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koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

江戸の仇を長崎で・・・

2010年04月10日 22時14分49秒 | 野球
怒りと酔いに任せて深夜にチケットを入手。
オンラインで取得したQRコードをダウンロードし,それを携帯のMicroSDカードにコピー。
直接携帯でダウンロード,或いはメールを受信という手も有るが,課金及び迷惑メールフィルターの設定を変える必要があるのでやめた。
入場の際に携帯のQRコードを読み込ませると,薄っぺらのレシートが発行される。
で,外出は再入場では同様にQRコードの認証が必要となる。
ただ,今日で3度目の入場となったが,私と同様の入場をしている者は一割も居なかったと思う。
皆,従来通りのチケット(セブンイレブンが多かったと思う)を持っていた。
今月いっぱいはファンクラブ特典で,オンラインで購入すると入場料が500円割引となるので,今日は700円,昨日とその前は500円で入った。
手数料を含めて3,000以上したCSのチケットと大違いである・・・。


さて,気温15℃,天気晴れという絶好の野球日和に今季初のデーゲームに行ってきた。
オリの先発は中山。
去年の5月1日,16安打を浴び13点を失って完投したというあの伝説の男である。
やはり安牌だった。
序盤であっさりと攻略し,昨日の仇はきっちりとった。
同じく5点差だし・・・。
予想通りフィリップスを外して1塁にノリを入れたと思ったら,林田までスタメン落ちしていた(せっかく応援歌覚えたのに・・・)。
中山は左ということで領外人を外して宮出を左翼に入れたら大正解だった・・・(シャーパー中島は居ないのか・・・)。


・・・ということで,昨日に引き続き左翼席上段で騒いできたのだが,昨日は2人,今日は下の子と,子連れだったのでフットワークが減殺されてしまった。
特に,試合中に何度もトイレを往復するのがしんどい。
ま,こっちも昼間っからビール喰らっているのだから,大きなことは言えないのだが・・・。
いずれにしても,敢えて行って大正解だった。
明日もチケット残っているようだが,さすがに自粛する・・・。


しかし,聖地左翼席上段は八割程度の入りだ。
入場時刻になっても,球場の外まで並んで・・・といったようなことにはならない。
負けが込むとかくも冷酷か・・・。
昨年の9月や4年前の最終戦の人混みは何だったんだろう・・・。
勿論,ゆったりと観戦できたので文句は無いのだが・・・。
日記@BlogRanking

何考えてるんだ・・・・・・・・・・

2010年04月09日 23時10分43秒 | 野球
予想されたことではあるのだが,怒り心頭怒髪天なのでなにも書く気無し。
くそっ,最高に腹が立つので,今から明日のチケット買ってレフトスタンド潜り込んでやる・・・。
とにかく帰りの電車とバスの連絡も含めて,すべてがうまくいかなかった・・・。
誰のせいでもない,すべて赤田なんて安パイに2発浴びた(ついでにカブレラにも浴びた)藤原のせいだよ・・・。
俺がブラウンだったら,即刻藤原二軍に落としてフィリップスの首飛ばすけど・・・・って,ブラウンが連れてきたからそれはないか・・・。
いずれにせよ,予想されたとは言え制球難の金子を打ちあぐみ,3発8点取られた責任はとてつもなく重い。
最後まで付き合ったけど,今日みたいな試合ばかりしていると,ファンだって黙ってないぞ・・・。
日記@BlogRanking


好漢逝く・・・

2010年04月07日 20時16分02秒 | 野球
去る2日,私がKスタで半年ぶりに絶叫して暴れている時(厳密には,イーグルスネストでビール飲んで食事している時か?)に倒れた巨人の木村拓也守備走塁コーチが,今朝亡くなった。
享年37。
あまりに惜しまれる,そして早すぎる・・・。


