「CAUTION!!」
ここからは数多くの殺人事件や凶悪事件を説明したものです。できるだけ簡素に書いているつもりですが、それでも見た瞬間に気分を害される人がいるかもしれません。見ることすら嫌という人もいるかもしれませんので、そういう人は今のうちにブラウザバックをしてください。また、これを見てトラウマになったり、犯罪に走るようなことがあっても当方は責任を一切持ちません。またそういう犯罪を助長する目的で書いているわけではないので、見るのは自己責任という形になります。
各都道府県で何が一番凶悪な事件だったのかというスレから思いついたもので、内容は書きなおしたものと新規もの以外は、前のものと一緒です。ご了承ください。ただ表記の方法を少し変えています。(太斜字が変更点)
- 都道府県の後に書かれているのが、自分が選んだその事件 (このヴァージョンからは明らかな人災による事故もここに追加しています)
- 事件の名称は基本的には一般名ですが、一部変えているところがある
- (次点)となっているのは文字通り次点という意味。実際は甲乙付けれれるようなものじゃないという意味合いのほうが大きい。最大6つまで。
- ただし以下のエリアに関しては、それ以上の数の編成になる(メイン→次点の順で)東京 5-∞・福岡・愛知・大阪・神奈川 3-8、長崎・栃木 2-6、山口 2-7、埼玉・千葉 2-8 (20160928変更)北海道1-7(20240703追加)
- 事件は基本的にその都道府県の中だけで起こった事件なので、広域事件とかは県の方(たとえば2013年起こったマインドコントロールによる尼崎事件。舞台が兵庫と香川にまたがるのでこの場合は広域扱い)には載せていない。定義とすれば2つ以上のエリアにまたがって重大犯罪及びそれに準ずるものが起きたというのを広域とします。ただしひとつの事件が終わってから他の事件が発覚した場合は別の事件として扱う (例:浅間山荘→山岳ベース事件・印旛沼事件)
- 上の件については一部例外あり。ぶっちゃければ島根と福井の2件。この2つだけはその県という条件では見つからなかったため。
- 広域事件及び海外で日本人が犯人となった事件(以後海外加害)はメイン5のサブが10。これは該当数が多いため
- 新規に海外で日本人が犠牲になった事件として項目「海外被害」も追加。メイン5のサブ10。ただし海外編で出てくる事件は除く。(9・11とかバリ島テロとか)
- 事件内容は基本的にウィキペディア準拠。一部はウィキペディア以外のサイト(事件の内容に関してはこっちのほうがかなり具体的)も使用。さらには手元の資料とかを使用。なので著作関係はちょっと不明な部分が……
- トータルで相当数行くので北海道東北/関東/東京/中部と三重/三重以外の近畿/中国四国/九州/海外系に分割
- ここでいう凶悪の基準は犠牲者の数、当時与えた衝撃度、裁判の結果などを考慮。掲載基準は、自分が衝撃を受けた事件→大量殺人で印象が強いもの→死刑案件→その他の順番。(ここから2015 6 28追加)あと加害者が悪という風潮がありますが、幾つかの事件に関しては被害者がクズという事例もありますので、ご容赦ください
- 冤罪事件および冤罪の可能性が比較的高い事件は基本未掲載。この辺りは規準が曖昧ですがご容赦ください
- 裁判進行中の事件も未解決事件もありますので、時間の関係上ずれている可能性があります。随時修正は入れておくつもりです。
- 色分けは刑罰によるもの。赤→死刑案件 オレンジ→少年犯罪 黄緑→未解決事件 緑→少年犯罪かつ死刑案件 水色→犯人自殺・射殺により終結 紫色→無期懲役の判決 デフォルト→懲役刑以下の判決・もしくはその後が不明・現在捜査進行中
- 刑罰の色に関しては1審の判決が出た段階で色を付けます
- 事件の後ろに( )で書いてある数字が事件が最初に起こった年。基本的に発覚した年代ではなく事件の最初が行われた年を記載しています。ので場合によってはエリアの最下部に注釈を付けます。
- 色付けの規準は判決。複数犯の場合はいちばん重い刑罰が受けた者の刑罰を表記します
- <2016・9・20追加>事件を起こした人間に関して、この前に大きな事件を起こした場合は 事件名<場所・年代> という形で明記
- <2016・9・28>東京編を関東編から分離しました。ので掲載数の変更。
