼ぶことは確実で、役割分担が発覚すれば、まさかの事態もあり得るかもしれない。これは娘がどれだけの恨みを抱いていたのかという事と、行動次第で大きく転ぶという側面になりそうだ。
  • 群馬 大久保清事件(71)→車に乗って通りすがりの女性に声をかけ、そのまま連れ込んで肉体関係を断った8人には殺人を敢行。その死体を遺棄した事件。表に出ているのは8人だが、性的暴行の被害者は被害を言わないだけでかなりの数に登るのではと言われている。犯人は何回か刑務所に入っていたのだが模範囚として過ごしていたため、すぐに出てこれたという事情もあり被害の拡大を防げなかった。母親の強度の甘やかしが生んだモンスターがおこした事件。
  • (次点) 山岳ベース事件(71)(*)→あさま山荘事件の後に発覚したリンチ殺人による、内ゲバ事件。些細な理由から仲間が仲間を殺しまくるという状況が生まれ、あさま山荘事件の直前までに12人がこのリンチ殺人の犠牲になったという事件。事件は世間に衝撃を与えそれまで盛況だった左翼系運動が一気に下火になった。主要二人の死刑は確定していたが、1人は獄中死。もう一人は逃げているメンバーの裁判のために執行が出来ないという状況。
  • (次点) 専門学校生刺殺事件(75)安中親子三人殺人事件(94)→4歳年下のコンパニオンに交際を断ら得た男が、コンパニオンとその両親を殺害。更には妹にも暴行を働いて逮捕される。実はこの男事件の20年前にも同じ交際を断られたことから、専門学校生を殺して10年の懲役刑を受けていた。当時だからそれで済むレベルかもしれないが、本人は刑の軽減を売った手ていたのだがそもそも3人を殺す前に一人を殺しているわけで、常識に照らして考えても通常するレベルの話ではない。しかもこの翌年にオウム事件があってから、厳罰化傾向に向かっていたわけで間違いなく積んでいた状況。結局2017年12月に死刑執行された。
  • (次点)パチンコ店店員連続殺人強盗事件(03)→パチンコ店元店員とその仲間によって起きてしまった殺人強盗事件。勤めていたパチンコ店の店員を強引に誘い出し、前橋市の山林で絞殺。店のカギを奪い去り、遺体は埼玉県の水門に遺棄。店の売上金150万円を奪ってしまう。しかしひと月でその金額を使い切ってしまうと今度は、別の店の店員を殺害。11万円と店のカギを奪い、盗難をしようとするが出来なかったために撤退。遺体は水門にまた捨てられて、それを最初の被害者の遺体(腐敗がひどく確認が遅れていた)を調べている捜査陣に発見されて事件が発覚。そこから走査線に浮かんできた主犯が逮捕。もう一人も逮捕された。裁判はいろいろもめごとがあったものの最終的には二人とも死刑に。2021年12月に死刑執行。
  • 埼玉 桶川ストーカー殺人事件(99)→ストーカーの兄弟とその協力者が引き起こした対象者殺害事件。埼玉県警の担当者のいい加減な対応に、ちゃんと対応出来れば起こらなかったかもしれない事件という批判が起こった。実行犯の主役(無期懲役が確定)は捕まったものの、主犯中の主犯であるストーカーは事件後に行方をくらまし北海道で自殺してしまう(消された説もあるが)という、最初から最後まで警察のあらが目立った事件だった。解決も警察ではなくあるジャーナリストの別方向からの調査のほうが事件解決に直結することになり、さらに告訴状を取り下げようとしたことも暴露され警察の面目は丸つぶれ。このため警察の処分も厳しく大きく関わった警官3名が懲戒解雇になっている。またダメ判事の問題も浮上している。ストーカー規制法が制定されるきっかけになった事件。
  • 異常性欲殺人事件(70)→一家4人が惨殺。長男は30回以上も傷がつけられていて、妻からは精液が検出されていた。(こう書いてはいるけれど、実際はかなり凄惨)警察は早い段階から怨恨の線で調べていて、夫の弟を疑った。4人兄弟のうち下の2人が前科者ということもあったが、三男にアリバイがなかったことから追求されて自供。犯罪者としてのテンプレがこれほどまでに詰まっているのかといえるのほどの人間性を持っていて、犯行も刑務所から出てきて時間が立っていない状態での犯行だった。反省の態度が全く無く、さらに次の計画も立てていたことから弁護側の主張していた精神異常を否定。死刑判決が下った。日本犯罪史上最も凄惨な事件ともいわれている。
  • 熊谷連続強盗殺人事件(15)→ペルーから来た男が、務めていた食品工場をやめた後に起こした連続強盗殺人事件。まさに無差別殺害で老婆・中年夫婦・親子3人を手にかけ6人を殺害。兄がペルー最悪の大量殺人犯だったこともあり、衝撃が日本だけではないレベルになってしまった。犯人は糖質を患っているという話もあり、さらに家族自体が機能不全家族だったり、家系自体がかなりの問題が合ったりという状況までもが顕に。ちょうど運悪く移民問題が重なってしまい、そういう話ともリンクをしている。動機なき殺人と言われているが、同時に警察の対応にも問題がでている事件で、もしちゃんとやっていれば犠牲者がでなかったかもしれないともいわれている。さらにこの事件で高裁以上の裁判官の資質の問題が急浮上。結局最高裁で無期懲役が確定したのだが、その理由が精神疾患といっているあたり、やはり日本のこの手の話においては大きな問題があるのは言うまでもないだろう。
  • (次点) 愛犬家連続殺人事件(93)→大阪でも似たような事件が起こっているが、その事件の余波で表に出るようになった。詐欺的処方で利益をあげていた店の関係者が、顧客を次々と殺害した事件。犯人とされる人間が連日のようにマスコミの前に登場するという異常事態に。完全犯罪を目論んでいたということからも怖さをうかがい知ることができる。しかしところどころにずさんすぎて、証拠品が発見されてジエンド。主犯級の夫婦にはそれぞれ死刑判決が下っている。この夫の方は死刑囚の中でも一番の危険人物扱いなんだとか。その危険人物が2017年に病死した。時期が時期で阪神大震災とオウムが重なっていたので捜査が目立たなかったのだが、もしなかったら前代未聞の凶悪事件として記憶に残っていたという指摘も。
  • (次点) 岩槻一家7人殺害事件(59)→いわゆる膿家の成れの果ての事件。農家から出火し一家7人が焼死した事件。唯一現場にいなかったこの家の長男が捜査線に浮上。発見された時には自殺未遂をしていた。家庭に対する極度の不満からおこした事件で、無理やり結婚させられた上に、その妻の器量が極端に悪かったことも一因だった。裁判では無期懲役の判決が降りたものの、控訴審では死刑判決が出て、最高裁でもそれが変わることがなかった。しかし刑が執行されたかは不明。
  • (次点)東松山市リンチ殺害事件(16)……夏休みの終盤である少年が殺された姿で河川敷で発見される。その少年は悪軍団からの走りだったこともあり、そこからの関連で犯人が一挙に逮捕される。内容も凶悪ながら、家庭環境の極悪さが余計に目立つ。犯人は殺された少年と同じワル軍団のメンバーで名前や顔写真は少年法で保護されたのだが、完全ばれ大会が行われた結果家庭環境まで一気に白日にさらされることに。そこに移っていたのは加害者の連中の家庭環境の劣悪さ。主犯級の少年だけ家庭環境は再婚による家庭内の問題だったのだが、それ以外のメンバーの家庭環境はある意味この連中を犯罪に走らせてもおかしくないといえるレベルの、**親の集まりといってもいいようなものだった。横浜ホームレス殺人で出てきた教訓が全く生かされていないという最悪の結果に。ある意味クズ親のほうも何らかの形での処分が必要だと思わせてしまう事件。
  • (次点)ふじみ野市医療関係者発砲殺人事件(22)……母親と暮らしてきた60過ぎの男が、その母親の死を受け入れられなかったのか、いきなり凶暴化する。(その前に異常行動が多かったが)施設の職員7人を呼び寄せて持っている銃で医師を殺害すると、もう一人の医師も撃たれて死亡してしまう。生きていると想定した交渉が逆にあだになった形になったので警察にも批判が集中することに。ただこれには人質が生きているという前提があったためで、結局は犯人からの応答がなかった段階で強硬手段として閃光弾使って突入。逃げる気満々のような態度の犯人を逮捕する。裁判では自己正当性を言っていたものの、二人殺したという事実に変化はない。弁護側の無理やりな弁護と犯人自身のどうしよもない言い訳もむなしく地裁では無期判決に。事件の内容ゆえに状況次第では上がありそう。
  • 千葉 市川一家殺人事件(92)→暴力団の美人局の被害にあった少年が、金を工面しようとして、女子高生の家に侵入。14時間の間に祖母・母親・父親・妹の4人を殺害。本人は少年犯から死刑はないだろうと思っていたようだが、やり方と動機の側面から同情する余地もないわけで、少年犯罪としては永山事件以来の死刑判決。4人も殺しておいて、少年犯という事だけで刑罰が軽くなることまずはない。(少年犯罪だって複数人殺せば死刑案件になる)事件後に発覚するのだが、この事件も少年犯罪の家庭にありがちな、両親のどっちかが駄目すぎたがゆえに、子供が犯罪に走るという典型例のひとつということが浮かび上がった。(この事件の場合は祖父も含まれるが)2017年12月に死刑が執行されたのに合わせて、自主規制していたマスコミが名前を公表した。
  • (次点) キャバレー放火殺人事件(02)館山市一家4人放火殺人事件(03)→連続放火事件。最初の事件はキャバレーの倉庫が放火されて全焼したのだが、ここにいた住民が猫のために窓を開けていたことがこの人にとっての致命傷になってしまう。翌年に今度は家の新聞紙の束に火を放って一家4人を殺してしまう。犯人の男は仕事運が徹底的にない男で、さらに酒癖が非常に悪い男だった。しかも放火はある意味癖になっていたらしく、惨事が起こったにもかかわらず放火は繰り返していた。しかし警察の包囲網に飲酒運転で引っかかる。その時の特徴から放火の痕跡も見つかり、追及したら放火をしたことを認める。さらにほかの放火事件や、捜査外の放火事件の存在もしゃべったために警察関係者を仰天させる。明かに殺意も認められたために、放火からの殺人ではなく、殺人罪として告発される。裁判では弁護側が殺人を否定しようとしたが、5人殺しているという事実と、情状酌量がない状態で死刑判決が下る。
  • (次点) 外国人教師殺害事件(07)→イギリスから来た女性教師が、招かれた家で殺害されてしまう事件。同居人からの相談で、捜索をしていた警察官の網をすり抜け犯人は逃走。犯人のいなくなった住居から変わり果てた遺体が発見された。逃亡を犯人が続けている間、懸賞金制度が創設され他の事件とともに第1号の懸賞金付き事件となる。それでも逃げ回れたのはほぼ無人島のような場所で生活をしていたため。資金がつきた時には戻ってアルバイトを繰り返していた。結果的に島に渡るためにフェリー乗り場(*4)にいたところを逮捕される。問題なのは一部のめでたい連中がファンクラブを作っていたこと。逃亡の状況が映画化されている。
  • (次点) ライフスペース事件(99)→ほぼカルトといってもいい自己開発セミナーに心酔しきっていた一家が、脳出血で危険な状態の父親を病院から連れ出し、父親を死亡させ、更にミイラ化にまでしてしまった事件。逮捕されたのは11人だが、実際基礎まで持っていったのは二人だけだった。このうち一人がこのセミナーのトップで、この人の言葉が流行語にもなったりした。最もその実態は自己開発セミナーと言うよりも、それにかこつけた集金マシーンという様相のほうが強いのだが。
  • (次点) 印旛沼事件(71)(*1)→後に山岳ベース事件と浅間山荘事件を引き起こすことになる連中が起こした最初の事件。脱走者二人を粛清するために、1人は睡眠薬を使って眠らせた後に絞殺、もう一人はそれを警戒したがゆえに処刑人によって殺されるという事件。用意周到に全てを剥ぎとって遺体を始末したのだが、あさま山荘事件の後に1人がポロリとこぼしたことから事件が発覚。山岳ベース事件とともに表に出ることになった。
  • (次点) 船橋少女殺害事件(15)……あまりの極悪さに、主犯級の少女にまで無期懲役判決が出るいう事件。命乞いをする少女を生き埋めにして殺害するという、残忍極まりない事件が発生。被害者と加害者は当初仲が良かったのだが、借りパクをする被害者少女(そういう意味で言えば被害者もなんだかなあというレベルだが)とのトラブルに発展。加害少女と関係のあった男とその関係者も立ちなど4人でさらって、生き埋めにした事件。タレコミがあって事件が発覚。少女の遺体は畑に埋められており、しかも顔を判別できないような工作もしていた。タレコミがあった段階で主犯の少女を含む3人が逮捕されて、のちに一人も自首。しかしあまりの残忍さを考えるとそれで減刑(罪状は強盗殺人)ができるはずもなく、一人を除く3人に無期懲役の判決。
  • (次点) 船橋大学生殺人強盗事件(01)……少年法の規定(懲役刑の上限が無期懲役に変わった)が変わった直後に起きた凶悪事件。友人トラブルに憤っていた3人の少年が、その怒りを別人に向けることを提案。そこにたまたま通りかかった大学生が、犠牲になってしまった。無理やり通せんぼをしてそのまんま殴るけるの暴行。更に所持金5000円を奪って逃走。大学生は後に通りかかった人に発見されていたが、意識不明の状況で間もなく死亡確認される。犯人たちはその間に証拠となるものをすべて破棄。徹底的にそれをしようとしていたのだが、車の目撃情報からばれてしまい三人とも逮捕。同期の幼稚さや犯行の残酷さ、更には証拠隠滅とそれに合わせるような示し合わせの存在もあり、有罪判決に。ただ誤算だと思われたのは少年法が改正されて、少年犯罪に対しての最高刑が無期懲役に変わったこと。これで少年三人は揃って無期懲役という判決が下ることになる。
  • 神奈川 障害者施設襲撃大量殺人事件(16)→梅雨が開けない7月末、いきなり男が障害者施設のある部屋の窓を割って侵入。そこで寝ていたと思われる障害者たちを遅い50分の間に45人を刺し19人を死亡させた、2000年台はもちろん、戦後においても単独での事件においての死者(死者+負傷者においても)が最大になった事件。犯人はその施設の元従業員で、一見好青年風に見えるものの、明らかに障害者に対する殺意が強烈にあった。どういう理由で障害者にヘイトを抱くなったのかはまだ不明だが、檻付き病院にかよっていた履歴(ただし入院期間は短すぎた→その後この医師の一人にたいして不正があったことも発覚)もあり、更にその時期に大麻使用をしていたという話もあることから、複合要因が重なったという話も。世界的に見ても銃を使わない形での大量殺人としては前代未聞の殺害数だといわれている。(津山事件の犯人は銃を使用している)
  • 弁護士一家殺害事件(89)→29人も犠牲者を出すことになる、すべてのオウム事件の原点といってもいい事件。オウムの危険性を指摘していたジャーナリストから、オウムの危険性を指摘していた弁護士とその一家が殺されて山中に埋められた事件。当時神奈川県警は事件性なしとして捜査をしなかった(この時は弁護士事務所と警察が対立していたのも背景か)ことから批判が集中。事件そのものもきっかけになったビデオ問題でオウム関係者にビデオを見せたTBSもろとも大批判を浴びること(異例の検証番組の質の悪さもあって、TBS死亡宣告につながる)になり、以後神奈川県警の信用性が一気に落ちる結果に。
  • 座間9人連続殺害事件(17)→2017年を代表する事件で、その前の茨木一家放火殺人事件が吹き飛ぶほどのインパクトを残した事件。最後の犠牲者の兄の発案で始まった、協力者を利用した操作で、問題の男の家にたどり着く。そこで職務質問をしたところに兄が妹のバックを発見。そこから犯人が死体の存在を認める発言をしたことから逮捕につながったのだが、のちにこの男が遺棄した死体の数は9になることが発覚。殺害も同時に認めたのだが、驚異的だったのはその期間。わずか2か月の間にこれをこなしたということが衝撃をさらに深くすることになる。また住んでいるところに近い場所を選んだ自殺願望のある女性ばっかりを狙った犯行だった。ちなみにこの犯人は風俗で働いていたのだが、彼にかかわった人間すべてから評判はかなり悪い状態なんだとか。事件の中心捜査をしているのは神奈川の座間警察ではなく、東京の高尾警察。これは最後の被害者の兄が警視庁に相談をしたことと、それを利用した危険なおとり捜査に協力したのが警視庁だったことから。悪い意味で言ってしまえばまた神奈川県の警察は信用に値しないということを証明する形に。また犯行にツイッター(複数のアカウントを持っていた)が使われていたことから、ツィッターをはじめとするSNSがその対策に乗り出すことになったのだが、真の問題は安易に似死ねるということを考える状況をいかにして作り上げてしまったのかという検証だと思う。ことばを悪く変えて言えば自殺サイト事件をさらに悪化させたようなもの。
  • (次点) 小学生襲撃道連れ殺人事件(19)→19年を象徴する事件のひとつ。川崎の私立小学校のスクールバスが到着した時に突然男が殺してやるとして襲撃。わずか20秒足らずの間に外務省の職員と小学6年生の児童を殺し、ほか15人も重軽傷に負わせた。犯人は少し慣れた場所で自殺。(のため不起訴)おそらく警察が駆けつけたときにはすでに自殺行為も終わっていたと思われる。犯人は51歳でいわゆる高齢引きこもり(ニートとは定義が違うから最近はわざわざ高齢ニートという言葉を作っているがマスゴミの報道が悪質すぎる)で、両親は離婚をして叔父の家に引き取られていた。しかしその中での生活は異常という域になっていて、同居していた人もその生活様式を把握していなかったとか。一応きっかけになったとされる出来事はあるけれど、それ以前の問題として自殺願望があったのではという話も。この手の事件を起こすタイプの人間というのはプロファイリングでまとめられているのだが、ほぼ合致するという話もある。
  • (次点) 両親バット殺害事件(80)→受験戦争のストレスと親が子供を見抜けなかったことから起きた事件。エリート一家の息子が2度に渡る受験失敗の後に荒れた時に、母親から突き放される格好となり、両親を撲殺した事件。こういうエリート意識の思い込みの一番の犠牲者は母親だと言われている。(父親にはパワハラ発言が見受けられる)後にテレビドラマ化もされた。
  • (次点) 横浜ホームレス集団暴行殺人事件(82)→典型的な少年犯罪の傾向を示したとされる事件。1982年の年末から横浜スタジアム周辺のホームレスが襲われるという事件が発生する。なかなか犯人の姿が見えない状況の中で翌年の2月にはついに犠牲者が出てしまった。この二日後に10人の少年が一気に逮捕される。そのうちの半分以上の家庭がものの見事に壊れているという連中がつるんでも犯行だった。このことから少年犯罪をする少年の傾向に家庭環境の存在が大きくクローズアップされることになる。ただしこの事件の関連でほかに二人が犠牲になっていて、他のグループもやっていたという指摘がある。ただ一連の事件群のうち二つだけ未解決事件の部類に入ってしまう。
  • (次点) ピアノ騒音殺人事件(74)→今でいうご近所トラブルの発展形。ピアノの音を騒音として、その家の住人だった親子3人を殺害。自分も死のうとしたが失敗し裁判へ。精神鑑定の結果責任能力がありだと判断されるが、騒音被害者などによる刑期軽減が行われた。しかし騒音があろうともなかろうとも3人を殺した事実というのは変わりなく、死刑に。控訴審も自分から取り下げて死刑確定。その理由は刑務所内の騒音がひどいからとっとと死刑にしてくれというものだった。このことかた音の聞こえ方に対して体質的若しくは精神的にかなりの問題を抱えいていたということになるんだろう。しかし、望む死刑は執行されず、この犯人は健在だとか。一節によると、あっちの世界に行ったまま帰ってくることがないゆえに執行できないとか。死刑とは何なのかというのを別な意味で考えされられる事件。
  • (次点) 川崎中学生殺害事件(15)→2015年を代表する事件といえばこれ以外に考えられないという事件。中学生が首を切られて殺害された。周辺の防犯カメラの映像やら近くで事件が起きていたこともあり、犯人は早い段階から特定されていた。しかもバレ大会を開催するまでもなく犯人と思われる名前と写真まで出回っているという事態に。主犯は18歳で、のこる二人も17歳という年齢も衝撃的だったが、それ以上にそのきっかけとなったのが嫉妬だったり、川崎の街特有の問題が浮上してきたり、金銭的問題だと(推定だが)思われたり、警察の対応がまずかったということも問題になり、止めに被害者加害者双方の親に問題があありという報道もなされた。ある意味日本の闇を露実にした事件でもあり、それをさらに拡大してしまう予感をさせるものでもあった。
  • (次点) 小田原一家5人殺害事件(49)→覗き見魔対策に倉庫を高くしたところ犯人が激怒。(ただしこれについては本人が否定しているが……)その家に乗り込んで一家5人を殺害してしまったとう話。裁判では死刑判決が下りのだが、弁護人が控訴しようとしているところに無理やり取り下げようとして、死刑判決を出した裁判官(当時の最高裁の裁判官の息子)が説得。最高裁まで行って死刑が確定したものの、運がいいのか悪いのかサンフランシスコ条約によって恩赦が発動して無期懲役に。出所後は普通に働いていたがその14年後に殺人未遂を犯し再び刑務所へ。結局そのまま一生を刑務所の中で終えることになったが、事件から60年も経過しての事だった。
  • (次点) 逗子ストーカー殺人事件(12)→元交際相手から逃げていた被害者がその交際相手にころれてしまった事件。犯人は長年追っていたストーカーで、その場で自殺。典型的なストーカー殺人だったのだが、ここで重大な問題が飛び出す。情報が市役所から漏れていた事が発覚。市役所の人間に依頼をした探偵が逮捕されたのだが、該当する職員のだらしなさ(パソコンの扱いに慣れていなかった→のちに停職一か月)とそれの常態化のせいで漏らした犯人が特定できなかった。浸透しているはずのストーカーという言葉が、現実に直面しても問題意識がなければ何ら意味が無いという実例に。
  • (次点) 横浜通学路交通事故(16)→悪い意味で言ってしまうと被害者以外の誰もが責められてもおかしくない事故。通学路にトラックが突っ込んでそこにいた登校中の小学生一人が殺されてしまった。犯人である80代後半の老人は口では大変なことをしてしまったといいながら行動が変だったことから、認知症検査をしたら認知症にかかっていたことが発覚。しかも事故はこの老人が相当の時間を休憩なしの運転をしていたことも発覚をし、認知症の患っている人間の怖さを思い知らされることになった。ただこの事故において認知症の老人に車を動かすのがいかに凶悪なのかというのが報道で目立っていたのだが、実のところはそれ以外にも責任を負うべき人物は多い。この老人の家族はなぜ24時間もほおっておいたのかというのも問題があったし、その前にしかるべき施設に入れられるようなことができたのではないかという疑念を介護福祉行政に疑問符を持つ。さらにその道の状況からすれば明らかに通学としては不向きだったのに車の規制も何もしなかったのかという疑問符のも残る。更に言ってしまえばそこを暴走するように通るドライバーにも責任の一端が及ぶかもしれない。10年20年先を考えた時にこういう事故みたいな話が毎日のように起こってもおかしくはないと認識させる事故。事件後学校は通学路としての使用を禁止し、警察は今更ながら規制を張ったけれど遅すぎる。

 東京編に続きます


 (*)印旛沼事件・山岳ベース事件の色の扱いですが、他の事件で死刑判決が出ていることを考えると死刑扱いにしたほうが妥当だと思い赤にしています。(浅間山荘・山岳ベースも同じ)

 (*2)前者の二つ事件の発覚が2016年に起きたが、移動させないでこのままにしておきます。→広域に移動しました。

 (*3)死刑囚がいますが、事件そのものについての量刑は最高は無期懲役ですので、無期懲役扱いです。ちなみに日立ウオッカ事件以外の二つの事件は、証拠不十分で裁判対象から外れれている。

 (*4)もっともこの通報したフェリー会社。その後ことを考えると災難以外何でもないという話が……(船座礁&売却した船が世界的大事故を起こす)

 (*5)判決に関しては調べ切れていないので黒字で保留。


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自分なりに各都道府県最凶の事件を考えてみた (2015年6月版・東京)