ここ数年(2003年以降)リーグ優勝からも遠ざかっていた巨人がリーグ三連覇,そして昨年日本一に返り咲いた要因の一つに,日替わりヒーローが出たこと,それも主力級ではなく,伏兵とも言うべき存在の活躍が挙げられる。
亀井,谷,そしてこの木村拓もそうだ。
かつてヤクルト-楽天で活躍した飯田哲也もそうだったらしいが,木村も投手以外すべてのポジションを守ることができるユーティリティプレイヤーだった。
「広島にキムタクが居る」
と,誰かに聞いたのが,この選手を知るきっかけになったと思う。
木村=広島というイメージが強かったが,入団は91年のドラフトで日ハムへ,広島へは95年に移籍。
そして巨人には06年に移籍。
翌年以降のリーグ三連覇に貢献したことは誰もが認める事実であろう・・・。
そして,どのチームでも皆に好かれた人柄だったという・・・。
昨シーズンを最後に引退。
その後すぐに一軍コーチを務めた矢先の訃報だった・・・。
夫人と子どもが3人残されたらしいが,働き盛りの死は決して他人事ではない・・・。


昨日,巨人は甲子園で阪神と対戦し,打撃戦の結果金本に被弾して力尽きた。
木村が倒れてから因縁の広島に3連勝した直後である。
巨人が敗れると,木村も力尽きたのだろうか・・・。
かくなる上は,敵地で何としても阪神を叩き,今宵の勝利を手向けて欲しい。
そして,何としてもペナントを勝ち取り,CSと日本シリーズにも勝利することが最大の供養となろう・・・。


甲子園の二塁守備位置付近で黙祷し,涙する巨人の選手の画像を見て,私も冷静でいられなくなった・・・。
日記@BlogRanking

野球中継

2010年04月06日 21時18分51秒 | 野球
帰宅後根多探しをしたが見当たらず。
漫然と日ハム-楽天を見ていたが,解説の岩村が公平性のかけらもない解説で,聞いていて頭に来た。
ま,ハム贔屓なのは仕方ないとしても,喋りすぎだ・・・。
かろうじて楽天が勝ったので良かったものの,去年の1-2位が最下位争いをする為体。
楽天がこうなることは予想通りだが,ハムの低迷とオリックスの連勝は意外だった・・・。
さて,今から週末のオリックス戦のチケット買うか・・・。
オンラインで買うと少々面倒だが安いので・・・。
日記@BlogRanking

やっぱり日本人は野球だろ・・・

2010年04月02日 23時59分59秒 | 野球
本年度初の観戦を敢行。
先発は,ホークスのエースにして沢村賞の杉内。
片や先発六番手の藤原(ドラ一なんだけどね・・・)。
勝てる要因絶無の筈が・・・。


勝っちゃったよ・・・。
ビール浴びるくらい飲んだ甲斐があったというもんだ・・・。
去年絶不調のノリが猛打賞で5打点。
弱いしぃ,明日岩隈だしぃ,さむいしぃ,相手杉内だしぃ・・・と思って来なかった俄楽天ファンへ。

ざまあみろ




パ・リーグ開幕

2010年03月20日 16時46分40秒 | 野球
予想通り金子を打てず散発四安打の完封負け。
8回1失点で試合を作った岩隈を援護できず,今季も苦しいスタートとなった。
西武-ロッテも予想通り西武の勝ち。
2-1だから成瀬も試合を作ったのだが,2発に泣いた。
中島に死角は無いのか・・・。
おかわりも戻ったし,今年も西武だな・・・。
何でこのチームが昨年4位だったのか不思議だ・・・。
ダルと杉内の投げ合いは,何とダルが5失点で負けが付く。
この試合だけ予想が外れた・・・。


さて,三連休三連戦の後,パ・リーグは何日か空く変則日程だが,何でこんなことしたのだろう・・・。
私としては,我が楽天の主催ゲームの巡り合わせが良ければ良いのだけれど・・・。
日記@BlogRanking

イーグルスチケット

2010年03月16日 20時14分13秒 | 野球
一昨日F1開幕。
プロ野球間開幕も近づいた。
取り敢えずの地元開幕は3/27,28の西武戦だが,土日なので莫迦混みが予想される上にフレックスプライスによってプレミアムチケットとなり,聖地である左翼自由席ですら2,000円となる。
よって今回は見送ることにして,翌週4/2のソフトバンク戦を押さえた。
何と1,000円と半値である。
しかも,ファンクラブ会員特典であるイーグルスチケットとなり,何と500円の割引が適用となる。
子どものチケットは割引がないのが残念だが,親子で900円(子どもは400円)と篦棒な安値となった。
中6日で岩隈と杉内の投げ合いが予想され,軽く捻られそうな気もするが,取り敢えず今季初観戦と云うことで,大騒ぎしてぶっ壊れてきたい・・・。


