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koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

2008年パ・リーグ公式戦:楽天vs日本ハム

2008年03月30日 21時30分29秒 | 野球

今年も此処へ帰ってきたか,というのが最大の印象でした。
聖地レフトスタンド上段への道のりは険しく(笑),1時試合開始,11開門なので9時半過ぎに並んだところ,何と数千人が既に場所取りして並んでいました(各自の名前を書いた段ボールを地面に貼っていた)。
何せ本拠地開幕戦だし,昨日間違って勝ってしまったし,超大入りが予想されたのですが,やはり予想通りでした。
レフト側指定席は完売。
内野も同様。
だから,何としてもレフト上段を取ろうと早く並んだにも関わらず,一昨年の最終戦以来の芝生席を覚悟したのですが・・・。


何と丁度2席空いていてスタンドに座れました。
3~5席をまとまって取るのは不可能でしたが,1~2席なら何とかなるということでしょう・・・。
席を確保した後,今度は昼食を確保し,会員特典のピンバッジとマー君のサイン入りグラブをゲット。
で,昨年春は莫迦寒い思いをしたので,今回は完全防備で観戦に臨みました。
長袖シャツの上に楽天オリジナルスウェット(一昨年の最終戦の際,1,000円でゲット)
を着込み,その上から裾の長いブルゾンを着用。
下はジーンズの上に綿入りのオーバーパンツを履く。
これで完璧,とスタジアムに乗り込みましたが,居るんですね,膝上丈のミニスカのおねいさんが・・・。
この寒空に目の保養になるだけではなく,ポリシーを感じます・・・(謎)。
ところが,天気は上々。
試合開始直後は日差しも強くなり,一時期上着も取りました。
尤も,終盤日が陰ってからは寒くなり,完全防備+タオルのマフラーが生きましたが・・・。

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人工芝リニューアル     県境の船形連峰を遙か望む 毎度お馴染み・・・      去年9月以来の白風船を高々と・・・


・・・で,試合ですが,朝井とグリンの両先発がぴりつとしないまま中盤を迎え,共に決めてのない打線が,若干楽天が良かった,ということでしょうか。
稲葉の一発のみに防いだのが不思議なくらいで,ワンポイントの有銘を挟んで青山に繋ぐ継投もうまくいきました。
ま,何となく9回まで来てしまったという印象でしたが,勝ちは勝ちです。
4連敗の後4連勝で勝率5割。
何か以前の阪神のような試合ぶりですが,朝井にも勝ちが付いたところで,今度は一場の番だ・・・。
4/1からのロッテ三連戦は,平日のデーゲームなのでちょっと無理ですが,4/11のオリックス戦(初のナイトゲーム)は,何としても行きたいところです。
ともあれ,初の完封負けに終わった昨シーズンを受けて,良いスタートを切ることができました・・・。


早すぎたスーパーカー

2008年01月22日 20時31分19秒 | 野球

昨日のエントリの終わりにちらっと書いたが,西鉄・阪神・大洋でプレーした野球解説者の加藤博一氏が亡くなった。
享年56。
2年前から闘病中だったそうだが,そう言えば最近見ないな・・・と思った矢先の訃報だった・・・。


私の印象にある加藤氏とは,やはり近藤貞雄監督時代の大洋ホエールズに居た時だろう。高木豊・屋舗要と組んだ快速の「スーパーカートリオ」は,85-86年シーズン,文字通りダイヤモンドを走りまくり,それまでの「横浜大洋銀行」の汚名を返上。
特に,我が巨人戦ではしぶとく出塁し,走りまくられた。
加藤氏の使うバットをよく見ると,グリップエンドがくびれておらず,二回りほど残して握ったあたりから綺麗なテーパーが付いていた。
全長も多少短かったかもしれないが,左打席に立つと若干ヘッドを遅らせ気味にスイング。
しっかりと真芯でインパクトした次の瞬間,綺麗に手首が返り,矢のような打球が三塁線ぎりぎりを襲う。
おそらく,余程リストが強かったのだろう。
当時の巨人が,だいぶ痛めつけられた記憶があるが,敵ながら天晴れであった。


しかし,私にとって加藤氏の印象は,多くの方がおそらくそうであるように,その陽気な性格が第一だった。
CX系の解説も良かったが,現役時代からそのタレント性を十二分に発揮し,我々を楽しませてくれた。
記憶に残ったところでは,先輩に当たる江本孟紀氏とのやりとりがある。
「えー,第2の江本孟紀こと加藤博一でございます。」
と言ったところ,当のエモやんは,
「うるせぇ,お前なんかと一緒されたくないわ。お前なんか第2の板東英二や」
と来たのには笑った。
後は,今日知人に聞いた話だが,加藤氏の引退後の平成10年,横浜が38年ぶりに優勝した際,
「優勝争いなんて,高校の体育祭以来無い」
とも語ったことがあるそうだ・・・。


ここ10数年はサッカー人気に押され,有名選手のメジャー流出や地方球団の成功等,プロ野球の一極集中時代が終わりを告げ,ジャイアンツもライオンズも昔日の輝きを失いつつある転機たる今,こうした個性的なキャラで売る人物は貴重な存在だった。
願わくは,今後こうした強烈な個性を持った選手が現れ,プロ野球がかつての栄光を取り戻す日が来てほしい。
2ヶ月後に迫った開幕を気にしつつ合掌・・・。


 

