G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

継鹿尾山(273m)~西山(340m)~鳩吹山(314m)縦走 ~プチ縦走の初登山~

2015-01-15 | 山行

2015年1月11日(日)曇り後晴れ、5℃
参加者:G.G.他8名
コースタイム:
犬山遊園駅9:10 →10:25継鹿尾山10:35→12:05西山休憩舎、昼食12:35→
12:50 西山→13:10一休さん→14:05鳩吹山14:20→14:55 大脇口→15:15可児川駅
行動時間:6:05(休憩、昼食を含む)
歩行距離:約12 km
コース:GPSトラックで示す。赤線は登り、青線は下りを示す。緯線、経線は10秒間隔
(約250 m)である。なお、始めの1kmはGPSのスィッチを入れ忘れたため、欠落している。


標高図:コースの標高図を下に示す。全体としては、3回のアップダウンがある事が分かる。

山行記事:
■昨年の11月、12月の週末は天候不順で、昨年11月16日以来の久し振りで、本年初の山行である。当初の予定では10名の参加であったが、一人都合が悪くなり総勢9名となったものの、久々の大人数である。なお、本日は昨年に入会された小池さんのデビュー山行でもある。
集合場所の犬山遊園駅では他の10名余のグループも集まり賑やかであった。
■駅左手の坂道を登り、犬山遊園の裏側を通り寂光院に向かう。寂光院の山麓広場に着き、正面にある千体観音堂にお参りをする。長~い石段を登って寂光院の本殿にお参りし、今日の安全を祈願する。
寂光院は654年の開基で、中興は織田信長による古刹で、尾張33観音霊場20番札所だそうである。
秋の紅葉でも有名である。
 
■今までの山行で気が付かなかったが山号の額の右側に綺麗に磨かれた、由緒ありげな御詠歌の額が掛かっていた。達筆で読めなかったが帰宅後に調べたら、意味は不明であるが次のような歌であった。
どなたか意味を御存じでしたら教えてください。

                  なるみがた 鹿の継尾に へだておき いざやなびかん くさなぎの宮

 
■弘法大師像のある展望台で暫し、濃尾平野を眺めた後、継鹿尾山に向かう。継鹿尾山(273m)の展望台は寂光院のそれよりも遥かに好展望である。名古屋の摩天楼も暫く見ない間に、最近数が増え大都会らしくなってきたのが感慨深い。2等三角点がありタッチしてご挨拶する。
■継鹿尾山を後にすると直ぐに長い下りの階段道になる。更に2回目の長い階段道がつづき100m位急降下する。間もなく林道を横切り今度は急登になり150mくらい登る。外気温度5℃と低いので汗も掻かず、消耗しないが暑い季節だとこのアップダウンは可なり堪える。
■西山休憩舎で昼食にする。何時もながら賑やかで25人位のハイカーが三々五々食事を楽しんでいた。私と坪根さんはストーブ持参で湯を沸かし熱熱のラーメンをすする。この時期、御馳走である。
■休憩舎からは北回りと南回りのルートがあるが、今回はこのコースが初めての人もいるので、訓練のため、やや険しい北回りを選択した。40m位下り、登り返して最高峰の西山(334m)に着く。4等三角点ありタッチしご挨拶する。山頂は林間の中で展望はない。
■西山を後にして一休さん(休憩場所)へ向かう。一休さんまでの60m位の下りが当コースの一番の難所である。転倒したら大怪我の恐れがある。岩だらけで急傾斜の荒れた道を注意深く、足場を確保しつつ、木に掴まったりしながら慎重に下る。
■一休さんから更に70m位急降下するが道は安定していて危険度は低い。最下点から20m位登り返すと南回りコースとの合流点に達する。
■合流点から3回アップダウンを繰り返すと、鳩吹山山頂(314m)に着く。3等三角点にタッチしてご挨拶する。当リポートを書いていて気が付いたが、一番低い継鹿尾山(273m)が2等三角点、一番高い西山(340m)が4等三角点で、山の標高と三角点の等級が反比例しているのが面白い。
■生憎の曇天で遠望は利かず、御嶽山の噴煙も見えなかった。美濃市付近の山々が展望できたが、今冬、積雪が多いのに冠雪していないのは意外であった。記念撮影をしようとしていたところ急に晴れて来たのはラッキーであった。お蔭で皆さんが若々しく、元気そうに撮れたように思うが欲目か!

 
■鳩吹山からは降下だけである。時間不足で小天神は割愛する。道は九十九折であり、良く整備されていて歩き易い。大脇登山口から可児川駅に向かっての中を歩いていると路傍に奇妙な花が咲いていた。綿の木の花だそうである。真っ白で、触ってみると、ふわふわの綿毛が寒風に靡いている様はメルヘンチックである。

 
■予定時間よりも1時間遅れで可児川駅に到着した。幸先よく、初登山を無事に終了でき
 感謝!
 

所感:
何回も来ている山であるが、今回も色々な発見があり、何時でも山行は楽しいものである
 のを再確認した。
 即ち、寂光院の御詠歌の額、継鹿尾山・西山・鳩吹山の標高と三角点の等級が反比例、
 綿の木の花のなどである。
■名鉄電車によるアクセスが良く、コース長は12kmもあり、3回あるアップダウンも
 手応えがあり、登山コースとしては初心者からベテランまで楽しめるお勧めコースと思う。

(以上)


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