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koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

溶けゆく日本人・・・

2007年03月14日 21時01分46秒 | 時事問題,ニュース

呆れてものも言えない瞬間,というのはなかなかやってこないものだが,今日久々にこちらを読んで,それを味わった。


忙しい時期に残業させると(すると?)親から電話が会社にかかってきて,
「どうして残業させるのか」
という抗議がしょっちゅうなのだそうだ。
また,仕事の能率の上がらない女性社員を注意したところ,
「親からも叱られたことがない」
と怒り,そのまま出社せずこれも親から電話。
等々,何なんだこいつらは,と,呆然となった・・・。


社会人として独立した筈の子の仕事に対して,何で親が過剰に介入するのか。
仕事が厭で会社止めたいんだったら,自分で辞表書いて届けろ,何考えてるんだ子も親も,と怒りがこみ上げてきた。
おまけにやり甲斐がない,自分に向いてない,と詭弁を吐いて40近くまで職を転々とする子も子なら,それをいつまでも養ってやる親も親である。


私も現役学生の頃就職に失敗して,今の職に就くまで何年かを要したのででかいことは言えないが,仕事なんてのは希望の職種で有ろうが無かろうが楽なものなんてこの世に有るわけないのだ。
百歩譲ってもし有ろうものなら,私がその仕事に就く。
だから,行き詰まったり壁に当たったり失敗したりするなんてのは当たり前なのだ。
そんなことでいちいち仕事を放り投げていたら,何の仕事にも就けないだろう。


こうした甘い考えの輩を「シュガー社員」とはよく言ったものだ。
将来を考えると暗澹たる気持ちになるが,この連中の萌芽はどこにあるのか,と思ったらありましたありました(こちら参照)。
受験の教室寒いだと?集団が苦手なので特別室で受験させろだと?試験場の外の車のドアを閉めた音がうるさいだと?そんでもって,これすべて受験生の親が大学側に受験中に行った講義だと?

もういい加減にせよ,だ。
親も子も全く自立していないじゃないか。
冷暖房完備の個室と携帯電話とTVを与えてさも自立したような錯覚を与える親と,どつぷりとぬるま湯につかって自立した気になっただけで一人じゃ何もできない子と,一体家庭の躾とか教育というのはいつの間に堕落してしまったんだ。
自由と放任をはき違える親,愛情と過保護をはき違える親が子どもの自立や成長を阻害しているとあったが全くその通りだろう。
いつから我々日本人はこんな軟弱かつ脆弱になってしまったのだろう・・・。
そう言えば,私が受験の時も付いてきた親が居るのを見たっけ。
受験を終えた我が子に寄り添って,労いの言葉をかけながら鼻をかんでやったのには心底たまげたもんだった・・・。


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