ついでに,その一週間後のオリックス戦も買おうか・・・。
何かこちらもオープン戦絶好調の金子にやられそうだが・・・。
日記@BlogRanking

またしても衝撃・・・

2010年02月05日 23時35分28秒 | 野球
Yahooのトップページを見て凍り付いた・・・。
オリックスの小瀬外野手転落死-キャンプ先で自殺の疑い・・・。
小瀬って,つい最近の入団だから若いし,最近外野のレギュラー取ったんじゃなかったか・・・,と思ったら,07年入団だった。
まだ24歳。
しかも,昨年12月に結婚したばかり・・・。
将来を嘱望,否今季期待され,キャンプインしてから昨日まで練習していたこの若者に何が起こったのか・・・。
宿舎である宮古島のホテルの窓から転落したと云うことだが,前日まで普通に練習メニューをこなしていたのに,一体どうしたというのだろう・・・。


自殺なのか事故死なのか,真相がいずれはっきりするだろうが,私はついさっきW杯独代表のGKロベルト・エンケの記事を読んた。
昨年11月,鉄道に身を投げて自ら命を絶った悲劇のGkで,オリバー・カーン,そして同世代ながら後を継いだイェンス・レーマンといったスターたちのかげてチャンスをうかがっていたが,ようやくレーマンが代表を退いた2007年に代表に選出される。
しかし,怪我や子どもの死亡といった不幸に見舞われ,鬱病を患っていたという・・・。小瀬にも何らかの要因があったのだろうか・・・。


個人的には,Kスタでのオリックス戦で中堅・左翼を守る小瀬をここ2年見てきた。
初めて見たのは,一昨年9月のゲームで,カブレラの一発でぼろ負けした試合だった。
丁度左翼指定席(職場で行ったので,不本意ながら指定席を押さえた-無意味だったが・・・)の最前列近くで見ていたので,オリの左翼手がよく見えた。
レフトの先発は阪神から移籍してきた濱中だったが(隣で観戦していた阪神ファンの知人が喜んでいた),楽天の誰かが左翼線のヒットで出塁した時に私の,
「お○む~,今の取れたぞ~」
という野次に,肩をぴくりと動かしてくれたのが妙に嬉しかった(以来私は濱中を応援するようになった・・・)。
「○さむ~,のど渇いた~」
「おさ○~,ビール」
と,調子に乗って野次っていたら,残念なことに替えられてしまった。
そこで出てきたのが小瀬だった。
ストッキングをイチローや川崎のように履き,体型もユニフォームのいろが同じせいか心なしかオリ時代のイチローに似ているような気がした。
予備知識もなく,野次り甲斐がないと思っていたら,斜め前の親子連れの親父の方が,
「よっ,小瀬さん,ご苦労さん」
とか野次っていたのを覚えている。
昨年は4回オリックス戦を観戦したが,後半は完全にセンターのレギュラーに定着したような状況だったと思う。
あの時の小瀬が頑張っているんだ・・・と,何となく悪い気がしなかったものである・・・(反面,7月に一軍登録されたもののさっぱり出てこない上記お○むが心配だったが)。


球団関係者,特に岡田監督とか前日一緒に練習した田口とかの衝撃の大きさ,心の傷の深さは想像を絶するものがあるだろう。
私は周知の通りオリックスのファンではないし,むしろ逆の立場だが,それでも衝撃的な事件であることに変わりはない・・・。
かつての巨人の湯口とか元ヤクルトの高野といった自ら命を絶った選手のことを思い出しだが,小瀬のことを知らない私には,疑問・疑念しか湧かない・・・。
いずれにしても志半ばで逝ってしまった若者に頭を垂れるしかない・・・。
日記@BlogRanking

