12月10日のノーベル賞受賞式に於ける、記念スピーチでの落着いた、信念に裏打ちされた堂々とした表情や態度とスピーチの内容(英文で読むと格調高い、名スピーチであることが分かります)に感動を覚えました。彼女は17才の少女であるが、とても子供には見えません。既に偉大な指導者の風格さえ漂わせているようです。
彼女は訴えています。私たち子供には次の事がわかりませんと。
・何故、大国は戦争をするのに強力だが、平和をもたらすには非力なのか。
・何故、銃を与えるは簡単だが、書物を与えるが難しいのか。
・何故、戦車を作るのは簡単だが、学校を作るのが難しいのか。
政治家、世界のリーダー達は勿論、私たち皆が子供教育の普及へ貢献する必要があると力強く訴えています。
彼女の受賞については「欧米の宣伝に利用されている」など色々な批判もあるようですが、戦争、貧困、社会的な因習などにより、先進国では当たり前の小中学校教育のない国々が、紛争地域や発展途上国などに多数あることも事実です。今は、彼女の訴えを素直に、真摯に受け止め、応援すべきと思います。