2007年01月01日 | 忘備録

 文字数が多くなってきたので東京だけ分離しました。強大な事件があまりにも多すぎる。そして同時に感じる未解決事件の多さ。

  • 東京 松本サリン事件(94・長野の項目参照)→地下鉄サリン事件(95)(ほか多数の事件込み)……朝ラッシュを襲った前代未聞の薬物使用によるテロ。犠牲者の数は13(*)。しかし効果はいまだに精神的生涯に苦しむ人もいるほどで、中には当日は大丈夫だったゆえにそのまま仕事に言ってしまい悪化させてしまったという例も。前代未聞のテロ事件だったが、たまたま事件現場の近くに日本最大級の病院(基本方針は「来る者は拒まず」)だったこと、松本サリン事件を担当した医師がすぐに状況に気が付いたこと、治療に当たった自衛隊の医師の一人が偶然薬物関係の講習を受けたばっかりだったこと、さらには製薬会社が赤字覚悟で解毒の薬物(もともとは農薬中毒対策)を作っていたこと、治療薬が不足する状況になったら卸問屋が社員を使って全国からかき集めた、度重なる「たまたま」と数多くのファインプレー(*2)のおかげで犠牲者の数はかなり抑えられた。犯人のオウムは直前に迫った大規模家宅捜索を延期するために事件を発生させた。それによる効果はあったものの、結局目標だった家宅捜索は数日間伸びただけだった。当のオウムは名前こそ消滅しているものの、残存勢力の存在自体がトラブルになっていることと、さらに事件から20年経過していることもあってオウム事件を知らない世代がそこに入ってくるなど、カルト(宗教)の付き合い方に対する考えが問題になっている。阪神大震災とともに、日本のいろんな曲がり角と言われる95年を象徴する出来事。2018年7月に首謀者である教祖を含む死刑囚全員の死刑が執行された。
  • 日航逆噴射事件(82)→日本では航空事故となっているけれど、海外での扱いは殺人事件で、大量殺人者のカテゴリーでランクされているのでこっちで掲載。ホテルニュージャパン火災の翌日。日航機の機長がいきなり暴走をし、着陸失敗。海の中に突っ込んでしまうという大惨事が発生。浅瀬だったがゆえに期待の沈没は免れたが24人が犠牲になってしまった。もともとこの機長には精神的な問題があり、それによる妄想が逆噴射を引き起こしたものだった。精神鑑定の結果統合失調症と判断され罪に問えずに檻付き病院の中に。このような人間を機長にしていた日航の管理体制に批判が集中した。もし副機長が止めなかったら犠牲者はもっと増えていたとも言われている。この事件と5年後に起きる日航機墜落事故の二つをさして、のちの「日航の終わりのの始まり」という人もいる。
  • 新宿雑居ビル放火殺人事件(01)→新宿の街中にあるビルから出火。店内にいた客を中心に44人の犠牲者をした。日本史上最悪の放火殺人事件(放火がつかなくとも日本戦後最悪の数)。出火状況から放火とは断定されているが、目撃情報がなく犯人は不明。さらにビル側の落度も多数指摘されているなど、金のためには安全を軽視するという方向性が事件の拡大を招いた。ウィキペディアの大量殺人の項目の国内事件のカテゴリーでは最大の犠牲者を出した扱いになっている。
  • 秋葉原通り魔無差別大量殺人(08)→日曜日の秋葉原を襲った惨劇。秋葉原の歩行者天国の中に車で突っ込んでいって数人をはねた後、ナイフでそこにいた人を刺しまくった事件。7人が犠牲なり、犯人は少し離れた場所で逮捕された。場所が場所だったゆえに大量の野次馬が湧いたこと、さらに犯人の姿を映した写真もありはっきりとした形で有名になってしまった。毒親の問題がこの事件にもあったこと、派遣社員の問題も、さらにネットの問題(本来だったらあおったという意味で荒らしも逮捕レベルなんだけど)も一気に浮上した事件。また、この事件の犯人の家族(のちに自殺。マスゴミの過剰取材が一因)が週刊誌に寄越した手記も波乱を呼ぶ事になる。2015年2月に死刑を確定。未だに動機なき大量殺人と言われている事件でもある。2022年7月下旬に死刑が執行された。
  • 女子高生コンクリ殺人(89)→ネット上でもアベック殺人・北九州殺人と並び称されるほど、よく少年犯罪の代表格として引き合いに出される事件。女子高生を暴行の後に監禁。40日以上の監禁の末に殺してしまい、その死体をドラム缶に入れコンクリート詰めにし、捨てた事件。逮捕されたのは少年4人。発覚自体は別な事件で詰まった4人の中の一人が思わぬ形で漏らしたことだった。事件の衝撃度もそうなのだが、事件発覚までには2ヶ月以上の期間が開いていたこと、何よりも犯人が未成年だったことから更に衝撃が広がることになる。ただ当の本人たちは事件を何らかの武勇伝と勘違いしていて、犯人グループのうち1人は少年院を出たあとに事件を起こして、塀の向こうへ逆戻りに、さらに主犯とされる元少年は後に振り込め詐欺の受け子として逮捕されるが(黙秘を完全に貫いて)処分保留で釈放されてから姿をくらませている。2018年にはさらにもう一人が傷害で逮捕されていて、4人中3人が再逮捕されるという事態(加害者の一人の親も**行動をしたんだとか)に少年犯罪を犯したものの更生という考えそのものが問われている。ちなみにマンガ「金田一少年の事件簿」の中でも胸糞悪い話とされる「剣持警部の殺人」の元ネタになるほど漫画・小説の題材として扱われることも多い。さらに当時の文春編集長がぶちぎれて実名公表をしているので、犯人の名前を知っている人は知っている事件。(検索すればすぐに出て来るがR18G
  • (次点) 企業爆破テロ事件(74)→昔の日本でも今でいうテロ組織が表立って活動していた。その象徴的事件。昼休みまっただ中の企業ビルで爆弾を炸裂させ通行人を含む8人を死亡させた。犠牲が大きくなったのは犯行グループが使った爆弾が列車爆破用の爆弾を転用したため。周辺は地獄絵図と化し、犠牲者には三菱社員よりも、たまたまそこにいたという人が多かった。犯人は捕まったのだが、その後のよど号事件や捕まらなかった人たちが逃げまくっている状態で、死刑確定囚はいるものの裁判は全員分は終わっていない。窓ガラスも凶器になるとういことを初めて知らしめた事件でもある。
  • (次点) 世田谷一家殺害事件(00)→猟奇的殺人の教科書的事件。20世紀最後の日(もしくはその前日)に、何者が世田谷にある家に侵入。一家4人を惨殺した挙句に、数時間とどまっていたという事件。あまりにも凄惨すぎる現場(文字通りグロ注意)のためにトラウマになる捜査員が続出。証拠があって逮捕されるのも時間の問題とされたが、逆に証拠が多すぎて犯人を絞りきれずに逃走を許してしまった。事件から相当期間がたっているが、未だにテレビで特集が組まれるほどの事件で、衝撃具合の凄まじさを感じられる。
  • (次点) 少年誘拐殺人事件(63)→日本で一番メジャーな誘拐事件はどれですかといえば確実にこれが上がってくるという事件。自宅近くの公園に行こうとしていた子供を誘拐。両親は警察に届けを出したものの、警察の大チョンボが連続したこともあり身代金を取られた上に逃走されてしまう。営利誘拐対策のノウハウがなかったことで事件そのものの解決が長引くことに。結果的に2年3ヶ月という時間がかかってしまい、最後の賭けで犯人側の「見たもの」の証言の大チョンボを引き出したがゆえに逮捕につながった。しかし誘拐された少年は誘拐直後に殺されてしまっていた。
  • (次点) 練馬一家殺人事件(83)→不動産鑑定士が1億の金を出して問題の住居を落札。この鑑定士はとっとと家を撃って負担を減らしたかったのだが、居座ったまま動こうとはしない。父親の事業失敗により立退き料を嵩上げしようとした工作でやりかたは占有屋そのものだった。裁判まで起こすも引き伸ばし工作に引っかかってしまい、最終的な一家殺害を決断。運よく林間学校に出ていた長女以外の家族5人が殺され、さらにその工作で一家の跡形も無いまま消そうとしたところで事件が発覚する。状況が状況故に今も犯人に同情が出る事件で、逆に今でも被害者側にバッシングが生まれる事件の一つでもある。ちなみにこの事件現場を取材した映像が残っている。
  • (次点) 警察庁長官狙撃事件(95)→オウム事件の捜査の真っ最中に衝撃が走る。当時の警察庁長官が自宅を出た時に拳銃で襲撃される。当初はオウムの関係者なのかという話もあった(公安部の主張。捜査系は強盗傷害事件を疑っていた)のだが、本来捜査に携わるはずの捜査一課がオウム事件で全て駆り出されていたために捜査は公安が担当することになったのだが、これが間違いの元だった。餅は餅屋ではないレベルの捜査は色々とすぐに浮かんでは消えていくという状態が続き、結局時間だけが無駄に経過。最終的に時効が成立してしまった。
  • (次点) 八王子スーパー従業員殺害事件(95)→閉店作業中のスーパーに何者かが侵入。そこにいた女子高生二人と女性店員を残忍な方法で射殺。金銭目的だと捜査陣は見ているが、その割には貴金属などに手が付けられていないゆえに怨恨説も根強い。状況がかなり悪く祭りの夜の出来事だったゆえに目撃者も銃声を聞いたものもなく、事件は迷宮入りに。そのまま時効になるかと思われたのだが、法律改正で時効がなくなったため未解決事件が時効にならなくなった最初の事件で未だに名前は浮かぶのだが、未だに犯人解決には至っていない。このためか捜査の状況がワールドワイドに飛び火する結果に。舞台となったスーパーはその後一回名前を変えて再開するものの、結局閉店。現在では駐車場になっている。2020年にも新証拠が見つかるが、その証拠の持ち主が証言を拒否。いろんな意味で闇深い状況が続いているが、時効の3か月前に時効の制度そのものが撤廃されたので、捜査自体は続いている。
  • (次点) 中野富士見中いじめ自殺事件(86)→ショッピングモールの中で自殺をした少年の遺書からいじめが発覚。そのいじめが凄惨すぎたために一気に話題をさらっていくことになる。なかでも「葬式ごっこ」呼ばれる行為は世に衝撃を与えた。当然だがこのいじめた人間や教師の人生も一気に転落の方向に。生徒16人が書類送検、いち早く保身に走った担任はその後のアルバイトがばれ諭旨免職に。さらに校長と教師が減給処分を受け、教師二人が退職していった。しかし裁判ではいじめと自殺の因果関係が認められていない。いじめが社会の病巣として大きくクローズアップされるきっかけになった事件。ちなみにこの中学は統廃合の中で廃止されて現在は存在しない。(故に学校名を出した)
  • (次点) 江東マンション神隠し殺人事件(08)→新興ベイエリアの一角で起きた殺人事件。女性が神隠しにあったように行方不明になり、当時のニュースではトップ扱いで報道された。しかし外に出た様子がないことから犯人は割合早く特定。被害者の2つ隣の部屋に済む男が逮捕される。性奴隷をつくろうとしての犯行だった。しかも遺体隠しのやり方も巧妙すぎたがゆえに、検察は死刑を求刑したが無期懲役判決に。高裁でも無期懲役の判決になってしまい、検察は上に行っても勝てないと判断して控訴を断念。犯人も結局控訴せずにそのまま系が確定した。あまりの凶悪さに衝撃が走ったのだが、運がいいのか悪いのかこの2週間後にアキバ通り魔殺人事件が起こってしまい、一気に注目がそっちにいってしまった。
  • (次点)広島女子高生殺人事件(76・広島)逆恨み殺人事件(97) 殺人の前科持ちの男がOLを殺害をした事件。この事件の前にこの男に襲撃をされて懲役7年の判決を食らっている。それに対しての逆恨みから事件を起こした。実は最初の広島で女子高生を別れ話で揉めた際に殺害して事件懲役期間が8年という前科もあったことから、現代基準で言えば再犯を犯すべくして犯したというイメージが強く、しかも裁判では自己弁護という名の自己中的発言「襲われる方も悪い」ということを言い放って反省する態度ではなかったことが、彼の運命を決めてしまった。被害者は一人なものの、二度目の殺人事件、再犯率の高さを踏まえたのか死刑判決。2008年に執行された。
  • (次点) 浅沼稲次郎暗殺事件(60)→日比谷公会堂において演説に立っていた社会党委員長がナイフを持った少年によって暗殺されるテロ事件。その瞬間はNHKによってテレビ中継されていてその瞬間も生中継されていた。さらに突き立てようとしていた瞬間の写真も鮮明に残っていてこの写真がその年のピュリッツァー賞をはじめとする各賞を受賞することになる。犯人は17歳の反共主義の右翼に染まった少年で取り調べ中に自殺。はっきり言えばこの事件をもって日本のまともな左翼も右翼も死んだと思われる事件。(犯人の名前は堂々と出ているが、このこと自体は別に法律に触れているわけではない)右翼左翼抜きにしても日本の少年犯罪史において重要な位置にある事件。
  • (次点) 新宿西口バス放火殺人事件(80)→突然男がガソリンと人のついた新聞紙をバスの後方に投げる。バスは一瞬にして火に包まれた。犯人は現場作業員の男で鬱憤ばらしだったとか、酒を飲んでいた時に誰かにどけと言われたことが発端だったとか供述している。被害者の一人の兄(当時報道カメラマン)が偶然近くにいてこの様子を撮影していたものが残っていたり、その被害者(この時の治療がきっかけでC型肝炎になってしまう)が出した本がベストセラーになったり、労災申請が認められたりと、色んな所でドラマを生み出した事件。犯人は無期懲役の判決を受けた後服役中に自殺
  • (次点) 吉祥寺路上女性殺人事件(13)→吉祥寺の路上で発生した強盗殺人事件。犯人は盗んだカードを使って現金をコンビニATMで引き出そうとするが失敗。事件から30分近く立って発見された頃にはすでに女性は事切れていた。翌日には犯人としてルーマニア国籍の17歳の少年が逮捕、さらにもう一人も後日知人に付き添われて自首をする。無期懲役の判決が出て最高裁に上る前に確定している。一時時期週刊誌が名前と顔写真を出すほどの少年犯罪の中でも凶悪事件の部類に入る。
  • (次点) ロボトミー殺人事件(79)→スポーツライターだった男が、自分に対してロボトミー手術をした精神科医の殺害をするために押し入った家で、その妻と母親を殺害、金品を持って逃げたという事件。もともと精神的な問題はあったようなのだが、精神病院にいたときに一緒にいた女性がロボトミー手術を受けてた人格が激変。それに起こり医師に詰め寄ったのだが、この医師が危険だと判断してロボトミー手術を半ば強行。これによりそれまでの人生が激変してしまう。スポーツライターは廃業。フィリピンで翻訳の仕事をするも追放される。で、手術をした医師を恨み押し入ったのがこの事件。17年に及ぶ裁判の末に無期懲役が確定するものの、刑務所の中から自殺権を求めて提訴するなど、行動力だけは無駄にある。この事件をきっかけにして精神病においての脳外科治療は廃止に向かうことに。ただし犯人の言葉をまともに受けるとすれば、真の問題は手術そのものではなく典型的なドクハラだと思うのだが。この事件の存在もあり、いまでは精神問題を外科治療で治療するなんていう悪魔の行為をするとはなくなった。
  • (次点) 井の頭公園バラバラ殺人事件(94)→猫のエサを探しに来た清掃員が偶然落ちていた袋を開けたら、そこには足首が入っていたことから事件が発覚。公園中をくまなく探したら27に分割された一部の遺体が続々と見つかる。しかもその分割のされ方が非常に機械的かつ、証拠隠滅の後が激しかったことから、身元不明化とされたのだがわずかに残った証拠から当時35歳の男のものと判明された。しかし犯人捜しのほうは難航。しかしこの事件捜査にとって最大の不幸だったのは発覚から三日後に中華航空機の墜落事件が発生。さらに翌年のオウム事件により警視庁のほうの捜査本部が解散になるなど不運も手伝い、証拠もろくに集まらなかったことから時効が成立してしまった。
  • (次点) 12代片岡仁左衛門一家殺人事件(46)→芸能人が殺人事件に巻き込まれることも結構な数あるのだが、この事件はその中でも飛びぬけた被害を出したもの。渋谷区の自宅にて12代片岡仁左衛門とその妻と息子、さらには女中二人が殺されている姿が発見される。それもまき割で頭部を滅多刺しにされるものだった。犯人はその殺された女中のうちの一人の兄で、トラブルが多かったのが犯行の一因とされていた。逮捕後、逃走経路についての記憶が欠落していることから精神鑑定をかけたところ、意識障害を起こしていたとの説と二人目の殺人からは精神病状態だったとの診断が下る。しかし裁判ではその両方とも採用されず、いさかいによる精神状態の悪化を原因として無期懲役の判決を下した。70年経過した今からすれば基本的に考えれられない判決のひとつ。
  • (次点) 昭和郷アパート放火事件(57)→陸軍の施設だったアパートから出火。逃げ遅れた女性と子供などあわせて8人が犠牲になってしまった。証拠らしきものも燃えてしまったので捜査は難航したが、同じアパートでかつて放火未遂騒ぎを起こしていた男が急浮上。このときに高い保険金をかけていたという事実から逮捕に踏み切った。しかし殺人罪での起訴は証拠不足からできず、現住建造物放火という殺人以外の罪で死刑判決ができる罪状で起訴。地裁の支部は一審で無期懲役の判決を下したが、高裁ではそれが棄却されて死刑判決に。更に最高裁で刑が確定したものの、その死刑執行時期については公表されていない。
  • (次点) トーヨーボール事件(00)→あらゆる意味で少年法そのものが悪法以外何でもないと思わせる事件の一つ。ボーリング場の駐車場でダンスの練習をしていた18歳の少年に因縁をつけて金属バットで殺害。その姿は凄惨でのちに確認に来た父親をしても確認できないといわしめたほど。犯人は18歳から26歳のいわゆる反社会的問題グループの人間たちで、主犯の一人はのちに本を出してこの事件について「過ち」と述べているが、この事件で少年院に入った期間が短かったことから、のちにそれぞれが第2第3の問題を引き起こす。もっと頭の痛い問題として挙がるのはこのメンバーの中に有名女優の次男(何度も逮捕されたりするほどのクズ)の存在が浮かび上がってきて、訴訟問題にまで発展していること。さらに被害者は対抗する組織の人間と間違われて殺害されたという話もあり、少年法そのものが悪法だという認識を広める結果になってしまった。ちなみに犯人のうち何人かはのちの事件で逮捕されて名前が公表されている。ただこの事件で少年法抜きに殺人事件として捜査・裁判してやっていて、組織そのものを非合法扱いにすればこれらの事件から次の事件が防げるものが多いとの指摘も。
  • (次点) 有名俳優夫婦長男殺害事件(64)→芸能界関係の人間で殺人事件に巻き込まれたケースで、おそらくトップクラスに重い事件の一つ。住み込みの家政婦(17歳)から長男がいなくなったという連絡があり探してみると風呂場で沈められていた長男の死体が見つかる。外部の犯行かと思われていたほど荒らされていたのだが、状況証拠がそろいにそろいすぎたために家政婦を事情聴取したところあっさりと犯行を認めた。理由はほかの家政婦にはアメリカ土産を買ってくるのに、自分には買ってこないという思い込み。しかも赤ん坊に対してこいつがいなければ自分に愛情が向くのではないのかという、ある種の独占欲が引き寄せた犯行だった。異例の殺人罪として起訴されたのだが景気は3年から5年の不定期刑。内容から考えるに、少年犯罪という定義をどうするべきなのかを考えさせられる事件。ちなみに俳優夫妻はこれが相当のトラウマになっているようで、結構な期間引きずることになる。ちなみに芸能界で活躍する彼の息子は兄弟で「おにいちゃん」呼ばれている兄は次男で弟は三男。
  • (次点) 杉並資産家女性略奪殺人事件(90)→事件の発覚は神奈川の高速道路の高架下で放置されていたバックから女性の遺体が見つかったこと。検証の結果この女性が資産家の女性だったことが発覚。さらに調査を進めていくと一人の女の存在にたどり着く。この女から出てきた情報は明らかに殺された女性の資産を奪い取る目的で、近づいていったのが明白だった。さらに女性の長女と知人を勝手に結婚させたうえで、すべての不動産を売却していたことが判明して、そこから不動産会社のブローカーの存在も浮上。虚偽申請までしていたこともあって、すべての証拠をそろえたときには指名手配までできる状態だったのだが、3人とも姿をくらませてしまう。しかも知人は途中で首なし遺体として発見される。手篝のないまま時間だけが過ぎて行って5年後に急展開を見せる。茨城のスナック経営者が覚せい剤所持で逮捕されて、その夫婦がこの事件で追われている二人と判明。土地売却を知られたくないということで女性を殺し、知人に関しては金の配分でトラブルが起きたから殺したという事だった。地裁判決では、計画性がないという判断で女には懲役5年、男には無期懲役だったが、検察が控訴した結果高裁では死刑判決に繰り上がる。最高裁で死刑が確定して2010年に執行された。
  • (次点)ホテルニュージャパン火災(82)寝たばこによる火災は考え方では放火に当たるので、こっちに掲載。酒に酔ったイギリス人男性が寝たばこをしたのが原因で火災発生。安全であれば被害は抑えられたかもしれなかったが、ホテルの経営者の安全性軽視・儲け優先主義が被害を拡大させた。犠牲者は32人。(火元のイギリス人は除く)従業員の防災意識の欠如(通報したのが外部のタクシー運転手)に、儲け優先主義ゆえに安全性が全くない状態。さらには経営者の横暴と従業員不足もかさなり被害は加算。背景にあるのはオーナーの横暴。このオーナー利益優先で安全性を著しく欠如させるということをやってのけ(なので投資家に対するイメージは良くない)て、それによる安全基準をすべてほったらかしたがゆえに、起きた大人災だった。オーナーはその後逮捕されたが3年の懲役で娑婆に。儲け優先主義のファンドとかが跳梁跋扈している今、改めてその弊害をまともに見てしまった話として注目を浴びなくてはいけない事件。ただこの翌日に日航逆噴射が起きてしまうことになり、どうしても印象は薄くなってしまっているが。
  • (次点)東村山警察署員殺害事件(76)→大物政治家の家族を誘拐するために、派出所にいた警官を襲撃。そのまま警官を殺害して、お目当てのものを盗もうとしたのだが、悲鳴を聞きつけた人によってより抑えらえれて逮捕される。裁判を前にした精神鑑定の結果高裁においては「精神異常のきらいはあるが精神病ではない」という診断。(要はその性格に問題が大あり)地裁から最高裁まで死刑判決という状態に。その計画性からか、殺害数が一人なのに死刑判決が下る例に。死刑は1995年に執行された。この事件は解決されたのだが、実は同管内で派出所襲撃殺人事件が92年に発生していて、そっちの方は未解決。
  • (次点)中村橋派出所襲撃事件(89)→練馬区の交番で起きた殺人事件。銀行強盗目的のためには出所を襲撃して、二人の警官を刺し殺す。この警官の意地もあって銃は奪われなかったが、一つの事件で複数の警官が殺されるというのは二例目(一例目は大阪の三菱銀行立てこもり事件)という事件で、衝撃の大きさはその後の警察の捜査で警視庁をブチギレさせるほど。犯行の背景には機能不全家庭の存在があるのだが、人を複数人殺しているわけで極刑回避の理由には当たらず。警官の頑張りと目撃者の経験値(戦争経験者)が重なったがゆえに、事件の拡大は防いだともいえるわけで、被害の拡大の可能性というのも十分に考えられた事件。
  • (次点)大学助教授による殺人と一家心中(73)→まだ当時大学が崇高だったころに起きたその崇高さを一気に引きずり落とす事件。ある大学のOBでそこで助教授になった男が起こした事件で、おそらく教授になった時には学内で相当の期待をされていたと思われる(当時学内では同大学出身者の教授候補が少なかった)この男は当時としては出自が低いながらもそれを打ち負かすような出世を遂げていたのだが、その反面問題行動もあった。その中の行動の一つに浮気があって、その浮気相手が病気になってしまったときに、弟の家を行方不明に。犯人当たる大学教授は必死に工作をするも、この段階ですでに教授は浮気相手を殺していたとされる。その後大学側の調査も含めてこの助教授のやったことがどんどん調査で明かされる。ただこの時は今のように簡単に情報が洩れるということはなく、普通に行けば教授が自首で済むはずだった。しかしその前にこの男は行方をくらます。他の教授陣たちが彼の都内の部屋を探したときにはすでにもぬけの殻の状態になっていた。加害者の捜査を惑わす言動・捜査の遅さ・当時の捜査能力もあって女性の遺体発見はかなり遅れた。しかもその間に問題の教授は一家心中を遂げてしまっていた。この事件ともう一つの事件のおかげで大学の権威がダダ落ちの状態になっていく。
  • (次点)多摩市パチンコ屋強盗殺人事件(92)→中国籍3人による強盗殺人。閉店後のパチンコ屋に侵入して冷え店作業の店員を刺しながら強盗。さらに居合わせた店長を殺害して逃亡。事件が大きく動いたのはこのうち一人が別な事件で逮捕されて、そいつの指紋照合を取って犯人のものと一致したことから。共犯者も逮捕されたものの、主犯である男に関しては発覚の段階で出国しており、国際指名手配中。事件の内容がないようなだけに死刑判決が下って確定はしているものの、この主犯のせいで事件から30年が経過しているのに執行できていない状態。事件の凶悪性からの死刑判決で、外国人に対する判決として死刑が選ばれたのはこのとき36年ぶり。
  • (次点)立川6億円強盗事件(11)……この手の事件として2023年現在過去最高額の被害を出している事件。(*3)ただし事件そのものは起こるべくして起こったような事件。警備会社の営業所に武装をした二人組が侵入。警備員に暴行(刺して傷を負わせている)を払いて金を奪って逃走。しかし犯行計画は良くとも中身がずさんだった。近くのコンビニの防犯カメラに犯人の姿が映っており逮捕。そこから携帯電話の履歴から22にも逮捕されるという事態に。ただ半分以上使われたらしく、回収できたのは2億4千万にとどまっている。もともとずさんすぎた警備会社の実態も明らか(鍵の未修理・センサースイッチのを切っていたことなど。他に警備中に大金を二度盗まれる)になり、郵便局から契約を切られ、東京都から営業停止処分を食らい、結果的に貴重品に関する業務からはじき出される格好になってしまう。戻っていない金額を考えると黒幕にはたどり着いていないという指摘がある。
  • (次点)東池袋暴走死傷事故(19)……事故とは銘打っているものの、明らかに殺人事件であるのは言うまでもない。車のアクセルとブレーキを踏み間違えたことによる暴走事故で、母と娘が犠牲になってしまった。運転手はその場で逮捕されたものの、この運転手官僚経験もある功績もかなり多い人だったことで衝撃が走る。さらに問題になったのは後にその手の老人が起こす事故のテンプレの言い訳を繰り返しており、そのせいで自動車メーカーまで激怒させる事態に。やっていること自体が高齢DQNドライバーそのもので、犠牲者も出していることからいくら超高齢であろうとも罪から逃れることとかできずに、5年の懲役が確定。と同時に栄誉も取り消されることに。この事件以後高齢ドライバーのトンデモ運転がいろんなところでクローズアップされることに。(さらに動画でトンデモ運転手のトンデモ運転が出てくるようにもなった。

