グノー(+バッハ) アヴェ・マリア (歌、キャスリーン・バトル+ギター、クリストファー・パークニング)
成立年代 1859年
時代区分 初期ロマン
形式 歌曲
形態 ピアノ(オーエケストラ・今回はギター)+歌手
アレンジ ピアノソロ(ドレミのピースギャラリーにあるのは簡易版)、他の楽器+ピアノというのもある。多数。
(*)平均律1番のプレリュードは前に紹介済みなので省略
グノーの代表曲の一つであるアヴェ・マリアです。平均律1番のプレリュードにメロディーを乗せただけのものですが、アヴェマリアと言えばシューベルトと同じぐらい名前が挙がってくるものの一つです。伴奏に使われている平均律のプレリュードが確実に演奏できれば、教会音楽そのもののイメージがあるだけに(それだけにこの曲が入っているソナチネアルバム1番では、ちゃんと演奏するのであれば難易度は高くなると表記されている。弾くだけであればバイエルのレベルからでも可能)、これにメロディーを乗せてさらに宗教色を強めて言っています。その立場故に宗教色の強い作品ばかり作ってはいるのですが、管弦楽の「操り人形の葬送行進曲」はヒッチコックの映画で使われており、実は結構聞く機会が多い作曲家の一人に名をあげることが出来ます。
こういう他の人の曲に乗せて他のメロディーを当てる、もしくはクラシックの音楽を他のジャンルの音楽に切り替えるというのはよくある話で最近で言えばSEAMOの「Continue」ではレーガーの「威風堂々」が曲中で使われていますし、平原綾香のジュピターなんかはまさにホルストのジュピターから「火星」の部分ですし「威風堂々」というそのままの曲もあります。展覧会の絵をロックにアレンジしてしまったELPというグループもあります。(これがきっかけでいろんなアレンジが出てくることになる。順番で言えば原曲→ラヴェルによるオーケストラ編曲→ホロヴィッツによるピアノ再編曲→ELPによる編曲→ギターの山下和仁によるソロ編曲)それだけにクラシックといえども今の音楽に直結する部分というのはかなりあると思います。ただし、それが故に別なところでは著作権問題( )が発生していて、音楽の鉱脈が掘り尽くされたなんて話を聞くことが毎日のように出てくるようになったのですが。
グノーの後半生は彼自身が教会のオルガン奏者という職にあったので、どちらかと言えば宗教的な音楽を作ることが多かったのですが、オペラなどのジャンルの作品にも作品を出しています。有名なのは「ファウスト」で、たびたび上演をされます。この人の元にある人物が合唱団員として入団しています。その人は才能が豊かで、グノーが惚れ込むほど。グノーは彼を音楽の道に進ませようとしたのですが、彼は首を縦に振らず自分の進むべき道(このときは彼自身が陶器工場への就職を望んでいた)の方に言ってしまいました。その人の名はルノワール。後に絵画の世界では印象派の一員という超大物になるような人でしたので、もし音楽の道に進めてしまっていたら印象派の時代のよう来駕少し遅れたかもしれません。
次回はラフ。