加藤氏の訃報に際して,やくみつる御大のコメントを読みたくてあちこちのサイトを漁ったが未だ見当たらない。
心痛お察しいたします・・・。


楽天野球団,及びファンへ

2007年12月14日 20時10分05秒 | 野球

チーム発足以来2年間どん底を味わってきたが,今年は我が楽天イーグルスにとって明るいニュースの多い年となった。
話題のマー君が新人王を獲ったニュースに加え,4倍増の6000万で契約更改を終えたニュースが続き,本格派左腕の長谷部入団,そして県営宮城球場(旧名フルキャストスタジアム)でのホームゲームの観客動員数平均も過去2年が1万4681人(05年)・ 1万4610人(06年)とほぼ横這いだったのに対し今年は 1万5826人と,伸びを示した。
また,県内での経済効果は32億円もの増,さらには来場者の90%以上が宮城県内から,と,地域密着型の球団としては順調なチーム運営が伺える数値を示した。


ファンとして,そして市民として喜ばしいことと思う。
今後,この調子で順調に成績アップ・経済効果アップしていって欲しいと思うし,何よりも3年目でこういう良い思いができるとは正直思わなかった。
今年,遂に10試合ものホームゲームを観戦したが,最終戦こそ初の完封負けを食らって悔いを残したが,6勝4敗(うちサヨナラ勝ち3つ)とおいしい思いができた。
何よりも,それぞれの思いが一体となって応援できたことが何よりも喜ばしかった。
こうした順風を受けて,来年はいよいよAクラス,そしてCS出場,との声も多いようだ。


しかし,である。
個人的には全く楽観できる状況にはない。
戦力を考えれば明白だ。
今年は,はっきり言って狂い咲きのような山崎のホームランが出たが,来年はその半分も打てるという保証はない。
否,今年だってチャンスに弱く三振と併殺打の山を築いてきたのであるから,来年を予想すると明るい材料はない。
野手でコンスタントな働きを計算できるのは,高須とリックぐらいだろう。
鉄平,憲史,磯部といった中堅どころが,故障やスランプで浮き沈みが激しすぎるし,新人ながら頑張ってトップバッターに定着した渡辺直も,来年はどうだか分からない(本来は鉄平のポジションであるべきなのに・・・)。
ホセの守備は極めてやばいし,打撃もはっきり言って怪しい。
投手陣も,田中,永井,朝井,岩隈,一場(+長谷部??)といった先発陣に,有銘,渡辺恒,山村といった中継ぎ陣,そして福盛の後を襲った小山が抑え,と弾数はそろっているものの岩隈・一場は今年見事に期待を裏切ったし,小山も今年の成績は見事だったが過去2年少なからぬ試合を壊してきている。
つまり計算が成り立たないのだ。
全員が額面通り動いてなんぼ,の世界だが,そんなことはかつての西武ライオンズと85年の阪神タイガースぐらいしか無かった。


だから球団としては,しっかりした補強をして欲しい。
投手陣の持ち駒を増やし,打者も2割8分・30ホーマーの大砲がもう1枚いないとつらい。
ノムさんとしても頭の痛いところだろうが,何とかやってほしい。


また,球団経営側もしっかりしたマネジメントを望む。
金を地元に落とす運用をしてくれなければ困る。
飲食物の持ち込みを一切禁止して,1杯650円もするビール売るなら,もっとサービスしろ,と言いたい。
その売り上げが中央に流れるのでは,地元ファンとしてはやりきれない。
千葉でやっていたようにビール半額デーを設けるとか(絶対2万人入るぞ),10杯飲んだら1杯無料にするとかやって欲しい。
だいたい,持ち込ませず,高い飲食物を買わせようという商魂がせこい。


そしてファン。
今年の観客動員増は喜ばしいが,過去2年より成績がよいから,強いから入ったのは見え見えである。
特にシーズンが終盤に入った9月下旬以降は,チケットが買えない状況が続いた。
4位が見えてきたらさらに拍車がかかった。
正直言って情けない。
ファンたるもの,強いから応援する,なんてのは邪道というものだ。
弱くてもファン足り続けるのが正道,と常々言ってきたが,来年また成績が落ちたりしたら,観客動員数が減ることだろう。
そんな浮動的なファンは,はっきり言っていらない。
優勝争いをするようなチームになるまで(そんな日が来るのか?),弱くても見捨てず応援するのがファンの務めだし,そんなファンを大切にする球団であって欲しい。
最後に,レフトスタンド上段に陣取ったなら,立って大声で応援せよ。
静かに見たいとか,ゆっくり落ち着いて見たいのなら,高い金払ってネット裏なり内野なりで見れば良い。
声を涸らして応援し,歌い踊るのがレフトスタンドである。
それが厭なら,内野へどうぞ。
目標,というかお手本はロッテの応援である。
あれ見て,負けんぞ,と思わなきゃ絶対今以上にはなるまい。


さて,今年こそファンクラブ入ろうか・・・。


見てしまった・・・

2007年10月16日 22時41分12秒 | 野球

最近過激な野球根多が続いている。
今日は,いつにも増して熱くなって毒吐きたいので,特に日ハムファンの方は看過してください・・・。

 