 (*)犠牲者の数は事件のニュースしか覚えていないのであれば12じゃないかと思いますが、その後翌日に銭湯で倒れて亡くなった男性も数に含まれて救済対象になっていますので、13にします。

 (*2)偶然の産物と赤字覚悟の体制、さらには前年松本サリン事件が起こったことによる当時の担当医師の機転、ホームの様子を見て駅の通過を決めた運転手などもあって犠牲者は抑えられた。仮に通常の状態かつ、無対策としたら推定の犠牲者は数十万人という指摘もある。

 (*3)ただし現在の金額基準に直すと三億円事件のほうが上。

 中部(三重を含む)に続きます


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自分なりに各都道府県最凶の事件を考えてみた (2015年6月版・中部+三重)

2007年01月01日 | 忘備録

 中部地方と三重県です 

  •  山梨 甲府夫婦殺害放火事件(21)→一軒の家から火災が発生して連絡の取れなかった夫婦が遺体で発見される。しかしその前にこの夫婦の子供が襲撃をされて、コンビニに駆け込んでいたことから、殺人事件として捜査が始まる。夫婦の死因も放火によるものではなく、傷によるものが判明。犯人は無人の交番にある電話で自首。捕まえてみれば夫婦の長女が通う同級生だった。一見すると男女関係のもつれかと思うのだが、捜査関係者が男女関係まで行っていないと暴露。ストーカーチックな事件だということが発覚。バレ大会(本名バレ+新聞社の記事に写真が存在していた)もあり、内容次第ではある事件の犯人の家庭環境を思い出されてしまうのだが……2022年4月に少年法の扱いが変わって最初の「特定少年」として氏名・顔写真公表の上で刑事起訴される。(注:犯人の名前に関して間違った名前を流した大バカが存在する)2024年1月に死刑判決が地方裁で出るその後控訴取り下げで死刑確定
  • (次点)信金OL殺害事件(93)→ 新人OLが呼び出され、誘拐されて殺害されるという事件。身代金が受け取れなかったことと、その時の山梨県警のミスが最悪の事態を招く。この段階で情報公開を開始。声紋鑑定の末に、犯人の特徴が割れ犯人は自首。架空実績の穴埋めと愛人との交際で抱えていた借金からくる犯行だった。
  •  新潟 少女拉致監禁事件(00)→ 当時小学4年生の少女が拉致され、9年以上にわたって監禁されていた事件。発覚時点の衝撃と、その後の刑法の考えかたを変えた事件として、殺人事件よりも衝撃度数が大きかった。母親にも暴力をふるっており、その母親が各所に相談。檻付き病院への強制入院という決定があり、医療関係者5人が無理やり眠らせた後、近くの毛布にくるまっている少女を発見保護された。結果的に事件の衝撃具合もあり犯人には(精神鑑定の判定付きで)懲役14年の判決が降りたが、事件の余波で警察不祥事が発生。当時の県警トップが辞任するという騒ぎにもなっている。ちなみにマスゴミのヤラカシもかなり大きい事件なのだが、背景にはあるシリーズの映画の存在を指摘する人が。犯人は2017年ごろに、孤独死をしている。
  •  (次点) 元有名子役の殺人(99)→ だれもが知っている役を持つ有名子役が、犯した殺人事件。共犯者と結託して金融業者を殺害し500万円を奪って逃走。経営の失敗からくる運転資金ほしさから の犯行だったが、有名役の他にも元市議会議員の顔も持っていたため衝撃は、他の芸能人が引き起こした事件よりも強烈だった。海外逃走中に逮捕され、国内で裁判を受けて無期懲役が確定。
  •  (次点) 新発田連続婦女暴行殺人事件(13)(*1)→沖縄から引っ越してきた男が起こした強姦殺人事件。犠牲になったと言われる人間は3人。いずれも性的暴行の跡があった。犯人は捕まったのだが、職務質問中に逃げようとしていたこともありその辺りの意地の悪さも垣間見られてしまう。ただし殺人については証拠がないゆえに殺人での起訴は断念する形になっている。年齢からすると凶悪そのものだが、実は少年時代に放火をやったことがあり3年刑務所に入っていることがわかっていることから、典型的な更生不可物件のひとつと言われている。
  •  (次点)新潟市女子性的暴行殺人事件(18)→ある日少女が急に行方不明になる。大規模な捜査網をあざ笑うかのように、この少女が列車にひかれた姿で発見された。最初は事故死だと思われたのだが、首絞められた跡があり殺人事件と断定。数日後に逮捕された男は近くに住む会社員の男だった。犯行をするようなタイプではないと周辺は思っていたが、同じ会社に勤めている人間からは怒られていてもその意味が理解できないぐらいひょうひょうとした態度をとっていたという話も。さらに問題になったのはマスゴミ。犯人のスタイルを決めてつけてアニメ批判を展開したり、被害者家族や周辺への取材自粛要請を無視する報道をしたりとやりたい放題の状態に。事件が起こると数々の問題が浮かび上がるのだが、これはその象徴的事件になりそうな感じが見える。2022年12月に最高裁において無期懲役が確定。
  •  富山 交番襲撃+けん銃発射事件(18)→交番を訪ねてきた男にいきなり警官がめった刺しにされて、その挙句に銃を奪われる。奪った男は学校へ。ちょうど工事をやっていたところの警備員を銃殺し、そのまま学校内部へ。駆け付けた警官がなおも襲い掛かってくる男に銃を発砲して重体の状態で逮捕される。(学校内に児童がいたのだが幸いにして児童に危害が及ぶことはなかった)男は元自衛隊員の21歳。人間性にかなりの問題があるようで事件前にバイト先の上司を殴っていることもわかっている。そんなことをする人間ではないと周辺は言っているが、急な豹変をする何かを確実に持っていると思われる。裁判では死刑求刑されるものの、精神鑑定で自閉症スペクトラムが認められてそれが判決に影響を与えての無期判決。ただ高裁においては地方裁に差し返されている。
  • (次点) 猟銃教室殺人事件(62)→県立高校の定時制の教室に猟銃を持った男が侵入。生徒全員を並べた後一人に向け銃を発砲。このとき一人の生徒に銃弾があたり、生徒は即死。犯人は逃走し、自殺をしようとするが、谷底を見て怖くなってやめてしまって逮捕。犯行理由は犯人と殺されたさえ意図は交際をしていたことがあり、自分の身体的な欠点(やけど由来のハゲ)が原因で別れることになったんだろうという思い込みでの犯行だった。今だったら重罪レベルの話なのだが、懲役7年というかなり軽い系で確定。
  •  石川 コンビニ亭主殺害事件(10)→コンビニに強盗に入った男が抵抗する店長の左腕と左胸をさして逃走。店長は死亡してしまう。用意周到に逃走経路を用意していた上に、女性用のかつらまで用意するなど明らかな計画性があった。映像があるものの謙虚にまで至っておらず懸賞金がかけられることになった事件の一つ。
  •  (次点) 金沢男性殺害事件(08)→当時22歳の男性会社員が何者かに殴られて殺害される。返り血を相当浴びたとされているのだが、発見されるまでに雨が降ってしまい血が流されてしまった。現在も未解決事件であり、そのために報奨金が設定されている。
  •  (次点) スイミングコーチ殺害事件(92)→スイミングコーチが務めているクラブの駐車場で遺体で発見される事件。他の場所で殺されてから、運ばれたことは判明している。下着の一部が切り取られていたことから、いろんな線で捜査をしてきたものの、結果的には犯人にたどり着くことはなく時効が成立してしまった。
  •  福井 女性殺害事件(09)+九頭竜湖女性変死体事件(12)→愛知県のキャバクラに勤める女性が、仕事を終えて自宅に帰った後に出かけてそのまま行方不明になった事件2日後に車が発見されたが工作をされていた。そのまま見つからず半年後に今度は白骨化していた死体となって放置された冷蔵庫の中から発見される。犯人は二人組。しかし事件はこれだけでは終わらなかった。二人にはバラバラ殺人の余罪があったことが発覚。死体も供述通りの場所から見つかり、猟奇的殺人行為が一気に明るみに出てきた。共犯の男には懲役14年の判決が出る。主犯に関しては前者の事件の残忍性もあるので死刑判決のほうがいいとは思うのだが。
  •  長野 あさま山荘事件(72)(*2)→ 連合赤軍の一派が警察の追跡を振り切るために、あさま山荘に立てこもった事件。大量の警官、報道関係者などが展開。犯人側には死者が出なかったが一般人に犠牲者が出てしまった。最終的にが工事現場で使われる鉄球で壁を破壊。突入作戦をするが混乱の中警官2名が殉職という犠牲を払いながら、全員を逮捕。人質 も無事だった。カップヌードルの存在が一気にクローズアップになり、カップラーメンが広まることになった事件でもある。
  •  (次点)松本サリン事件(94)→ 地下鉄サリン事件の発生の前の年にオウムがおこした事件。夏の入り口の夕方から翌日の朝にサリンが撒かれ8人が犠牲になった事件。当初近くの家の一人の男性が疑われ、犯人当然の扱いとしての最大規模の冤罪事件として発展。しかしこの当時からすでにオウムが犯行を行ったという怪文書がすでに流れていた。結果的にこの男性の無実が証明されたの は、地下鉄サリン事件後。オウムにとって不利な裁判の裁判の遅延を狙って、裁判官の官舎を標的にしたテロ事件だった。
  •  (次点)一家三人殺害事件(10)→金銭トラブルから韓国籍の男と長男夫婦を殺して、長野から遠く離れた愛知でうめたという事件。この事件が発覚するきっかけだったのも、ワゴン車の中から死体が見つかったことだった。現金400万円も取られていたことから強盗殺人と判断される。裁判員裁判では死刑判決がくだされたのだが、その裁判員裁判で死刑判決が下った人の中では初の上告をしている。逮捕された5人のうち3人が死刑判決。ただしそのうち一人は重すぎると判断され無期懲役に減刑されている。
  •  (次点) バラバラ殺人事件(89)→測量のために山に踏み入った人が不審な物体を発見。不法投棄かと思ったら、それが人の体の一部だったのと、近くに幼児の遺体があったことからバラバラ殺人事件と発覚。被害者は船橋の人で、すぐに警察が住んでいる場所に向かったらそこには人の姿はなく、ボーリング大の血の跡が残っていた。遺体はすぐにこの家の住人とその子供というのがわかったのだが、夫の姿がない。夫はレンタカーを借りるなどをして遺体を捨てた後に行方をくらませていた。急展開を迎えたのはそこから10日後。熊本の派出所をのぞき込んでいた男に警官が声を掛けたら、犯人と名乗ったために逮捕。原因は男の性格的なものが大きなウエイトを占める。これだけの重大を起こしたにもかかわらず無期懲役ではなく懲役18年というのはおそらく彼が交通事故の被害者であることも考慮されたことか。
  •  (次点) 中野市4人殺害事件(22)警官が複数人射殺された事件としては30年以上ぶりの大事件。女性が襲われているとの通報の後に、警官が駆け付けるといきなり男が警官に向かって銃を発砲。駆け付けた警官と襲われた女性の3人の死亡が確認された。逃げた犯人は自宅に立てこもるが、ここでいろいろな事実が発覚。犯人は市議会議長の息子で、さらに女性一人も銃殺していたことも発覚。特殊部隊まで投入するも、犯人の母親の機転によることもあり被害がこれ以上拡大しない段階で逮捕された。人間性のかなりの問題があるようで、若干妄想的な要素も入って様な人物。些細なことでトラブルを起こしていたという話もあることから、変な問題を抱えていそうな感じが。
  •  岐阜 中津川女子中学生殺害事件(06)→ 高校生が交際していた女子中学生を殺害した事件。交際のもつれからくる犯行だったのだが、火をおいて流れてくる情報に騒然となってくる。この犯人当時15 にしてすでに子持ちで、しかも付き合っていた中学生とは別人との間に生まれた子供だということが発覚。しかも13歳の時の子供。当時合ったまとめサイトの巻頭に合った、この犯人に対する単純だけど全てを語っていた言葉が、犯人をそして事件そのもの性質すべて物語っていた。ちなみにこの周辺では、問題のある学校の存在がありそれが事件の遠因になっているという話が……ちなみに次元現場になっていた元複合施設は、そういう連中のたまり場になっていて事件が起こるまでは放置されていた。事件後所有者が閉鎖→解体になっているのだが、問題が起きてからあ行動を吸うというある種の遅すぎるテンプレの典型に。
  • (次点)中津川一家殺人事件(05)→母との確執を爆発させた男が、母を殺害。殺人者がいると不憫だからと長男一家を心中目的で殺害。婿養子の長男だけが助かり残る5人が死亡してしまった。裁判では遺族感情と弁護方針とが真っ向から対立。普通に考えればどう転ぼうとも死刑判決なのが、無期懲役に。控訴審では被害者となった長男が死刑を求めているのに対し、加害者の弟が減刑を求めるカオスな状況に。結局最高裁までもつれた結果、無期懲役が確定している。
  • (次点)日野射撃場発砲殺害事件(22)→入隊したての自衛隊員が起こしたトンデモ事件。射撃訓練中にいきなり射撃教官と訓練中の二人を銃撃。教官と一人を殺してしまうという惨事に。その場で逮捕されて県警に引き渡された。供述で教官を狙ったという話をしているので、個人的な恨みがあるんだろうと思われるのだが、犯人の周辺から聞こえてくる言葉からすると子育ての間違いと本人の過信という名のうぬぼれの可能性いう線も浮かんでくる。
  •  静岡 浜名湖9人殺害事件(41)→ 短期間の間に強盗殺人・兄殺し・太平洋戦争開戦のどさくさに紛れて9人殺害、非公認を含めると11人という説も。犯人は18歳で、「丹下左膳のように人を 刺したくなった」というのが理由だった。こっちも戦時中のどさくさに紛れて早い段階で死刑判決が降り、更に早い段階で執行された。ちなみにこの事件を解決させた刑事はこの事件では英雄的扱いになるが、後に沢山の冤罪を生み出すカス刑事に変貌する。その象徴がその薫陶を受けた後輩たちがやらかす「袴田事件」。
  •  (次点) 金姥老事件(68)→ いわゆる在日外国人が起こした事件。借金をしていた先の暴力団員を二人殺害、翌日には温泉宿の従業員と客13人人質に立てこもった事件。報道に紛れ込んだ 警察官によって逮捕されるが、韓国は英雄扱いされるというある意味スタンダードなことをやってのける。釈放後韓国にわたった彼に待っていたのは再びの犯罪での刑期だった。英雄視もこれでなくなり、寂しい一生を終えた。
  •  (次点) 女性連続殺人事件(05)(*3)→2005年の年末に女性が行方不明になって翌年に捜索願を出す。そのまま失踪の状態になり、この女性の夫は再婚。しかしまたもこの男の妻は失踪してしまう。更に男は俺俺を詐欺を働き金を盗んだことで逮捕される。その後に後に疾走した女性の遺体が発見されたことで事件化。更に最初の女性も沼津の空き地で放置されていたドラム缶から遺体で発見された。2014年12月に死刑が確定。
  •  (次点) 三島女子短大生焼殺事件(01)→女子短大生に声をかけて無視された男が激情、その場で連れ去り性的暴行をした挙句に灯油を浴びせて火をつけて殺害した。DNA鑑定で殺された短大生がようやく確認が取れて、犯人は逮捕。普通なら複数を殺して初めて死刑判決が下るのだが、仮釈放中の出来事と殺害に至るきっかけとその殺害方法とそこに至るまでの過程が最悪だったことから殺害が一人の段階で死刑判決(ただし一審は無期懲役判決で東京高裁が死刑に格上げ→最高裁で確定)が下ったという稀有な例になった。裁判中において反省のないそぶりを見せていたこともあってあっさりと死刑判決に。死刑執行済み。ただこいつもダメ家庭の犠牲者であることも付け加えておくが、兄弟姉妹に犯罪歴がないということを考えるとそれだけが理由にはならない。あらゆる状況で死刑に相当する部分がないことで人間性のまずさのみで死刑判決確定という異例中の異例の状況での判決。
  •  愛知 アベック殺人事件(88)→ 少年法で守られた犯罪者というカテゴリーがあれば間違い無く3強(残り2つはコンクリと神戸)のうちの一つに入ってくる事件。金ほしさから強盗を思いつき その中の一組のカップルを殺害してしまった事件。事件後死亡者は少年犯は死刑にならないと思い込んでいたそうで、逆にその考えが自分で自分の首を絞めるこ とになり一回死刑判決が出る。(その後無期懲役に)その後の主犯以外の犯人とその一家の態度も大きな問題に(バレの対象もこっちのほうが大きい)。事件が起きたのが今だったら完全バレ大会ところが、四六時中オチ対象状態になるのはほぼ確定的。更に後のあるジャーナリストの取材で犯人は事件そのものに関して記憶が無い(正常化バイアスが働いている)んだとか。それゆえに反省をしないのではなくできないということらしい。しかし被害者一家を崩壊させた罪は限りなく大きい。
  •  中学生5000万円恐喝事件(00)→ 中学生が同級生を脅して5000万円も巻き上げた事件。巻き上げた関係者は15人いるが、このうちこの犯人連中から巻き上げた連中も含まれている。脅し取った5000万円は遊興費やグッズなどに消えていった。恐ろしいのその短絡さ。自体がバレそうになると被害少年を殺そうとする計画まで持ち上がっていたとか。結局病院に運ばれた時にいた一人の男性の説得から事件が大きく動くことになる。ちなみにこの事件で主犯格だった二人は後に事件を起こし、刑務所の中へ。ここでも更生の意味が問われる事態に。
  •  (次点) 運送会社オフィス爆破事件(03)→ 運送会社の賃金未払いに起こった男性が起こした事件。給料を求めて立てこもり、支社長を人質に立てこもった。ガソリンを撒いたことが大事件の火種になる。(気化したガソリンは危険以上の存在になる) 犯人は結果的に自爆(事故とも)を選択。犯人と支社長、説得にあたっていた警官が死亡。平日の白昼(しかもテレビでは生中継の真っ最中)に起こった事件だけに周辺にいた野次馬に大量のガラス片が振りかかるなど、周辺は地獄絵図と化した。しかしこの事件で顕になったのは、運送業界全体がブラック企業の集合体だったということ。それ故に被害者なのに批判が 会社と業界全体に集中することになる。事件後ガソリン規制は入ることになる。(その瞬間の映像は24年現在映像確認が可能)
  •  (次点) 長久手立てこもり&警官射殺事件(07)→ 父親が拳銃を持って暴れているとの通報から事件が始まる。様子を見に来た警官がこの父親に撃たれてしまう(ここには通報者のチョンボも絡んでいる)ことか ら事件は大きくなる。撃たれた警官は動かすことも出来ず、特殊部隊2部隊も投入。撃たれた警官の救出にあたったのだが、この時SATの隊員が撃たれてしまう。警官救出(ただし遅れに遅れたせいで一生ものの怪我に……)には成功するものの、この隊員は死亡してしまう。犯人は投稿され逮捕。警察側は死刑を望んだが、結果的には無期懲役で確定している。不幸な偶然と、幾つかの不手際が大きくしてしまった事件。(爆発の瞬間は今も映像で確認可能)
  •  (次点) 豊川主婦殺害事件(00)→衝動に近い動機から68歳の女性を刺し殺した事件。夫もさして重傷を負わせ、その場から逃走。念入りに逃走用の服まで用意していたのだが、鞄を置き忘れてそこから足がついた。犯行理由が「人を殺してみたかった」という単純かつ恐ろしかったことの周辺が衝撃を受ける事態にまで発見。のちの検査でアスペルガー症候群(が、原因の心神耗弱)と診断されて医療少年院へ。文部省のこの対策に本腰を入れる事になった。ダークヒーロー化したこの犯人を尊敬した少年が、後に西鉄バスジャック事件を引き起こすことになる。この事件をに基にした映画も作られている。
  •  (次点) ドラム缶姉妹焼殺事件(00)→新年度が始まって数日。山中で女二人の焼死体が発見される。殺されたのは姉妹で、姉の夫がやっていた貸金業(兼喫茶店)で多額の借金があったこと。そしてそのために動かした会社(詐欺用の会社)が全く使えないレベルだったことと、謝金の取り立ての問題から殺害を決意。その夫が帰宅した時に襲撃を企てるも、夫は林の中に逃げ込み何とか一命をとりとめる。しかし家の中にいた妻姉妹が6人の犯行グループに連れ去られてしまう。姉妹をドラム缶で焼くという残忍な方法で殺害をするも、この段階で実はすでに計画自体は破綻を迎えていた。夫の車に乗っていた二人が残った夫の通報から警察の緊急配備に引っかかって逮捕されていた。そこから時間をおいてどんどん逮捕者が出てくる。そこから主犯二人の存在もばれ、指名手配が広がって自首。裁判では人に押し付けあうなどの無様な姿が見られたが、高裁の裁判長が指揮系統などを念入りに調べて犯罪者の関係をはっきりさせた結果。主犯二人に死刑。二人に無期懲役。おそらく途中で捕まって凶行に加わることのなかった二人に懲役12年という判決が下った。主犯二人は同時に死刑執行されている。このうちの一人のお世話をしたという人の手記が存在する。
  •  (次点) 碧南市パチンコ店店長夫婦強盗殺人(98)→名古屋高齢女性強盗殺人未遂事件(06)→闇サイト殺人事件(07)→31歳の女性を道に聞くふりをしながら拉致。キャッシュカード等を奪い、事件の発覚を恐れて岐阜の山中に生き埋めにした。途中一人が離脱して警察に自首してきたことから事件が発覚。当時存在していた闇サイトでメンバーが集ってからの犯行に衝撃が走り、闇サイトという言葉大きくクローズアップされていくことになる。残った3人は死刑と無期懲役。死刑判決を受けたものは再審請求をしているが、2015年6月に死刑が執行された。しかし問題なのは無期懲役の判決を受けた2人のうちの一人。別な事件で2人殺していることが発覚して再逮捕されて、地裁で死刑判決がくだされている(*4)。ネットの闇と人間の欲望が絡んだ事件。碧南のパチンコ店の事件においては二人の遺産を使い切って遺族の引き取り先である叔母が逮捕されている。
  •  (次点) 蟹江町親子殺傷事件(09)→親子が変な日本語を使う男に殺された事件。その後に帰ってきたもう一人の息子は命乞いのおかげでなんとか助かったが、酔っ払っていたのとメガネが曇っていたこともあり犯人の顔を見ていなかった。犯人らしき人物を被害者と勘違いして取り逃がしたことも発覚しているのだが、遺留品を多くおいて行ったことと被害者宅での謎の多い行動も目立っていた。事件から3年経過した後に自動者窃盗で逮捕された男のDNAが一致。生活苦からくる犯行で、最初は名古屋での犯行を狙っていたのだが、結局できずに急行電車がたまたま泊まったのがこの街だったことからの犯行だった。助かった人はこの犯人と話し込んでいたために、犯人が殺すには忍びなかったとのこと。
  •  (次点) 女子大生誘拐殺人事件(80)→印象に残った事件のアンケートを取ると名前が入ってくる事件。誘拐事件は時折シャレになっていない展開を迎えるのだが、この事件もそんな状況の一つ。女子大生を誘拐して身代金を要求。ただこの段階で女子大生は殺されていた。動機は自らの行動の積み重ねで出来た2600万円の借金。すし屋の経営だけは返すことができるはずもなく、誘拐を実行。直後に殺した挙句に18回にわたる身代金要求の電話をかけていた。翌年に逮捕されるが。事件そのものは女子大生が地元の名門大学に通っていたことから注目を浴びることになったがゆえに報道が大きくなった。報道が激しくなった状態でも誘拐された女子大生の姿が見つからなかったのも関心ごとを集めたといえる事件で、戦後成人を身代金目的で誘拐した事件において。人質を殺害したという最悪の結果を招いたのはこの事件で4件目という、あまり例が見られなかった事件。あまりの残酷さに死刑判決が下って95年のクリスマス前に執行された。
  •  (次点) 車上荒らしによる3人ひき逃げ事件(10)→来日した外国人が犯罪目的で行動するという意味合いが大きくなってきたときに起きた事件。熱田区内の国道一号線で車上荒らしをしようとして、警察に見つかって逃亡。あまりの問題運転を繰り返した挙句に危険を感じたい警察が追跡を断念したが、犯人たちは周りが見えていなかったのか、逃げまくっていた。その最中に交差点に入り正規のやり方で曲がろうとした車を避けようとして歩道に突っ込んで3人をはねて死なせてしまう。犯人はその場から逃げ出したのだが、別の状況で逮捕された人間が事件を言っていた人を告発。隣の県に住むブラジル人が逮捕された。問題だったのは該当する人数の多さ。事件にかかわっているだけでも3人。さらに逮捕のきっかけになった事件にも二人が変わっているなど、ある意味国際的な顔を見せるときに発生する政府の犯罪予備軍対策が全然できていない結果に。日本人だったら間違いないレベルで無期懲役になるのだが、懲役23年と短い判決が下っている。
  •  三重 四日市スーパー誤認逮捕事件(04)→ 女性ともめていた男性を店側が拘束したところ、この男性が警官たちに抑えられてそこから死亡してしまったという事件で、この男性のほうが被害者側だったことが判明したことから、ジャスコと警察に批判が集中した事件。問題の女の顔写真まで公開されながらいまだに問題の女性が顔写真まで公開されているのに見つからないという事件で、警察の消極的姿勢も手伝って時効まで成立してしまった。ちなみにこの問題の女性がとった手段は泥ママスレでよく報告されるのテンプレの一つの手段。
  • (次点) 熊野猟銃大量射殺事件(80)→一人の男が突如家族に向けて銃を発砲。家族7人を次々と殺害し、隣にいた住民にも銃口を向けて重症を負わせた。警官の説得にも耳をかさない状態でその場で自殺を認め動機は不明。ただ状況から幾つかの節が浮上してきている。
  • (次点) 鈴鹿女子中学生殺人事件(92)→ いたずら目的で女子中学生をさらい、抵抗されるその中学生を轢き殺してしまった事件。念の為にもう一回引いた上で、その死体を川に沈めるという形をとっ た。2年間は発見されなかったが、渇水によって川の水が干上がった所で発見される。犯人はその間はなに食わぬ顔で生活をしていたのだが、後にこれ以外にも5件の事件を引き起こしていたことが発覚するほどの危険人物だった。女子学生に車をぶつけてさらうやり方は、後にも奈良での少女誘拐殺人にも使われた。死刑求刑が出されるも判決は無期懲役。それで確定をしたのだが犯人はその1年半後に自殺をしてしまった。
  • (次点) 女子高生強盗殺人事件(13)→花火大会の後の女子中学生が何者かに拉致をされて、そのあと警察官によって死体で発見された事件。捜査に少し時間がかかったが、犯人は当時18歳の少年だった。死因は窒息死であったが、首を絞められたものではなく口や鼻を抑えても窒息だったこともわかっている。更にしたい発見時においてのツィッターでも他人事と覆えることを述べている。強制わいせつ致死(この判断は軽すぎるとの批判が出ている)で裁判が行われたのだが、ここでも立ちはだかったのは少年法の壁。5年以上9年以下の不定期刑になってしまっている。救いなのはこの後の民事裁判で本人が7800万円払えという判断が下っていることだが……犯人の両親の行動を見ているならばある意味この親にしてこのケースの一つにも。結局謝罪行動を祖父母に押し付けて大阪に逃げたという話。

