旅館28

2023-11-21 10:01:03 | 日記
「帰ったんじゃない?」

「勝手に黙って帰るかな?」

やっと目が暗闇に慣れて来て、物置小屋の景色も見えてきた。

「幹太!…いる?」

徹弥は、とりあえず例の箱の場所に向かった。

「箱…無い…」

「え?無い?」

「きゃ!」

夕美は物に躓いた。