日ハム-中日なら2年連続。
日ハム-巨人なら26年ぶり。
ロッテ-中日だと33年ぶり。
そして,ロッテ-巨人なら何と37年ぶり・・・となる筈・・・。


勿論,私にとってベストは,最後のカードである。
ロッテ-巨人なら,はっきり言ってどちらが勝っても良い,とも思う・・・。


・・・ということで,ついついパ・リーグのプレーオフ第4戦を見てしまった。
7分3分で日ハム有利と踏んだが,予想が外れて何よりである。


本来,私は日ハムというチームが嫌いではない。
東映フライヤーズ,或いは日拓フライヤーズ(73年シーズンのみ。レインボーカラーのユニフォームを覚えている人はどれくらい居るだろう・・・)の時代も覚えているし,巨人同様後楽園を本拠にしていたこともあって,親近感すら持っていたくらいだし,大沢親分は今も大好きな監督の一人だ。


しかし,今の日ハムは嫌いだ。
東北人が同じ北日本のチームを応援せずしてどうする,と言われるかも知れないが,交流戦以降すべて追い風なのも気に入らないし,チーム打率2割5分,ホームラン数は巨人の半分以下,というデータも気に入らない。
つまり,ダル,グリン,スウィーニーといった先発陣と両武田+マイケルという中継ぎ・抑えで勝ってきた,という面白みのない野球が身上なのも×だ。
ランナーを2塁に進めればきっちりと点を取ってくる,という全盛期の西武を思わせるような(あれほどの長打力はないが)のが,さらに面白くない。
おまけに,メジャーで活躍できなかったのに,日本に戻ってきて中軸を打ち,にやけ面を披露してあっという間に引退した新庄など論外である(もう遠慮せず言ってやる・・・)。だいたい,尻がでかくなってジーンズ穿けなくなるから,という理由で走り込みをせず,選手寿命を縮めたような男をもてはやすマスコミも気に入らないし,巨人ファンから乗り換えた俄ファンも許し難い。
同じことが,ダルにも言える。
婚前交渉するな,という堅いことを言うつもりはないが,できちゃった婚は私からすればうすみっともないことだ。
それをおおっぴらに臆面もなく公表する,などというのは私の感覚では論外である。
きっちり責任取って結婚したから偉い,とか,愛情の表現として子どもを作った,とか,もてはやしたマスコミも許し難いが,何よりも札幌での公式発表の際,ぼこぼこにしてやる筈だった我が楽天が返り討ちに遭い,以降確か1敗もしていないのが最高に腹立だしい。高校時代はあんなに頼りなかったのに・・・。


・・・ということで,明後日はダル-成瀬のエース対決となる。
本拠地ということもあり,未だに日ハムの優勢と見るが,何としてもダルをぼこぼこに打ち込んで(今日マイケルを火だるまにしたように),30年来のファンであるロッテに日本シリーズ出場を決めて欲しいものだ(勿論,私は楽天ファンであるし,今後負け続けようともそうあるつもりだが,パはロッテ,セは巨人のファンであることを止めたわけではない)。
「優勝しろよ-」
「日ハム潰してくれよー」
これが,去る4日,最終戦で我が楽天がロッテに完封負けした際,暖かいエールを送ってくれたライトスタンドの黒い集団,ロッテファンに投げかけた私の球場での最後の言葉だ。


でもって,願わくは同日の巨人-中日も,巨人が勝ってくれれば嬉しい限りなのだが・・・。


歴史的和解

2007年10月11日 22時53分59秒 | 野球

江川問題を覚えているだろうか。
所謂ドラフト会議の前日である所謂「空白の一日」に巨人が法大出身の江川卓投手と契約(この時点で,前年に交渉権を獲得したクラウンライターライオンズ-この年西武ライオンズとなった-は,交渉権を失っていた)。
そして,巨人は翌日のドラフトを欠席し,阪神が江川を一位指名。
他球団との抽選の末,交渉権を獲得した。
これに対し巨人は,セ・リーグ会長や小津阪神球団社長の意向もあって,当時のエースだった小林繁投手とのトレードを提案。
阪神もこれにのって,江川は1日だけ阪神の選手となり,小林とのトレードで巨人入りと相成った。


その後の顛末については,江川がキャンプに参加できず公式戦も二ヶ月出場停止になったり,人格者として知られる王貞治が江川と同室になりたくない,と言ったとか,当然のことながら小林は巨人への怨念のこもった投球で,その年確か8勝負け無しで,この事件を期に山のように増えたアンチ巨人(私の周囲は西武,ヤクルト,阪神に大量に流出した)を喜ばせたとか,翌年までこの二人の直接対決は持ち越されたとか(江川の勝ちだった)・・・・・,と枚挙に遑がない。


そして28年の月日が流れた。
今まで顔を合わせることの無かったこの2人が,何と「黄桜」のCMで競演するという。一緒に飲み交わす内容らしいが,どんなものになるのか,見てみたいものだ。
お互い現役の頃,ばったりと出会した際に,江川が小林に会釈をしたところ,小林は「分かっているから」といった具合に頷いた,というエピソードを聞いたが,実に生々しい限りだ・・・。


時は恩讐を越える,というか,こうしたニュースを聞いてほっとする思いをしたのは,私が巨人ファンだからなのだろうか・・・。
江川が言うには,こうしたことがあったことをきっかけに,往事を知る人が野球の話の根多にしてくれればありがたい,とのことだ。
CMは第二弾も予定されているという。
滅多にTVを見ない私だが,黄桜がスポンサーの番組を狙って見てみようと思う・・・。