 近畿(三重以外)に続きます


 (*1)事件発覚は14年ですが、最初の犯行はその前年なので13年とします

 (*2)他の事件(山岳ベース、印旛沼)の判決も含む

 (*3)二回分の殺人事件。もう一回は2010年。

 (*4)別事件で死刑判決を受けた人間は5人殺したという話も


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自分なりに各都道府県最凶の事件を考えてみた (2015年6月版・近畿・除く三重)

2007年01月01日 | 忘備録

 近畿(除く三重)です。最近すべてのインパクトがある事件に集中することに。

  • 和歌山 一家8人殺害事件(46)→ 戦後直後に起きた事件。歯科医師一家が殺された事件で3歳の子供も被害者に含まれる。動機は実母が兄嫁から虐待を受けていたこと。これを忘れかけていた時 に兄嫁本人が、恨みをぶり返させるような行動を撮っていたことから。ある意味今ある家庭版に出てくるDQN兄嫁の行為が最悪の状況を呼んででしまった。死刑判決が下るもののサンフランシスコ平和条約による恩赦リストの中に入ってしまい、無期懲役に減刑。出所している。
  • (次点) 毒入りカレー事件(98)→ 夏祭りで出されるカレーの中でヒ素が混入されていて、それを食べた4人が死亡。逮捕された犯人は後に大規模な保険金詐欺事件にも関わっていたことが発覚。 ご近所トラブルの行き着く先として注目される事件だが、冤罪説が今も止まらなかったりする。(事件そのものが情況証拠の積み重ねなどもあるけれど、そうい う連中も決定的な証拠が探しだせないでいる)
  • (次点) 岸田首相暗殺未遂(23)→結局警備をしている連中は過去に何かあったも学ばないという印象を強く残した事件。岸田が統一地方選挙と同時に行われた補欠選挙の選挙応援で遊説中に爆発音が、周辺は騒然となるが、その中のひとりの漁師が危険を冒しつつも、爆発物を爆発させた男を取り押さえて大きな騒動にはならなかった。逮捕をして調べると男の素性が明らかになってくるが、志が高いものの自分中心というイメージが立つような言動をしている男で、衆議院選挙に立候補しようとして年齢制限で出られずに憤っているだけの男だった。この事件もそうなんだけど、警察もなぜか質を見誤る問題が問題にならないとおかしい事件で、テロ事件扱いになってもおかしくないような事件。ちなみに選挙に関してはその状況なのに岸田が応援していた候補者は落ちている。しかも主要メンバー総動員での結果でこれという意味で選挙の問題も浮かんできている事件。
  • 奈良 安部元首相暗殺事件(22)→首相経験者暗殺という戦後においては前代未聞の事件。衆議院選の応援演説に来ていた安部が近寄ってきた男によって、自作の散弾銃で体をうたれ数時間後に死亡。撃った男はその場で取り押さえられて逮捕。41歳の元海上自衛官で、何でも特定の宗教団体とのつながりから安部を恨んでいたという話だけど、確かであるならばその宗教団体は過去にトンデモを起こしているだけに、つながりがあるだけでも致命傷になりかねないという点を考えると、この男の妄想が爆発しただけの感じも。選挙期間真最中に起きた事件で、衝撃の強さもあくどさも際立っている。なお警備当局者ばっかりが批判を集めているが、本来であれば多数の政治関係者が責め立てられなければおかしい模様。(自民の奈良県連・最初行く予定のはずだった長野の候補者(この段階落ちが確定だったという話があるが))なおその後の状況でダメ政治家が安部以外も200人以上もあぶりだされている模様。しかも問題の宗教団体は逃げまくっているし。事件そのものに対しても陰謀論を出してきた人間も出てくるほどなので、ミステリー化するのも早いかも→その後岸田首相暗殺未遂(同年・和歌山)が起きてしまう。
  • (次点) 一家放火殺人事件(06)→ 有名私立校に通う生徒が起こした放火事件。少年の義理の母親と自分の兄弟が火事に巻き込まれて死亡。浮かび上がるのは自分がこうだったから、お前もこうな れという父親の思い込みと、それに耐え切れなかった息子の図。父親のエリート意識も問題の一つに上がってきた。事件後この犯人をめぐっては、ジャーナリストに情報を漏らし、それに怒った(のかは疑問だが)父親が裁判を起こすという、もうひとつの騒動が持ち上がってくる。
  • (次点) 小1少女誘拐殺人事件(04)→ 小学生が誘拐殺人された事件。状況から色々推測されたものの、逮捕をしてみれば特殊性癖の持ち主だった。しかしあるコメンテーターが余計なことを言ったた め(加害者の部屋から捜査してもそれらしきもの発見できなかった)に、そのコメンテーターに対する非難が集中。コメンテーター不信が余計に高まるきっかけ になった事件でもある
  • 滋賀 長浜児童二人殺人事件(06)→ 田んぼの中で幼児二人が刺された状態のまま放置されていたことから事件が発覚。ふたりとも死亡してしまうという事件。犯人はこの二人の同級生の母親で、子供がいじめられていたからその仕返しにさしたという。しかし中国出身のこの被告はなれない生活から、精神に偏重をきたしていたので、これが本当の理由かというのはわからない。この時期児童などが被害に遭う事件があって、その対策のために行った行動がおもいっきり裏目に出た事件。普通に考えれば死刑案件でおかしくはないのだが、心神耗弱が認められ無期懲役に。ただし彼女は離婚していたことからほぼ終身刑に近いとされる。
  • (次点) いじめ自殺事件によるバレ大会(11)(*)→ただの転落死事件が、被害者の親による訴訟問題に発展。市の対応がしょうもなかったことと、加害者とされる人の親が大暴走を繰り広げたのを、触れてはいけない人たちの逆鱗に触れてしまい、調査開始。あっという間にいじめの中心にいた3人の生徒、その親とそれを助長した教師の名前と顔写真(本人がバカのように証拠を残していたというのもあった)が、発覚。さらにいじめっ子の中には、転校先でもいじめをしていたことが発覚。スネークまで降臨するわ、海外ニュースにまでなって報道されるわで大事になってしまった。ただ暴走する連中も多くいて、関係のない人間を加害者の肉親としたり、市の対応がいまだに問題あり(13年9月現在)のレベルだったりすることを合わせると、いじめそのものの向き合い方に対する問題もいまだに引っ張っているような気がする事件。
  • (次点) 大津障害者リンチ殺人(01)→上の事件の源流と思われる事件。交通事故で一命を取り留めてさらにリハビリをがんばってある程度まで動けるようになった少年を、醜い嫉妬に襲われた同級生二人組によってリンチ殺人で殺されてしまう事件。1人は将来殺人犯として指名手配されるだろうという自惚れ屋で、もう一人もいわゆる補導の常連だった。この2人によって、努力によって立ち上がった少年は殺されてしまう。出所後反省したとはなっているけれど、その手記を見ると反省はどこに行ったのかというレベルになっていると思う。事件の対応も含めて考えると、かなりの問題が残る事件で、このあとに上の事件が起こることになってしまう。
  •  (次点) 警察官同僚殺害事件(18)→警察官同僚という事になっているのだが、犯人は当時19歳のためは少年犯罪(*1)のほうに入る。若い警察官が教育係の警察官を射殺するという事件が起きる。どうも基本的なところができていなかったらしきそれを注意されてうっぷんがたまっていたとのこと。で結構当日も書類関係で叱責をされたところで、持っていた拳銃で射殺。その後パトカーで逃亡し、そのパトカーが事故を起こして放置されていたのを発見。そこから交番の中で警官が射殺体で発見されることになる。犯人の少年は翌日に逮捕。その時に拳銃を捨てていたために大量の捜査員が導入される羽目にもなった。少年審判扱いも刑事処分相当として地裁に。懲役22年という判決が下り、そのまんま確定。なりたての警官に銃を持たせるというのはいかがなものかというのが裁判で指摘されている。ただもう一つの問題はこいつは満期を務めあげて、外に出てくる年齢は40すぎ。これもどうなんだろうと思う。(ただ求刑も25年だったという事は付け加えておくが)
  • 京都 京都アニメーション製作所放火殺人事件(19)→住宅街の中にあるアニメの制作所に突然男が入ってきて、ガソリンをまいて「死ね」と言いながら放火。瞬く間に火は広がり36人という日本犯罪史上最悪の犠牲者数を生み出した。NHKの取材、重要なメンバーが集まる可能性があったこと、そのためにセキュリティーを切っていたため計画性が高いく殺意も強烈であった、しかし被害は拡大したのは製作所という状況から事件把握の周辺が遅れ、避難施設もなく(法律上は問題がない)さらには誰かが屋上でタバコの火を投げ捨てたことから、屋上につながるドアが施錠されていたというのも被害が拡大する要因になっていた。犯人とされるのは41歳の男で、逃走しようとするも社員によってつかまってそのまま警察へ。その時に「パクられたとか」「小説が盗まれたとか」わけのわからないことを供述しているという。さらにこの男に関してはコンビニ強盗の前があり、その時に更生施設に入ったという報道も。また一つ更生の意味が問われる事件になってしまった。2023年の夏の終わり(?)に裁判開始をしたが、この犯人の異常性が浮かび上がるだけの状況に遺族の怒りが沸騰している状態。→2024年1月の地裁判決で死刑が下る→同月下旬にに裁判を取り下げて死刑確定。
  • (次点) 亀岡登校中交通事故死事件(12)→ 未成年・無免許・無謀な連中が引き起こした交通事故による殺人。通学中の自動とその保護者の列に車が突っ込み子供二人と妊娠中の保護者一人が死亡。(この ため死亡者を4人と見る動きも)無反省な態度があり、一気に名前バレ大会に。一度は間違いが合ったものの、その後出てきた名前に市議会議員が確定の赤ランプを押すという事をやってしまう。また危険運転致死罪の適用をめぐり、法律の解釈と現状の乖離がおき、コレがきっかけで新しく傷害と致死の間に中間罪とい う考えが生まれることになる。しかも最終確定刑が懲役の不定期刑で終わったことから、少年法のあり方についても色々と問題があることを知らしめる結果に。
  • (次点) 京都市内暴走運転事件(12)→ 上の事件の少し前に起きた事件。京都市内で軽い衝突事故をおこした車が突如暴走。外国人を含むそこにいた人を次々とはね、7人を死亡させる。犯人にてんかんの症状が出たのか、接触で車がおかしくなったのか、いろいろ説は出ているけれど、犯人がその後高速で飛ばした後に電柱にぶつかってなくなっている(この瞬間の映像がタクシーの車 載カメラに収められていた)ため真相は不明に。結局1年後にタクシーとの衝突でパニック状態に陥った上に、暴走前にてんかん発作起こしていた(但し異論多数)を警察が認めた形になっている。横浜の事件を含めて問題のある状態でいかに運転を止めるのかというのが課題になっているのだが、いかんせん動き自体が完全に止まっている。
  • (次点) 会社社長暗殺事件(13)→有名外食チェーン店の社長が出勤最中に何者かによって殺されてしまう事件。あまりにも計画的すぎて、至近距離からの狙撃。しかもカメラの死角とかもあったことから、かなりの計画性を持ったプロが実行犯だとという可能性も指摘されている。情況証拠も少ない上に、朝早く会社に行くという会社社長の行動方針もあったことから目撃修験が少なすぎて、迷宮入りの状態に。ただこの時この会社自身はブラック疑惑も立っていたというのもあったのだが……
  • (次点) てるくはのる事件(99)→京都市内で起きた小学生殺害事件。犯行現場には凶器の他に、犯行声明文が置かれていてそこの署名には「てるくはのる」と書かれていた。(後に辞書から取ったもので意味は無いと判明)内容は小学校に対する恨みが書かれいたのだが、警察が周辺を調査したところ、近くのホームセンターに怪しい人影が写っていたことがわかり、しかも教育に対する恨みも持っていたことから調査対象になる。任意同行をするもこの男は拒否。しかも隙を突いて逃げ出してしまい、自殺されるという大失態を警察は犯してしまう。さらに裁判所も逮捕状を出したのがこの自殺の5分後というダブルの失態。衝撃の大きさとともに、多くの謎と問題を残したこの事件はこの時に起こっていた警察不信を増幅させる結果になってしまった。
  • 大阪 付属池田小小学生殺人事件(01)→ 小学校に侵入して8人を殺害。その異常性で世間を震え上がらせた事件。犯人は****を理由に逃げ切ろうとしたが、薬の種類が違うことから逃げきれず。裁判中でも悪態をつくなどして、印象を悪くしての死刑判決。弁護士は控訴をしようとしたが、その前に本人が控訴を取り下げてしまって死刑確定。刑確定後わず か1年という速さで死刑が執行された。事件後学校の対応にも批判が集中、この事件の後どこの学校の門も閉ざしている時間が増えることに。某巨大掲示板とは違う掲示板に当時近くにいた人の話が書かれていたことがある。
  • 息子傷害事件(11)→メンタルクリニック放火殺人事件(21)→金曜昼間の時間帯に起きた。北新地のビルの一室が突然爆発する。燃えた時間は30分ぐらいだったのだが、26人が心肺停止、そのうちに25人に死亡判定が下るという事態に。暖房器具のすぐそばに可燃物の液体を置いていて、それを何らかの形で暖房器具を利用して引火させたとのこと。さらに凶悪なのはこの男事前に準備をしたうえで25人を逃がさないにしたという点。犯人は比較的逃げられる場所にいたせいか、長い間入院をしていたのだがそれでも死亡してしまい逃げ切り成功。これで動機を含めた事件解明が困難になった。とはいえ素性は簡単に割れていて、かなりい自分中心な勝手な考えを持つという側面もあり。さらに息子の頭を刺して刑務所に入っていた前科もありというのが名前公表の段階から上がっていて、かなりの危険人物だったというのが想像できてしまった。悪い意味の最初の事件で下した判決(と裁判官の)の質が問われる格好に。
  • 親殺害事件<山口・00>→姉妹殺害事件(05)→ 悪法とも言える少年法の本来の精神を真っ向からぶち壊した事件。少年時代に母親を殺した犯人(これだけだたったら山口の次点)が、出所後に姉妹二人を詐害すると いう事件を起こした。母親の殺害の感覚が忘れられないと述べている。実際彼を出所前に診療した医師によると更生していないのではという疑問があるという意見が出ていたほど。死刑判決を自ら確定させて、それから2年後に執行された。
  • (次点) 大竹市強盗殺人事件<広島・63>→三菱銀行立てこもり事件(79)→30 人以上を人質にして立てこもり。その監禁の様子は想像を絶するほど地獄絵図となり、テレビ中継も解決まで流れることに。3日間の立てこもりの末に4人が犠牲になり、犯人は射殺される。事件が射殺によって解決されたのはこの事件以降は国内ではない。ちなみにいっておくとこの事件以外にもこの犯人は人を殺しているので、危険人物に対する扱いが大問題になっていなければおかしいのだが、一部の人間のせいでほかに追いやられてしまっている。
  • (次点) 豊田商事会長公開殺人事件(85) 老人を相手にした詐欺事件を働いていた豊田商事の会長をほぼ公開の状態で殺された事件。犯人は義憤にかられてやったと言っているが、口封じのために殺した という節もある。この事件のせいで金の流れをつかむことが不可能になり捜査も精算も停滞。またマスゴミの中継をするだけ止められなかったことから、この年 (1985年)をマスコミ不信元年だという人もいる。(同じ年に日航機墜落事故が起こって、マスゴミがいろんなことをし取材しようとして捜索の邪魔をしま くったことも一因。最もそういう連中は見つかり次第ボコボコにされて追い出されたようだが)ただこの犯人かなり往生際が悪く、マスゴミがあおったから反抗したとか、互いに罪を押し付けあったとか、義憤という名目があったせいで、普通に考えればかなり軽めの刑罰に。ただこの事件のせいで会社の実情をつかめなくなる状態に。ゆえに真の黒幕がいるのではという説も流れている。
  • (次点) 東大阪集団リンチ殺害事件(06)→女性との交際もつれから、その女性から相談を受けていた人をボコった男が、逆襲と称されて9人から暴行を受けて殺害され、さらに一緒にいたもう一人も殺害。最初の段階でこの男を被害者が訴えていれば、男を塀の向こうに追いやれたのだが、それをよしとせずに復讐に走った結果、暴力団関係者も巻き込んだ集団リンチに発展してしまった。主犯者は実行役ではなかったが、やっていることが悪質すぎるゆえに死刑。被害者から加害者になった少年2人も有期刑、実行役全てに有期刑が言い渡された。後に映画化もされている。(前回は少年犯罪のカテに入れていましたが、主犯は当時21歳なので表記を変えています)
  • (次点) 自殺サイト殺人事件(05)河川敷で女性の遺体が発見されたことから事件がスタートする。犯人は自殺サイトで集団自殺しませんかと呼びかけて、その実人の苦しむ姿を見るのが好きだという異常性癖の人物だった。しかもあきらかに行動が危険人物そのものでシリアルキラーに分類されるほどの人物で、彼女の死体の他にも二人を殺していたことを発覚。しかもこの段階で3回も裁判を受けていた。精神鑑定の中でこれらはあきらかになるものの、死刑を回避するどころか自ら墓穴を掘る結果になり、判決確定から異例の速さで13階段の先に消えていった。
  • (次点)連続バラバラ殺人事件(85)→約10年の間に5人を殺害。少女を除く4人がバラバラにされて山中にばらまかれた事件。犯人は途中で挑戦状を送ったのだが、これが逮捕のきっかけになった。窃盗で捕まった後に指紋照合をしたら一致。その時に彼の履いた言葉はあまりにも身勝手で、明らかな二面性を持っていたことを証明している。裁判において無罪を主張したが、5人殺す間に2回窃盗で服役をしていて、刑法の規定により2重に死刑が出るという珍しいケースになった。
  • (次点) ビデオ店放火大量殺人事件(08)→ 借金などがあって更に自殺志願まで合ったとされる男が放火。防火対策ができていたなかったこともあり被害が一気に拡大し16人の犠牲者を出した事件。当初はタバコの不始末かと思われたのだが、防犯ビデオで確認した結果放火と断定され犯人は逮捕。リストラによる困窮から、自殺希望で事を起こしての犯行だった。店側の問題も同時に発覚していて、安全対策が急速に求められることになる。確定した放火殺人事件の中では戦後最大の殺害者数を出した事件
  • 兵庫 神戸連続児童殺害事件(97)→学校の校門に少年の生首が置いてあったという伝説的という言葉つくレベルの猟奇的殺人事件。震災で崩れた神戸の街は騒然となる。様々な犯人の姿が浮かんできた(一部はすぐに本当の犯人の姿を当てていたが)ものの、捕まえれみれば当時14歳の少年だった。その後同年代の少年犯の凶悪さも相まって言われていた「切れる17歳」世代の代表的な事件とも言えるもので、人を喰ったような犯行声明なども衝撃を与えた。ちなみに犯人の家族は少年犯罪犯を生み出す家庭にありがちな機能不全家族。このため更生に関しては擬似家族を作るというやり方を採用していた……2015年にこの少年が出した手記がまた大きな波紋を呼ぶことに。(一言で言えばお前もか)現在は週刊誌にスクープされたこともあり行方知れずらしいのだが……
  • (次点) 長崎屋放火殺人事件(90)→スーパーマーケットで起きた放火事件。カーテンからの出荷で初期消火が間に合わずに一気に燃え広がってしまった。スプリンクラー以外の防火装置を配備していたのだが、売上優先の措置と思われるそれらの通路においたる荷物が避難のじゃまになり、結果的に15人の犠牲者を出してしまった。放火とは断定されたものの結果的に、それ以上の証拠がなく時効に。更にその時効を迎えることがなく長崎屋は倒産。その遠因はこの事件だと言われている。
  • (次点) 加古川一族殺人事件(04)→典型的なDQNが自分の伯母一家と遠縁の一家に乗り込み7人を殺害。更に火をつけて逃亡するという事件。自分のいる世界の狭さからくる自分が邪魔者であるという思い込みからくるものだった。精神鑑定があり一度は裁判が中断されたが、再開。裁判で黙秘を通したこともあり、精神鑑定が認められずに死刑判決が下る。最高裁まで争ったが2015年5月で最高裁が確定の赤ランプを押して死刑が確定。2021年12月に死刑執行される。
  • (次点) 淡路島5人殺害事件(15)→親の一言で別の家に駆け込んできた娘の一言から事件が発覚。警察が乗り込んできた時にはその家の3人と他の家の老夫婦2人が殺害されていた。近くにいた血まみれの男に職務質問をしたら犯行を認めて逮捕されたものの、取り調べの段階では一転して沈黙を守っている。この男がやっているとされるブログが見つかったのだが、誰がどうみても理解できないレベルのことが並んでいて衝撃を与えることになる。それ故に犯人に対してはいろんな憶測が読んでいる。精神鑑定を経て、裁判員裁判で責任能力ありとして死刑が出て2019年現在2審で精神鑑定が行われているところ。のちのこの時の精神鑑定が採用される形で無期懲役判決に。死刑判決がでかいのだが被告側が不服だとして最高裁に上告している。(弁護士は本人に相当の負担になるからやめろと言っているんだけど、そもそもこの手の病気の場合はかかっている本人が一番自覚がないといわれているものだし)弁護側は抵抗するものの事実を考えるとこれ以上軽くなるわけはなく、無期長期で確定。ただこれでも精神的に問題のある人間がしでかしたことに対して罰が軽すぎる(要は死刑相当案件なのに税金で飼っていいのかということ)という批判が巻き起こる要因になる事件の一つになった。
  • (次点) 宝塚ボウガン3人殺人事件(20)→住宅街で家族がボウガンで襲撃され3人が亡くなる事件。犯人とされるのはこの家に住む長男で犠牲者がこの男の祖母・母・弟だった。背景には家庭事情がかかわっているとされるが、本人の資質的問題も絡んでいるとも。精神鑑定の結果罪は問えるとして、裁判にかけられることにはなっている。事件後ボウガンに対する規制が一気に進むが、この姿勢に対してややあきれ顔という状況も。また同様の事件が二件起こっていて、そのうち一件の犯人がこの事件の影響を受けたとのたまっている。

  中国四国に続きます


 (*1)2023年9月追記。ただし現在基準で行けば特定少年扱いになるので、おそらくは名前公表の可能性が大きいと思われる。


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自分なりに各都道府県最凶の事件を考えてみた (2015年6月版・中国・四国)

