My Life with 統失

僕の統合失調症と向き合う日々の葛藤や、苦悩、嬉しいこと、楽しいことなど、赤裸々に綴っていきます(^^)(^^)

向日葵カーニバルー5- 少年野球と駅伝

2018-11-28 21:27:21 | 日記
琉真は走るのが大好きになった。


学校が終わった放課後、一人で村の中を走っていた。


無我夢中。と同時に自分をいじめるのが好きだったのかもしれない。



野球も興味があったがそれ以上にRUNNINGだった。



小学5年生の冬、村の駅伝大会があった。


琉真は毎晩の練習が大好きだった。


琉真は少年野球チームにも入団していた。


しかし、野球に行くときの 眼 と、駅伝の練習に行くときの 眼 は違った。輝きが。


野球に行くときの顔は露骨に嫌そうな顔をしている。



琉真にとって野球をする意味は、親を喜ばせるため 以外の何物でもなかった。


それに対して、駅伝は自分を高めるための 向上心 があった。かなり能動的だった。



このころからだろうか。琉真は極端に親の眼を伺うようになっていた。


それは幼少期から育まれてきた神経だったに違いない。



後に対人恐怖へと変わっていく。



琉真は自覚はなかったが毎日を送る生きづらさを感じていた。




そんな琉真の親の間には 愛 があったのだろうか。


琉真はそれが感じられなかった。



ある時、幸太郎と野球の練習をしている時、


幸太郎「琉真、ここ座れ。」

琉真 「はい。」


幸太郎「お前なぁ。結果が出せんねっやったらやめてまえ!!」


幸太郎の鉄拳が琉真にとんだ。

琉真の頭の中が真っ白になった。


幸太郎はそのまま犬の散歩に行ってしまった。


琉真は泣き崩れた。




衝動性。この時起こった。

駆け出した。隣の山奥へ。



練習の多数のボールを散乱させたまま。




琉真の初めての 現実逃避 だった。









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