球春渇迎

2010年01月25日 21時37分08秒 | 野球
2010年シーズンの楽天の公式戦日程が発表になった。
取り敢えず公式サイトには,オープン戦を含む3月の試合のみ開始時刻が明記されたが,4月以降は時刻が未定のようだ。
開幕は3/27(土)の西武戦。
昨シーズンAクラス入りしたので,初の本拠地開催となる。
しかし,何故西武なのだろう。
1位-4位,2位-5位,3位-6位ではないようだ。
未だに不思議に思うのだが,12球団で最も選手層が厚い(つまり強い)のが西武の筈なのに,何故4位なのだろう。
おかわり中村が二冠で涌井,帆足,石井,西口と先発陣も充実,大沼,小野寺,正津,星野といった中継ぎに抑えのグラマン,中島-片岡の駿足好打に,GGと後藤の長打がおかわりを助ける。
捕手の細川も20本近い本塁打が期待できるし(楽天戦で打つんだ,これが),栗山も成長著しい。
唯一私が勝ち試合に当たらないのが西武戦であり,ファンには悪いがここ30年来最も嫌いな球団になっている。
おまけに菊池雄星を獲ったので,今年はこっぴどくやられそうだ・・・。
尤も,前日は送別会で飲んで帰るので,27日の観戦は難しそうだ(その前にチケット買えないか・・・)。
翌28日も満員札止めが予想されるので,初観戦は翌週末4月2日のホークス戦となるかもしれない。
只,毎年この時期は平日デーゲームなので,4月の頭に平日休みが果たして取れるかという問題もある。
そうなると,さらに翌週9日のオリックス戦ということになる。
このあたりになると,さすがにナイターができよう。
週末は天気に恵まれ,昨年のように暖かいと良いのだが・・・。
そこから10日程明けると平日ナイターのロッテ戦~週末の日ハム戦と続く。
このあたりで各カードを1ゲームずつ見られれば御の字だろう・・・。


球春が待たれる今日この頃だが(あと2ヶ月),その前にキャンプインとオープン戦である。とにかく毎年怪我人が出るので,万全の調整を望む。
新人はすべて二軍からスタートらしいが,早く芽を出してほしいものだ・・・。
日記@BlogRanking

経済効果

2010年01月23日 22時12分12秒 | 野球
162億円。
これが昨シーズンの楽天が我が県内にもたらした経済効果である。
5位に終わった前のシーズンに比べて約37億円増というから凄い数字である。
そのうちレギュラーシーズンが155億円というから,僅か2日間のCS第一ステージだけで6億5千万円もの経済効果があったことになる。

また,レギュラーシーズン70試合で,約118万人の観客を動員したという発表もあったので,一試合平均16,857人を動員した計算になる。
Kスタの定員が約2万1千と考えると80%強の入りということになる。
驚くべき数字である。
他球場の割合は分からないが(特に札幌ドーム),おそらく巨人・阪神に次ぐ観客動員率ではないだろうか・・・。
閑古鳥が鳴くと言われたかつてのパ・リーグの最不人気試合,川崎球場でのロッテ-日ハム戦で,観客3千というのを聞いた気がするが(誤解無きように前もって言い訳しておくと,私はオリオンズ時代のロッテファンなので,あの小汚い川崎球場で村田や落合が大活躍していた時代を誇らしくさえ思う),それに比べたら雲泥の差である。
多分今は東西の両極化に加えて,地域密着のローカル球団が収益を上げる,というのが実情なのだろう・・・。


さらに驚くべきデータは,試合観戦に来たファンの1試合あたりの消費である。
何と7,277円で,前シーズンよりも942円増というものだ。
これに含まれるのは,入場料の他に往復の交通費(或いはガソリン代と駐車場代),飲食費,グッズ購入費となる。
これがCS第1ステージでは,2試合で4万2,641人を動員。
観客1人あたりの消費額は8,328円だった。


確かに,我が家にとって楽天戦観戦は一大イベントであり,それを去年は16回,一昨年は14回,その前は10回・・・と行ってきた訳であるから,少なからず経済効果に貢献してきたことになろう・・・。
そこで,私個人の消費額を考えてみた。
レギュラーシーズンだと,だいたい以下の通りとなる。


入場料 1,200円
バス代    160円
電車代    420円(往復)
食事代    500円(だいたい。主食+酒肴)
ビール代 2,000円(持ち込み1本+ビール3杯)
グッズ代   440円(風船代+その他のグッズ代平均)
ガス代 50円(1Lあたり120円で,燃費10kmとして駅-自宅間4km走行)
計4,770円