2007年01月01日 | 忘備録

 中国と四国です

  • 岡山 津山30人殺し(38)→ 八つ墓村のモデルの一つとなった事件。自分の祖母の殺人から1時間半の間に30人を計画的大量殺人→自殺で世界のその場においての殺害人数(銃乱射やテロ行為を含む)記録に記録でも今でも上位に入る。犯人の自殺したゆえに真相が全くわからなくなってしまった事件ではあるが、原因として考えられる行為というのは存在していて、その中の一つに周辺からの偏見の目に耐えられないということも含まれている。数多くの著作で取り上げられることが多い。そして事件の謎が解明されていないという部分で言えば被害者家族の一部が捜査に対して非協力的だったともいわれている。(それゆえに真の問題はこの被害者の一部ではないのかという異説も)
  • (次点) 元同僚バラバラ殺人事件(11)→別な事件で大ごとになってしまった会社が解散してその社員証を返そうとした女性を襲い、暴行を加えた末に頸動脈を切って殺害。その遺体を持ち帰って工作をしながらばらばらにして、最終的に自宅近くの川に遺棄。その後被害者両親がなかなか帰ってこない娘に心配になり、警察に捜索願を出す。いろいろあったが、防犯カメラに被害者と犯人が映っていたことから、自宅近くの警察が犯人を拘束。そこで犯行を認め遺体も発見された。動機は「付き合っていた女性が結婚してしまったことからの、むしゃくしゃして」の犯行だった。性的暴行もあり動機も自己中、さらに計画性もやり方も残忍だったという事もあり、裁判員裁判において死刑が下されることになる。弁護士が上告するも本人取り下げで死刑が確定。2017年に死刑が執行された。仮に死刑回避できても死ぬまで刑務所が確定しているほど、出所してきたら問題の女とその夫を殺すと豪語するほど危険人物と化していた。なお裁判において涙ぐむ演技をしていたようだが、それは被害者父に見抜かれていた模様。
  • (次点) ホーム突き落とし殺人事件(08)→大阪に住んでいる当時19歳がホームにいた人を突き落として殺してしまったという事件。大久保駅の転落事故の例を上げて刑務所に行きたかった(*1)と供述。事件後アスペルガー症候群と診断され不定期刑に。父親との関係がここにも事件の影を落とすことに。
  • (次点) 母親殺害事件(00)→帰宅直後にいきなり母親の後頭部をバットで殴って殺害。そのまま逃走をして秋田県で捕まったという話。母親をうざく思っていた子供特有の考えと、後輩からのいじめ。野球部に所属していたこの犯人は常日頃からかわれたり、後輩との確執があった。これに家庭内の事情が重なって凶行に及んだとのこと。こういうこともあり学校側は学校は夏予選の出場を取りやめたというか、おそらくこの問題のあった後輩たちにも相当の処分のあったのだろう。3年の引退も合わせて、部員数は野球の試合をできる人間の数を割り込んだ。
  • (次点) 少女暴行事件(00・大阪)→津山小学生殺人事件(04)→少女暴行事件(09・兵庫)→少女殺人未遂事件(15・兵庫)→姉が妹の変わり果てた姿を発見したことで事件が発覚。正面から刺されたその傷と状況から帰宅直後に殺されたとされているが、この辺りは目撃証言からあいまい。延べ10000人以上の捜査員を導入するものの、犯人らしき人間の痕跡がなかった。しかし事件から14年を超えて事態が動く。殺人未遂事件で服役した男が逮捕される。殺害を認めなかったが、それは自分が死刑になりたくないというものからだった。しかし裁判においてそんな言い訳は認められず、さらに言いだした供述調書が採用されて、地方裁では無期懲役判決に。少女暴行の前があるので、さらに表に出ていない前科があるのではといわれている。
  • 広島 交通システム橋桁落下事件(91)→広島市内で建設されていた新交通システムの工事現場でいきなり橋桁が落下。下にいた車は跡形もないぐらいにプレスされてしまい、橋桁にいた作業員と合わせて15人も犠牲が出てしまった。橋桁が落下した原因は作業ミスと確認ミスなどの多数のミスが重なってできた上に、本来やるべきではないことをやってしまったゆえに重みにジャッキが耐えられなくなったことによる破断だった。被害をさらに拡大したのは交通規制を行わかなったこと。これで増やさなくてもいい犠牲が増えることに。当時から社会問題化していた手抜き工事においてその象徴とされるべき事件。(当時の映像有り・閲覧注意
  • (次点) 少女集団暴行殺害事件(13)→あらゆる意味で2010年台を象徴する事件。一人の少女が被害者の少女とのLINEでの会話が問題になって殺人事件になったという話が当初は流れていたが、後にLINEは関係がなく集団暴行事件と発覚。さらにそこから強盗殺人事件にまで発展してしまう。実況中継までしていたとか、凄惨なリンチ場面も。犯人は21歳を含む男女7人。主犯とされる16歳の少女にはその年齢で生活保護を受けていたという報道が流されるんなど、色んな意味で問題提起をしてくれた事件になってしまった。
  • (次点) マツダ工場内車乗り回し事件(10)→ 秋葉原の事件から少したった後に起きた事件。人を引いた車が工場に侵入。そこにいた人をどんどん跳ねて一人を殺し、11人を死傷させた事件。犯人は妄想に とりつかれた、元契約社員。その異常な行動と性格の問題(ある意味秋葉原の事件よりも凶悪)から、裁判の開始が遅れたが、精神鑑定の結果責任能力あり との判断で、無期懲役の判決が下っている。
  • (次点) タクシー運転手による連続殺人事件(96)→援助交際目的で近づいた女性を次々と殺していった事件。犠牲者は4人。肉体関係を持って、殺した後、金を奪うという手口だった。家の事情と自身の借金が犯行目的だっが、徐々に快楽殺人に変わっていったと述べている。ある意味受験戦争の犠牲者でもあったが、やったことは同情の余地はなく死刑判決。
  • (次点)知人女性強盗殺害事件→福山市独居老婦人強盗殺害事件(92)→無期懲役中での仮釈放中の男が起こした強盗殺人事件。もともとやっていることが最低を地で行くような男が借りた金をギャンブルですっからかんにして、借金返済の手段として刃物を突き付けて脅すということを思いつく。金を奪い取った上で、証拠隠滅のために殺害をして無期懲役の判決を食らうが、15年で仮釈放になる。刑務所の中ではまじめだったがそれは猫をかぶっていただけの話で、出てくればすぐに凶悪な面が出てくる。借金を申し込みそれに対して殺された女性が金を出してきたことから殺害対象に。山の中に連れて行って後頭部に一撃を加えた後、首を絞めて殺害即崖方突き落として証拠隠滅を図る。そのお金しか頭の中に入っていなかった主犯は連続して事件を起こす。事件が発覚したのは民生委員が警察に連絡してから。老婦人の口座から金が引き下ろされていたことから尻尾が出てしまった。その御殺害も事情して白骨化した遺体も出てくる。無期懲役になった人間が死刑相当の犯罪を犯したという意味で言えば更生の可能性なんかないのだが、一審は無期懲役判決。控訴審もそれを支持するも最高裁で地裁に差戻。地裁は無期懲役を出したが、今度は高裁が無期懲役を破毀し、死刑判決を出す。最高裁も死刑判決をだし、無期懲役判決を出された人間が最終的に死刑判決まで言ったという事例になってしまった。
  • (次点)誘拐身代金殺害事件(84)→サラ金から多額の借金を背負った男がおこした誘拐事件。身代金を要求していた時にはすでに誘拐相手の少年は殺されてしまっていた。しかも犯人と少年の父親は知り合いだったことも、事件の教訓として「知らない人に近づいてはいけないということが必ずしも予防線にはならない」という教訓を残した。身代金を受け取った時の車を警察官が記憶し逮捕。いくら初犯と入っても営利目的誘拐の上に、超多額の借金持ち、さらに地元の有力者の息子を殺したという状況ではいくらなんでも助かることは出来ず死刑判決を受けた。
  • 鳥取  婚活詐欺殺人事件(09)→前々から結婚詐欺で金を巻き上げた上で相手を殺したという疑惑を持たれていた女性が、別件で逮捕されてそこからの操作で本格的に、大規模搾取、大量殺人をしていたことが発覚した事件、犠牲者は6人。しかし殺人として認定されたのはわずかに2件で状況ではあり得ないもの二つだけだった。ただ最近のこう言う凶悪事件の傾向なんだろうけど、変な支持者が沸いていて警察の陰謀とか無実とかいっている連中が増えているのも事実だったりする。ただし同時に典型的な毒子が成長した姿がという感じも。犯人は2022年の1月に正月の持ちをのどに詰まらせてなくなってしまう。
  • 島根 女子大学生バラバラ殺人事件(09)→女子大生がさらわれて殺され、バラバラにされた事件。あまりの狂気に周辺が騒然となった。かなりの数にバラバラにされたようで、爪だけが発見されたという話も残っている。最初に頭部が広島県側で発見され、広島との強盗捜査本部に。そこから数々の体の部分が発見されるが、一部は見つかっていない。警察の懸賞金を出してまで情報操作を求めているが、状況が状況なだけに事件解決にはまだ遠そうだ。2016年に進展。遺体発見のわずか2日後に交通事故で死亡した男が捜査線上に浮上。警察は関係者として書類送検をしている。
  •  山口 光市親子連続殺人事件(99)→ 犯行当時の年齢で死刑が確定した最年少(18歳1ヶ月)の事件。親子連続殺人事件でその異常性が焦点になった事件。犯人は精神に問題ありとされたのだが、その後の行動で意思ありとみなされて勝っていた裁判が一気に、差し戻し判決になる。ここで有名弁護士を始めとした弁護士軍団が出来上がるものの、弁護方針が常識を超えるほど馬鹿らしく嘲笑の対象になる。結果的に犯行時は少年であった段階での死刑判決が下ることになり、本名顔写真が公開されることになる。
  • (次点)5人殺害事件(13)→小さな集落を襲った放火殺人事件。4家族5人が犠牲になった。犯人は放火された家の隣に住むおところで数日間逃げた末に逮捕される。変人行為で色々と問題があったという報道があったのだが、逆に強度なまでに閉鎖されたムラ社会がこの事件を招いたという指摘がある。その証拠に加害者はかつて被害者の一人に刺されたなんていう報道があったぐらい。そういう意味で言えば将来的にムラ社会が原因で同様のケースが起こりうる可能性が大きい事件とも言える。(実際起きた
  • (次点)下関通り魔事件(99)→レンタカーに乗った犯人が下関の駅に突入。そのまま何人かをはね、そのあと車から降りて人を次々に刺すという事件。5人がこの男の犠牲になった。3週間前に起きた池袋(池袋通り魔殺人事件)の事件を真似したと言っているものの。この男自身にも相当な精神的問題があったが、責任能力を認め死刑判決が下っている。なお死刑は池袋通り魔殺人よりもはるか先に執行されている。
  • (次点)専門学校同級生殺害事件(06)→ 卒業論文のために学校に来ていた女子生徒が殺される事件。DNA鑑定で犯人が発覚し、即逮捕状発行。さらに全国指名手配まで来るまでの動きは早かった。し かし犯人の姿が見つからない。この状況に一部のテレビ局が再犯の恐れ有りと判断して名前と顔写真の公開に踏み切ったのだが、その前にすでに自殺をしていた。
  • 徳島 自衛官変死事件(99)→交際相手とわかれた後に自衛官が突如行方をくらます。その二日後に死体となって発見される。警察は一回捜査をするも自殺と断定して捜査を終了。しかしあきらかにそれで片付けるのは不自然な点が多かったことと、不可解な警察の動きもあり、周辺で警察発表を信じるものは少なかった。現在遺族が調査中の事件。
  • 愛媛 ホステス殺害事件(82)→ホステスが同僚を殺した強盗殺人事件。夫婦で実行した事件だが、荷物から足が出て夫は逮捕。しかし妻は逃げまわる。金沢で経営者の職を見つけてそこで数年間何事もなかったように生活。その後も各地を転々として姿をくらますが、時効寸前になってテレビで事件を紹介した時に、行きつけの飲食店カラのタレコミで時効3週間前に逮捕される。無期懲役が確定するが、1年半後に脳梗塞で死亡。報奨金制度が生かされた事件ではあるが、何故かこの手の事件は垂れ込んだ側があまりいいその後を送っていないのがかなり気になる。(千葉の英会話教師殺人事件のタレコミの船会社が、金額以上の損害の事故(*2)を引き起こした。この事件でも舞台となった飲食店は区画整理のために消滅)
  • 香川 坂出一家3人殺害事件(07)→ 幼い姉妹とその祖母が殺された事件。犯人は姉妹から見て義理の大叔父で、借金からの怨恨で事件をおこしたと思われている。裁判員裁判を意識したスピード審理が行われ、精神鑑定も行われ責任能力ありと判断。死刑判決が下った。しかしこの事件で問題になったのはメディアの対応。メディアは過去の事件から何も学ばす同じ事を繰り返すということを今回もしてしまった。2014年6月下旬に死刑執行。
  • 高知 6人連続射殺事件(75)→精神的に問題のある人間がおこした犯罪で「動機なき殺人」といわれる。精神的に不安定になりすぎて穫ってきた猟銃で次々と人を殺していった。中には幼い子供も、さらには赤ん坊までもが犠牲に。武器はなんとか没収するものの、犯人には逃げられる。しかし翌日に発見して逮捕。裁判は責任能力の有無が争点になり一審ではこれが認められ無罪。しかし控訴審では逆に逃げられず、無期懲役になっている。普通のケースだったら死刑案件だが、精神に問題があるゆえに一等下げるのまでが限界だった。

 (*1)東京の総武線の大久保駅で酔っ払った客が線路に転落。これを救い出そうとした二人を止められなかった電車が遅い3人とも犠牲になってしまった。どう転んでも一番の原因は酔っ払いにあるわけで、これ以降JRの売店では酒類の販売は取りやめになることに。飲酒運転も問題だが、同時に酔っ払った客というのも迷惑以外何でもないということがあらわになった一件。

 (*2)事件を解決に導いて、報奨金まで受け取ったという会社だが、それ以降の惨劇をまともに食らっている。この年に船一台を大事故で失う。さらにこれはこの会社には直接的には関係がないのだが、ある引退した一台の船を韓国の会社が買い取ってそれを違法開放した挙句に、限界を超える運行をした結果沈没。多数の犠牲者を生み出すセヴォル号事件を生み出してしまった。


 九州に続きます


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自分なりに各都道府県最凶の事件を考えてみた (2015年6月版・九州)

2007年01月01日 | 忘備録

 九州です

  • 福岡 北九州一家殺人事件(02)→ 一人の男によるマインドコントロールの結果一家を完全に潰してしまったという事件。一人の男の命令により家族が家族を殺しあうという凄惨なことをやらかし 続けた事件。6人がこの状況で殺されて、さらに犠牲者が出る可能性があった段階でようやく事件が発覚。あまりにも凄惨すぎて報道自体が控えられた事件だが、オウム事件同様マインドコントロールが引き起こした事件として記憶する必要がある事件の一つ。主犯の男は死刑判決が確定。実は主犯の男は自ら手を下していないという、レアケースといってもいい形での死刑確定。
  • 大牟田一家4人殺人事件(04)→ 上納金の現金ほしさに家族ぐるみで家族3人と、殺された子供の友達を殺してしまうという事件。典型的DQN一家がおこした殺人事件だが、捕まった後のある 意味みっともないあがきが悪印象を周辺に与え、最終的には一家全員(父・母・長男・次男。父は暴力団組長、長男は殺人の前科持ち)に死刑判決(父親は逮捕前に自殺を図るもなぜか奇跡が起こり軽傷で済む)が下るという事件だったが、捜査に非協力すぎたゆえに 真相に関しては永久にわからないのではと言われている。のちに映画化されている。
  • 一家襲撃8人殺害事件(54)→未亡人との付き合いで注意された男(実際は男の浮気が原因で前科3犯。戦時中のものを除くとどっちも窃盗で刑務所の中にはいっている)が逆上、その就寝中に一家全員を襲撃。三叉桑で頭蓋骨を貫通させるやり方で、8人を死亡させ、3人も重傷に追い込む。その後逃げ出すが関門トンネルで逮捕される。身勝手と言ってもいいような行動で8人も殺してしまった代償は大きく、事件が起こってからわずか2年3ヶ月で死刑が確定。翌年には刑が執行されたと思われる。救いなのは生き残った3人が普通の生活を無事に送っているということ。
  • (次点) 一家4人殺人事件(03)→外国人留学生がおこした事件では最悪の強盗殺人事件。絞殺の後に博多湾に遺棄された事件で、事件発覚当時は犯人3人のうち二人が中国に戻っていた。事件を重く見た中国当局も逮捕。その調書が採用される事による論議を呼んだが、三人とも死刑判決が下った。2019年12月に一人に死刑が執行される。
  • (次点) 海の中道大橋飲酒運転事故(06)→5人家族が乗っていた車に飲酒運転の車が衝突。子供3人が犠牲になるという事故というよりも殺人。犯人はその場から逃走をして証拠撲滅や、身代わりを頼んでいた。犯人は福岡市の職員だったことから、この事件が与えた影響はかなり大きく、当時の市長は次の選挙で落選をし、福岡にオリンピックを承知しようとしていた動きを一気にストップさせた直因とも言われている。裁判では危険運転致死傷罪をめぐり、1審では適用せずという判断となったが、双方控訴。しかし弁護側にとってはこれは誤算意外なんでもなく、上級審では危険運転致死傷罪を認定し、3倍近くの有期刑が確定している。ひき逃げの罪が重くなるきっかけを作った事件。
  • (次点) 幼児誘拐殺人事件(90)→7歳の少年が誘拐され、殺害されてしまう事件。犯人は当時17歳の少年ではあったがすでにこの段階で婦女暴行の罪で2年間服役した後の犯行だった。まだ少年法の存在自体が問題になる前の出来事だった故に10年間も不定期刑で刑期がすんでしまうのだが、この犯人のタガはとっくのとうに外れていた。出所後に小学生を性的暴行。さらに30人を脅していたことから逮捕され16年の判決を受けるも10年で出てくる。しかしまた事件を起こして逮捕されてしまっている。更正不可案件なのだが、どうしてこんなに再犯者に甘いんだがというのと少年法の存在とは何なのかというのが問われる事件。
  • (次点) 福岡美容師バラバラ殺人事件(94)→九州自動車道のサービスエリアからバラバラにされた遺体の一部が見つかった。その後各所で同じような遺体が発見される。遺体の身元も不明だったのだが、家族が捜索届けを出していたこととDNA鑑定から死体の身元が発覚。犯人はその被害者の上司だった。犯人の不倫相手と被害者との関係を邪推しての犯行で、バラバラにしたのも女性一人の力では運ぶのは難しいので軽くするためのものだったと捜査上では結論が付いているのだが、共犯者がいるとの噂は絶えなかった。
  • (次点)商業施設女性殺害事件(20)→商業施設のトイレに入った直後に、男が女性の体めった刺しにして死亡させる。さらにことを犯そうとしたときに警備員に抑えられて逮捕。この男実は15歳の少年で、わいせつ目的で騒がれて人を刺したという短絡的かつ、危険な状況ので犯行だった。この少年家庭内の両親の離婚や自身が施設を転々としたことから相当に荒れていて自分の感情のコントロールができなかったという。しかも厚生施設から出てすぐの犯行であくどさもかなりあることから、鹿児島地方検察は少年を大人と同じ扱いで裁くと決断する。(犯行当時15歳で大人と同じ裁判になるのは極めて異例)
  • 大分 一家6人殺人致傷事件(00)→ 当時15歳の犯人が一家6人を次々と切りつけた事件で3人死亡という事件を起こす。異常行動が多く目撃をされていて、きっかけになったのものぞきの件を注意されたから。(本人はしていないと言っているが)その後、重度の行動障害と診断され医療少年院へ移送されたが、ここでも少年犯罪の犯人の家族にありがちの父親に問題ありという周辺の指摘がある。これに加えて少数のムラ社会だったゆえの問題もあったとの指摘も。
  • 佐賀 水曜日の絞殺魔事件(89)(北方事件)→7人の女性の連続殺害事件。このうち6人が水曜日殺害されていたことから水曜日の絞殺魔と呼ばれる事件に。犠牲者も小学生から50代までと幅広い。一旦は犯人が捕まったとされるが裁判で無罪が確定。未解決事件の事件の一つになってしまった。
  • (次点)保険金替え玉殺人事件(81)(*1)→会社の社長が自動車事故と見せかけての殺人かと思われたのだが実際はなんにも関係のない姿格好が似ている他人だった。誤解の連続で真犯人を取り逃がしてしまう。真犯人である「シナリオライター」(職業ではなく筋書きを書いた)の社長は協力者の逮捕を見て自殺。しかしこの間に警察の怠慢と、捕まえた人間がそろいもそろって嘘を吐きまくったおかげで捜査が混乱したというのも、問題になった。警察の仕事能力の低さから「さばけんたい」と揶揄されることにも。
  • (次点)両親殺害事件(23)→大学生が両親を殺害。父屋に対する殺害石がかなり明白なほど父親の育て方に大きな問題があったのだが、おそらくは巻き添えに近い形で母親も殺してしまったと思われる。犯行当時の年齢が19歳という事もあり特定少年の扱いに。弁護士は情状酌量込みで保護観察をねらっていたものの、父親の殺害意志が明らか過ぎたので懲役24年という判決に。ただ明らかに強烈な殺意を持っての行動を考えると、判決自体が軽い感じが。
  • 長崎 同級生バラバラ殺人(14)→進学校に3日しか通っていない少女が起こした同級生殺害バラバラ事件。事件だけをでも衝撃的だったのだが、その後に出てくる情報が衝撃的すぎた。アニマルボーダー、母原病、母親の死とクズの父親(後に自殺)と再婚問題、その上本人にはNBK+前科あり有りという、これでもかといえるレベルの闇がタップリと詰まっていた。即刻に近い形で完全バレも開催。そこで浮かび上がってきたのは常識では考えられないレベルでの親子間の問題だった。2014年を象徴する事件というよりもすべての少年犯罪のマイナス面が詰め込まれたような事件。普通だったらこれだけのことをすれば懲役刑のほうがいいはずなのだが、懲役刑にしても本人に反省することはしないだろうという事で医療少年院へ。(ただしこの処置も結局は犯人自身の行動によって無になりそうだが)2016年7月現在被害者家族に謝罪の手紙を出したというが、根本の問題であるサイコパスについてはもはや修正不可能なんだとか。犯人は26歳まで治療という名の異例の処置が行われる予定らしいんだけど、問題なのはでた後どうするかなんだよなあ……普通の犯罪だったら死刑もあり得るほどの無期懲役なんだから。それに治療をして更生させるという制度にも限界が来ていることを知らしめている話でもある。
  • 銃乱射事件(07)→ いきなりやってきた男が散弾銃11発を乱射二人を殺害した事件。犯人は警察の追跡を交わしながらも最終的には追い詰められる格好で自殺。日本では本来起こ り得ない事件の一つとして記録されてしまった事件。しかしその動機は借金苦からなのか、一方的なストーカー殺人なのか、自殺願望によるものからなのか不明。
  • (次点) 幼児突き落とし殺人事件(03)→ ホームセンターで一人で遊んでいた子供を誘拐し、連れ回した後に暴行し突き落として殺害した事件。犯人としては当時14歳の少年。逮捕されてからバレ大会が開催され、その中で両親の子育て方法が常識から大きくかけ離れていた(この事件をきっかけにこういう事件を起こす親の両方か片方が 別な問題を引き起こしている可能性が指摘されるようになる)ことが発覚をしている。更にこの事件でアスペルガー(現・自閉症スペクトラム)の存在もクローズアップされることに。犯人の少年に反省の態度が見られない(脱走をした)のも頭の痛い問題に なっている。
  • (次点) 同級生殺害事件(04)→ 小学校6年生の女の子が首をカッターで切られて殺害される事件。きっかけになったのはネット上での行動。中傷されたと騒いでいるが、他の人から言わせると 「そんなことはない」んだとか。事件後に発覚する犯人に関する様々な異常性の問題と父親の虐待が明らかになるが、同時に数多くのトラブルメーカーというイメージを持たれる ことになる。事件後バレ大会が開催され、その犯人のTシャツの柄の文字がそのまま彼女のアダ名になったという経緯も持つ。
  • (次点) 長崎市長殺害事件(07)→ 当時の長崎市長が暴力団関係者に射殺された事件。事件のきっかけはその暴力団関係者の事故利益の追求からくるものと思われているが、細かい所ではいまだに 不明な点が残る。事件後、この市長の後継者がたち選挙が行われるが、ゴタゴタの末に後継者を他の候補が破るという状況になった。衝撃の大きさから一度は死刑判決が出るが、上級審によって出された無期懲役判決で確定している。
  • 熊本 一家6人殺害事件(46)→終戦直後に起こった大量殺人事件。犯人は在日朝鮮人3人組で朝鮮に帰る金ほしさに及んだ強盗殺人だった。梨を買うと装い腕時計を置き、その後に礼と称してその家に入り一家6人を殺害。さらに証拠隠滅のために放火をした。被害者から話を聞いていた人の証言により、早い段階で素性が割り出され、その朝鮮人の家に行くと血塗れの作業服があったことから、犯行を断定。逃げる途中鳥栖で捕まえた。2人に死刑判決が下り、もう一人には無期懲役の判決が下っている。
  • (次点) 連続女性毒殺事件(60)→加害者も被害者も全員女性という事件。借金の返済に迫られていた女が姑を殺害。このときは医者が脳卒中で処理されたのが被害拡大につながった。よく月に今度は隣人を毒殺。今度も脳卒中と医者が判断したため計画は続行。さらに行商人に対して同じことをするが、行商人は意識不明の重体に。さらに別の行商人も毒入り納豆で殺害。ここで警察が動いて納豆に毒が入っていたことが分かり、犯人が逮捕される。4人を殺して奪った金は借金の10分の1程度でしかなく、事の重大さもあって、戦後2例目の女性死刑囚が確定する。70年に女性としては戦後二人目の死刑執行される。
  • (次点) 医師婦人殺害事件(04)+夫婦殺害事件(11)(*2)→遊びのために借金を重ねていた男が起こした強盗殺人事件。何の面識もない医者の婦人を殺害し18万円を奪って逃走。さらに同じような手口で夫婦を殺害。あとの事件の段階で借金を一度母親に精算してもらったにも関わらず500万円の借金を持っていたほどの典型的な金に困っての犯行だった。地裁・控訴審で死刑が出て弁護士が上告をするも、本人が引っ込めて死刑確定。裁判員裁判で死刑が確定した3例目の出来事になった。
  • (次点) 逆恨み殺人事件(85)→典型的悪人がおこした、しょうもない犯罪。DVを繰り返していた男が離婚の話し合いの最終に切れて義理の母を殺害、妻を重傷に追い込む。逮捕されて死刑判決を求刑されるが、無期判決になり出所してしまう。この時にためた恨みから数多くのターゲットを決めるが、最初は元妻にしていたので、その居場所を聞こうとしたが拒否され逆上。その夜に忍び込み、その女性の関係者とその娘を殺害。傷の数の多さから、余程の恨みを持っていたことが想像されるが当然許されるべきものではない。金を盗んで逃亡し5日後に逮捕。無期懲役の運用は何なのかと思い知らされる事件。
  • (次点) 大学生誘拐殺人事件(87)→身代金目的の誘拐殺人事件。犯人の小学校の同級生を誘い出し、そのまま誘拐。身代金5000万円を要求したが、この段階ですでに大学生は殺されていた。同乗していた女性は殺されなかったものの12日も暴行を受け続ける。事件から12日目にこの女性が保護され、一緒にいた共犯者が逮捕。ついで主犯が自首。裁判では共犯者が主犯に責任を押し付けて、主犯に死刑判決。共犯者にも無期懲役から懲役18年の判決が下る。しかしこの犯人は職員と共謀して脱走をしようとして失敗。(この時の拘置所長は精神的にずたずたになってしまい、後に自殺)看守が関わる大問題にも発展した。
  • (次点) 幼女連れ去り殺害事件(11)→トイレに一人でいった3歳児が、直後に21歳の男によってリュックの中に入れられて連れ去られる。一時間も立たないうちに殺された姿で発見される。リュックに入れる前に3歳児に対して息を止めて殺害。それをリュックに入れて近くの川に捨ててしまった。しかしそれが防犯カメラに写っていたためにすぐに面が割れて、警察が逮捕する。無期懲役が確定したのだが、同時になんで3歳児をトイレに一人でいかせたのかという両親の行動。いくら反省をしているとしても、こればっかしは批判の対象になった。これだけの凄惨な事件なのに、人の記憶にそんなに存在しないのは事件発生から8日後に東日本大震災が起きたため。
  • 宮崎 高千穂6人連続殺人事件(18)→連絡が取れないから様子を見てきてほしいといわれて、警察官が訪問をしたら発見したのが6人の遺体だった。全員何らかの形で傷がついていて、中には凄惨といってもいいようなものが。殺されたのは家族5人と何かの形(で、仲裁に入った知人の合わせて6人。警察は殺人事件としてこの家に同居している殺された人の次男を探したのだが、近くの橋から飛び降り自殺をしていたことわかって、事件は状況不明のままに。事件そのものは暗礁に乗りあがりそうなのだが、ゲスパーレベルだとすればこの次男がサレラリもしくはシタラリの状況で完全にいってしまったという話だが……
  • (次点)一家3人殺人事件(10)→妻・義理の母・そして息子の3人が殺された事件。犯人は夫で義母の叱責や子育疲れから開放されたいと思いついての犯行だった。更にその背景にあるのはカネの面。どうもその件で義母からねちねちと責められていて離婚まで強要させられようとしていたらしい。義母に関しては自業自得の感が強いが、巻き込まれる形で二人も殺害するというのは、どういう理由であっても情状酌量の余地はなく、裁判員裁判では3例目となる死刑判決が下った。現在最高裁で審議中。
  • 鹿児島 日置5人殺害事件(18)→住宅で3人の遺体が発見される。事件が発覚したのは家主が会社に出てこなかったことを心配した伯父が警察に連絡したことから。向かった警察がそこで発見したのは先に様子を見に来た伯父の妻とその姉、さらにそのことから様子を見に来た近所の人の死体だった。さらにこの家に住んでいる家主とその母親の姿も見えず。警察は同じ家に住む息子(38歳)を逮捕。後日にこの家主と母親の変わり果てた姿が発見された。この息子日ごろから粗暴で、そのことに悩んでいた祖母が相談をしていたいこともわかっている。ゲスパーレベルなのは怨恨から祖母と父親を殺したこの男が続々と様子を見に来た3人を口封じのために殺したのではないかという説。第1審で死刑判決が下るも控訴中。
  • (次点)徳之島兄家族3人殺傷事件(02)→兄の言動から、兄から無視されていると邪推した男が、兄の家に侵入。兄の妻と娘を殺害し、息子に重症を負わせた事件。裁判中においても兄に対する恨みつらみが絶えることがない言動を繰り返していた。裁判官は幼稚さと粗暴さを兼ね備えていて更生は不可能と判断して死刑判決を下す。これに対して控訴をするも本人は理由も書かずに取り下げる。確定から4年後に刑が執行された。
  • 沖縄 有名歌手の母親殺害事件(99)→ 一時代を築いた歌手の母親が殺された事件。時間が平日の正午頃だったこともあり、マスコミが中継を飛ばしに飛ばしまくる。犯人探しもほぼ同時に行われたの だが、テレビのワイドショー等でその中継が始まった頃には自殺していたという報道が流れていた。そのマスコミが今回もマスゴミになってしまったという事件でもある。犯人は歌手本人 か見れば義理の父親の伯父。
  • (次点) 女子中学生殺害事件(96)→建設会社に務める二人が会社をやめようとワゴン車を盗み出して、その上で強盗目的で女子中学生を暴行の末頃してしまう。ワゴン車が発見されてそこから1人の足がついたことからもう一人逮捕される。裁判ではあまりの酷さから検察側が死刑を求刑するも、慣例法の壁が大きく立ちはだかる形で無期懲役の刑になった。ある意味日本の裁判の常識と正義感の兼ね合いの問題にもなった。
  • (次点) 糸満町集団暴行殺人事件(67)→前科持ちのトラブルメーカーを青年部が殺害を計画。木材を使ってめった打ちに殺害。顔は減刑をとどめていなかったという。問題だったのはその後明らかに悪びれた様子もの開く、さらに減刑運動まで起こる始末。いわゆる「ムラ社会」(性格にはそれ以上に質の悪い「シマ社会」と呼ばれるもの)が招いた重罪。最終的な刑罰に関しては載っていないので不明。

