G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

大白木山(1,234.5 m) ~奥美濃の晩秋の山を楽しむ~

2019-11-06 | 山行

山行年月日:2019年11月2日(土)、静穏、暖、晴天
参加者:G.G.他6名
アクセス:各務ヶ原7:00→樽見→県道255→林道→8:45折越峠(本巣市)、63km
沿面距離≒6 km/所要時間=4:49(昼食、休憩などを含む)/累積標高≒670 m
コースタイム:登山口 8:589:50根上り桧10:1010:14行程の半分11:11山頂12:10
13:47
登山口

GPSトラック図:
歩きやすく、危険箇所もない林間コースである。                                            (1目盛り:250m)

トラックの標高図:
最大斜度は22°位の急斜面もあるがロープや鎖場はなく、余り緊張を強いられず安心して歩ける。

山行リポート:
小さなお地蔵さんが祀られている折越峠の路肩に5、6台止められる。そこから少し追波(西方)へ下ると擬木でできた階段が登山口である。
段差が60 cm位もあり度肝を抜かれるがちょっとの距離である。

 少し登り振り返ると展望が開け、色づいた山肌の向こうに岐阜~福井県境の山並みが顔を見せる。晩秋の風情が漂っていて趣がある。

■本コース唯一の見どころである根上り桧である。根上り杉ならば蕪山が有名であるが、桧は珍しい。但し、この桧に寄生している別種の樹木の方が逞しく迫力あるように見えた。

■地面に桧の実が一杯付いた一枝が落ちていた。杉の実はよく見かけるが桧の実は珍しい。見上げると多くの枝先に沢山実がなっていた。

シロモジは既に落葉し、全山を通じて紅葉、黄葉する樹木が少なかったがこの一角だけ鮮やかな黄葉、黄葉を見せていた。

 ■本巣の山々で、よく見かける標識である。全体を22等分してここが11番で、行程の
1/2(半分)であることを示している。現在位置が分かりやすく良い標識である。

標高が1,2,3,4,5と順序よく並んだ数字の山は、世界中に無数の山があるが唯一であろう。なお、この標識は支柱が鉄パイプであり、自由に回せるので記念撮影時に順光に調節できるので便利である。

 山頂は巨大な電波反射板が2基設置されている数十人が座れる広々した気持ちが良い広場であり、ゆったりと昼食が楽しめる。但し、雑木が取り囲まれ景色は一望できないのが玉に傷である。
北方、県境の山々も屏風山(1,354 m、写真中央)以外に特徴的な高山はないので同定できないのが残念である。

山名表示版を回して順光状態にし記念撮影する。自分たちはまだまだと思ってますが、客観的にはかなり高齢だ。平均年齢は幾つに見えるかな?

 雑 感:
4ヶ月振りの山行でスタミナを心配していたが、無事下山できホットした。同行のメンバーに感謝!
■標高が1234.5 mと5つの数字が順序よく並んでいるのは奇跡である。このような標高の山が他にあるだろうか?
■林道に入る手前に通年営業のNEOキャンピングパークがあり、トイレ休憩に使用でき便利である。
折越峠迄の林道は完全舗装で危険箇所はなく、登山道も良く整備されていて安全登山を楽しめる。
■当日出会ったのは、2人組みの若者と4人組の高齢者だけで、騒音も聞こえず、静かな晩秋の山行であった。
多分、山深く何時も静かで、山行をじっくりと味わいたい向きには適していよう。
■快晴であったが、遠方の白山、御岳、乗鞍などの山々は全く見えず残念!