- <2022・2・4>あとから出てきた情報については把握次第書き直しています。(なんでこれを書いていなかったのか)
最初は北海道・東北です
- 北海道 夕張保険金殺人事件(84)→生命保険と火災保険をだまし取ろうとして行われた殺人。炭鉱労働者の宿舎が炎上して子供を含む8人が犠牲になった火災。消防士も一人殉職。当初は失火によるものと思われたのだが、実行犯が報酬をもらっていないとういことから警察にタレコミ、主犯である寮の持ち主が逮捕される。この事件の前に起きた夕張炭鉱の爆発によって得たとされる保険金を使いきって、カネに困った形での犯行だった。夫婦揃って死刑確定後、恩赦目当てで訴状を取り下げたのが運の尽き。夫婦としては史上初、なおかつ妻は戦後3人目の女性死刑囚として17階段の先に消えていった。
- (次点) 嬰児9人死体遺棄事件(86)→ホステスが生んだ自分の子供を産んでは殺しを繰り返していた事件。20年の間に生まれた子供は9人いていずれも殺されていた。事件の発覚が遅れたのはこのホステスがやためったら店を変えていたため、最初から気がつかない人が多かったのと、妊娠しても体の変化に気がつくような多形ではなかったため。事件の発覚も、体の関係を楽しもうとした男が感じた違和感からだった。
- (次点) 銀行支店長一家殺人事件(50)→強盗殺人の中でもおそらく凶悪というレベルの殺人事件。銀行の支店長の家に何者かが侵入をし一家6人を睡眠薬で眠らせた上で日本刀で殺害。更に金まで持って行かれた。しかし捜査にかなりの問題があり、さらにその組織の中でもゴタゴタが発生。結果的に有力な方向性も示せずに迷宮入りになってしまう。
- (次点) 砂川暴走車交通事故(15)→日本一直線の長い道路の交差点で起きた事故。猛スピードで突っ込んできた車と信号を渡ろうとした軽のワゴンが衝突。軽のワゴンが大きく吹き飛び3人が死亡、一人が重体。さらに一人が後続の車に惹かれ、さらに1,5キロも引きずられる形で見るも無残な格好になってしまった。その場で衝突をした運転手は逮捕。さらに引きずった運転手も翌日には自首してくるも、飲酒運転、レース感覚での暴走、信号無視、無保険など交通事故でありがちな究極系DQN要素が詰まったような犯人だった。
- (次点) 南幌町家族殺害事件(14)→長女が帰ってきたら、母親と祖母が殺されていた。残っていた三女は当初犯行を認めていなかったが、結局は反攻を認めた。しかし彼女が動機といった「しつけ」というのは、周辺から見たら明らかに躾と言うには問題があるレベルの虐待だった。同級生の母親たちが中心となって減刑証明がなされるほどのことで、児相が動いていたら起こらなかったかもしれない事件。ちなみに父親は離婚をして次女とともに家を出て行っている。ある意味毒親の慣れの果ての典型の一つ。
- (次点) 小樽ひき逃げ事件(14)→海水浴場近くで起きたひき逃げ事件。被害者は4人で、そのうち3人が死亡するというものに。犯人の男の行動が明らかに問題ありの典型例で、飲酒・わき見というこれで事故が起きなかったほうが奇跡的といわれるほどの事件だった。しかも犯人に関しては自己破産した直後のようで生活保護を受ける立場でありながら、乗っている車がその立場にしては豪華だったこと、本人に危険度の認識力がなかった(事故後も通報をしないで目的であるタバコを買いに行った)こと、飲酒運転の常習者で、その様子もフェイスブックにアップしていた。ほぼ状況的に言えば満貫状態だったのだが、なぜか裁判では懲役22年という有期刑で確定。遺族の願いにより危険運転致死傷に切り替えてのこの判決の軽さに明らかな問題があったのだが、事件後にようやく周辺にガードレールなどが設置されたということを考えると、行政の怠慢も指摘されている。