 広域・海外に続きます


 (*1)主犯の自殺により、共犯者の判決が最大懲役7年というものになったため

 (*2)同一犯によるものなので + という形で掲載

 


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自分なりに各都道府県最凶の事件を考えてみた (2015年6月版・広域・海外)

2007年01月01日 | 忘備録

 最後は広域・海外加害・海外被害の項目です。

  •  広域 連続幼女殺害事件(89)→ 幼女ばっかりが誘拐殺人された事件で、事件の舞台になった埼玉県と東京では毎日のように警戒態勢が続いていたが、そんな中でも少女4人が殺されてしまった。5人目の可能性があった状況で、被害を受けた少女の父親が現行犯で押さえつけてそこから逮捕される。逮捕後も動機の解明ができず、精神鑑定もバラバラ。(当時から言えることなんだけど、心理学の分野に関してはおざなりすぎる)さらに単純なペドフィリアなのか、精神そのものが全く成長していない子供だったのか(これはのちの取材の中で、発覚した行動によって明らかになっている)という議論もおざなりになってしまった感が否めない。結果的に言えばこれ以後の動機なき殺人に通じる一つのモデルケースだったのだが、ある意味それを恐怖心から塗りつぶしてしまったとか言えないほどのこちら側の問題もあらわになった事件。更に叩けばいいという考えからのオタクバッシングなどの不正確極まりないレベルの報道に問題が事件報道後に多数発生したことから、この事件からマスゴミという言葉が生まれるきっかけとも。さらにマスゴミが余計なことをしたがために加害者一族の人生を大きく狂わせたとも。
  •  首都圏連続女性殺害事件(68)→東京・千葉・埼玉の3件で強姦殺人が数多く発生。12件も短い期間にに発生をして首都圏を不安がらせていた。犯人(ただ状況違いがあり、どれだけ関わっていたのかは不明)は捕まえたがいいが、彼に対する支持者が出てきて捜査がかなり難しくなる。裁判には持ち込むものの高裁で無罪判決を得て釈放。しかしマークされていたもの前科者だとということもあって、犯罪行為はやめることがなく、窃盗で刑務所に入った後に、殺人を犯して再び刑務所の中へ。しかしこの事件の解決は永久に無理になってしまった。
  •  勝田事件(83)→あまりにも広範囲でしかも長期間で行わた犯罪故に、正確な被害件数が把握しきれていない事件。逮捕案件は銀行強盗失敗・拳銃強奪・強盗傷害・殺人(1人)なのだが、その後の操作や犯人自身の供述から次々と殺人をしたことが明るみに出る。公式では8人だが、本人は22人殺害したと言っているが、14件は証拠がなくて立件が出来なかった。殺人を敢行した後に、テレビのクイズ番組に出て優勝してしまうほどの実力も持っていた。
  •  連続タリウム使用傷害事件(12)+名古屋老婆殺害事件(15)→宗教勧誘をしていた老婆が行方不明になり、その老婆が懇意にしていた女子大学生を尋ねたら、既に殺害されていた後だった。衝撃的だったのは今までの少年犯罪の要素をすべて取り込んだ上に、少女自身が重度のNBKだったこと。さらに住んでいた宮城では、タリウムによる殺害未遂に放火ということもやっている。かなりの悪どさもあり年齢も19ということをかんがえると、そう簡単に少年犯罪のカテゴリーに入れていいものかと悩むレベルの事件。無期懲役の判決が出ているけれど、このねじ曲がった性格を考えるとほぼ終身刑に近い感じか。
  •  瀬戸内シージャック事件(70)(*5)……犯人を含む3人が広島方面に向かっていた男からが検問で交通違反をして、警察署に行くときに警官に対して障害事件を起こすレベルの逃走。(一人は別なところにいたためこの段階では無関係)その後逃走をするも警官の起点と天候状況から一人を捕まえるが、もう一人には逃げられてしまう。この一人が瀬戸内に泊まっていた観光船を乗っ取り逃走を継続。表に武装をしていないときに出てきて、大阪府警の警官に集中砲火を食らう形で射殺される。いろんな人間が射殺をしたことを批判しているが、それじゃあ仮に事前に人を殺していましたとか、この段階で殺してしまいましたとか言ったとき、危険性がないといえるのかというのを聞いてみたい。現実問題周りが逝っているときに親は完全に見放している発言をしているし、危険度はかなり高かったともいえる。そういう状況を考えるんだったら、少なくともそいつらは万が一という事が起こった時にどう責任を取るべきなのかを態度で示してほしいと思う事件。本人もそうだけど周りに対してもいら月が出てくるような事件。
  •  (次点) 西鉄バスジャック事件(00)→佐賀発福岡行きのバスがバスジャックされ、そのバスが逃走している様子が夕方のニュースの時間帯に全国で生中継されるという異例の事態に。犯人は17歳の少年で、その前に本人が書き込みをしたと言われる書き込みが出て、その出元である某巨大掲示板がこういう形で大きく出てきてしまう結果にもなった。バスの走行中に1人殺めている状態故に、持久戦になってしまい最終的に解決したのは午前5時頃。警察の特殊部隊が、バスを急襲して少年を逮捕。豊川主婦殺害事件の犯人をダークヒーロー扱いにして、犯人のようになりたいと思っての犯行だった。
  •  (次点) 父子連続殺人事件(01)→徳島と淡路にまたがって発生。事件そのものよりも報奨金と、指名手配写真の時にハラれたキャップコピーで一気に犯人が有名になってしまった事件。火災が起きそこから1人、翌日にはもう一人の遺体が発見されるのだが、跡が残っていたことから殺人と断定。捜査が始まる。まもなく一人の男が浮上指名手配される。しかし手がかりすら少なく、死体遺棄の方は時効に。殺人の方は時効がないので捜査は継続していたが、ある日いきなり死亡してましたという情報が流れてくる。しかも同居人は彼の正体に気が付かず、周辺も気がついていなかったため、改めて日常に潜む狂気というを感じる事件になってしまった。
  •  (次点) 三府県リンチ殺人(94)(強盗事件→大阪事件(一人殺害)→恐喝事件→木曽川事件→長良川事件)人によってはコンクリ事件よりも残酷だといえる少年犯罪の一つ。大阪・愛知・岐阜でリンチを敢行。その結果4人を殺してしまった事件。しかも大阪の犠牲者を高知に行ってまで捨てるとかの悪どさも目立つ事件で、きっかけも因縁をつけての暴行ゆえにたちが悪すぎる。さらに犯行に反対していた仲間までも殺そうという計画を立てていた。最初は主犯だけ死刑判決だったが、控訴審で3人が死刑になってそのまま確定。当時19歳だった彼らも刑が確定した時には30歳を超えていた。事件当時未成年だった複数犯が同時に死刑判決に処されるのは初めての事だった。事件後実名報道されることになる。裁判において検察側は「史上最悪の少年犯罪事件」と位置付けた。事件から27年も経過した2021年4月において3人とも死刑確定。事件をきっかけにして彼らを調べた学識者たちの言葉を合わせると「現代の犯罪の典型例」。
  •  (次点) 目黒歯科医強盗殺人事件(02)我孫子老夫婦強盗殺人事件(02)有名会社社長宅放火殺人事件(02)(*1)→その手の話では世界的シェアを持っている会社の社長宅に強盗に入り社長の妻と娘を殺害、放火をした事件。盗まれたものがそれほど多くなかったので、警察も判断に迷うほどだった。未解決事件になりかけた頃に群馬で男二人が捕まり、そこから男の強盗に誘われた(ムショ仲間だが事件には無関係)という話を耳にした警察が、逮捕に踏み切った。さらにこの事件の後に合計3人を殺した強盗殺人のこの二人によりものだと発覚。言い逃れをできるはずがなく、二人組の犯人には死刑判決が下っている。ちなみにこの事件の前にこの犯人のうちの1人が犯した犯罪のニュース速報が今も確認可能。
  •  (次点) 亘理町自衛隊員保険金殺人事件(00)仙台風俗店店長殺害事件(04)中野暴力団員殺害事件(99)(*2)→自衛官の夫が自殺していると通報。警察も自殺という判断ミスで認めてしまう形になり保険金殺害が成立。関わったのは5人で主犯はこの自衛隊員の妻だった。この事件の犯人のうちの2人が仙台での風俗店店長殺害に関わっていて、さらにその二人のうちの一人は暴力団員の殺害にも関わっていた。それ故にこの男だけの裁判だけが別れて審議することになったのだが、中野の事件に関しては無罪判決が一度下っている。というか全体的に裁判員裁判のやり直しが出ているケースなどもありカオス化している。
  • (次点) 連続殺害死体遺棄事件(98)+四ツ木斎場襲撃事件(01)(*3)+日本医科大襲撃事件(02)前橋スナック乱射事件(03)(*4)→暴力団抗争から起きた銃乱射事件。元々のきっかけは葬儀会場においての暗殺事件(その業界での葬式の会場で殺人事件を起こすのはタブー(やくざの中で)でこの事件の場合でも、事件を起こした連中は除名されたほど)で、それについては和解をしているものの、それでは収まりきれない襲撃された側の関係者が復讐の機会を狙っていた。襲撃などが繰り替えさている状態の中で、日本医科大襲撃事件まで起きてしまう。さらにこの連中は前橋のスナックにターゲットがいるという事が分かるとスナックを襲撃して銃乱射。ターゲットは無事だったが、店の客3人、ボディーガードを殺害するという凶行をやってしまった。身代わり犯人も建てたこともあり、主犯中の主犯である組織の幹部だけ裁判が延びている状態。実行犯ともう一人そしてこの主犯には死刑判決が出ていて、前二人は確定。さらに2016年になリ犯人の一人が殺人2件に関わっていたことを告白、うち一件は供述通りの場所から白骨化した死体が出てきた。しかし供述とは別に裁判官は死刑執行の引き延ばしと判断して、無罪判決に。(無罪の人間は控訴するというのはあり得ないので、実質的には死刑継続)結局この犯人は20年の1月に自殺とみられる形で死亡している。
  •  海外加害 テルアビブ空港乱射事件(72)→日本人がおこしたテロ事件。ハイジャック事件を起こしてグループ全員が殺されたテロ組織が新しいテロを計画。その協力を日本赤軍にもとめ、日本赤軍がおこしたテロ事件。空港から銃入りの荷物を受け取ると警備隊に発砲。更に手榴弾を投げ込む26人を死亡させた。実行犯は3人いたが、このうち二人はその場で自爆(自爆テロの始まりとも)と応射による射殺。もう一人は逃げ延びてレバノンに入りそこで逮捕されるが、亡命が認められた。事件を考えた組織は今でも健在ではあるが、先代のトップはイスラエルによって殺され、現在のトップも拘束中。
  • パリ人肉事件(81)→フランスで日本人がおこした猟奇殺人事件。オランダ人の女性に関係を迫ったところ、拒否されたために銃を発射して射殺。その死体の一部を食べたとされる事件。その猟奇的行為が、精神異常者と判断されてフランスでは措置入院をさせた後に強制帰還。しかし日本では精神には問題があるが、責任は問えないレベルではないという判断がなされるがフランスが資料を渡さなかったために立件できず。この犯人、しょっちゅうテレビやらマスコミの前に出てきていて、ある時にはもう一度人肉を食べてみたいとほざいていた。
  • 新聞記者空港爆破事件(03)→問題の事件記者の名前をとって「**」とも。取材活動の記念にと持ち帰ろうとしたクラスター不爆弾が、ヨルダンのアンマン空港で爆発。1人死亡、2人怪我という被害で収まったものの、やっていることが爆弾テロと変わりがなく当然のように捕まり裁判にかけられる。実刑判決を受けたが国王の恩赦によって釈放帰国は出来たが、当然新聞社は解雇されてしまった。恩赦の代償として借金の大量の棒引きという事を余儀なくされたとか。これだけのことをしでかすのだから、その新聞社本体もまともではなかったことが、後に大騒動を引き起こす原因にもになる。修羅場スレに関連したトンデモ話もあることから、この時からこの新聞社の体質がおかしすぎることがわかる。
  • (次点) ロス疑惑(85)→ロサンゼルスを舞台にした保険金殺人疑惑。夫婦が何者かに襲われ妻が頭部を撃たれ帰国後に死亡。夫が保険を受け取ったのだが、その後ある週刊誌が疑惑を持ったことからうたがいの目が向けられる。更にもう一人の死体が発見。さらに妻が襲われていたことなど疑惑がてんこ盛り状態に。報道のあり方の問題が問われたのだが、それ以上に本人疑惑が裁判で無罪(ただしひとつの事件では有罪判決を受けている)になったといってもはれることはなかった。日本で万引きをしようとして逮捕もされている。最終的にサイパンにいた時に、殺人容疑で逮捕されたのだがロスに移送後自殺してしまった。
  • 海外被害 アルジェリア襲撃テロ事件(13)→日本の企業が関わったアルジェリアの石油プラントをテロ集団が襲撃。隣国マリでのフランスの軍事介入がきっかけだと言われているが定かではない。行動の用意周到さから、イギリスの会社の関係者の行動が筒抜けだったという話も。アルジェリア特殊部隊が強行突撃をして事件は強引に解決したのだが、日本人10人を含む人質23人が犠牲に。同時にテロリストも29人が犠牲になった。事件の首謀役である男は神奈川県警に国政指名手配されていたのだが、逃げ込んでいたとされるシリアでアメリカ軍の空爆の直撃を受けて死んだという発表があった。 

 (*1) 起こった順番は会社社長→目黒→我孫子の順。広域指定事件に指定されているので、色はすべて同じに統一

 (*2) 亘理町の事件は妻が無期懲役。仙台の事件は無期懲役の判決が出ている。東京の事件は最長15年。仙台の事件の無期懲役犯の判決。

 (*3) 犯人たちがやらかした事件のきっかけとはいえ対立する組織が行った犯罪だが、この犯罪がきっかけになったので提示する。

 (*4) 指示役とされた男が関わった事件で死刑確定後に最初の事件を告白したので、色は同じ扱いにしています。

 

 