・・・ということで,平均を大きく下回った。
おそらく,電車利用であることと食事代をコンビニで安くあげたこと(198円の焼きそば+おにぎり+酒肴),そして何よりも入場料が一番安い席であることが大きいのだろう。
但し,中でもビール代が最高値を示しており,1杯600円ものビールを飲むことが一番の経済効果への貢献となっている感は否めない・・・(高いが,冷えていてとにかく美味い)。


しかしいずれにしても,レギュラーシーズンはそれを15回行ったのだから(2度車で行ったことは有ったが),貢献したことになるのだろう。
問題なのは,これだけの経済効果が見込まれるわけであるから,球団側としてももっともっとファンサービスを・・・という点に尽きると思う。
幸い今年からファンクラブは,どのコースに入会してもユニフォームが付いてくることになるので,ようやくロッテのファンクラブ並みになったようだ。
ファン感謝デーが一律500円というのも有難いが(私は買えなかった・・・),やはりここはロッテ並にビール半額デーを設けたらどうだろう・・・。
倍売れて同額だから,もっともっと消費されると思うのだが・・・。


・・・ということで,またしてもしょうもないことをだらだらと書き連ねてしまった。
目下の最大の関心事は,公式戦の日程(日程は発表済みだが試合開始時刻が未定)と戦力補強である。
セギ切ってフィリップス???
何かどっちもどっちのような気もするが・・・。
とにかく2割8分30本の大砲が必要ではないだろうか・・・。
日記@BlogRanking

球界に衝撃・・・

2010年01月18日 19時00分51秒 | 野球
衝撃が走った・・・。
小林繁日ハム投手コーチ急逝。
野球を少しでも知っている者なら誰でも驚いただろうし,私の世代なら尚更だろう・・・。増して現役コーチで,今年は一軍コーチとして,その手腕に期待されていた矢先のことだった・・・。


小林というと,やはり1978(昭和53)年オフの「空白の一日」だろう。
「江川問題」とも言われ,アンチ巨人の恰好の材料となったことは今でも記憶に新しく,巨人ファンを大量に新設球団である西武と,その年に初の日本一になったヤクルトに流出させることとなった(尤も,流出した元巨人ファンは,今どうしているか分からないが)。
当時,阪神からの指名によって江川の見返りとして巨人から出された小林は,黙って阪神へ去った。
その去り際は巨人ファンの私から見ても実に鮮やかで,小林という男の人間としての矜恃をまざまざと見せつけられた。
そして,翌79年のシーズン,江川が加入したものの低迷する巨人から小林は8勝を挙げ,年間22勝で最多勝に輝いた。
何せ,76,77年という長嶋巨人がリーグを連覇した原動力となったエースである。
阪神でも引退の83年まで先発ローテの一郭を担い,日本一となる前年に引退。
細い身体で,引退の年まで8年連続二桁勝利と,投げ抜いた・・・。


ここからは単なる私の感想と印象になってしまうが,76年の巨人のリーグ優勝は前年の屈辱の最下位からの奇跡と言われた。
翌年の優勝も含めて小林が原動力となり,第一期長嶋巨人のエースであったことには異論はあるまい。
そして,阪神での活躍も賞賛に値するのは言うまでも無かろう。
ただ,勝負の世界に,たら,れば,は禁句だろうが,敢えて言わせてもらうと,もし「空白の一日」が存在せず,小林が阪神にトレードされなかったから,多分小林は80年代半ばまで巨人のエースとして君臨し,現役寿命も長かったのではないか・・・と思う。
これは私のみならず江本孟紀氏も言っていたが,結果的に阪神にトレードされたことで登板機会が増し,最初の年こそ最多勝を取ったものの使い減りしてしまった感は否めない・・・。
巨人キラーとして名を馳せたのは,実は79年のみで,後は巨人を苦手としていたことは意外に知られていない・・・。


しかし,小林繁の最大の功績は,コーチとして有能な人材を育てたことだろう。
例えば近鉄時代の岩隈を見出し,育てたのは小林の功績である。
日ハムでは糸数に江尻というセットアッパーを育て上げた。
これから一軍での手腕が期待されただけに,今の日ハムが好きではない私としても残念極まりない・・・。