- (次点)旭川いじめ凍死事件(21)→悪い意味で官民一体型で状況をひどくしたいじめ事件。冬の公園で家出をした少女が凍死。いじめっ子グループは証拠を消そうとスマホをいじったが、逆にそれがあだになる形で中身が復元されていじめが発覚。それでも状況が動かず少女は家出をした先の講演で……という形になった。(この時の死体の検案で警察と医師のチョンボも発覚)犯人のお姿も完全バレ大会で発覚をしている上に、やらかしたと言意味で教育関係者のお姿もばれているが、閉鎖過ぎる土地ゆえか教育委員会が動かない。国会でも話題になったこの事件。あまりの問題意識の少なさに切れたのは外部の人間で、市に抗議が殺到。外部の人間を入れての調査をしたのだが、公開された報告書は黒塗りで批判が集中。しかし24年に大きな動きとして塗られた部分がない報告書が流出。タイミングがちょうど旭川のトンデモ事件のせいで再びという意味で注目を集めることに。ただ問題なのはいじめっ子たちは逃げているという事実。(バレはすんでいるとはいえ)市井の中に犯罪者が何も知らないまま紛れ込んでいるという怖さが出てしまう事件。そういう意味で言えば教育委員会を含めてすべての機関に国の役人を入れて監視するということも必要だというのを感じる事件。(要はいじめ対策ができていないという意味)バレの失敗やら、何も考えていないユーチュバーの暴走もあり事件そのものの解明が厳しくなっている。
- (次点)女子高生殺害事件(24)→上の話が持ち上がってきたきっかけになる事件で、世代的に言えば数年上の犯人が中心となって女子高生を端から突き落としたという事件。どうやらラーメンを食べているところを取られたのがきっかけだというけれど、主犯の21歳の行動は昔から警戒されていたという話があるほどの危険人物。同時に複数人逮捕されたが未成年。そのうち一人が証拠不十分で釈放されたときにはネット上で大ブーイングが起きた。どうやらこの犯人は家庭環境に恵まれていたという話があるので、それを信じるならばそっち系統のやばさがあった感じが見え隠れしている。ちなみに主犯の女性に関しては自身のシャレにならない姿の動画が存在していた模様。
- 青森 武富士放火殺人事件(01)→強盗をしようとした男に店側が金を出すのを拒否。ガソリンを撒いて放火して逃走。その間に店側にいた5人が死んだという事件。事件後武富士側にも問題がありとして、CMを自粛。犯人のイラストを入れたティッシュを配るなどの活動をしていた。武富士側・捜査側双方に不手際があり犯人逮捕に至ったのは10ヶ月後。ギャンブルによる借金から犯行を思いついたようで、結果的に死刑案件になってしまった。だが事件の余波これだけはなく、非常口などを備え付けなかった武富士側に対し遺族が損害賠償を訴える事態にも発展している。この一件は和解が成立したが、今度は武富士自体が一気に傾くことになってくる。
- (次点) 一家8人殺害事件(53)→りんご園農家でミソを盗みに来た、りんご園一家の次男が猟銃を見て自分が味噌をのすんだのがバレるのではないかと思い、逆にその猟銃を手にして一家8人を射殺した事件。事件後精神鑑定で白扱いとなり、2回目の鑑定でもほぼ白。検察側も無期を求刑したものの、罪に問えるレベルの精神状態じゃないとの判断で、一度目の裁判では不法侵入だけの罪での実刑になり、控訴審では無罪になってしまった。今だったら量刑的に考えられない事件の一つで、彼が救われたのは当時の医療技術の精度の低さにあったという指摘も。この犯人は出所後普通の生活を送った後、事故死をしている。後の杉沢村伝説という都市伝説のモデルに。ちなみにこの事件のあとこの地域では3回も肉親の殺害事件が起きている。いずれも地域の異常性も手伝ってかかなり軽い判決になっている。
- (次点) 八戸女性会社員惨殺事件(75)→八戸一家殺人事件(07)→仕事に来なかったことで会社から連絡を受けて親族が見に来たら、父親以外の全員が殺された現場だった。一人だけが刺されたことによる失血死で、残りは首を絞められたことによる窒息死だった。警察は配備をして父親の姿を探す。警察がその姿を探し当てたのだが、職務質問中に突然首を切って逃走を図りそのままがけて転落。事件そのものは解決ができなくなったのだが、この時に発覚したのはこの父親は殺人の前科(*1)があったことだった。(しかも犯人はこの時11歳)さらにもっと小さい時には放火までしている。
- (次点) 一家殺人事件+自滅?(23)→別名、ムラ社会強要殺人事件。突然ある家から火の手が上がりそこで家族4人の遺体が発見される。さらにもう一人90歳代の男の遺体も発見されるのだが、警察の捜査でこの男がしでかしたことが発覚。犯人の吐いた言葉の中に典型的なムラ社会思考を示唆しているような言動があることから、相当のトンデモ思考の持ち主だったという推測ができる。(周辺からも嫌われていたらしい)80年の嫉妬という周辺の証言もあるが、その代償は地域全体に厳しい目が向けられるわけで、やったことについては典型的な自己満足。出てくる証言からすれば凶悪の出来事を招いたという意味でそれを招いたムラ思考も相当叩かれることになるだろう。多分生きるつもりだったんだろうけれど、細部にわたって粗が目立ち結局自分もなくなるという事件。もっとも生きていたとしても極刑(とはいっても執行される前に死にそうだが)は免れないが。