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事件簿 ちょいとした補足・その1

2007年01月01日 | 忘備録

 ここでは枠には載せたかったのだけどどうしても外さざる負えない事件及び調べがついていない事件とその関連での忘備録という形での枠です

 枠の関係や予備確認が取れていないので掲載を見合わせている事件。(確認が取れれば掲載の可能性が大) あと知っておくべきと思う事件もこっちに掲載

  •  北海道 梅田事件(50)→現金を持ちだして消えた職員を追ううちに、1人の別人が犯行を自供。主犯も逮捕されたのだが、問題はもうひとりいたのかいなかったのかということに。その一人が逮捕されたのだが、その後の裁判や証言で無罪が確定。主犯は死刑になり、もう一人も死んだ今永遠に解決しない事件になってしまった。
  •  北海道 白鳥事件(52)→警察官がすれ違いざまに射殺されるという事件。当時の共産党関係者が怪しいと睨んで逮捕までしたが実行犯には逃げられてしまった。冤罪事件の可能性もあるが、出ている逮捕状が一番古い事件。
  •  北海道 美唄母娘強盗殺人事件(56)→少年犯罪の死刑判決。後に無期懲役に減刑されている。(光市の親子連続殺人事件の犯人が死刑確定囚の中で、犯罪年齢時一番若いというのはこのため)
  •  北海道 和田心臓移植 (69)→強引と言っていいほどの強行で患者が死亡後にいっきに疑惑噴出。このせいで日本の移植は遅れに遅れまくったとも。
  •  北海道 誤認嫉妬殺人事件 (01)→一人の少女の嘘から起きた殺人事件。嘘に踊らされて嫉妬した少年が被害者を殺害。しかも無抵抗状態だった。しかしこの時な少年法の精神がかなり生きていたのかわずか3年ぐらいで出てきてしまうという形に。しかも問題の少女からは責任を取れないという判決までくだされるという、ある意味問題がありまくる事件だった。
  •  北海道 道庁爆破事件(76)
  •  北海道 旭川少女暴行事件(96)
  •  青森 実子保険金殺人事件(72)→経営難に陥った男が思い付いた保険金殺人事件。周辺がずさんすぎて事件が明るみに。
  •  青森 イタコ殺人事件(70)→母親が息子に悪霊が取り付いているとして行わた殺人事件。おかしくなってしまった息子を悪霊が取り付いているとして殺害してしまった事件。イタコとは名が付いているが最初の相談者のイタコが言っていることは至極まとも。後に相談した80代の祈祷師が悪霊らしきものが付いていると言ってしまい、それによって起こってしまった。
  •  青森 親子殺害放火事件(08)→息子による家族殺人事件。
  •  岩手 女子高生殺害事件(08)→女子高生が殺害された事件、結婚から犯人は断定されて指名手配されたものの、犯人は捕まらず。さらに犯人とされるものの父親が懸賞金をやめろという裁判を起こすカオスっぷり。これにとどめを刺すかのように事件を追っていたジャーナリストが急死するなど、疑惑も疑念も多い事件になってしまった。冤罪の可能性を残したまま、現在未解決状態。現場も東日本大震災の津波により流されて何もなくなってしまった。
  •  秋田 キャバクラ嬢殺害事件(13)→1型糖尿病を患っている娘が勤め先であるキャバクラから戻ってこないとして家族が早い段階で捜索願を出す。雇われ店長と同僚のキャバクラが売上金をガメて逃げ出し、それで逮捕されている最中に事件が発覚。供述通りにビニール紐で首を絞められた遺体を発見する。広陵者故に起こる待遇に関する不満と店長の金の持ち逃げ、さらには店長の資質の問題も絡みあうような事件。
  •  山形 一酸化炭素中毒保険金殺害事件(73)→妻が一酸化炭素中毒で倒れて死亡。そこで同情が集まれば良かったのだが、早い段階で再婚をした挙句に、7つの県からの保険金の入金があったことから警察が操作を開始。そこで判明したのは練炭によるものではなく、妻が身に着けていたガスマスクに一酸化炭素がなれるように細工をしていたことだった。更に恐ろしいのは妻が生き残ってしまったら、今度は長女を殺す予定だったということ。さらに受け取った保険金は相場で全てすってしまった上に、借金までしていて持っていた土地を売って補填していたんだとか。無期懲役の判決。
  •  福島 便槽内怪死事件(89)→何故か便槽の中で死体が発見される。落ちたにしてはあまりにも不自然すぎるゆえに、いろいろと噂がたった事件。未解決。
  •  茨城 日立女子誘拐殺人事件(78)→経営難と遊びによってできた借金のために、市内有数の資産家の娘を誘拐。さらにいたずらをしようとして殺害。韓国に逃亡しようとして逮捕される。死刑判決がくだったが、実行されることはなかった。
  •  茨城 翻訳者殺害事件(91)→イスラム教に関する本を出して、それを翻訳した大学教授が何者かによって殺された事件。後の分析カから犯人はイランの精鋭部隊の人間の可能性が高く、当時の指導者もそれを匂わせることをいっていたのだが、捜査のほうがかなり消極的すぎることとで大したことをしなかった。
  •  茨城 女子大生全裸殺害事件(04)→女子学生が殺されて近くの川で放置されていた事件。刃物できられたような跡があったのだが、死因は窒息によるものだった。しかしこの事件謎がかなり多く、なんで自分の部屋に男子学生を招き入れたまま外出をしたのかとか、なんで彼女の体の中に二人分のDNAがあったのかという問題が多く残っている。懸賞金300万円が設定されていた事件だったが、今は解除されている。
  •  栃木 日本閣ホテル殺人事件(52)→戦後初の女性の死刑囚が出た事件
  •  栃木 リンチ殺害事件(99)→無抵抗な被害者を連れ回し、現金を奪ったうえに集団暴行をして殺害。警察に相談していての結果に、騒然となったのだが、加害者の一人の父親が警察の人間だったことも問題の悪化を招いた。警察の隠蔽体質も手伝っての犯行の悪化、しかもその隠蔽体質は事件そのものを隠すという行動になったこともあり、実際に取材をした記者が事実と発表とは違うと思い取材を開始、更にそこに写真週刊誌が加わって大きな問題に発展。賠償問題にも発展しているが、この父親有りしてこの子ありの典型例になっている。主犯2人に無期懲役。これでも当時の年齢を考えると60でシャバに出てくる可能性がある。
  •  栃木 今市事件(05)→小学校に通っていた小1の少女が行方不明に。その翌日にはかなり離れた場所で遺体となって発見される。状況も厳しく証拠も少なかったことから迷宮入りしかかっていたが、時効が廃止されていたので捜査は続いていた。急展開したのは事件から9年後の2014年別件で逮捕されていた台湾出身の男が殺害をほのめかし、裏付け証拠の末に犯人と断定。この男に対しての情報のタレコミもあったらしく報奨金が支払われることにもなった。この事件をきっかけにして子供の学校への通学路に対する考えを大きく転換させることになる。
  •  群馬 安中市母娘3人殺害事件(94)→結婚を断られた男が逆上をして本人を殺害。さらにその足で両親のもとに行って殺害。犯人は計画性がないと言っているが、殺人の前科持ちという点を考えれば……
  •  群馬 女性二人連続殺人事件(81)→連続と言っても期間は相当開いている。犯人は相当のワルで刑務所に入っていたこともあったが、終戦直後に殺人事件まで犯していた。
  •  群馬 一家3人殺害事件(98)→犯人は指名手配されているが未だにつかまらず。報奨金指定されている事件。
  •  埼玉 父親など3人殺害事件→弟の自殺を父親のせいだと思った兄が父・同居していた女性・その孫を殺害。裁判で父親のやったことに対して考慮し欲しいといいそれが認められたが、無反省の態度は結局刑を引き下げるには至らなかった。
  •  埼玉 狭山事件(63)→女子高生誘拐殺人事件ではあるが、誘拐という部分は取り扱っていない。冤罪部分もあると言われているが、そういう連中の中でも冤罪ではないんじゃないかと疑っている人もいるという話も。
  •  埼玉 上福岡市いじめ自殺事件(79)→根底にあるのは強い差別意識。加害生徒は2020年原罪年齢が50前後。
  •  埼玉 ふじみ野市散弾銃立てこもり事件(22)
  •  東京 文京幼児殺害事件(99)→お受験殺人事件とも。幼稚園にかよっていた子供が行方不明になった。原因はいくつかあるのだが、大きな要因とされているのは国立の学校(被害者は受かっていたが加害者娘は抽選で外れていた。この段階で被害者母から嫌味を言われたとも、受験に関係なく加害者の精神面に問題があったとも)の受験システムや、通うための条件の問題とも。
  •  東京 築地一家殺人事件(51)→築地で一家四人が殺された事件。最初に疑われた男が怪しいと睨んでいたが、捜査に協力的な態度をとっていたことから捜査戦場から外れていた。しかしモンタージュ写真から協力者が逮捕されると、その協力者の口から男が主導的立場だったという証言が出てくる。この男も逮捕されるのだが、留置場に入れらた時に持ち込んだ毒で自殺をしてしまう。
  •  東京 文京小2殺害事件(54)→学校で小学生が暴行された末に殺された事件。犯人はヒロポン中毒で、この事件以後規制が強まることになる。
  •  東京 神田ビル放火殺人事件(81)→遊ぶ金を会社の経費から盗み出し、さらに盗みだしてその帳簿なんかを消してしまおうと画策。一緒に残業をしていた上司を殺害後、放火。偶然居合わせたビルの管理人も殺害。
  •  東京 八王子福笑い殺人事件(55)→娘が家に帰ってきたら母親が目かしくをされた状態で殺されていたことから事件が発覚。事件は少年院仲間二人組による強盗殺人事件。一人が少年状態だったのだが、前歴から更生不可と判断。死刑判決が下った。
  •  東京 銀座弁護士妻子殺害事件(56)→結婚資金欲しさに犯行を結構。当時東京の弁護士会の副会長にあった弁護士の妻と子供が殺されて物品が奪われた。この弁護士は死刑廃止派で、自分の信念と貫き通した。しかし結果は死刑という判決だった。
  •  東京 少年ホルマリン漬け事件(57)→プロレスラーの息子が囲碁棋士の息子に殺されてその遺体をホルマリン漬けにされた事件。棋士の息子は精神病院に通っていたほどの偏愛主義者だった。狂気にいどろられた事件だったが、****故に懲役10年という軽い判決だった。
  •  東京 草加二郎事件(62)→有名歌手の事務所を始め各所で起きた爆弾事件の総称。死亡者はいなかったが、未解決事件。
  •  東京 連続少年切りつけ通り魔事件(63)→高校生二人が通りすがりの少年に来なり下腹部を切りつけるという事件。下腹部にダメージがいかない場合は顔を狙っていた。被害者の一人は性器に甚大なダメージを負ったという人も。ただこの事件一番怖かったのはこういう状況なのに、被害届が出されず、捜査も行われていなかったこと。
  •  東京 深川通り魔殺人事件(81)→覚せい剤に侵されまくった男が起こした無差別通り魔殺人事件。4人を殺害し、中華料理店に籠城。人質がうまく脱出できた直後に逮捕されたのだが、その姿は異常そのものであった。大地康雄主演(このドラマを見ていた伊丹十三がマルサの女で起用→ブレイク)でドラマ化もされている。ちなみに無期懲役ゆえに刑期終了(2023年現在で事件から42年)で釈放されたなんて言う都市伝説も出てしまっている。異常性を考えるなら出さないだろうけど……
  •  東京 江東区女児誘拐殺人事件(69)→道案内をさせようとした女児を誘拐→殺人した事件。ある程度までは揃っていたのだが、誘拐された車の種類が多かったことから、そこから時間がかかる状況になり似たような事件が起こるも空振り。結局何の証拠も得られないまま捜査が打ち切りになった。
  •  東京 力道山刺殺殺事件(63)→暴力団員に刺されて国民的スターが死んだという事件。犯人は前にプロレスラーに殴られたことから、持っていた護身用ナイフで刺してしまったとのこと。この段階で適切な治療を受けてれば助かったのだが、力道山の不摂生説や、医療ミス問題が吹き出していて、何が本当の死因なのかがわからない状態。大規模な暴力団抗争事件に発展する可能性もあったのだが、別な暴力団の介在により回避。そして犯人の娘は皮肉にも格闘家になっていた。
  •  東京 吉祥寺路上女性殺人事件(13)→吉祥寺の路上で発生した強盗殺人事件。犯人は盗んだカードを使って厳禁をコンビニATMで引き出そうとするが失敗。事件から30分近く立って発見された頃にはすでに女性は事切れていた。翌日には班員としてルーマニア国籍の17歳の少年が逮捕、さらにもう一人も後日知人に付き添われて自首をする。無期懲役の判決がでて最高裁に上る前に確定している。一時時期週刊誌が名前を顔写真を出すほどの少年犯罪の中でも凶悪事件の部類に入る。
  •  東京 深川幼児誘拐殺害事件(86)→小学生が遊びに出掛けたまま行方不明に。この時男がこの小学生をカブトムシの幼虫をダシにして誘拐して、すぐに近くの神社の排水溝で殺害。さらに身代金をせしめようとしたのだが、金を受け取りに来たところを張り込んでいた警察に見つかり逮捕される。立ち食いそば屋をやろうとしてその回転信金として500万円を搾り取ろうとした犯行だった。殺害方法があまりにも残忍すぎたったことから、殺人対象が一人だったにもかかわらず死刑判決が下る。
  •  東京 多摩パチンコ店強盗殺人事件(92)→閉店後のパチンコや襲撃してその場で店員二人を殺害。さらに異変に気付いた店長も殺害。犯人は不法滞在の中国人元留学生。一人が別な事件を起こし底で捕まったことで関連性が発覚。その後入国管理局に逮捕されたもう一人も殺人で逮捕される。ただ主犯である言い出しっぺの姿が見つからないことを考えるとおそらくは事件度すぐに中国に戻ったと思われる。重版二人は事件の清算さもあり死刑判決で確定も、この主犯が捕まっていないことから死刑執行はできない状態。出稼ぎの外国籍の人間が起こした事件で死刑判決が出た初めての事件。(注:外国籍の死刑囚はでている)
  •  東京 池袋通り魔殺人事件(99)→死刑案件。いきなり街中で襲撃をして老夫婦の妻を殺害。さらにもう一人を殺害。犯行の背景にはクズ親の存在があってになっていて家庭を顧みなかったことが原因の一つに。同情論もあるが、やっていることを考えるともっと被害者が出ていた可能性もあったわけで、死刑判決に。この事件を参考にして起きたのが下関通り魔殺人事件。
  •  東京 八王子通り魔殺人事件(08)→アルバイト店員と女性が刺されてアルバイト店員が死亡。犯人は凶器を捨てて逃亡。駅の近くの路上に怪しい人物を見つけた警官が路上質問をしたら犯行を認めてた逮捕。当時は土浦・アキバの事件とリンクするような報道がなされていた。ただこの事件検察は無期懲役を要求したのだが、判決は懲役30年という者だった。ここでも裁判官と世間のずれが大きくなりすぎている感じが見受けられる。
  •  神奈川 藤沢悪魔祓い殺人事件(87)→本筋から移動。新興宗教にはまり込んでいた男が尊敬していた従兄を殺害。警察が踏み込んだ時にはその死体をバラバラにしていたところだった。あまりの猟奇さに精神鑑定が複数回行われ男には3つ。共犯の妻には2つの鑑定書がそれぞれ違った診断で出されるほどだった。しかし裁判はこの鑑定書をすべて否定した上で責任能力ありとして懲役14年と懲役13年という判決を出した。
  •  千葉 八街児童5人死傷事故(21)→犯人は飲酒運転。事故をきっかけにして運転時のアルコール検査が強力になった。ただし同じような事故が過去にほぼ同じ場所で起こっており、警察の怠慢だという指摘をする人もいる。
  •  神奈川 麻雀店放火殺人事件(99)→店長と経営者が喧嘩をして、店長が放火。客を含め6人が死亡をし、その店長も焼死体となった。
  •  神奈川 老人ホーム連続殺人事件(14)→救命救急士の資格を持つ男が起こしたとされる連続殺人事件。被害者は3人。死刑案件→2022年5月に死刑確定。
  •  神奈川 片瀬江ノ島駅暴行殺人事件(89)
  •  神奈川 藤沢一家殺人事件+二人殺害(81)→犯人に人間性の問題があったのは確かだが、周辺が作り上げたイメージも。死刑執行済み。
  •  神奈川 新幹線車内殺人事件(18)
  •  新潟 デザイナー誘拐殺人事件(65)→身代金目的としては当時では破格の700万円が要求された事件。受け渡し方法は映画の模倣だったが、運悪くそれが出来なかった。その後死体が発見されるが、殺されたのは金の受け取り時間の前の事だった。死刑判決が下るが、本人の体にかなり問題があったことと状況から彼だけが犯人ではないと推測として再審請求があったのだが、その最中に自殺をしてしまう。
  •  長野 川辺村強盗殺人事件(52)→盗みに行く最中に絡まれて殺害。さらに強盗まで。犯人は前科3犯だった。
  •  長野 杭打ち殺人事件(06)→ある一家の夫・母・娘が殺されていた事件。そのいずれにも杭で打たれたあとがあったことから、行方をくらませた妻を探し得ていたのだが、水死体で発見される。警察は無理心中と判断したが、どうしてそこまでに至ることができたのが全く不明な事件であることから、未解決事件の一つとしてあげられることも。
  •  長野 青酸入り烏龍茶殺人事件(98)→食事中にいきなり倒れてしまい死亡。その後調べたら飲んでいた烏龍茶に青酸が入っていた。この後に青酸入りの同じものを飲んだスーパーの店長が運ばれるとうこともあり、警察も捜査を始めるが証拠が少なくすぐに迷宮入りに。
  •  静岡 村八分事件(52)→不正占拠問題から出てきた、告発者一家を村八分にしたという事件。警察とマスゴミが事件を悪化させた。
  •  静岡 一家3人殺人事件(16)→詳細は後日。
  •  静岡 高校生72人による集団万引き(09)→この高校の生徒が2回目の万引き事件を起こしてしまう。(10年)
  •  愛知 豊橋連続保険金殺人(78)→自分の会社の従業員、取引先の会社社長、行きつけのバーのママを殺害。2件総計で4億1000万円の保険金をし責めた事件。ブラジルにまで逃げたが協力者が裏切る形で警察に密告。ブラジル警察に射殺された。
  •  愛知 新庄市会社役員誘拐殺人事件(03)→誘拐に関してはある事件から報道管制を引くために協定が結ばれたのだが、関係者の子どもとされる人物がとある掲示板でばらしてしまうという大問題を作った事件でもあった。もっともその協定とかも含めて、誘拐直後に殺されてしまったので無意味だったのだが。
  •  愛知 豊橋妊婦殺害事件(88)→妊婦が殺されて、赤ん坊が取り出され代わりに切られた電話とかが入れられていた事件。赤ん坊は助かったのだが、事件の発覚が遅れたがゆえに時効を迎えることに。その時効を迎える前に被害者親子は偏見を避けるように海外へ移住。
  •  愛知 名古屋ホストクラブ経営者拉致殺害事件(01)→男女二人組が襲われ男性はその後連れ去られて殺害、女性は負傷するという事件。男性の遺体の損傷が激しい上に、コンクリ詰めにまでされていた。黒幕とその集団は逮捕されたものの、実行犯である外国人たちは未だに行方をくらませている。拉致自体が街中かでしかも警察署の近くで行われたためか、拉致された瞬間を写した映像が残っている。
  •  愛知 豊田家族一家殺害放火事件(15)→ある日の早朝に起きた火事によってその家の住人の妻・母・娘が死亡。犯人はこの家の主である夫で、包丁を持っていたことから岡崎で逮捕される。事件の背景には霊感商法で8000万円以上とられたのではないかと言われるものがあり、この霊感商法を仕掛けた女も後に逮捕されている。警察の捜査が早かったら、妻が用意に騙されるような人物でなければこういうことがおこらなかったのだが……
  •  愛知 若手力士集団暴行死事件(07)→後に国技そのものを大きく揺るがすことになるきっかけの事件。相撲稽古中に突然心停止した力士の死因を色々と言っていた相撲部屋と現地警察に対して親が不信を抱き、故郷の新潟に持ち帰って検死をしたところ暴行の事実が発覚したという事件。事件内容も実際は逃走しようとしていた力士に対する暴力の制裁からくるクラッシュシンドロームが死因だった。親方を始め数人が逮捕されてしまい、その煽りを受けて後継者が急遽引退して親方になり、その番付が開いてしまうという130年以上の珍事も招いた。事件以後スポーツと暴力がたびたびクローズアップされていく。相撲協会にいたってはこの事件から、八百長事件と野球賭博問題が発生して権威そのものが地に墜ちる結果になった。
  •  愛知 西尾市ストーカー殺人事件(99)→当時17歳の少年がも元同級生を刺殺した事件。犯行に至るまでの家庭状況は典型的といっていいほどのダメ家庭。反省もなく景気もかなり軽くなってしまったが、代償は賠償金8000万円。高いとみるかやる糸見るか。ちなみにこの犯人出所後に川崎で暴行を働いて逮捕されているので名前は簡単にわかる。
  •  愛知 豊川一家殺傷事件(10)→引きこもり・精神病持ちの男が家族5人と弟の嫁を傷つけ、家族3人を殺害。火を放って放火をしたという事件。ネットオークションで借金があり、そのためインターネットを止められての逆上した故に犯罪だった。普通に考えれば死刑案件なのだが、精神鑑定で知的障害と自閉症が発覚。このため極刑を求刑することが出来ず無期懲役を求刑したのだが、判決は有期刑最長の懲役30年にとどまった。
  •  愛知 西尾市中学生いじめ事件(94)
  •  愛知 弥富氏中学生校内刺殺事件(21)
  •  愛知 女性二人殺害事件(99安堵03、*1)
  •  岐阜 ホームレス襲撃殺害事件(20)→加害者の所属していた大学の野球部が活動停止に追い込まれるほどの事件に。問題なのはやらかしているのに判決が軽め。
  •  岐阜 元教え子殺害事件(86)→芸能活動をしている元女性と殺害した事件。
  •  石川 金沢市夫婦強盗殺害事件(04)→死刑相当が少年法の規定で無期懲役になった事件
  •  京都 金閣寺放火事件(50)→金閣寺が放火されてしまって、金閣寺はおろか国宝数点も一緒に焼けてしまったという事件。犯人は逮捕されたのだが、当時戦前の押さえつけられたことによる反動による事件が多くその一環とも言われていた。数多くの作家がその内面に迫る作品を書いている。
  •  大阪 愛犬家殺人事件(92)→自称犬の訓練士の男が筋弛緩剤を手に入れたことで起こった殺人事件。旧友の友人を口論の末にその筋弛緩剤で殺害。訓練学校の出資者とのトラブルによってその出資者をたてつづけに筋弛緩剤で殺し、その数は5人に登った。警察の捜査で被害者が愛犬家だったという共通点から男が浮上逮捕された。死刑判決が下ったが再審請求を用意しているとのこと。同じネーミングの埼玉の事件と混同しやすいので注意。
  •  大阪 ブラジル人なりすまし殺人事件(14)→事件を巡って国際問題にまで発展
  •  大阪 河内10人斬り(1893)→博打打ちの妻が浮気をしていたことから、自分の舎弟と一緒に妻と自分の家族、更にはその浮気相手の親である村の顔役一家、さらにその息子一家の合計11人を殺害。警察が懸命な捜査をしたのだが、結局は自殺を許してしまった。これだけの惨事なのに、殺しの大本命である浮気相手は京都に出かけて行って全くの無事。後の河内音頭や小説のモデルにもなる。
  •  大阪 寝屋川コンビニ強盗殺人事件(07)→万引きをしようとして逃げ出したところに追いかけてきた店員を刺した事件。この店員は死亡してしまう。犯人は二人共少年で普段からナイフをちらつかせていた。万引きをしようとした理由も酒を飲みたいからというもので、刺した少年は無期懲役に。当時のコンビニ本社からの対応にも問題があった事件。
  •  大阪 パチンコ店放火殺人事件(09)→大阪此花区にあったパチンコ店に放火、従業員と客合わせて5人を殺害した事件。犯人は消費者金融で借り方金が返せずに犯行に及んだ。裁判で弁護士は絞首刑は残酷だということののたまって一時期論議なったが、それと死刑になる・ならないは関係がなく裁判員裁判で死刑に。その後も****をタテにして裁判を続けるも2016年に死刑が確定する。ただこの事件の付属的な意味で、舞台となったパチンコ店はその後店舗を立て直して再開したものの、不正ロムを使ったことが発覚して2年後に閉店。さらにこの事件で判決を下した裁判官が盗聴で逮捕されるという、でてくる人物すべてがとんでもないことをしでかしていた。
  •  大阪 迷惑な自殺(20)→商業施設の屋上から高校生が自殺。しかし繁華街のど真ん中にあったその施設周辺は人通りが多く、一人の女性に直撃。この女性も死んでしまうという事件。この高校生がどういう理由で自殺をしたのかは謎だが、ある意味自分の体を凶器にした殺人ともいえるし、自殺大国日本の側面をのぞかせる結果になっている。また商業施設ではこの1年前にも自殺者を出しており、管理体制にも問題が付けられる結果になった。
  •  大阪 一斗缶事件(11)→公園清掃活動中の人が不審な形で置かれた一斗缶を発見する。それを開けてみると中からバラバラにされた人の部分が見つかった。同じ日に近くの路上とゴミ捨て場から同様の一斗缶が発見される。DNA関係の結果2006年から捜索願が出ていた親子と判明。第1容疑者として夫が逮捕される。借金返済のために保険を解約した後に、息子の学費のために同じ保険を解約しようとした妻にばれて殺害に行ったという事と、一斗缶を用意してそこに隠したという意味では残忍とも言っても過言ではないほどのあくどさを持つ事件。ただ裁判では殺意を示す証拠が見つからなかった(殺害自体は2年前)ことから、殺意については否定をされて懲役28年という結果になっている。犯人が腰を壊していなかったら完全犯罪になるかもしれなかった事件。
  •  大阪 堺市連続強盗殺人事件(11)→典型的な金遣いの荒い**が起こした強盗殺人。死刑案件。
  •  大阪 河内長野家族殺傷事件(03)
  •  兵庫 校門圧死事件(90)→あらゆる意味で被害者もちょっとという評価出てしまっている事件。
  •  広島 和製ジャン・バルジャン(45)→終戦直後に発生した強盗殺人事件。後に1人の男が病院に入院中に抜け出し、普通の生活に溶け込んでいた事が発覚。当時の話題をさらっていた。
  •  広島 両親殺害事件(48)→両親が厳しく育てても本人にとってはそれが障害以外なんでもないという例。尊属殺人の規定も残っていた、当初は死刑だったが、後に無期懲役に恩赦されている。
  •  高知 電気店店主殺害事件(90)→あらゆる線で洗ってみたもの結局証拠もつかむことができずに時効成立。
  •  福岡 雑居ビル放火事件(15)→メイドカフェなどが入っているカフェで出火。3人死亡した事件。放火の可能性が高い。
  •  福岡 デパート女子中学生落下&下の歩行者に衝突事件(89)→デパートの屋上でショッピングカートを使ってふざけていた女子中学生3人。老朽化していた柵に衝突したせいで、柵の外にほおりだされて、二人が落下。そのうち一人が下を歩いていた男性に直撃。男性は即死。二人の女子学生のうち一人も死亡。ふざけた遊びの代償は大きすぎた。
  •  福岡 久留米看護師連続保険金殺人事件(98)→看護師のグループが互いの夫や家族を殺害して保険金を獲得しようとした事件。犠牲者が二人。犯人の4人のうち一人が死刑判決になり2016年に執行された。
  •  福岡 北九州市病院院長殺害事件(79)→強盗目的の殺人事件。犯人二人は1996年に死刑執行済み
  •  福岡 マルヨ無線事件(66)→死刑決定案件の中で2023年現在犯行から今までの期間が一番長い事件。
  •  長崎 島原・遺産相続内紛殺害事件(70)→遺言で相続人から外された男が、相続人とそれを後押しした叔父と叔母、更には男の一家を巻き込む形で大量殺人を行う。犠牲者は6人。犯人もその場で自殺。
  •  熊本 饅頭屋夫妻殺害事件(56)→夫婦が行方不明になったのだが、喧嘩の多い夫婦故に周辺は気にはしていなかった。しかし被害者の妹がその家に住もうとした時にミイラ化した死体を発見する。犯人はすぐに特定されるが二重戸籍持ちだったことも発覚。裁判では死刑が下るのだが最高裁まできてしまう。この時に弁護士(国選)が「職務放棄」するという事態に。
  •  熊本 祭り馬強盗殺人事件(59)
  •  沖縄 久米島守備隊による虐殺(45)→終戦直前から行われた島民に対して行われた虐殺行為といってもいいようなもの。ただし自決した上官の命令を忠実に守っただけだとも言われているが……
  •  沖縄 泊母子殺人事件(62)→金にだらしない男が起こした事件。自分の母親と弟を殺して12ドルを奪い逃走。一回は死刑が下るが高等弁務官が温情を出して無期懲役に。(沖縄の場合、当時本州では死刑確実のレベルの犯罪でも高等弁務官が無期懲役にしてしまうことが多々あった。そのため全体的に刑罰が軽めになっている)
  •  広域 トリカブト保険金殺人事件(86)→3人の妻をたてつづけになくした夫に対する疑惑。再婚旅行中に一見すると不自然な行動や、たまたま解剖医が妻の血液を採取・保管していたこともありその分析をしたことから事件が発覚。さらに保険金が超高額だったこと、その支払いをめぐって夫が裁判を起こしその控訴審で沖縄で3人目の妻の死因を調べていた医者からの毒殺の可能性ということ指摘されて、一気に動く。さらにフグクサを売ったという証言まで出てきてその成分も検出。裁判においても解剖医の衝撃的事実から計画性を持った殺人事件と判断されたが、求刑が無期懲役だったことから無期懲役の刑で確定している。この犯人は2000年に死亡している。
  •  広域 西口彰事件(63)→前科4犯の男が九州で強盗と殺人を繰り広げていた。二人の人間が殺され現金も奪われるが警察はこの犯人を追えずにいた。しかし弁護士と称して逃げんこんだところの娘が機転を利かせて通報し逮捕された。
  •  広域 少年ライフル魔事件(65)→18歳の少年が警官から銃を奪い、銃砲店に乗り込み、そこで警官相手に銃撃戦を展開した事件。銃を奪うときに警官一人を射殺している。近くで永山事件の犯人が働いていて、影響を与えたとも。
  •  広域 連続老人殺害事件(65)→生きている50年の間に29年も刑務所に入っているとしたらその段階で典型的な更生不可物件とてみなくてはいけない話。
  •  広域 尼崎事件(87)(*)→複数の過程を支配しながら搾取と殺人を繰り返すという、ある意味ドラマのような事件。主犯とされる女に関しては、背乗り(他人の戸籍をのっとっててしまうこと)疑惑もついてまわっている。この女は警察署の中で自殺されたとされているが、何故安易にそういうことを許したのか警察の対応にも疑問が残る事件。未だに戦後は終わっちゃいないと実感させる事件。
  •  広域 混血少年連続殺害事件(66)→アメリカ人と日本人のハーフに生まれた少年が起こした連続殺人。当時18歳以下だったことから死刑相当な犯罪だったのだが、無期懲役で確定。その後、刑を務め上げて釈放される。現在はまじめに生活をしているそうだ。
  •  広域 パラコート飲料連続殺人事件(85)→缶や瓶の蓋に細工をして毒を入れた飲料によって、7ヶ月の間に最大13人の人間が死亡したとされる事件。全部の事件で防犯カメラの問題もあって未解決事件。模倣犯の可能性もあるためにランキングにはカウントはしていない。(模倣犯・自演・便乗犯が発生している)
  •  広域 京都・神奈川親族連続強盗殺人事件(07)→暴力的な男が金目当てに起こした殺人事件。奪った金は2件の殺人事件で30000円にいっていない。自分の行動の因果応報を逆恨みしての犯行。死刑判決を受けて弁護側は控訴したが本人取り下げ。2012年に死刑が執行された。
  •  広域 四国連即強盗殺人事件(63)→戦時中まじめに生きることを嫌った男が解放された直後から問題行動を多く発生させていた。刑務所からの仮出獄から2日後に最初の事件を起こし逃走、高知で斧で一人を殺害。更に徳島では一家6人中5人を殺害。警察も同一人物と断定して動くが、香川県でも強盗事件を起こして、最終的には大規模な山狩りの末に逮捕される。70年に死刑執行。
  •  広域 スナックママ連続殺人事件(91)+女性落語家強盗殺人未遂事件(91)
  •  海外被害 秋田水産高校実習船同級生殺人事件(85)→インド洋沖で実習生が一人行方不明に。同級生2人が突き落として殺害だと自首。長い実習に体当して何か事件が起これば帰れると思っての犯行だった。背景にあるのは漁業を取り巻く環境と、偏差値教育の問題もはいっている。
  •  海外被害 バングラデシュ日本人殺害事件+ダッカ襲撃テロ(15*)→ダッカの外国人が多く集まる飲食店にを6人組が襲撃。人質をとったうえでその人質をほとんど殺害するという事件。日本人6人を含む20人が犠牲となり、犯人側も一人を除き実行犯は全員射殺された。犯人の氏素性はいわゆるエリートコースを歩んできた連中で、中には政府高官の息子の名前も。ホームグローンテロリストが起こした事件ではあるが背景は国際情景が絡んでいて解決には相当の時間がかかるかも。ちなみに前者の事件はその中の犯人の一人が関わっている事件で、神奈川県警が指名手配をしていた。

