koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

青ざめる・・・

2011年05月28日 23時18分22秒 | 車&モータースポーツ

久々に青ざめた・・・。
モナコGP予選第3ラウンド。
Q1,Q2共に好調なマクラーレン勢を尻目に,1'13"556というスーパーラップを刻んだベッテルの速さに驚嘆した次の瞬間,衝撃的な映像が飛び込んできた。
初のQ3進出を果たしたセルジオ・ペレス(墨:BMWザウバー・フェラーリ)のマシンが,モナコ名物のトンネル出口先のヌーベル・シケインの衝撃吸収バリアに車体右側から当たっていた・・・。
右側のサイドポンツーンがバリアにめり込み,メディカルチームが到着してドライバーを救出して救急車に搬送するまで相当な時間がかかった・・・。
トンネル出口で走行ラインを外し,右のガードレールに当たって,海側にノーズを向けたままバリアにクラッシュ。
思わず悪夢のような94年を思い出した。
確か予選だったと記憶しているが,カール・ベンドリンガー(墺:ザウバー)同じ場所でクラッシュ。
意識不明の重体に陥り,一命は取り留めたものの,将来を嘱望されながら実質F1ドライバーとしての道を断たれることになった。
同じ場所で同じチームという偶然の符合に,本当に青ざめる思いだった・・・。


計測地点のセクター1を過ぎると右直角ブラインドコーナーのミラボーにさしかかり,車速はがたっと落ち,下り坂の途中に有るのがロウズヘアピンである。
車2台が並んで通れるかどうかという狭さで,93年にベルガーとヒルが絡んでベルガーが脱落した場所でもある。
そのロウズヘアピンを下ると紺碧の地中海が一瞬視界に入り,やはり直角の右ターンであるポルティエ。
そしてそこからがトンネルである。
徐々に加速して,モナコ最速の280kmオーバーで,レースでは問題のヌーベルシケイン前でブレーキング勝負となる。
車載カメラの映像を追うと,トンネルを出た瞬間目がくらんで何も見えなくなる。
多分コンマ5秒程度の時間と思うが,そこでラインを外したらお終いというわけだ・・・。
尤も今回のペレスのクラッシュは,解説の森脇さんが仰るようにトンネル内からアンダーステアが出ていて,それによってラインを外して海側に寄ってしまったことでのことかもしれないが・・・。


今日のモナコは快晴。
惜しみなく降り注ぐ南欧の明るい陽光に,私自身も疑似リゾート気分だった。
そこで起きたアクシデントは,改めてF1というスポーツが常に命の危険と隣り合わせであることを如実に示すものだった・・・。
明日の決勝,多重クラッシュのようなことが起きずに,無事に済むことを心から願いたい・・・。
日記@BlogRanking


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