- 岩手 種市町妻子5人殺害事件(89)(*2)→当時の検察「岩手県の犯罪史上、最大の悪質重大事件」。人間関係に悩んで仕事を辞めた男が、それをとがめた妻に対して暴力をふるったことから離婚話が浮上。一度は仕事に復帰するもすぐにやめてしまい大喧嘩。子供を失うことを恐れた男が、酒を飲んだうえで家族5人を殺害して自首。地裁では無理心中を図ろうとしたとして無期懲役になったのだが、高裁ではそんな形跡がないと否定。地裁判決を破棄して死刑の判決を下す。しかし最高裁の途中で犯人が病死をしてしまい、公訴棄却という形になってしまった。仕事をやめる状況に関しては、30年経過した段階では大きくクローズアップされる話だが、その後のDVからというのも今の社会にとっては大問題行為の一つ。その二つが重なって最悪の方向に転がればこうなるという事件。
- (次点) 女子高生殺害事件(08)→道路工事関係者が女子高生の遺体を発見。首を絞められて瀕死の状態になったところで、突き落とされた可能性が高いといわれている。一緒にいた男の姿が見つからないことと、状況証拠(車の中に)からこの男を犯人として指名手配するも見つからないので、懸賞金までかかる事態になった。しかし事件に余波はなぜかあらぬ方向に行ってしまう。犯人とされる男の父親が、指名手配取り消しと賠償金を求めて提訴するという事態に。裁判自体は棄却されたものの、犯人との決めつけは推定無罪の原則に反するという指摘をしていた。事件から11年たった今でもこの男の姿は見つからない。
- (次点)一関強盗殺人事件(06)→両親と3人暮らしをしていた男性が首を絞められていた状態で親に発見される。部屋が荒らされていたことから強盗殺人と判断して捜査が開始されるも、状況が状況だっただけに犯人は捕まっていない。現状でわかるのは部屋に靴跡があってそのメーカーがわかっているぐらい。現在も捜査中の事件。
- (次点) 宝くじ殺人事件(08)→宝くじで2億円を当てた女性が交際相手の男に殺されたじけん。男は携帯電話の部品を作っていたのだが、携帯需要の飲み悩みから経営自体がうまく行かなくなっていき、借金返済のための殺人だった。2億円は奪われて借金返済に回ったと言われている。裁判では断罪されたもののそれでも20年求刑のところを15年の判決。しかも一審んで確定する。宝くじがあたったことはよほど信頼できる人間ではない限りは誰にも言うべきではないという教訓が残った。
- 宮城 石巻3人殺傷事件(10)→よくある交際のもつれから、交際相手の母親と友達二人を刺し、母親と友達一人を殺害した事件。捜査が進んでくるにつれ、犯人のDV、交際している少女の相談、犯人は保護観察中の身というある意味やった瞬間に詰んでしまうことが確定の状況だった。それでも共犯者をタテにして逃げるつもりだったようだが、これが始まったばかりの裁判員裁判の裁判員にいい印象を与えるはずがない。少年犯罪では光の親子殺人以来で、裁判員裁判で初の犯行時未成年の犯人に対する死刑判決(しかも死刑判決時代が2例目)が1審で下る。上級審に控訴・上告をするものの、結局死刑が確定。2016年6月現在で最高裁で死刑が確定した案件。
- (次点)商店街アーケード暴走事件(05)→歩行者専門道路の商店街のアーケードに車が進入。そこにいた人を次々とはね3人死亡。犯人は自殺願望が強く、その後に自殺を図ろうとするも失敗。警察に逮捕される。最初にはねた二人にはブレーキ痕がついたいたのだが、アーケードにいた人をはねた時にはそれらがついていなかった。最初の裁判では犯人の状況に裁判所が同情し有期刑だったが、高裁ではその同情を破棄。無期懲役が確定している。毛包事件も同じ仙台で起きた。さらにこの事件が後に秋葉原の通り魔殺人事発展する。(犯人が近くに住んでいた)