竜頭蛇尾

2007年10月04日 23時39分48秒 | 野球

試合終了直前から降り始めた雨は,去りゆく選手とシーズンへの涙雨か,それとも躍進のシーズンの締めくくりに相応しからぬゲーム内容に対する私の怨嗟の雨なのか・・・。


観戦10試合。
日ハム戦2,ソフトバンク戦2,ロッテ戦3,オリックス戦3。
観戦成績は6勝4敗。
ファーストシーズンからの通算だと6勝8敗1分。
劇的なサヨナラ勝ちに始まり,ずるずると打てないうちに終わってしまった初の完封負けに終わる,という,まさに私の生き様そのものの試合内容だった。


ま,十分楽しませて貰ったし,毎回ぶっ壊れたし,次も行きたいという気にさせられたので,良いシーズンだったのだろう。
半年の雌伏の時を迎えることになるが,戦力を整えてさらに上を目指してほしいものだ。メガホンにTシャツ,チケットホルダー,キャップ,そして今回新調したタオルは半年間封印だ・・・。
来期は,いよいよ有料のファンクラブにでも入ろうか・・・。
とにもかくにも1年間ありがとう。
来年も,レフトスタンド上段で観戦できますよう・・・。


プロ野球雑感

2007年10月03日 20時09分07秒 | 野球

本日は高校生枠のドラフト会議が行われた。
遺憾極まりないことに,我が楽天は地元出身の佐藤由典投手の獲得に失敗。
佐藤はドラフト1位の墓場であるヤクルト(荒木大輔,伊東昭光,長嶋一茂・・・)が交渉権を得た。
果たして入団するんだろうか・・・。
大阪桐蔭の中田は日ハムが(喜んでいたようだ),成田の唐川は地元ロッテがそれぞれ交渉権を獲得。
何で日ハムばかり良いことがあるんだ・・・。
自身の進路を決められないドラフト制度の改善が必要,といつも思ってきたが,何か抜本的な改革は無いものだろうか・・・。


でもって,昨日のエントリ後に巨人の自力優勝が決まった。
1塁悪送球(捕っていてもセーフだったような・・・)でサヨナラ,という何とも言えない幕切れだった。
5年ぶりだが,これ程ブランクが空いたのは初めてだ。
平成初期はヤクルトに,ここ数年は中日と阪神に交互に負けていただけに,このリーグ制覇は大きい。
しかし,チャンピオンリーグを考えると全く楽観できないどころか,極めてやばいと思う。
戦力的にはどう見ても中阪の方が整っているし,短期決戦では中継ぎ投手陣が勝敗を分ける。
今現在,ウィリアムスの球を打てる打者って居るんだろうか・・・。


しかし,優勝当日に巨人戦の地上波中継が無い,というのも時代の流れか・・・。
私はNHK BS1で見たが,放送権を持っていた日テレに苦情と問い合わせが殺到したそうだ。
ま,巨人戦視聴率の低迷を非読売系の各マスコミが面白おかしく書き立てるものだから,一層巨人人気の凋落ぶりに拍車がかかって,アンチの輩を大喜びさせることになる。


では,巨人の人気が落ちれば,他球団の人気が上がるか?
答えは断じてNoである。
今の尋常ならざる日ハム人気は,去年までの異常極まりない新庄フィーバーの余波と,ダルの妊娠騒動をマスコミが煽り立てた結果である。
勿論,地元札幌に根付いたファン層,ということもあるが,以前は日ハム-ロッテが最も不人気のカードだったのだ・・・(特に川崎で)。
それに,昭和末期から平成初期に雨後の筍のようにうじゃうじゃ居た西武ファンなど見る影もないではないか。
アンチ巨人を標榜するのは勝手だが,プロ野球界全体の人気ががた落ちなのである。
巨人を叩けば野球界が盛り上がるならいくら叩かれても良いが,そんなことはあり得まい。


そこで勝手な提言である。
まずセ・パ両リーグから1つずつファンたる球団を決めようではないか。
できれば地元が良いと思う。
地元に無いなら,同じ東西日本のチームを応援しよう。
四国に住むなら,より近い広島とかソフトバンクを,新潟に住むなら巨人でも西武でもロッテでも良かろう。
東海地方は,横浜と中日に別れるか・・・。
でもって,できるだけスタジアムに行こう。
フランチャイズ球団が無い人は,地方シリーズや二軍戦だって野球を楽しめるし,地域に経済効果がある筈だ。
巨人一局に集中した中央集権化ではなく,地方分権を標榜すべきである。
そして,ファンを続けること。
ことある毎に書いてきたが,弱けりゃファンを止める,というのが私には許せない。
今は弱くても応援し続ければ,きっと強くなる日が来る(筈・・・)。
それまでは見捨てたりせず,じっと臥薪嘗胆の機を待つべきである。


・・・ということで明日,座れない怖れが甚大だが最後のホームでのロッテ戦に行く。
57%の在仙元巨人ファンよ,明日ロッテの応援見て声出さなかったら,絶対許さんぞ・・・。


2007年パ・リーグ公式戦,楽天-オリックス

2007年09月13日 23時59分59秒 | 野球

今週二度目のフルスタ(来期から元の「県営宮城球場」に戻ることが決定)詣で。
無謀にも平日のナイター観戦を,上の子と同僚3人と敢行してきました。
端から言ってしまうと,あのチームに先行逃げ切りは絶対あり得ないと断言します。
先行-中押し-駄目押し,そして先発がしっかり完投,なんてのはいつの日になることやら・・・。


