My Life with 統失

僕の統合失調症と向き合う日々の葛藤や、苦悩、嬉しいこと、楽しいことなど、赤裸々に綴っていきます(^^)(^^)

一本の道を真っすぐ突き進む 🔥魂友🔥ーソウルメイトー

2017-07-31 22:11:52 | 日記
今から僕の憶測でなんとなく三年程前だろうか。

親友と飲みに行くことになり、その親友にヒデちゃんに紹介したい人がいると言われた。

当時の僕は凄く人見知り、オーバーに表現するとライトな対人恐怖症。


そんな僕と親友の前に、一台の黒いスポーツカーが現れた。


(うわっ、またイカツイ人紹介するなぁ 汗)

その車を見た時の当時の僕の第一印象。


降りてきた。


ほー・・・


身長は思っていた程、大きくない。170もないんじゃないか。

髪はサラサラのミドル。眼鏡を掛けていた。

正直な第一印象「優男」。


そんな彼が初対面の僕と親友に最初に放った一言:

「飲もうぜ!!!」

両手の拳は強く強く握り占められていた。


その時の眼はまだ熱くはなく優しかった。



その後、(ほぼ)下ネタ交じりの会話を三人で語り楽しい時間を過ごす。


解散。


それからの一年は2、3回ほどしか会っていない。


いつからこんなに距離が近くなったんだろう。日に日に。現在ゼロ距離。


某アニメの必殺技でいう「牙突ゼロ式」。


時間と気持ちに余裕がある時には、お酒を交わしながら「男」について語る、日常。


お酒が入ると彼は変貌する。
猫からオオカミに。
小さな火花から大きな炎へ。

人体発火するんじゃないかと思うことも時たま…


僕から見てその時の彼は

「偽りの彼」なのか? 「真の彼」なのか?

前者(笑)


金曜日の夜にする某ミュージック番組を 涙 を流しながら観る。
カラオケに行くと 涙 を流しながら歌う。
恋愛映画を見ると必ず 号泣 する。
車のBGMで 涙 を流す。
殺人ニュースを見ると 腹を立てて 部屋にあるクッションを自身の拳で何度も何度も殴る。
はまった月9の夜ドラは 約2、3ヶ月 は連続レンタルする。

よく中年の女性からコールが掛かってくる。世話役なのだろう。
説教している。

大学4年間はアルバイトと奨学金で自分自身で全てやり尽くしたらしい。






そして、そんな「男」には今現在、人生最大の大恋愛を進行中である。



その「男」が心から惚れた女性、


どういう理由かは聞いていないが、離婚経験をされていて、幼い男の子を二人支える。


今年の2月に付き合い、3月に破局。

交際期間約一ヶ月。


真夏の今現在尚、涙を流しながら工場の仕事を一日全うする。

僕と会うと、3分に一度は会話の中でその女性の名前を発する。

寝言で絶えずその女性の名前を連呼し、うなされている。ほぼ毎日夢にでてくるらしい。

今の彼の夢は85年式の500万相当の大型中古車に、その女性とその家族を乗せることらしい。。。
と、ほぼ毎日僕に宣言し、仕事を全うしている。


昔にくらべて下ネタをほとんど彼は言わなくなってしまった。。。



・・・汗汗




なんで?なんでそこまで思うの??どうしてそこまで一途なの???


彼の経済力、誠実さ、コンタクトをした時のルックス、優しさ、男らしさ、ほかに視野を広げるべきなんじゃないの。

直接は言わなかったが、以前まではそう思っていた。



ここでそんな「男」の彼の名言集:

1.失恋した直後、ある友人に慰められて言った言葉
「大丈夫だよ。女なんて星の数ほどいる。元気だしなよ。」

『甘いな、星は無数に存在するが、眩しい眩しい太陽はたった一つだ。』

2.その心から惚れた女性の息子が学校で喧嘩をした時に叱った言葉
『男は眼で殺せ。ムカつく奴は思いっきり睨み付けてやれ。今の時代、暴力や暴言で相手をねじ伏せる時代は終わったんだよ。』

3.お互い失恋し、傷の舐め合いをしている時の僕との会話
「俺はあいつが幸せになることだけを心の奥底から毎日祈っている。それが俺なのか、もっと素敵な男性なのかは分からない。」