 (*1)二つの事件を合わせてこう呼ぶ関係上、起きた年代を併記しています。

 (*2)尼崎事件の年数は最初の事件が起こった年、バングラデシュの二つの事件は前者の事件が2015年に発生。後者の事件は2016年。 

 手直しとか誤字修正は常時行っております


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事件簿 ちょいとした補足 その2

2007年01月01日 | 忘備録

 凶悪事件簿においての資料として、まとめたものです。

 個人による殺害数、未確定文も含めた数(9人以上)カウントの関係上 大量殺人と連続殺人を一緒にしている えい児関係は記載しない(多すぎるため) (*)は未解決 それと犯人とされる人間は死亡者数からカウントを外している

  •  44 新宿雑居ビル放火事件(*) 確定すればの前提付きだが戦後最悪の大量殺人。
  •  36 京アニ放火殺人事件
  •  32 ホテルニュージャパン火災(参考・寝たばこを放火殺人としてとらえるのなら犠牲者の数は最多級)
  •  30 津山30人殺し 未だに大量殺人犯の上位に入る
  •  29 (参考) オウム事件での総犠牲者数
  •  25 大阪メンタルクリニック放火殺人事件
  •  24 日航機逆噴射 
  •  22 勝谷事件(自供分。認定分は8人)
  •  20以上(未確定数) 大口病院連続点滴中毒死事件 (逮捕案件は3人分)
  •  19 神奈川障害者施設大量殺人事件 戦後確定した事件で、単独の事件で一番の被害者数(死者+負傷者)を出した事件。
  •  17 (参考) 連合赤軍事件での総犠牲者数
  •  17 両毛病院放火事件(犯人は6人組。刑期はかなり軽い)
  •  16 個室ビデオ店放火事件(最初は15人犠牲との報道だったが、後に一人追加になった)
  •  15 長崎屋放火事件(*) 時効成立
  •  15 沼津ビル火災(資料がなさすぎる)
  •  12 帝銀事件 
  •  11 尼崎事件 (認定は7人。不審死を含めた数。実質的には*)
  •  11 浜名湖9人殺害事件 (9人の他に2人自供とも)
  •  11 川崎簡易宿泊所放火殺人事件 (*)
  •  11 (参考) 河内10人殺し (1893年発生。妻をとらえ、しかも借金を踏みとされた男が起こした復讐劇。ただ一番の復讐相手だけは無事だった。河内音頭や小説のモデルに)
  •  11 連続婦女暴行殺人事件 (立件数。戦中戦後にまたがっての数。3件は無罪なので確定数は8)
  •  10 古谷惣吉事件 (最大12?)
  •  10 美唄市放火殺人事件 (美容師10人が焼死)
  •  10 久米島住民虐殺事件 (終戦直後。日本海軍残党による大量殺人事件→状況のせいで罰することができなかった事件)
  •  9 一家9人毒殺事件 (+2?)
  •  9 茨城精米業者一家殺人事件
  •  9 座間連続殺人事件 (2017年8月から10月末までの間)
 2000年以降発覚した事件で犠牲者が6人以上(確定数)存在する事件
  • 44 新宿雑居ビル放火事件 (放火で確定はしているので)
  • 36 京アニ放火殺人事件
  • 25 大阪メンタルクリニック放火殺人事
  • 19 神奈川障害者施設大量殺人事件
  • 16 大阪ビデオ店放火殺人事件
  • 11 尼崎事件
  • 11 川崎簡易宿泊所放火殺人事件
  • 9 座間連続殺人事件
  • 8 附属池田小小学生殺人事件
  • 8 京都暴走自動車事故
  • 7 北九州一家殺人事件(発覚が02年)
  • 7 加古川一族殺人事件
  • 7 秋葉原通り魔殺人事件
  • 7(?) 連続殺害死体遺棄事件+日本医科大襲撃事件+前橋スナック銃乱射事件 (2016年に犯人の一人が前者の犯罪について告白)
  • 7 京都連続毒殺殺人事件 (ただし立件は3件のみ)
  • 6 宇都宮宝石店放火殺人事件
  • 6 熊谷連続強盗殺人事件 (下の犠牲者数一覧で兄の事件がないのは、確定数17のため。最大25)
  • 6 日立妻子放火一家殺人 (犯人は夫)
  • 6 鹿沼クレーン車事故
  • 6 高千穂6人殺害事件
  • 6 北九州簡易宿泊所火災(放火断定)
  • 6 知多市一家心中殺人事件
 参考・海外も含めた犠牲者数 (*)は犯人自殺もしくはその場で殺される形での解決。犠牲者数に表示するの確定数及び推定数まで。犠牲者20人以上。推定数も含む。推定360以上のヘンリー・ルーカスと同じくペドロ・ロペスの300以上(確定数がでたのを見つけた)アルバート・フィッシュの自供の数字400は除く。あまりにも多すぎて確認しようがない)(参考)と言うのは確認が取れていないもの、もしくは可能性があるようなもの、もしくはテロ事件であることなど、その他の理由。(@)は英語版ウィキペディアで確認。あとカルトによる大量自殺に関しては強制力があるので殺人と同じ扱いにしている。太字は日本で起きたもの。(2023・9月追記)一部冤罪の可能性もあるが犯罪そのものは冤罪ではないという点は要注意。冤罪の可能性は犠牲者数についてのもの。なお数字に関しては犠牲者の中に犯人がいると確認できた場合は数から外している。
  •  (参考)20000以上 長沙大火 (日本軍の侵攻を防ぐための焦土作戦という話だが、場所が違いすぎるので暗殺失敗説も出ているどうしよもないレベルの戦争犯罪。蒋介石の闇の部分ともいえる)
  •  (参考)2977 アメリカ同時多発テロ (複数個所での合計・除く実行犯)
  •  (参考)1155 洞爺丸事故
  •  (参考)1121 戦艦陸奥第3砲塔爆発 (原因不明のため殺人とは特定できず、人によっては最悪の殺人という人も。スパイ説・新兵説など)
  •  (参考)1095 キャンプスペイサー襲撃事件 
  •  924 ウガンダ終末論者宗教大量偽装自殺殺人事件 (放火殺人+毒による殺人。主役は逃げ出してはいるが行方不明)
  •  914 人民寺院大量自殺事件 (うち子供が274人)
  •  (参考)400以上? エンジェルダイア―事件 (養子縁組を悪用した子殺し。19世紀に起きた事件なので参考扱い)
  •  (参考)335以上 ベスラン学校占拠事件 (犠牲者が増えた理由の説にはいろいろとあり)
  •  216 エジプト航空990便墜落事故 (一度も機長になれなかった副操縦士が落とした?→この副操縦士は相当な問題人物だったらしい)
  •  215 イギリス殺人医師 (イギリス政府発表の数字。服役中に自殺。犠牲者数は250以上説あり。最大493?)
  •  193 コロンビア連続少年殺害事件 (2023年に更新。最大300以上とも)
  •  192 テーグ地下鉄放火殺人事件
  •  168 オクラホマ連邦政府ビル爆発事件
  •  149 ジャーマンウイングス航空機墜落 (*)
  •  (参考)141 ペルシャワール学校襲撃事件 (*)
  •  (参考)137 チリ 2024年の山火事による犠牲者数。(原因は放火)(すべてが放火原因ではないので、参考扱い)
  •  131 中国 広州白雲空港衝突事故
  •  (参考)131 ブラジル版死の看護師事件 (最大。確定数は5)
  •  (参考)130以上 パリ同時爆破テロ (移民問題が生んだ大規模テロ。詳しい数は不明)
  •  120 エチオピア航空ハイジャック事件
  •  (参考)115 大韓航空機爆破撃墜事件 (テロ事件+複数犯。この犯人の一人から日本人拉致事件が表に出てくることになる)
  •  (参考)115 ロシア モスクワコンサート会場襲撃テロ事件 (2024年3月) 
  •  111 中国北方航空6136便放火墜落事故 (事件も相当だが、別方向で大問題が発生した)
  •  110 コロンビア連続少女暴行殺人事件 (ペドロ・ロペス。最大300以上 さらに350以上?、すでに死亡か)
  •  109 女性殺害+石家荘爆破事件
  •  106以上 ドイツ 看護士による連続殺害事件(106は確定数として警察が公表した数字、最大300とも)
  •  106 アビアンカ航空203便爆破事件 (麻薬王が大統領候補を殺害するために、自爆をさせる。しかしターゲットは回避し、そのあとに麻薬王は殺される)
  •  103 シルクエアー185便事故 (インド・一応の原因として考えられているのは機長の自殺行為)
  •  100 パキスタン上流階級連続少年性的暴行殺人事件 (*・@)
  •  99(犯人が機内に乗っていなければ100) マレーシア航空システム653便ハイジャック事故 (日本赤軍がかかわっている可能性あり)
  •  98 デュポン・プラザ・ホテル放火殺人事件 (プエルトリコ)
  •  96 シルクエアー185便墜落事故
  •  93 アメリカ 30年にわたり売春婦と薬物依存者を殺しまくったサイコパス(把握は50・刑罰対象は3人)
  •  91以上 メキシコ ゴンザレス姉妹(4人姉妹による売春婦とパトロンの大量殺人)
  •  87 アメリカ ハッピーランド放火事件
  •  84か86(@) フランス・ニース 花火会場トラック襲撃事件 (*)
  •  83 ロシア アルガンスクの狂人 (狼男) (最大200以上)
  •  81 キャセイパシフィック700Z便爆破事件 (保険金殺人の可能性もあった未解決事件。犯人とされた人物は証拠不足から無罪に)
  •  81 ロシア 警官による大量殺人事件 「制服の狂人」(17年に追起訴をされた分を含めて。確定数 78)
  •  81 旧ソ連 アエロフロート機ハイジャックによる銃撃戦の末の墜落
  •  77 中国 大量殺人&強盗殺人事件 (98年から99年にかけて。殺人に関しては快楽殺人の線も)
  •  (参考)77 ノルウェー連続テロ (8+69)
  •  74 エアベトナム706便ハイジャック事件 (乗員乗客全員死亡)
  •  72 コロンビア連続少女殺人事件 (*・16年の懲役中に被害者の家族によって殺される)
  •  71 ブラジル・タイプの違うシリアルキラー (相手は悪人ばかりで刑務所において47人以上殺している。本人曰く100以上)
  •  70 インド。耳下を殴る異常な殺人鬼
  •  69ないし77 ノルウェー連続テロ (69は銃乱射事件の犠牲者で前者を入れないという人のための数字)
  •  67 楊新海 (中国が生んだ最悪のシリアルキラー。ただし刑期確定から処刑までの速さを考えると、一部冤罪の可能性も)
  •  67 ブルンジ大量殺人事件(子供殺し)
  •  65 アブル・ジャバー (アフガニスタンの殺人鬼。彼が捕まるまでの間二人が冤罪で処刑されている)
  •  60 アメリカ 准看護師による幼児殺害事件 (確定数は3) (仮釈放ありの終身刑)
  •  59 (参考)イラク航空163便墜落事件 (墜落原因は機内で犯人グループが手榴弾を爆発させたことによる)
  •  59 アメリカ ラスベガスラカジノホテル銃乱射事件 (*・2017年10月、負傷者10倍)
  •  57 ウ・ボムゴン事件 (*) (53から61まで)
  •  57 2か所による大量殺人(*)(コンゴ&ベルギー)
  •  57 結婚式場放火殺人事件 (2009年クゥエート・犯人は第1婦人。第2夫人との結婚式での嫉妬によるもの)
  •  53 チカチーロ (公式認定43人)
  •  53 オーランド銃乱射事件 (*)
  •  53 太陽教団集団自殺
  •  52 ウクライナ 「ターミネイター」
  •  52 (参考)ロンドン同時多発自爆テロ (実行犯はテロ行為ということを知らなかった可能性が高い。その場合は犠牲者は56)
  •  51 ニュージーランドクライストチャーチ ヘイトクライム銃乱射テロ (2019年3月発生)
  •  50以上 カリフォルニア医療関係者による連続殺人(自白数) (確定数は6。推定数は200以上)
  •  50 ブラジル 殺人憲兵
  •  49 グリーン・リバー・キラー (確定分、推定を合わせると109にも。ただし彼の犯罪でない可能性のあるものも含む)
  •  49 フロリダナイトクラブ銃連射テロ (*・2016年6月)
  •  49 カナダ・サイコパスキラー養豚業者 (自称・認定は26)
  •  49 (参考)ラインツ死の天使事件(1980年代・オーストリア 看護師4人の犯行。怖いことに刑期終了で釈放済み。推定200以上) 
  •  48 チェスボートキラー (61から63も)
  •  45 フリーウェーキラー(その3)(ただし起訴をするために固めた数字。実際は68とも)
  •  45 バス総合学校爆破殺害事件 (*) (1927年発生。学校を舞台にした大量殺人では最多)
  •  45 中国 犯罪史に残るほど位の凶悪殺人者 (最大推定数60)
  •  44 ユナイテッド航空爆破墜落殺人事件 (母親殺しのために企てた大量殺人・死刑案件)
  •  44 新宿雑居ビル放火殺人事件
  •  42 連続売春婦殺害事件 (カミングアウトによるもの)
  •  42 パシフィック・サウスウエスト航空機従業員+乗客殺人事件 (数から犯人を除く・パイロットと乗務員を殺害→操縦者がいなくなって墜落。会社の重役が飛行機に乗るときのルールが変わる事件)
  •  42以上 ブラジル 連続少年殺人事件
  •  42 連続女性殺害事件(2024年発覚・ケニア)
  •  42 インドネシア 連続女性殺害事件
  •  41 フリーウェーキラー(その2)(カミングアウトによるもの)
  •  41 インド ムンバイ連続殺人事件
  •  40 連続女性暴行殺人事件 (アメリカ・取調官曰く「車とオーディオと女を殺すことしか考えていない」)
  •  40以上 アメリカ 看護師による薬物による大量殺人の推定数(確定数4)
  •  39 ブラジル 元守衛による大量殺人 (2016年5月に懲役25年判決)
  •  39 トルコ イスタンブールナイトクラブ銃乱射事件(2017年)
  •  38 南アフリカ 連続婦女暴行殺人事件 (@) (通称南アフリカのデットバンディ)
  •  38 スーサラマダン攻撃事件 (*・@) (2015年発生)
  •  38 ヘヴンズゲート集団自殺
  •  37 ロシア 「ポロジーの変質者」
  •  37 グアテマラ スペイン大使館占拠事件
  •  36 デット・バンディ事件
  •  36 旧ソ連 「愛国者」(異常者の殺人)→むしろ問題なのは捜査と司法。関係のない一人が処刑され多数の冤罪を生み出した。
  •  36 京アニ放火殺人事件
  •  36 カルテルのヒットマンによる殺人 (アメリカ。32年間でこの数字。立件は12件のみ)
  •  36 ノーワランブー銃乱射事件 (タイ。22年・警官による大量殺人。班員はその場で射殺)
  •  35 ポートアーサー事件
  •  35 アメリカ准看護師による大量殺人 (推定最大数、最大400以上とも)
  •  35 中国 大量引き殺し暴走事件 (背景には景気問題があるとされるが、そもそも社会主義自体に大きな問題がある・2024年)
  •  34 ロシア人大量殺人事件 (99年発生・犯人はチェチェン人) (*・逆襲で殺された)
  •  33 ジョン・ウェイン・ゲイシー事件 (殺人ピエロ)
  •  33 旧ソ連 多数の冤罪(中には死刑を受けたものも)を生み出した大量殺人
  •  32 ヴァージニア工科大学銃乱射事件 (*)
  •  32 フリーウェーキラー(その1)(カミングアウトによるもの)
  •  32 エジプト 連続少年性的暴行殺人事件 (@)
  •  32 アップステアーズ・ラウンジ放火事件 (考えらえている犯人が本物だとしたら、*)
  •  31 フィリピン 人肉食殺人事件
  •  (参考)31 ジョリー・ジェーン (19世紀の事件のため+****無罪の強制入院のため)
  •  30 デット・バンディ (確定数・100とも)
  •  30 津山30人殺し (*)
  •  30 ロシア カニバリズム連続殺人
  •  30 反体制派連続殺人 (アルゼンチンの軍事独裁政権化において)
  •  29 ナコンラチャンマ銃乱射事件 (*・タイの現役の軍人による連続殺人事件)(2023・9 数修正)
  •  29 マクペラ洞窟無差別銃撃事件 (*・逆襲で殺された)
  •  29 カンポ・デルカード事件 (コロンビアで発生。一部警官が撃った弾に当たってという話もあるが……)
  •  28 連続少年性的暴行殺人事件 (*・@) (仲間割れで殺された。最大35とも)
  •  27 サンディフック小学校銃乱射事件 (*)
  •  27 心臓移植→大量殺人?
  •  26 テキサス協会銃乱射事件(*) (2017年11月に発生。DV+無神論男による銃乱射事件)
  •  25 大阪メンタルクリニック放火殺人事件 (結果的に*)
  •  25 ペルー史上最悪の殺人鬼 (最大数。確定17)弟は熊谷連続殺人事件を起こす。
  •  24 日航逆噴射
  •  24 (参考)テルアビブ空港銃乱射事件(*) 犯人は日本赤軍のメンバー。二人が自爆。いわゆる自爆テロの元祖だとか。
  •  23 ルビーカフェテリア事件 (*)
  •  23 ルビーズ銃乱射事件 (*)
  •  23 建国門事件 (*)
  •  23 サイコ・ラマン (インド。本人曰く「41人殺した」。記録映画あり)
  •  23(参考)カナディアン航空爆破事件 (犯人は3人組)
  •  23 エルパソ銃乱射事件
  •  22 連続売春婦殺害事件(推定で50近い数字も)
  •  22 勝谷事件で最大の犠牲者数とされている数字
  •  21 ロブ小学校銃乱射事件 (犯人は射殺・その犯人の除いた数字 2022年)
  •  21 ソウル20人連続連続殺人事件
  •  21 サンディエゴ マクドナルド銃乱射事件(*)
  •  21 (参考)ウクライナ21 (犠牲者数21人。複数犯だが少年犯罪としては最悪の数字。怖いのは犯行期間1か月もなし。しかも無差別殺人)
  •  20 イラン連続少年性的暴行殺人事件 (犯行期間半年)
  •  20 インドタクシー運転手連続殺害事件 (確認数、これ以上の犯罪が行われたと思われる。なお共犯者は捕まっていない)
 フリウェーキラーは逮捕された順番に1・2・3と番号を降っています。
 
 (注)メーン州の銃乱射事件はその後警察発表による訂正が入った(22→18)ので外しています。

 団体とか組織的犯罪による殺害数。(日本国内系組織限定)

  •  29 オウム真理教による一連の事件 (地下鉄サリン・松本サリン・弁護士一家殺人事件 などを含む)
  •  26 テルアビブ空港乱射事件
  •  17 日本赤軍事件 (浅間山荘事件・山岳ベース事件・印旛沼事件)
  •  8 東アジア反日武装戦線 (三菱重工ビル爆破事件)
 犯行当時未成年で死刑判決を受けた事件で死刑執行されていないもの。(この場合は犯行当時20歳以下の犯人を指す) 
  • 連続4人殺害事件 (一部は成人後の犯行。犯人は無罪を訴え続けて70代後半に)
  • 市川一家殺人事件 (2017年12月執行)
  • 3府県リンチ殺人事件 (3人が死刑囚に)
  • 光市親子連続殺害事件
  • 石巻3人殺害事件
  • 甲府夫婦殺害事件

 冤罪確定事件(無期懲役・死刑判決の後、再審で無罪を勝ち取った事件)( )は起きた年

  • 免田事件(48)……老夫婦と次男夫婦が殺傷された強盗殺人事件
  • 袴田事件(66)……味噌会社の専務一家で起きた強盗放火殺人(4人)→有名刑事が冤罪メーカーになり果てた事件
  • 島田事件(54)……幼稚園の卒業旅行に参加していた児童が殺される。
  • 松山事件(55)……一家4人の殺人事件。
  • 財田川事件(50)……闇米ブローカーがめった刺しにされて殺された事件

 この上5つが死刑判決が覆った事件。中身を見ると警察のスカスカ操作が目立つ形。

  • 梅田事件(53)……営林局で起きた二つの殺人+横領事件。二人の犯人のうちの一人が再審無罪。謎が多く第3の人間がいた可能性も。
  • 足利事件(90)……パチンコホールの駐車場にいた子供が行方不明になり、翌日に死体で発見された事件。今問題になっている車内放置のきっかけとも。
  • 布川事件(67)……一人暮らしの大工が犠牲になった強盗殺人。(二人分の冤罪)

 上に三つは覚えておくべき事件の一部。

 事件発生から40年以上経過して、死刑執行を受けたにもかかわらずが執行されない(もしくは実行を公表されていない)事件。死刑確定順で死刑囚の死亡確認がないもの。ここに関しては冤罪の可能性もあるのも含める。

  • マルヨ無線強盗放火殺人事件(66・福岡)
  • 男娼等連続殺人事件(67~73・広域)
  • ピアノ騒音殺人事件(74)
  • 連続企業爆破テロ(71)→超法規的措置で一人釈放。その一人の行方が不明(*1)、2025年現在一人が該当
  • 連続4人殺害事件(75・大阪)
  • 殺し屋連続殺人事件(70・東京)
  • 免田町主婦殺害事件(79・熊本)
  • 市原市両新殺害事件(74・千葉)
  • 連合赤軍事件(71~72・広域か海外加害)→一人が超法規的措置により釈放。(*1)
  • 北海道庁爆破事件(76・北海道)
  • 不動産会社連続殺人事件(82・大阪)
  • 内妻一家殺人事件(79・福岡)
  • 熊本主婦殺害事件(79・熊本)
  • 2女性連続殺人事件(80・広域)
  • 宮代事件(80・埼玉)
  • 山中湖連続殺人事件(84・山梨)
  • 不動産会社連続殺人事件(82・大阪)
  • 内妻一家殺人事件(76・福岡)
  • 京都・大阪連続殺人事件(84)
  • 富山・長野連続誘拐殺人事件(80)

 (*1)どういうかたちであれ一人が逃げ出してしまうとあとに残されたのは、裁判での証言をさせる必要性から死刑執行ができない。なので、病気に羅漢してなくなってしまうケースも。

 警視庁が指定した広域重要指定事件(殺人が絡むもののみ)なお指定されるのには二県以上にわたって犯罪が行われて、捜査の強力が一つの件の県警で賄いきれなくなった時の要請を受けて警視庁が指定するもの。なので、一つの県内で基本的に完結してしまうような事例だと指定されない。殺人事件関係の事件名を明記。

  • 101号から104号は金銭関係の事件
  • 105号 古谷宗吉事件
  • 106号 混血少年連続殺人事件
  • 107号 横須賀線電車爆破事件 (殺害者一名で死刑確定)
  • 108号 永山郁夫事件
  • 109号・110号は大規模な窃盗事件
  • 111号 長野・富山連続女性誘拐殺人事件
  • 112号 藤沢市親子を含む連続殺人事件
  • 113号 勝田清孝事件の一部
  • 114号 グリコ・森永事件(例外的に掲載)
  • 115号 京都・大阪連続強盗殺人事件
  • 116号 赤報隊事件
  • 117号 連続幼女殺害事件 (いわゆる**事件。**=犯人の実名)
  • 118号 三県にまたがる誘拐殺人事件 (死刑執行前に犯人3人も死亡という事態に)
  • 119号 スナックママ連続殺人事件
  • 120号 大阪愛犬家連続殺人事件
  • 121号 日本人と外国人による集団強盗殺人事件
  • 122号 大阪バラバラ殺人事件
  • 123号 浦安・横浜連続殺人事件 (無期懲役判決)
  • 124号 有名会社社長宅放火殺人事件(3つ連続する犯罪の3番目に起きたもの)ちなみに123号から124号指定までの期間は10年あいている。

 2005年以降2024年8月12日現在まで広域重要指定事件に指定された事件はない。座間の事件はあり得たんだけど、神奈川県警のほうがダメすぎて……(事件捜査は警視庁単独)


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