しかし,定時退勤してプレイボールに間に合ったものの何であんなに外野自由席が混んでいるんだ。
昨日間違って(失礼!)勝ってしまったせいか,田中が先発だからか,5人まとめてのシートは取れず,レフトスタンド上段の左中間端の通路(というかシートの切れ目の上)にかろうじて陣取りました。
ま,指定席上のバックスクリーン左の芝生席にも応援団が1人付き,指定席も6時時点で9割の入りということを考えると,レフトスタンドに席を取ることができたのは幸運でした・・・・・。


田中の試合は3度目ですが,立ち上がりは今日が一番でしたね。
低めの変化球がズバズバ決まり,珍しくストライクが先行し,打たれはするものの要所を締める投球。
対するオリックス先発の岸田も一度楽天をカモっている自信からか,中盤まで高須の先頭打者安打のみに抑える見事な投球で,新人とは思えぬ堂々たるマウンドさばきでした。
田中や岸の陰にあって目立ちませんが,敵ながら評価に値するピッチャーだと思います。


でもって,いつでも打ち込めそうな岸田にずるずるとやられているうちに4回,安牌外人と多寡をくくっていたアレンに高めに浮いたところをボカチンくらい,続く5回にも誰だお前(失礼!!)坂口にタイムリーを浴び3点を失う。
遂に初の完封負けを覚悟し始めた6回裏,前の回に盛大に打ち上がった花火を見たせいかどうか,遂に打線が繋がります。
先頭の鉄平は倒れたものの(最終打席までコンバットマーチを歌えぬ程淡泊な早打ち・・・),直人-嶋-高須-草野と連打で2点を返す。
2塁を果敢に狙った草野が憤死したのは痛かったものの,私が見に行くと必ず2安打以上する(無安打は8/15のオリックス戦のみ)職人リックが続き遂に同点。
痺れるような緊張感溢れる後半戦へ突入しました。


にしても,3タコの山ちゃんと2億円の無駄遣いと言われてもやむないホセやんの4・5番は一体何なんだ。
これでリックの年俸がホセより安かったら(多分安いだろう),本気で怒りそうです。
たまに良い働きしてしまうから中軸からは外せないのでしょうが,のむさんとしても頭の痛いところでしょう。


結局田中は9回投げて3失点。
8回裏の勝ち越し機もホセが潰し,9回裏も淡泊な攻めで延長突入と共に連夜の半袖守護神小山投入。
10回表は先頭の坂口を1ゴロに取った後(ホセの守備は実に怖い・・),続く村松に打たれ,続く北川を三振に切ったもののローズに右前に運ばれアレンを歩かせて,毎度毎度の小山劇場を演出(泣)。
続く後藤を三邪飛に取って事なきを得たものの,以前のような150キロ台のストレートがすっかり影を潜めたような気がするのですが・・・。


しかしその裏,先頭の嶋が右中間を破ってくれました。
1割打者ですが,私はフルスタでの嶋の安打を結構見ています。
少なくても,山ちゃんのそれの3倍は・・・。
続く高須がセーフティ気味の3塁前バントを転がして嶋が三進したところで代打磯部。


初球でした。
今日買った白風船を膨らました途端の二遊間を襲ったゴロは,中前へ抜けていきました・・・。
今期観戦三度目の劇的逆転サヨナラ。
故障のせいか出番が少なくなってしまい,FAで阪神入りが噂されるミスターイーグルスのサヨナラ安打にレフトスタンドは興奮と歓喜の坩堝と化しました・・・。


いやー,もうたまらないです。
時間をかけて行った甲斐があったというものです。
もう感謝の気持ちでいっぱいです・・・。


キーパーソンは,試合を作った田中,何とか抑えた小山,そしてサヨナラ殊勲打の磯部,ということでしょうが,個人的には同点に繋がるタイムリーとウィニングランとなるきっかけとなった2塁打を打った嶋だと思います。
後は,しぶとく2安打した職人リックでしょうか・・・。
いずれにしても,総力戦をものにした印象が強いゲームでした。


立ち去りがたい思いをレフトスタンドに残して帰途へ・・・。
明日も仕事だ・・・(泣)。


2007年パ・リーグ公式戦,楽天-ロッテ

2007年09月09日 20時51分00秒 | 野球


実はロッテ戦が好きです。
30年以上前(つまり幼少の頃)から地元球団ということでパ・リーグはオリオンズのファンだったし,79年に狭くて小汚い(失礼!)川崎に去ってからも村田や落合,山本功(巨人で王の影武者と言われ,ロッテの監督も務めたあの人です)を応援し,一昨年の31年ぶりの日本一にも萌えました。
以前,パはロッテを応援している,とか,浦和レッズを応援しているなどと言おうものなら,大概変な顔か厭な顔をされたものです。
それが天の邪鬼である私の琴線に触れたりした訳で・・・。
ですから,こうして楽天を応援する今も,ロッテは別格というか,特別な思いで観戦してきました。


何と言っても,あの応援が素晴らしい。
一糸乱れぬ統制,というか,ライトスタンド上段(つまり自由席)を真っ黒く染めた(毎回ほぼ満員)軍団(蝿がたかったようだ,と揶揄する向きもあるが)が,とにかく叫んで歌って跳んでタオルを振るのは圧巻です。
とにかく全員がしっかり声を出し盛り上がるのは敵ながら天晴れです。
一度あの中に混ざって一緒に騒いでみたい,という衝動に駆られます。
以前から親しくさせていただいているプロ野球に造詣の深いコンビニおじさんも仰ってましたが,ロッテの応援は12球団一だと私も思います。
images「黒い軍団」