社会人野球の大丸時代は,デパートの呉服売り場で着物を着て勤務していたという。
当時から着物の似合うスリムな男前であった。
近鉄のコーチ時代,監督の梨田,打撃コーチの真弓とともに男前三人衆と言われていたことも,記憶に新しい。
唯々残念極まりない。
合掌・・・。
日記@BlogRanking

赤ゴジラ誕生(広島の嶋ではない)

2009年12月17日 21時13分02秒 | 野球
「エンジェルス」という映画がある。
ディズニープロダクションによる94年の作品で,低迷するア・リーグのロサンゼルス・エンゼルス(当時はアナハイム・エンゼルスか)のファンである2人の孤児の願いをかなえるべく天使が降臨。
エンゼルスは勝ち続け,あと2勝で優勝というところまでこぎ着けるが・・・,という家庭に恵まれない少年+弱小地元球団というお約束の映画であった。
私が見たのは10年以上前だが,定番と分かっていてもついつい感動してしまったりする,これまたお約束の映画だった・・・。
・・・で,それから数年。
三度の地区優勝はあったもののプレーオフで敗れてきたエンゼルスが,2002年にワイルドカードを獲得すると,遂にワールドシリーズを制覇する。
その後のチーム力の向上は周知の通りだが,遂にアナハイムに天使が降臨して,エンゼルスを本当に優勝に導いたのか・・・,などと一瞬思ってしまった。
地元のウォルト・ディズニー・カンパニーが経営に携わっていた時期もあり,02年のワールドシリーズ制覇の際は,ディズニーランドで祝勝パレードが行われたし,何よりも晩年のウォルトはエンゼルスの大ファンだったという。
私としても,カリフォルニア・エンゼルスという呼称が一番しっくり来るし,ドジャースもブルックリン・ドジャースといった方が合っているような気がする・・・(いつの時代だ・・・)。


そのエンゼルスがゴジラ松井を獲得した。
松井の本意は,外野手としてのヤンキース残留だったのだろうが,それがかなわなかったことにより,NYではヤンキースのGMがファンにつるし上げられているというし,ファンは口々にワールドシリーズを勝てたのは松井のおかげ・・・と言っているらしい。
有難いことだが,残念ながら松井は西海岸へ去ってしまう・・・。
1年契約で,年俸はNY時代の半分となる。
半分・・・といっても5億だから,我が楽天が獲る筈もない・・・(獲れば即4番ファースト?だったのに・・・)。
高年俸も若返りを図るNYにとってネックとなったことは想像に難くない。


さて,松井だがおそらく背水の陣を敷いて,必死にやることだろう。
1年契約ということは次は無いということ-つまり今年結果を出さなければ,この希有の才能を持った男の選手生命が絶たれる危険性もあるということだ。
日本に戻ってくれば・・・とか(私もついつい↑思ってしまったが),元々阪神ファンだからぜひ阪神に・・・という訳にはいかないだろう(城島獲った阪神に松井まで・・・という余力は無いだろう)。
だから,オフには痛めた膝を万全な状態にして,シーズン開幕と同時に打ちまくって欲しい。
そして,地区優勝の常連となったエンゼルスを,8年ぶりにワールドシリーズに導いて欲しいものだ・・・。
先週末,突如として街中に赤ヘルの松井の看板(KIRIN FIRE)が出現していた。
赤ヘル軍団であるエンゼルスへの移籍を見越して・・・とも勘繰ったが,只の偶然のようだ・・・。
来年もゴジラ松井から目が離せない・・・。


(今回は,一応大多数に従って,ロサンゼルス・エンゼルスと表記したが,個人的にはロスアンジェルス・エンジェルスと表記した方がしっくり来ると思った・・・。)
日記@BlogRanking

