先週末はF1オランダGPでした。
F1会は4人中2人都合が悪く集まりませんでした。
ビールを飲みながら一人で観戦。
今月健診があるのでしばらくビールは控えていたのですが、夏休み中ウォーキングの成果がまったく見られなかったため、もうやけになってここのところ毎晩飲んでいます。
→「夏休み終了」
さてF1ですが、いろいろ盛りだくさんな内容でした。
予選Q1ではアルファタウリの角田裕毅が3番手となるタイムを出しました。
これにはテンションが上がりましたね。
角田はQ2も突破し9番グリッドを獲得。
ポールポジションはレッドブルのフェルスタッペン。
フェラーリのルクレール、サインツ、メルセデスのハミルトンと続きます。
予選では観客席からコース上に発煙筒が投げ込まれ、赤旗中断となる場面がありました。
発煙筒は主にフェルスタッペンファンが応援のために焚くことが多いですが、そもそも今回のオランダGPは発煙筒の持ち込みは禁止されていました。
なのに焚いている様子が国際映像に映っていてマナー悪いファンがいるなと思っていたら、コース上に投げ込むなんて危険極まりない行為です。
持ち込みが禁止されていないサーキットではもうモクモクで視界が悪く、煙はコース上にも流れてあれじゃドライバーにも危険が及ぶと思うんですよね。
全サーキットで発煙筒は禁止にしませんか。
ちなみに日本GPは持ち込み禁止です。
日本のファンはマナーがいいので大丈夫だと思います。
さて、決勝はレッドブルとフェラーリはソフトタイヤでスタートし、2ストップ作戦。
メルセデスはミディアムタイヤでスタートし、1ストップ作戦。
ソフトの方が速いけどミディアムの方が持ちがいいです。
レッドブルとフェラーリが早めにピットインする中、ミディアムでスティントを延ばしたメルセデス勢が一時ワンツー体制を築きます。
メルセデス勢はハードに履き替えた後も速さがありました。
前を行くフェルスタッペンを追い上げ、もう1回ピットインする必要があるフェルスタッペンの前に出ることは確実と思われました。
しかし48周目に角田裕毅の車がマシントラブルで止まってしまい、バーチャルセーフティカーが出されました。
バーチャルセーフティカー中は追い越し禁止で低速走行が決まりです。
このタイミングでピットインするとロスタイムが少なくて済みます。
すかさずフェルスタッペンがピットイン。
これでフェルスタッペンの前へ出ることが厳しくなったハミルトンも2度目のピットイン。
この時点で、フェルスタッペン、ハミルトン、ラッセル、ルクレールという順番。
58周目にはアルファロメオのボッタスの車が止まってしまい、セーフティカーが出されました。
ここでフェルスタッペンはピットインしてソフトに履き替えます。
翌周ラッセルもピットインしてソフトに。
ハミルトンはコース上にステイアウトします。
これでハミルトンが先頭になり、フェルスタッペン、ラッセル、ルクレールという順番になりました。
再スタート直後にフレッシュなタイヤのフェルスタッペンが使い古したタイヤのハミルトンをあっさり抜きトップとなり、ファステストラップも記録して、完勝しました。
結局ハミルトンは後続のラッセルとルクレールにも抜かれ4位で終わりました。
ハミルトンはステイアウトしたこと、ハードタイヤを履いたことでチームに不満を爆発させていました。
同僚のラッセルは最後にピットインしてソフトタイヤを履いて2位だったのでなんで自分は?という気持ちだったのでしょう。
今回メルセデスの車は速かったので、セーフティカーが出なければハミルトンはもしかしたら勝てたかもしれませんが、勝負にタラレバはありませんから仕方ないですね。
レッドブルは戦略もハマったし、フェルスタッペンのドライビングも良かったし、運まで持っていました。
勝つチーム、勝つドライバーはどこまでも強いですね。
ところで今回もフェラーリはチームがダメでした。
サインツがピットに入った時、なんとタイヤが1つ用意されていなくて大幅にタイムロスするし、ホイールガンを置きっぱなしにして、隣りのピットのレッドブルのペレスのタイヤに轢かれてしまうし。
あれはホイールガンをダメにしただけでなく、ペレスのタイヤがパンクする可能性もあったし、ホイールガンが弾かれて人に当たる危険性もありました。
さらにはレース後、チーム代表のビノットが、角田がマシントラブルでリタイアしたのは姉妹チームのレッドブルを勝たせるためにわざとやったと「津波」という言葉を使って揶揄しました。
これはもう人として最低。
メルセデスのチーム代表のヴォルフも角田のストップが原因でハミルトンが勝てなかったと公に不満を口にしました。
いやいや。
角田だって完走したいし1ポイントでも獲りたいし、いくら姉妹チームとはいえわざとリタイアするわけないじゃないですか。
アルファタウリだって必死で戦ってるんです。
セーフティカーはレースにはよくあることです。
セーフティカーが出なかった場合はプランA、出た場合はプランBというように何パターンも戦略を考えておくものです。
対応できなかったチームの責任です。
それにしても角田は予選が良かっただけに残念でした。
本人のミスではないのでチームは原因をしっかり調べて次戦に備えてもらいたいです。
フェルスタッペンはチャンピオンシップを大量リードしています。
ライバルがリタイアしたらとかいろいろ厳しい条件はありますが、日本GPでチャンピオン決定もあり得るかもしれません。
ますます日本GPが楽しみです。