それに比べると,我が楽天の応援は課題がまだまだあります。
レフトスタンドの自由席がいつもほぼ満員となるのは喜ばしいことですが,まだまだファンはおとなしすぎます。
ロッテがほぼ総立ちなのに対して楽天は立っているのはせいぜい7~8割,応援自体も統制が取れているとは言いかねます。
さらに声を出すのが恥ずかしいのか,音の塊が球場にこだまするようなロッテのパワーに比べ,かなりの遜色を感じます。
内野スタンドやバックネット裏といった高い入場料を必要とする席の人たちは応援団のコールが聞こえないせいもあってかまず声を出しませんし歌いません。
勿論,声を出したり応援歌を歌ったりすることを強制するのはいけません。
しかし,あのロッテの見事な応援を見たら,
「おっしゃあ,こっちも負けていられっか・・・」
となりそうなもの,と思うのですが・・・。


ま,静かに見たい,とか,落ち着いて見たい,うるさいのは厭,という方は内野やネット裏で観戦すれば宜しいのですが,レフトスタンドの方々にはぜひ負けじと頑張って欲しいものです・・・。


・・・で,試合ですが,あの内容でよく勝った,というのが本音です。
序盤はずっとスコアリングポジションにランナー背負うし,ホセのエラーを端緒に2度も失点するし・・・。
救援の山村が良かったので,試合を壊すことなく終盤の逆転劇へ繋がったと思うのですが,3番草野が3三振と大ブレーキ。
おまけに奪った三振が確か1つ,という情けない投手陣・・・。
特にホセのエラーは,1塁送球がキャンバス前のアンツーカーで跳ねるショートバウンドなら仕方ないものの,芝で1バウンドした球を後逸してはいけません。
私も草野球で1塁手をしましたが,送球のエラーは傷口を広げます・・・。


ま,荻野-川崎-藪田というロッテの救援陣が踏ん張れなかったことが幸いしたということでしょう。
明後日からのオリックス3連戦が正念場ですので,13日に平日観戦を強行したいと思います・・・。
images「ゆるキャラまつり(???)」なるものをやっていました。89ersの「ティナ」と仙台放送のジュニ(12チャンネルだかららしい)の珍しい2ショット。

imagesimages2度の風船上げは最高。余った白風船を全部上げて・・・。


予定が狂うと・・・

2007年09月07日 21時26分30秒 | 野球

予想通りフルスタのロッテ戦が中止となった。
週末を楽しみにして仕事をしてきただけに残念でならない。
それも,早々と中止決定が出されたのではなく,私は午後2時過ぎに公式サイトでようやく中止を知った。
3時過ぎには雨が上がったことと,中止決定が引き延ばされて妙に期待を持ってしまったことで,ダメージは大きかった・・・。
ま,球場やグラウンドに問題なくても,昨日お莫迦極まりない負け方をした楽天の選手が台風のせいでで博多から帰りつけなかったのだろう・・・。


で,仕方なく今夜もTV観戦したのが悪かった・・・。
昨日の楽天といい今日の巨人といい,何でこうも絵に描いたような莫迦な試合運びをするのか。
見ていてはらわたが煮えくりかえる思いだ。
絶対此処で点を取られる,或いは絶対此処で点を取られはならない,という場面で必ず私の悪い予感は的中する。
競った試合の場合は中継ぎ投手でゲームは決まる。
7連勝中の阪神が最たる例である。
7回という試合の中での1つのターニングポイントを切り抜けられるか否かで勝負は決する。


まず中盤の得点機を逸する。
得点圏にランナーを進めながら,早撃ちをして相手投手を助ける。
そして,中継ぎが先頭打者を簡単に歩かせる。
これは見ている方は苛立つし,守っている味方はしらける。
一度でも野球を実際に経験し,野手をしたことのある者なら誰でもわかる心理である。
四死球で歩かせるくらいならまだ打たれた方がましであるし,諦めもつく。
投手の一人相撲はバックにとって迷惑な話だ。
で,無死一塁から綻びが始まる。
その時点で流れを完全に失っていることになり,本来なら打ち取った当たりが三遊間を抜けていったり,センター前にぽとりと落ちたりしてあっさり逆転される・・・。
・・・でもって盤石の抑えが登場して,終盤は全く打てなくなる・・・。
ついでに,解説の川藤が阪神贔屓丸出しでべらべら喋るので(当たり前だが),TVに座布団投げつけたくなり,破壊する前に消した・・・。 

 

本来なら今頃フルスタのレフトスタンドで暴れてぶっ壊れまくっていた筈,と思うと余計腹が立つ。
今回の台風で気の毒な思いをされた方も少なからず居られるというのに,不謹慎極まりない自分にも腹が立つし,最後に1本だけ残ったとっておきの地域限定の地ビール(断じて発泡酒ではない)を台所でぐびぐびと相方に飲まれた(それも缶に口を付けて・・・せめてグラスについで飲めよな)ので怒り心頭・・・(発泡酒だと思ったと言い訳されたが実はこれで3回だ・・・。これからはビールを冷蔵庫の奥に隠して,手前に雑酒を出しておこう・・・)。