『あまいなヒデちゃん、男だったら一度惚れた女性は、命をかけてでも俺が守ると誓わなきゃ駄目だ!!』


3の格言については、僕はその言葉の真意を、三日間葛藤し、苦悩し、悩まされた。


悩んだ挙句、僕なりの答えがでた。

僕と彼の違いは視野の広さ。炎の火力の大きさ。僕は「男」。彼は『真の男』。

どっちも正解 だ。


それが三日間葛藤し悩んで、僕が見出した答え。




先日、彼は僕を海に連れて行ってくれた。僕の失恋直後。波の音と共に少しリラックスしようと言うのだ。



今の僕の些細な夢は、海を夢見るタイの子どもたちに、海の素晴らしさを伝えに彼と会いに行くこと。


今週末には、日帰りで広島へ、原爆ドームを観に行くことを計画している。



『名は体を表す』



そんな 真の男 が惚れた女性、


間違いなく

『素晴らしい素敵な素敵な女性』

なのだろう


今になって、僕はそう確信している。


そんな女性に僕は心から伝えたい

「灯台下暗し。真下にある光輝く原石をコンマ一秒でも早く拾いなさい。」



注:あくまで今回のブログは本人の許可済み


追記:今回のブログは改めて読み返した時、本当にキザなブログになったなと思った。
そして、このブログを時たま笑いながら打つ俺は改めてキモイなと思った 笑笑
しかしこれは嘘でも偽りでもない。本当に実話。ノンフィクション。リアル話。
そして、何時もお世話になっている親友への感謝の気持ちと、二人が繋がって欲しいという切実な願いと、二人に向けての僕なりのメッセージ。



本当に最後の最後に…そんな彼の持つアイフォンの固定されている待ち受けを紹介して、今日のブログの幕をオロシマス。



ありがとうごさいました🙇🙇‍♀️

⚾️DB(仮名)⚾️ -1- 決真

2017-07-31 03:32:42 | 日記
2016年.12月.冬至.

DBと出会う


DB:僕の地元にある自然豊かな野球場のある緑一杯のB型作業所


僕はそれまで闇の世界をさ迷っていた。生きる希望が見えない毎日。なんとか時間を潰すため、
無理して自分を奮い立たせ、自己啓発本を読む毎日。夜には強引にたくさんの親友に電話をし、
迷惑をかける。


そんな時、地元の精神保健福祉士の方に、三ケ所、仕事場を提供される。

(1).DB(B型作業所)
(2).地元の某B型作業所
(3).知的障がい者の支援員(正規雇用)