- 秋田 連続児童殺害事件(09)→最初は児童が水死体で発見された事件で最初警察は事故で処理しようとしたのだが、別の日に被害者の近く住む児童が水死体で発見されたことから事件として捜査。最初の被害者の母親が事件化したあたりから過剰に動き出したことから、犯人説が浮かびだし結局逮捕される。この事件の余波はこの後のほうが強烈。卒業アルバムに彼女に関しての記事がイジメそのものにありがちな内容だったことから、学校・同級生に批判が集中した。また周辺住民も若干の偏見込みで騒ぎ立てたがゆえに事件を大きくした要因だとされている。今だったらそれを作った存在として同級生に対する批判がもっとひどくなり、また騒ぎ立てた住民も地域崩壊を招くレベルの大批判を呼び込んでもおかしくない事件。
- 山形 マット死事件(93)→1人の生徒がマットにまかれたまま遺体となっていたことから事件が発覚。いじめをしていたとされる7人が逮捕されたのだが、警察の捜査の焦りなどから証拠がうまく積み上げられず裁判で大きく結果が違ってしまった。更に大問題になったのは地域の閉鎖性。被害者一家に対して村八分に近い行為が行われていて、逆にそれがその地域が他の地域から睨まれるという結果をも招いている。一説にはこの地域性が事件をおこしたとも。ちなみにこの加害者たちは慰謝料未払いをタテにふたたび裁判を起こされている。その時にも冤罪説を言っているが、もはや完全バレ大会開催も時間の問題に。
- (次点) 一家3人殺傷事件(06)→カメラ店が襲われ、店主とその長男が殺され、妻が重傷を追った事件。犯人は遠縁の親戚だった。調べていくうちに殺された長男に性的ないじめを受けていたことが発覚。さらにこの長男が結婚するということを耳にした犯人は、幸せをぶち壊すために犯行に及んだとことも告白した。裁判では死刑を求刑されるものの、いじめによるPTSDがあったことが若干加味されて無期懲役の判決になっている。いくら被害者でも種を巻いてしまえば加害者と同じだという事件。
- 福島 孫による老女殺害事件(22)→板金工の19歳の男が祖母を殺害し、盗んだキャッシュカードで300万円を引きずり出した疑い。検察は殺意ありとみて無期懲役。弁護士側は懲役刑を求刑したが、普通に考えればそれ以上の罪がある犯罪でもあるし、殺意があると認められて求刑通りの判決に。この事件が今までの事件傾向と違うのは犯人が特定少年と指定されて、名前と顔写真が公表されたこと。少年犯罪と分類される事件のうち、犯人の年齢が18および19の場合に関しては公表することもありということになった段階で、大きく取り上げられるようになって最初の大きな事件に。ちなみに勘違いしているのも多いんだけど、無期懲役だからといって15年程度で出てこれる古い考え持ちも結構な数出ているわけで、言っておくと無期懲役といわれた人間のうち15年で出てくるというのはまずない。(稀にあるっぽいが)有期刑の上限が30年になったからそれに合わせて釈放までの期間が異様に長くなった。それでも死刑相当の人間がまだそれができるうちに出てこれる可能性というのが否定できない話というのには変化がないんだけど。
- (次点) 会津若松母親殺害事件(07)→事件は少年が警察に自首してきたことから始まる。その荷物には人の首があり、その首は母親だった。母親を包丁で刺し、そのあとのこぎりを使って首を切断。そのまま漫画喫茶で過ごした後自首をした。努力することにつかれた少年の、転落人生の行き着く先の一つをして知っておくべき事件だと思う。
- (次点) 悪魔祓い殺人事件(95)→オウムの衝撃の中で起きた宗教がらみの大量殺人事件。除霊と称して信者に暴行を加え6人を死なせてしまう。きっかけになったのも信者が入院して不審に思った警察の操作が入ってからで、その死体は腐乱が始まっていた。被害者の中には夫婦とその娘もいた事から衝撃は大きいはずだったのだが、オウムの事件のほうが衝撃的すぎたため取り上げられることが少なかった。
- (次点) 会津美里夫婦強盗殺人事件(12)→病院職員の男の家に侵入。キャッシュカードを盗みさらに、起きてきてた夫を殺害。さらに近くにいた妻からネックレスを巻き上げるが警察に連絡されたとわかると刺し殺してしまった。事件後妻を殺害しようとして暴行をした事実も発覚。裁判員裁判ではあまりの惨状にトラウマになる裁判員まで出てしまうほど。このことに弁護人は突っ込んだが、裁判員のいない上級審では当然のように認められることがなく、最高裁まで進んで死刑が確定した。
関東に続きます
(*1) 殺人事件は1975年に発生
(*2) 仙台高裁の判決を尊重。