 

くそっ,面白くないので寝る・・・。
巨人とロッテと楽天が勝って中日と阪神とヤクルトが負けない限り(あり得ない),この機嫌の悪さは直りそうもない・・・。
明日のロッテ戦も留守番+子守と上の子の野球の送り迎えで行けなくなったし,こうなったら明後日のロッテ戦と13日のオリックス戦,絶対に行ってやる・・・。


2007年パ・リーグ公式戦,楽天-オリックス

2007年08月15日 23時19分49秒 | 野球

相手の外野に罵声を浴びせると,周囲が振り向く・・・(罵声は禁止でしょうけど・・・)。
毎度毎度の観戦の度,私の大声に周囲が反応します・・・(泣)


くっそ~,初回4点がすべてか・・・。
せっかくの最下位決戦(泣)を酷暑の中出向いたのに,この体たらく。
よれよれの岸田を中盤過ぎまで打ち崩せなかったのが痛い。
良い当たりが悉く野手の正面を突き,流れも掴めなかったのは本日の仙台育英同様。
予想通り育英負けるし,巨人も屈辱的な阿部の牽制死で連敗するし,桑田はメジャークビだし,何も良いこと無し。
楽天負けると,またフルスタ行きたくなるじゃねーか,くそっ・・・。


ま,カラスコの行水ダイブの抽選に漏れたけど,地元局の女子アナおねいさんとお近づきになれた(謎)のと,帰りの電車が最新鋭のE721系だったことが唯一の収穫か・・・(む,虚しい・・・)。


・・・ということで,昨日福島での勢いを持ち込めずに終わりました。
仕事と家事をぶん投げて行きたいのですが,ちょっと苦しい状況です。
明日,勝ってドローにしてくれないかな・・・。
imagesトワイライトスタジアム。最も美しい瞬間の一つ・・・
images何故かキュアドリームが居ました。暑い中着ぐるみのおねいさんに拍手です・・・
images今年からのキャラ,ピーマンボンジョルノ。カラスコに負けずに頑張っています・・・


2007年パ・リーグ公式戦,楽天VSロッテ

2007年08月10日 23時59分59秒 | 野球

一週間で三度,ここ一ヶ月で五度目のフルスタ詣でとなりました。
日中30℃を超える酷暑ともいうべき気候でしたが,西の山の端に日が落ち強烈な照り返しが終わると,無風ながらしのぎやすい絶好の観戦日和となりました。


相手は,子供の頃から30数年来ファンだった(勿論今でも応援していますが)ロッテオリオンズ,じゃない千葉ロッテマリーンズ。
ライトスタンドを黒一色に染めるハイテンションの応援ともども楽しみな対戦です。


何せ,昨日札幌で「渦中の人」であるダルをぼこぼこに打ち込んで,
「世の中そんなに甘くねーぞ」
と教えてやる予定が,ダルを打ち込めず惨敗。
いやな負けを引き摺らなければ良いが・・・という危惧と,田中だからまた打線が奮起するかな・・・という期待が交錯。


案の定,ボールとストライクがはっきりしすぎる田中の配球。
毎回のように三振は取るものの,痛打されなければ良いが・・・という悪い予感が的中し,
3回に安全牌(失礼!)の大松に浴びた3ランを含め5失点。
その裏に2点を返すも,5回に例によって私が放尿しているうちに犠打で1点追加され,今週も又まーくん火だるま炎上・・・。
しかし,7回に味方が同点に追いつき,防御率を下げたものの負けは消滅。
何という強運でしょう・・・。


そして最終回の攻撃。
もうお見事の一語に尽きます。
1死1,3塁から草野が右前にはじき返す。
今期4度目,そして個人的には4月の日ハム戦に次いで2度目の劇的サヨナラ勝ち。
当然のことながら得点が入るとレフトスタンドはお祭り騒ぎで(3回無死満塁での山崎の併殺打による1点目はさすがに盛り上がらず),最後は大騒ぎでした。


サヨナラ打の草野,ランナーを出しながらまたしてもきっちりと締めくくり勝ち投手となった小山,そして代打同点本塁打のホセが今日のヒーローでしたが,個人的には再三のチャンスメーカーとなったリックが最大の功労者だと思います。
3回に2点目を叩き出す左中間への二塁打。
7回には代打ホセの同点本塁打の引き金となる中前への当たり(記録はエラー)で,外野のもたつきを読んでの二進。
そして最終回,中途半端な三振に終わった4番の後を受けて,2-0から四球を選ぶ粘りと選球眼。
さらには続くホセの右前打で三塁を陥れた果敢な走塁。
守備では,9回表の先頭打者早川の左前に落ちるテキサス性の当たりを綺麗にスライディングキャッチ。
野球を知り尽くした名手の妙技に痺れました。


いやー,今までのぼろ負けが嘘のような8月の観戦3連勝。
次は15日のオリックス戦の予定ですが,やはりレフト自由席にするか,お盆期間なので保険賭けて指定にするか思案中です・・・。


漲る力 打球に乗せて 静寂(しじま)切り裂く一撃で この空焦がせよ
此処から始まる夢を 描き舞え鮮やかに 眩く光る栄光の時へ
imagesimagesimagesimages
左:隣のへそ出しおねいさんより上手いカラスコの見事な踊り     左2:ファミスタができるブース
右2:今宵も盛大に花火。レフトスタンド上段は見物に最高。       右:草野のライナーが右前へ抜けた瞬間,白風船を高々と上げる。