とりあえず、三ケ所見学に行った。



まず(2)。

内職が主な仕事。僕の印象ではイマイチパットしない雰囲気。


次に(3)。

とても男気のある職員。この人について行こうと思った。ここで働くことができれば?経済的にも安定し、自立もできる。

(1)を見にいくまでもなく、この時点でほぼ(3)で地に足を固めることを決意。

もう(1)の見学はいいかな…



担当の精神保健福祉士「とりあえず三ケ所見学に見に行きましょうか。」


最後に(1)を見学。


衝撃を受けた。

山、川、緑、そして広大な野球場。

眼を輝かして懸命に野球ボールを縫う利用者達。


心がその僅かな時間だったが、凄く浄化された。


その見学後、そこの利用者として働くことを即決意。


入所。


最初の三か月、懸命に我武者羅に(無理して)頑張る。


次の二か月、反動が来たのか、原付で通所しては30分、1時間で帰るルーティンを繰り返す日々。

活力、生命力、共に低迷。



そして、筋肉注射という自心の病の現在の医療の最先端を走る治療法、名医と出会う。


劇的に病が回復していくのが分かる。


朝は7時~8時に通所し、他の利用者、スタッフが来る前、一人、球場のトイレ掃除、草引きをするルーティンワーク。

利用時間終了の15時以降は、恩師からこのドリームボールの理念、考え、ノウハウを学ぶ毎日。

そして、人間として大きく成長していくのが、自分で客観視できる。




僕は昔からいつか自心の病を乗り越え、「当事者」という経験を活かし、精神障がい者の施設を運営したいと思っていた。


恩師の考えは、僕の理想の形。いや、それ以上。そしてこれ以上にない恵まれた環境。


この恩師についてく、そう日に日に決意が固まる毎日。



一時期、将来に焦り、外の社会に羽ばたくことも考えたが、その考えも色々吟味した挙句、利用者として残って訓練を続けることを決意。



順風満帆な毎日。妄想も日々少しづつ減少。日々成長。




そんな時、一人の入所希望の利用者が遠方から現れた。



ボサボサの髪型。生きる気力を失った眼つき。猫背。
ただ、筋肉だけはプロボクサーの様な体系。


その利用者とは、はっきり言って、親友であり旧友。



僕は逃げた。過去が蘇ったからだ。


その利用者は、受信用の携帯しか持つことができないくらいお金に貧しかった。

そういったことから、過去にお金のトラブルから、愚行ではあるが携帯電話番号を変え「縁」を切っていた。


過去を順調に肯定していっている段階。

恐怖だった。


しかし、顔を合わせてしまった以上、対話するしかない。見学初日、20分だけ話す時間を設けた。


昔のように、無謀な夢を語らない。落ち着いている。聞けばその利用者も僕と種類は違うが筋肉注射を打ち始めたというのだ。


「人の心」を持っている。僕はそう判断した。


と、同時に、この人を恩師から学んだノウハウを元に立派な社会人、人間に、成長させ導く事が、自心の急速な成長に繋がる、そう判断した。


利用初日、その利用者は、ボサボサだった髪形を五輪狩りに丸めて来た。


その意気込みを買い、その何日か後に、僕は

・作業用の手袋
・水筒
・帽子
・ウォークマン

をプレゼントした。


その利用者が日に日に成長していく姿が分かる。懸命に草を引く。眼力が上がっていく。

これがこの人の本来の「眼」なのか。


昔のように、公衆電話から理不尽な時間に電話を掛けてこない。お金を貸してくれとも言わない。


僕なりに懸命に指導した。まだまだ弱い部分は見える。ただ生命力は過去に比べ段違い。


今では10年ブランクがあったMTの軽トラを、後ろに金属の網をつなぎ僕が運転し、その利用者が助手席に乗り地面を確認し、二人で広大な球場を一式ある程度、グラウンド整備できるまで成長できた。


恩師がそんな僕とその利用者に与えた、今月の工賃の金額の差は僅か千円。

この金額の数字の意味、真意を考えた。


この事業所の給料(工賃)は決まっていない。完全出来高制。努力すれば努力するだけ結果が実る。


恩師が工賃を判断する。


与えすぎると 己惚れる。 少なすぎると やる気を失う。


そういったことから、今回の僕の工賃は、「今後の更なる期待」と自分なりに判断した。



そんな恩師は、毎日10数人分の利用者の豪華な昼食を自分のふところから張り込み、本人はカップラーメンや小さなオニギリを、うまいうまいと食べる、そんな方だ。


今では、地元のプロボクサーや、ラーメン屋を営む若い店主や、教師時代の教え子も恩師に会いに、毎日色んな人がこの『DB』へ訪れる、そんな毎日だ。



『人間を救い 共に生きる』


それが DB




そんな恩師の意思 考え DBを 四年かけて修行し しっかり引き継ぎたい そう決真している

















人生の教訓 そして新たな羅針盤を手に入れた『2時間半』

2017-07-30 01:44:02 | 日記
眠い。寝たい。いや、寝たくない。文章能力が落ちることは観得ている。

でも、手を動かす。約束を僕は破った。不届き者。抑えきれないこの感情。

共感したい。一人で留めておくなんて勿体無い。

とりあえず、眼球を少しでも見開くために、何日前の物か分からない衛星上よろしくないと思われる、
生温いコーヒーを、口の中に注ぎ込む。

この感情は「闘争心」なのか、それとも、やはり「自惚れ」なのか?

その答えは、日が昇るころ、自分の胸にてを当て、問いかける事にしよう。




2017.7.29(土)

夜10時前。僕にとっての『師匠』が現れた。いや、正確には僕が自分のもつ吸引力で吸い寄せた。

失礼。カッコのつけ過ぎ。


師匠の「良心」、「思いやり」、「親心」、最後に「期待値」

と、僕は捉える。

仕事を一日全うされたオーラ、風貌。


男。




そんな師匠にまず問いかけさせて頂いた。


「僕はこれから人間観察がしたいんです。そしてコミュ力をもっともっと高めたいと思うんです。スナックにノンアルで行こうと思います。どうでしょう?」




(は?)

