1文字目の文字は「瞬」です。これは今年の自然災害を象徴する事例である御嶽山の噴火を表しています。登山客が大量にいたところにいきなりの噴火。一瞬にして地獄絵図と化し、犠牲者のほとんどが火山礫にあたったことによる即死、しかも噴火直前の写真が後から出てきたりと、自然災害ともしてもここ10年ぐらいの間だとすればかなりのものになってしまいました。(東日本大震災が大きすぎるが、この災害だって相当大きい)同時にいろいろな問題を再認識させられるなど、自然との戦いにおいても色々と考えさせられる出来事になってしまいました。さらに、この前には極端とも言える一箇所の集中豪雨により大規模な土砂崩れが発生。多くの人命が失わてしまいました。場所的にいえばいつそういう被害にあってもおかしくないと言われていたそうなのですが、治水対策が想定以上に追いつかなかったこと、さらにその対策をぶち壊すかのように住宅街を形成してしまったこと。この二点が被害の拡大を許してしまったと言われています。
さらに日本ではデング熱、世界ではエボラ出血熱という危険なものが流行りだすという危険な状況が起こってしまいました。特に後者の方はかなり深刻でペースも範囲も今までに比べると相当なもので、中には観察したい紗がかかってしまい危うく自分がスーパースプレッダーになるというとんでもない状況も考えられました。日本でも怪しいのが3例出てきたりしていますが、問題なのは現地の風習が招いてしまっているのが現地の問題で、何度為政者言っても聞かない人達が多い。更に別な側面として貧困問題も関わっているので、かなり重い問題だと思います。特に今回の場合は最初が2歳の子供だと言われているので、いくら言い聞かせても興味が言葉に打ち勝つ現実がある以上は、いつどこで何に感染するかわからない状態になっています。デング熱に関してはもっと深刻で最初の段階で誰がキャリアーなのがすらわかっていない状態ですし、そこら中にアウトブレイク的な要素がいっぱいあるわけで、蚊の活動時期とともに被害か拡大するという状態になってしまいました。一時期はかなり遠くはなれば場所でも蚊にさされてというのがありましたが、むしろ心配なのは来年以降だという話も……。
今年はいろいろな瞬間においての状況やら行動やらが大きく生死を分けたと言っても過言じゃないような状況だったと思います。その瞬間の選択を間違えてしまい、自分がし若しくはそれに近い状況に追い込まれるなんてこともありますし、頭が勝手に正常化バイアスを起動させてしまって大惨事に巻き込まれるということもありました。逆に運が良すぎるのかその状況においても無傷に近い割合で助かったというのもありますし。先の長野の地震において死者が一人も出なかったというのは普段からの備えがあったということから、とにかくその瞬間に何を働かせるのかが大きな出来事になってくると思います。(先の長野の地震で役に立ったのが形態の写真用ライト。これでとりあえずの床の状況が把握できたそうだ)そのためには普段からの訓練が欠かせないとよく言いますが、その訓練の参加率が低かったり、逆に訓練をしても本番には何位も役に立たなかったりする可能性もあるわけで……
とはいえ今年もやはりそこらじゅうで気象・自然の問題が浮かび上がってきました。東京でも40センチ近く(公式だと少し抑えられるが)降ったところもあった大雪で、甲府の街が孤立。台風による局地的な豪雨などもあり、やはり異常気象が終わる可能性があっても油断ができないというのが続いています。今年は色々とゆるやかなよ予報がでていますが、どうなるかわかりません。地震だっていつどこにどういう風にしてやってくる代わりません。そういう意味で言うとどれだけの備えをしてもその瞬間を回避できるのか、そういうことにかかってくると思います。ここ数年起きている異常事態をどうするのか、それが試されているということなんじゃないかと個人的には思います。
- 御嶽山噴火……9月末の土曜の昼間に噴火。無警戒だった人たちを直撃し、57人の犠牲者と5人の行方不明者を出した。死亡した人の殆どが超高速の火山礫の直撃を食らう形での即死。その段階で死ななくても気絶した段階で有毒がずにまかれて命を落とすという惨劇になった。反面隠れるところに隠れて難を逃れたという話もありましに九死に一生というのが似合うほどの状態になった。スマホや形態での撮影でかなりの映像が残っていたものの、犠牲になった人の噴火直後の写真も残っていたりする。
- 広島土砂災害……いくつも悪化条件が重なっておきた集中豪雨による大規模な土砂災害。かつての名前からかなりの危険地帯だったことがわかっているのだが、その名前が変わっていたことから知らないという人が多くその分被害が広がった。ここ10年ぐらいの津波を除く水系の災害としては最悪の70人を超える犠牲者を出してしまった。過去にもその地域では同様の被害を出していて、それを表すような地名がついていたのだが、新興住宅地にするために改名をし、更に危険な状況だったのに住宅地を続々と造成したのが被害の拡大の要因になってしまった。
- 豪雪……2月の中旬を襲った二度の大雪。一度目で東京では夕方から夜にかけてピークになり、20年以上ぶりの積雪20センチオーバーを観測。さらに、11日の豪雪でも20センチ以上の積雪を確認。日本の各地区がパニックになるほどの状況を生み出してしまった。特に深刻だったのは甲府で一時期陸の孤島と化し、商品の流通が滞る結果になった。
- デング熱……都内の大きな公園にいた人がいきなり感染。熱自体はそれほど珍しくないのだが、大都会のど真ん中でウィルスを持った蚊がいたということから大パニックに。蚊が発生したとされる代々木公園はもちろん、新宿御苑の一部まで閉鎖して蚊の駆除をしたものの、それをあざ笑うかのごとく周辺に飛び火。なかには刺された患者がキャリアーになるなどの二次被害も出てきてしまった。
- エボラ出血熱……発生した現地の食生活がもたらした致死率の高い病気。最初は2歳の子供だと言われていて、その子供が死亡した後に家族3人が一気に倒れたのを不思議に思わなかったのが、感染の急な広がりを許したといえる。これに現地の風習が加わって一気に広がってしまった。いままで何回が出てきたものの。今回はその広がり具合がかなりのスピードかつ、広範囲に渡ったと言われているため、封じ込めるための時間がなかった。瞬く間に広がりを見せ、医療関係者にも感染。その医療感染者が自分の国に帰って感染するとうい二次的な問題も浮上。さらにアメリカではその保持者が発生しているにもかかわらず、外を出歩くなどのパニック要因も起こしている。