山行年月日:2020年12月29日(日)、無風、快晴
参加者:G.G.他4人(計5人)
アクセス:各務原7:00→(木曾三川公園)→8:50観光協会駐車場P
沿面距離≒15 km/所要時間≒8:50(昼食、休憩他を含む)/累積標高≒±1,900 m
コースタイム:P9:07→11:44石榑峠11:00→12:08昼食12:36→12:55重ね岩13:02→
13:40竜ヶ岳13:52→(中道)→15:57中道分岐点→16:10休止16:25→17:55P
GPSトラック図:
観光協会の駐車場からスタートし、時計周りに表道→中道と周回する。魚止滝~長尾滝(中道分岐点)
間の谷沿いの道は殆ど崩落状態の難路で岩肌をへつるようなカ所も幾つかあった。
下山時の竜ヶ岳→中道分岐点は急傾斜で、その上落ち葉が厚く積り滑りやすく危険で、大幅に時間費やし体力も消耗した。
(ひと目盛り:約250 m)
トラックの標高図:
標高差は約850 mである。登りは緩傾斜であるが、中道分岐点までの谷沿いは難路で気が抜けない。
下山時は中道分岐点までは急傾斜の悪路で危険度は大きい。
(縦軸:標高/横軸:時間)
山行レポート:
■長尾滝までの谷沿いの道は悪路・難路で滑落・転倒しないよう必死であった。長尾滝はこの谷最大の美しい滝で暫し憩う。
■谷からは殆ど垂直でグラグラした梯子をよじ登り谷筋を離れる。高度差は5m位で左程に
恐怖感はない。
■小峠で旧道に出会い石榑峠に着く。三重県側は通行止めであるが滋賀県側はここまで車で登ってくることができ多くの車が路肩に止まっていた。
■石榑から高度を上げていくと展望が開けてくる。振り返れば南方には御在所、山雨乞岳などの山々がくっきりとしたシルエットを見せていた。
■東に目をやれば眼下に四日市市とその後ろには伊勢湾がぼんやと横たわっていた。
■この表コースの名物である重ね岩に立ち寄り記念撮影する。岩自体はビックリするような迫力はないが自然の摂理の妙に感心する。
■いよいよ頂上が指呼の間になる。竜の名に相応しいどっしりとした重厚な恰好をしている。
一歩一歩ピークに近づいて歩を進めるは何時もながら気持ちのいいものだ。
■北方には静ケ岳が、釈迦ヶ岳などの山並みが望める。
■西方の遥か彼方には幽かに琵琶湖に近い繖山のシルエットが望めた。5年位前の繖山→安土トレッキングが懐かしく思い出された。
■人影が大分、疎らであったが2時前であり、記念撮影を済ませ良い気分で、やおら下山にかかった。
この時は後にどんな難渋が控えているか知る由もなかった。
■下山路は急傾斜で、足元には落ち葉が厚く積もっていて滑りやすく、転倒しないよう用心するので、
大分、標準時間をオーバーしていたが未だそれに気付かなった。
■下山途中に真っ赤な紅葉が一群残っていた。もう山の時期として初冬であるが未だ残っている健気さに惹かれた。
■堰堤を降るのに30段の鉄梯子があったが、小峠に行く時に出会った梯子よりも頑丈で、斜度も低かったので、余り緊張しないで済んだ。
■中道分岐点に来たのが4時ごろであり、未だ明るかったので、5時頃に戻れると思っていた。
然し谷沿いの道は難路で、メンバーが高齢者でありピッチは捗らず、途中で薄暗くなってきた。
更にアクシデントがあり15分位のタイムロスがあり、一段と暗くなり、難路の途中からヘッデンを点けての必死の下山になった。
ほうほうの体で、駐車場に辿り着いたのは、真っ暗闇の5時55分であった。
反 省:
ひとつ間違えば、谷川への転落事故の遭難にもなりかねない山行であった。
その原因を整理してみると次のようになろう。
(1)所要時間の予想が甘かった。岸壁を「へつる」ような難路の場合、高齢者のパ-ティーであることに鑑み、標準時間の1.5倍で計画すべきであった。
私達は普通の登山道ならば何時も標準時間で歩けるので今まで問題がなかったが、中道は普通の登山道でなく相当な難路であった。
計画段階でそれに気付かなければならなかった。
(2)特に、これからは日没が早いので必ず3時には下山できるよう、余裕あるスケジューリングが必要であろう。 (以上)