そんな眼をしていたように一瞬思えた。


「散髪屋に髪を切らずにくつろぎにいきますか?喫茶店に水だけを飲みに入りますか?」


「・・・」

即納得。(笑)


「世間は狭い。そんなことしてたらこの狭い田舎ですぐに噂になるよ。そして家族、友人を巻き込む。」


「人の不幸は蜜の味。弱い部分が大好物。今の政治と一緒。人間はそういう生き物。」


「今のヒデくんは、小さな釘ばかり打っている。その釘は邪魔以外の何物でもない。
まだ安全ピンや画鋲の方がマシ。柱をたてなさい。家の柱が倒れますか?」




僕はやはり視野が狭い。世間知らず。リスク管理能力ナシ。経験値、極小。



僕の周りにはたくさんの人がいる。たくさんの人にこの考えを投げかけた。


ハッキリ「全否定」されたのは初めてだ。



その瞬間、同時に周りの人の温かさも感じた。






次の下り。HP残り45/100。

思い出せ。


『俯瞰図(ふかんず)』


本日最大のインパクト。


あ、飛びすぎたな。おそらく。



要約:上から見下ろしたように描いた地図や絵図



「物事を俯瞰的に捉えなさい。」


「後ろから見れば、その人の背中しか見えない。上から見れば全体の景色が見える。」



意味はある程度理解出来る。漢字が難しすぎる。

漢字検定S級クラス。



次。残りHP30/100。

「知恵があればその知恵を存分に発揮しなさい。知恵があり力があればその力を存分に発揮しなさい。
力も無ければ、努力し汗を存分に流しなさい。」

「人間は『仕事』。仕事は努力。努力は言葉でも背中でもない。汗の量と泥の量。」


僕の「自惚れ」をまた、再確認。





最後に、残りHP10。


『天知る、地知る、子知る、我知る』


要約:誰も知るまいと思っても、天地の神々も君も私も知っている。隠し事は必ず露顕(→ばれること)するものであるということ。四知。


「隠したつもりでも、そんな時、自分の胸に手を当ててみな。」



疲れきっった表情でこの発言力。



お酒の場で帰る時、泣いて止められるのも分かる。



この人は相当「ヤバイ」。偉大な偉大な『師匠』。


まだまだあっただろう。




4時間後、このブログを読み替えした時、僕はどう思うだろうか。

今回はあえて加工しない。ハッキリ残す。


絶望か?満足か?


絶望、、、かな?


最後別れ際、何を言って去っていったっけ??



HP0。

オヤスミナサイ ZZZ



感謝。

変現した景色

2017-07-29 02:31:48 | 日記
2017.7.28(金)

