郷里へ・・・

昨日訃報が入り，本家の親族が亡くなったとのことだった。
我が一族が蟠踞するのは，山形県旧飽海郡(現酒田市)の山間。
葬儀は酒田市街で行うとのことだが，我が街からざっと160kmの道のりとなる。
土曜日に日帰りすることになるので，ルートを検索中である。
酒田は私が生まれた地でもあり，生家は土地のみ残っているが，５年半前にやはり葬儀で大雪の中を日帰りして以来の帰郷となる。
但し，その時は生家跡を見る余裕が無かったので，生家跡を見るとなると何と８年ぶりということに。

東北と十把一絡げに言っても，県によってはまるっきり地勢も気候も違えば，同じ県内でも全く異なる文化圏を持つ地域もある。
例えば，宮城県は仙台市への一極集中(人工は全県の半分)であるが，福島県は浜通・中通・会津と３つの県が有るようなものだし，山形県も南から置賜・村山・庄内と３つの地域に分割され，言語(所謂訛りとかイントネーション)や風習がそれぞれ異なる。
中でも庄内地方は秋田に隣接しているせいか，他の２地域とは全く言葉が異なり，訛りも強いと思われる。
そして，旧郡制でいうと最上川を挟んでの旧田川郡と旧飽海郡では，訛りも異なるようだ。只，私が庄内で生活したのは生後の４年半のみで，後は宮城に移ったため，言葉は庄内弁と仙台弁が混ざった奇っ怪なイントネーションになっていると思われる。

・・・で，地図を見つつ考えたルートは以下の通り。

①仙台宮城IC－(山形自動車道)－酒田みなとIC(或いは１つ前の酒田IC)
②    同                     －山形空港IC-(R13)－新庄－(R47)－庄内(清川・狩川)－(R345)－酒田
③仙台－(R48)－東根－(県29－県295－R13)－新庄－(R47)－庄内(清川・狩川)－酒田
③'    同                                                －舟形－(県56)－本合海(新庄)－庄内(清川・狩川)－酒田

最短距離は多分③'だろう。
但し，最短時間は①で３時間で着くと思われる。
勿論高速料金数千円がかかるし，出羽山地を横断して日本海(鶴岡)に出るので，距離は長い。
①と③の折衷案が②だが，短縮時間はせいぜい20分か?
そうすると③'が道さえ混まなければ・・・ということになる。
以前は真冬で大雪＋地吹雪ということで，③を採ったのだが，今回は季節がよいので③'が妥当かも知れない。
新庄市内をまるまるバイパスできるので，順調にいけば３時間半というところか・・・。
朝６時半に出れば，大丈夫ではないだろうか。
或いは③''として，R13の尾花沢(大石田地区)から最上川沿いに北上して大蔵村を経由して，③'の本合海に出るルートもある。
③'に比して距離は少々延びるが，信号が極めて少なく風光明媚な車窓が楽しめよう。

・・・ということで，地図を見て検討中である。
私一人なら気楽でよいのだが，80過ぎの父親を乗せていくので，そのへんも考慮しなくてはならない。
また，車載の地図は20年前のものなので，新調しなくてはならない。
カーナビは私の主義ではないので(謎)，付けていない。
人間カーナビが私のスタイルである。