「野球が見える」

2007年08月04日 23時59分59秒 | 野球

3塁側の内野スタンドに座ったのは,学生時代の野球部の応援以来か,下手すると高校生の時以来かもしれません。
第一印象としては,とにかくゲームがよく見える,試合の全容がすべて見える,ということです。
投手のフォームは勿論,打者や野手の緊張感が直に伝わってくるのが内野席の良さ,と思いました。
もしかするとネット裏は,バッテリーの呼吸も感じられるかもしれません。
それぞれ観戦場所によって楽しみ方が違う,ということでしょうか・・・。


当たりの出ている鉄平,守備の要の草野を落とす左対策の布陣。
試合前のシートノックで吉岡と山崎が1塁,ホセが3塁に居たので??と思いましたが,結果的にこの野村采配は的中したというべきでしょう。


何せ防御率1点台の杉内が相手ですから多くは望めませんし,1点取られりゃそれでお終いでしょうから・・・。
案の定3回,小用を足しているうちに先制され,珍しく私の前で好機に打った山崎の3ランで逆転(3点取ったのだから凄いことですけど)した直後に簡単に追いつかれる・・・。息詰まるような攻防が続き,8回に決勝打を放ったのは監督の起用に応えた吉岡の中前テキサスヒットでした。
そして,何と言っても多村の右前打を矢のような返球で本塁封殺させた牧田の強肩が効きました。


しかし相性が良いとはいえ,首位と0.5差のホークスに連勝。
とにかくここ一週間は強いイーグルスが戻ってきました。
この調子で行ってくれないでしょうかね・・・。
次は10日のロッテ戦,そして15日のオリックス戦と行きたいです・・・。


気魄を漲らせて 飛ばせ!高く!遠く! 勝利信じ君は今 夢の途中
此処から始まる夢を 描き舞え鮮やかに 眩く光る栄光の時へ 

imagesimagesimagesimages
(左)外野席券では入れないイーグルスネスト(左2)いつまであるのかこのロゴ(左3)高さ20cmの山崎人形を貰う(右)マイカップを買った。ビール50オフ


2007年パ・リーグ公式戦,楽天-ソフトバンク

2007年08月03日 23時59分59秒 | 野球

黄昏時のスタジアム。
日は西の山の端へ傾き,日中の刺すような強い日差しも和らぎ,心なしかフィールドからスタンドへ渡る風も涼しげに・・・。
試合開始前のアトラクションの数々と,スタメン発表時の応援団によるエールが,いやが上にもこれから始まるゲームへの期待を高めてくれる。


これで勝ってさえくれたらな・・・。
昨日は一場が2回と保たず火だるま炎上したので,いやな気分を持ち越さなければ良いが・・・。
何せ相手は今期たまたま相性が良いけど,ここのところ連勝で首位戦線に踏みとどまるホークスだけに,残念ながら勝ちは期待できない。
我が楽天の先発が田中と聞いても,そろそろ神通力が切れる頃だし,必ずしも打線の援護があるとも思えない・・・。

 

田中の立ち上がりは極めて悪く,ずっとボールが先行。
ストレートは速いものの,はっきりとストライクとボールが分かる投球だし,低めに決まる筈のスライダーも審判が全く取ってくれず,極めて苦しい・・・と思いきや2死から多村に打たれ,今期不振の4番松中に一発を浴びる。
3回1死1・2塁からは多村の痛烈な3ゴロを草野が後逸し,やらずもがなの1点を取られる。
4回は先頭柴原に簡単にライト前に落とされた後,ブキャナンの打球は私の目の前,レフトスタンド前列に落ちてきた・・・。
前半で0-5。
マーくん炎上・・・。


しかし,その裏打線が繋がる。
2死から職人リックがレフト前へ運び,ホセが続いて1点返す。
草野もライト前へ運び見事に繋ぐ。
そして,嶋-直人と連打で4点を返す。
2死から驚異的な粘りを見せ,先発のガトームソンを引き摺りおろす。
こんなのは初めてだ。


続く5回。
先頭の鉄平が右翼線に2塁打を放つ。
案の定山崎は好機に三振するも,憲史が中前に落とし遂に同点。
期待のリックが初球に手を出して左飛に倒れて2死後,暑くなるとエンジンがかかるホセの一撃が左中間スタンドの一番深いところ-バックスクリーン脇へ突き刺さる・・・。


何と5点差をはねのけ,驚異の白星。
レフトスタンドは大騒ぎで,点が入るたびに周囲とのハイタッチ。
たまった白風船を4個上げる。
誰もがこの瞬間に歓喜し,この場から立ち去りがたい思いを共有する。
この連帯感・・・。
これがファンたる者の醍醐味だ・・・。


明日は,何とホークスの先発は杉内。
1点取られりゃ即やばい状況だ・・・。
知人にたまたま内野席のチケットをいただくことになり,初の内野での観戦予定。
ま,今日のようにぶっ壊れて喉が痛くなるほど暴れてくるわけにはいかないが,今までとは違う雰囲気を味わってきたい・・・。


漲る力 打球に乗せて 静寂(しじま)切り裂く一撃で この空焦がせよ
勝利の道へ我らを誘(いざな)え 鋼鉄(はがね)の脚でフィールド駆け抜ける風になれ