兄弟姉妹の二つ年下の妹が、出張の関係で、約半年ぶりに仕事場の関東から帰省した。

お盆は帰らないようだ。正直嬉しかった。ただ、今回は帰ってくるのが夜遅く、
僕は仕事が朝早かったので、一日だけの帰省だったので会えないと思っていた。

8月が誕生日だったので、「嵐の二宮の写真を給料が入ったので買ったからあげるわ♪」

そう前もってLINEに送って、妹が恋人との写っている写真を大きく現像したプレゼントを妹に渡すよう母に渡していていた。


最近の僕は、くさいちょっとしたサプライズが好きになっていた。恩師の考えの影響を学んでいるのも自分で自覚している。


次の日の早朝、寝起きでうとうとしている妹に、

「俺、仕事いってくるわ!お前も頑張れよ。」

「あ、ありがとう♪」

そういった、僅かな会話を交わし、仕事場に原付を走らせた。



ただ、この日、僕は凄く病んでいた。

前回のブログでも綴ったが、恋人と辛い別れをし、絶望していた。


仕事場について約30分、心身がスクラップし、再び原付が家に向かって動いていた。


恩師に一通、LINEをいれた。

「ちょっと疲れてしまいました。今日だけ休ませて下さい。お許しください。」


この甘さが社会に出れない自分の弱さ。そんなことは分かっている。


自分の部屋の布団にダイレクトに飛び込んだ。


恩師から電話が入った。

「今から少し、家に行く。」



その後、庭で少し恩師と会話した。少なからず元気がでた。

少なからず、だ。

その後、再び布団に潜った。

恩師には感謝のLINEを一通入れた。


「先ほどはありがとうございました。元気がでました。オナニーします(笑)」


「アホか(笑)」




一階から上ってくる足音がした。

部屋にこもって布団で寝込んでいる僕を心配してくれたんだろう。

母親が、

「今から(妹)と一緒に神戸行くんやけど、気晴らしめにいこか。」

「いい、二人の時間を邪魔したくない。」


大分、強がっていた。本当は行きたかった。

でもこの疲れた体で都会の街に行くのも怖い、そんな気持ちも正直なところ。


その後、再び階段を上る足音が。


妹だった。

「神戸いこうよ。」

「ええんか?」

「ただ、私の横でしんだような顔せんとってよ。」


強がっていた自分が馬鹿に感じた。


着替えて車に乗った。三人で二ヶ所墓参りに行った。

その後、親戚のおばあちゃんの顔を見に行き、神戸に向かった。




怖かった。僕にとって都会は恐怖でしかない。

人の目線、笑い声、いかつい人、全部が自分に真っ向にぶつかってくるからだ。

この統合失調症になってから都会のウインドショッピングなんて心から楽しめた記憶なんてない。

景色なんて綺麗に見えたことない。絶えずソワソワしかしたことない。



ただ、そんな街でも今は、家の部屋でただ、一人でいるほうが自分にとって恐怖だった。


神戸に車が近づくにつれ、車の量、人の量が増えてくる。

ああ、怖い。


パーキングに母親が、車を止め、闇の街に足を踏み下ろした。


デパートに入った。若い人たちが笑っている。







ん??


気にならない。耳に入らない。




そうだ、僕は二ヶ月前から筋肉注射を打ち始めたんだった。



ほんの些細な事、これが当たり前の人の感覚なのだろうか。



嬉しかった。かなり。





ウインドショッピングが楽しい。


服が綺麗に見える。時計がかっこよく見える。お洒落なファッションの人達が憧れて見える。


どういう人たちの需要を狙ってこの洋服はデザインされているんだろう?


いくらでも時間が潰せる。

全くではないが、ソワソワ感がほとんどない。



ウインドショッピングを終えた後、夕方、ゆっくり三人で、食事をし、海を眺めた。






都会の海がこんなに輝いて綺麗に目に映ったことはなかったように思う。

キラキラしている。濁りなんてない。


普通の人って、こんな感じで都会の街に遊びにくるんだな。



母が僕にその日、お洒落なハットを買ってくれた。


もうひとつの妹と、母親からのプレゼントは、

『輝いた都会の街の景色』

という、プレゼント♥♥♥




ありがとう。


2017.7.28

都会の街が 闇 から 光 へ変わった


そんな日だった。



過酷なリアル

2017-07-27 04:37:30 | 日記
2015.12.29.冬、僕は恋人との交際がスタートした。


出会いのきっかけはお見合いサポートセンター。

当時の僕は自分の足元も見えず女性とのお付き合い、結婚にすごく憧れを抱いていた。

ただ、お見合いのプロフィールの年収欄には、正直に「200万以下」と書いていた。

そんな僕宛にある日一通のお見合い希望の封筒が届いた。

その紙に載っているプロフィールを拝見すると、

とても愛嬌のある可愛い表情をした女性、そして職業「看護師」。

どうしてこんな立派な女性が僕なんかに??…

疑問を少し持ちつつ自惚れていた。

出会いの場を設け、意気投合し交際がスタートした。


楽しく、新鮮で愛情に満ち溢れた毎日、現在ではほとんどの人が利用している、LINEで
毎晩、毎晩、LINEのスペシャル機能である、「テレビ電話」をするのが日課となった。

夜勤の日は、仮眠の時、僕の服を抱きしめて少しでも眠りにつきたい、そう言われて、セーターを貸したこともあった。

現在は携帯のGPSで相手の位置情報が分かる、そんなアプリも普及している。

恋人と同意し、お互いの携帯にそのアプリを導入した。

お互い束縛感は全くなかった。
そのアプリを確認し、自分に時間があり、彼女のアイコンが動いていれば電話していた。

彼女の乗用車はアイフォンのブルートゥースで、運転しながら車のスピーカーで通話ができる。

一か月の通話料はいくら掛かっていただろう。定額に入っていたからよかったものの、リアルな数字多い時で7,8万の数字をみたこともあった。



そんな優しくしっかりした恋人にも大きな大きな悩みがあった。


『摂食障害』

だ。


不安やイライラを食べることで、解消する。
そして食べた後悔や絶望感で嘔吐を繰り返したり、下剤をあえて飲んで排泄をする。
その葛藤から消えたくなることも多いらしい。