何だかなぁ・・・

2009年12月14日 21時30分56秒 | 野球
かつてのエースである清水を出し,バッテリーを組んだ橋本まで横浜に出したロッテだが,何と早川まで金銭トレードで横浜に出してしまった。
若返りを図っているのか,現有戦力で十分と思っているのか分からないが,2005年に日本一になった時の戦力が次々に欠けていく・・・。、
今回横浜に行った3人は,いずれも4年前の主力だった選手だ(早川は違うか・・・)。
05~06年は投手王国だったロッテだが,ここ3年ばかりそれが翳りを見せている。
07年に成瀬が活躍したが,以降清水も渡辺俊介も小野も今二つだ。
阪神のJFKに対してYFKと呼ばれた藪田(メジャーから戻ってくるが),藤田(巨人に行ってしまった),小林雅(インディアンズからこれも巨人だ)の中継ぎ-抑えも,来年は藪田-小林宏という図式になりそうだが,何だかなぁ・・・である。
捕手には里崎が居るが,二番手は田中雅ということだろうか・・・。
内野は,福浦,西岡,井口,今江で,堀,根本,塀内,青野が控えだろうか・・・。
一方外野は,大松,サブロー,竹原に新外人がレギュラーで,神戸,角中,南が控えという布陣。
だから早川が弾かれるということか・・・。
貴重な2番打者だったのだが・・・。


いずれにしても,戦力ダウンは否めない。
ズレータにオーティーズといった助っ人が去り,ベニーも退団。
新人の荻田に清田という2人の外野手が即戦力になれば良いのだが,1年目から結果を簡単に出せるほどプロは甘くあるまい・・・。


楽天が今年のような結果を来シーズンは期待できないだけに,ロッテに期待したいのだが,どうもこちらもつらいものがありそうだ・・・。
花巻の菊地を獲った西武(あの投手陣とホームラン王を擁して何故4位だったのか・・・)が来季は独走しそうな気がするのは私だけか・・・。
日記@BlogRanking

引退・・・

2009年12月10日 21時50分16秒 | 野球
阪神の赤星が引退を発表した。
私のようなG党からすれば,ちょろちょろと小うるさくしぶとい奴,という印象で,敵に回すと本当に面倒な存在だったのだが,さすがに驚いた。
背中を痛めている,という話は聞いていたし,シーズン終盤に来ての急激な阪神の失速には多分に赤星の戦線離脱(後はJFKの不振等もあっただろうが)が響いていることは間違いなく思われた。


しかし33で引退とは本当に驚いた。
9/12の横浜戦で村田の飛球を追ってダイビングキャッチを試みた際に脊椎を痛め,それが致命傷となったということだ。
一つ間違えば命に関わるという重傷というだけに,全力プレーを旨とする赤星としては苦渋の選択であったことは想像に難くない。


何せ巨人の次にファンが多い阪神である。
各界への影響も少なからぬものがあり,特に虎党の芸能人たちからは悲嘆のメッセージが数多く寄せられているようだ。
どう考えても年齢的にまだ早い引退だし,今までの赤星の活躍ぶりからしても惜しんで余りある引退であることは,アンチ虎である私ですら感じる。
無念さは本人のみぞ知るところだろうが,忸怩たる心情の一端ぐらいは私にも理解できる。赤星の才能を見出したノムさんも,「良い病院紹介するから引退撤回せい」と言っていたが,もっともな話である。


赤星離脱後の虎党の心配は,何と言っても駄目虎に戻るのではないか,といった点だろうが,あの85年だって阪神の日本一を予言した者は誰も居なかっただろうし,我がGにしてもONが揃って去った翌年の81年の日本一を誰もが予想し得なかった。
勝負は下駄履くまで分からないのである。
開幕まで三ヶ月半。
戦力補強と調整がうまくいったチームが勝ち上がるのだろう・・・。
日記@BlogRanking

失意のドラフト・・・

2009年10月29日 19時27分57秒 | 野球
か~,西武かよ・・・。
ファンには悪いが,パで一番行って欲しくないところに決まってしまった。
来年,我が楽天がきりきり舞いさせられることになろう・・・。
楽天の下位指名かと期待していた地元出身の加藤(九州国際大)は,ハムの何と3位指名。
先輩のダルが居るから行くんだろうな・・・。
ポスト高須・小坂・渡辺直が,ポスト田中謙・金子誠になってしまうのか・・・。
よりによって,行って欲しくない球団2つに期待の選手が指名されたので,個人的なショックは大きい・・・。
意中の球団に指名されなかった選手の落胆は,きっともっともっと大きいのだろう・・・。ドラフト制度とかウェーバーシステムにものを言えるような知識も蘊蓄もないが,久々にこれだけ注目してきた今年のドラフトだけに,正直言ってこれ以上書く意欲を失った・・・。