彼女の口癖は、
「私は太っている。」

まったく見た感じ太っていない。むしろ痩せている。

ある時、聞いたことがあった。

「鎖骨が浮き出た女性、ガリガリの骨のようにやせ細った女性、どう思う?」


「綺麗。羨ましい。私もああなりたい。」


これが現実なんだ、、、僕はその言葉を聞いた時凄く悲しくなった。


ただ、そんな摂食障害と闘いながらも看護師の仕事を全うする、そんな彼女を尊敬していた。



月日が流れ、僕は自身の病である統合失調症の治療方法が変わり、病状が劇的に回復していった。

そして物事の真意、奥の深さを考えるようになった時、エクセルに自分の家計簿をつけるようになった。

リアルな数字が見えてくる。ドリンク代や交際費にこんなにお金がいるのか…

この今の事業所の給料で貯金なんて無理。

何時しか僕はこの現代社会の世の中に対して、恐怖と緊張感で、凍り付いたような目でしか見れなくなっていた。

お金に汚い世の中、お金なしでは生きていけない世の中、目が$円マークの人達、優しさや愛情では何も解決しない。

人間不信にもなった。
この世の中が生き残りをかけたサバイバルゲームだと思うようになった。

彼女を支えていく、家庭を持つ、末長く生き残っていくには、現実的に無理と考えるようになった。






2017.7.27 彼女に別れを告げた。

「今のままだったらお互いの人生を狂わす。俺にはお前を支えるのは無理。離れよう。」

「いやや。」

「俺がお前の時間をとって、形をとって約束をして振り回したのも事実。
本気で俺に憎しみがあるなら、法律事務所に訴えてくれ。
貯金を崩して責任もって、慰謝料を払う。」

「そんなことしたくない。」

「じゃあ、もっと自分の摂食障害ともっともっと向き合ってくれ。俺の15年苦しんだ統合失調症を救ってくれた心療内科に行ってくれ。
お前の5,6年苦しんだ摂食障害も必ず良くなる。それは俺と真剣に向き合うということ。余裕は生まれ、昔のように愛情ある毎日が送れるかもしれない。
そこで将来がまた見えるかもしれない。全部繋がっていく。」

彼女の表情が硬くなっていくのが分かった。


彼女は以前、父の還暦祝いに両親の温泉旅行をプレゼントしていた。ただ、父は「わしはいかんから、お前とお母さんの二人で行ってきぃな。」

そう彼女にいったらしい。彼女はそこで少なからず怒りを覚えていたらしい。



「お父さんは遠回しにお前とお母さんの場を提供してくれたんやで。同じ仕事場で看護師として働く親子。産みの親子。やっぱり家で話す会話、仕事場で話す会話は
旅館でゆっくり話す会話とは全然違う。摂食障害は最終的には母親と共に直していく病気。そこで一回悩みや葛藤、ぶつけてみ。そして、俺の事も話してみんか。」


彼女はしばらく黙っていた。そうとう葛藤していたんだろう。

小声で、
「そんなこと分かってる」

と、呟いた声がかすかに聞こえた。



「俺間違ったこと言ってるか?お前のためを思って全部言ってんねんで。」


そういって、僕は原付を走らせた。





帰ってLINEに一通入っていた。



「私やっぱり、自分の体が嫌い、醜い。太っている。
ごめんね。ひでちゃん。」



電話を三回した。出なかった。


以前の僕なら心配になって夜中問わず、間違いなく家に押しかけていた。

ただ、今の自分には理性が働いた。

それでも、すごくソワソワした。


電話がかかってきた。


「家には来ないでね。好きやったからね。」


ほんの2.3秒。


その後LINEのアカウント、SNSの彼女のアカウントが初めて消えた。




僕は、また人を救えなかった・・・一人の人間を不幸にした・・・

苦悩に襲われた。


同時に彼女の苦しめた摂食障害、彼女に摂食障害を芽生えさせた環境に凄く憎悪の気持ちが芽生えた。





昔の僕は「人のため」なんてあまり考えない人間だった。


23歳の春、父親を自殺で亡くした。


女性問題でもめて父親と殴り合いになり、入院送りにさせ、入院の外出中、父は駅のプラットホームに飛び込んだ。


未だに、僕が父親を殺したと思い続けている。消えない。



あの時誓った。



父を救えなかった分、これから色んな人の為に生きていこう。



そんな僕の生き方を、周りは、スーパーマン気取りか?何カッコつけてんねん?何自惚れてんねや、という人も中に。




そんなつもりない。
あんたらに僕の気持ちの何がわかんねん




父が残してくれた僕への資産は一円も手を付けていない。

この先何があるか分からない。車も乗らない。怖い。






今年の誕生日、彼女が誕生日プレゼントに僕にくれた、



「これから2人でこのかびんを割れずに 守っていこう」



誓い合った約束。






『かびんが割れた』



瞬間だった