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koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

オールドユニフォームデー

2011年07月19日 22時32分29秒 | 野球

予想通り鷲は東京ドームで熊に勝てなかった。
明日はダルに対して中5日で田中をぶつける。
ダルの繰り出す七色の変化球と,手元で沈むツーシームを打てるかが鍵となろう。
一昨年私が見に行った試合では,先制はされたものの見事に田中が投げ勝ったが・・・(何と野球見に行って,この年にして人生初の骨折をしたという不名誉な日だった)。


対して大阪ドームの牛vs鴎。
中6日で満を持しての登板となった玉三郎vs防御率4点台のサブマリン俊介。
フランチャイズの牛が圧倒的優位と踏んだのだが,鴎打線が玉三郎を打ち込んだらしく,1-4で鴎が昨日の借りを返した。
この2チームだが,「オールドユニフォームデー」とやらを設けるらしい。
昨今の流行りだが,かつてのユニフォームで試合を行うという試みである。
私のようなオールドファンにとっては嬉しい催しではあるのだが,1つ問題が残る。
今回は近鉄のラグランスリーブのユニフォームで試合をするようだが,果たして牛は近鉄の後継球団なのだろうか??
確かにバファローズを名乗っているが,牛の前身はやはり阪急だろう。
バファローズを名乗ったのは,近鉄球団が04年に解消して新たに鷲が誕生した際に,分配が行われた時からである。
それまでは,オリックス・ブルーウェーブ(和名は青海波か?),その前はオリックス・ブレーブスだった。


では鷲が近鉄の後継か・・・となると,これもまた否である。
分配で青波と牛から大量に選手が移籍したが,その2球団とは運営組織も形態も異なる故に,全く別の球団となる。
例えが妥当ではないが,西鉄と西武の関係(勿論これまた別物だが)より遠いといった方が良いかも知れない。
鷲は鷲でしかない。
個人的には,阪急も近鉄も嫌いな球団ではない(否,第一次長嶋政権では勝てなかったので,一時的に阪急は否だったかもしれないが)。
前者は,福本,福良,高井(代打の切り札),熊野(巨人に行ったドラ1),松永(晩年は阪神,巧打にして名手),弓岡,そして蓑田(3割30本30盗塁の元祖にして強肩。最後は巨人),山田,山口,今井,佐藤義則(現鷲コーチ),後者だと永渕,佐々木,新井,大石,鈴木,加藤英(巨人-南海で2000本安打),羽田,梨田(現熊監督),有田(最後は巨人)といった懐かしい名前がたちどころに浮かんでくるくらいだ(尤も初期のオリックスも嫌いじゃない)。


では鴎はどうか。
オールドユニフォームというと,金やんがデザインしたらしい赤のラインが入ったやつ・・・と思いきや,マリーンズ誕生当時(92年)のピンクロゴのものだそうだ・・・(落胆・・・)。
個人的に鴎はやはりオリオンズ時代に限る。
私の見ている前で,弘田,得津,ラフィーバー,アルトマン,有藤,成田,木樽,村田といった選手が活躍したのが唯々懐かしい。
落合とか現監督の西村,元監督の山本(巨人時代は,にせ浩二とか王の影武者とかひどい言われ方だった),横田,水上,袴田(法大で江川とバッテリー)といった選手が活躍したのはさらに後だ。


私のようなオールドファンにとっては,オールドユニフォームは野球に夢中になっていた少年時代の思い出と被る極めて懐かしい代物である。
だから,こうしたイヴェントは大歓迎だ。
但し,南海のユニフォームは王監督には似合わなかった・・・。
個人的に,あのグリーンラインのユニフォームが似合うのは,景浦御大を除くとやはり門田と山本和(カズ山本)・・・と思う。
ノムさんもか・・・。
日記@BlogRanking


Nice Game!!!

2011年07月16日 21時09分35秒 | 野球

何か知らないうちに6時前に起床。
朝食後,うだうだしたり床に転がって二度寝したりしているうちに9時近くになったので,急いで支度をして,車で出かける相方に最寄り駅まで乗せてもらい,11時過ぎに球場入り。
朝は曇っていたにもかかわらず,何故か球場に到着した途端に強い日差しが・・・。
ただ,風もあり,聖地への入り口は欅の大木が植えられているので,暑いながらも凌ぎやすい気候でした。


連打,先制,追加点,そして先発完投と,今季観戦試合目にしてようやく理想的な展開の試合を見ることができました。
ま,オリの先発は近藤なので,与しやすし・・・とは思ったのですが,貧打にあえぐ鷲打線だけに油断は禁物・・・。
左打者のアウトローいっぱいいっぱいを突くストレートがカウントされるとやばいと思ったのですが,半分半分でしたね。
対する塩見は制球が抜群で,ストレートもスライダーも必ずと言って良いぐらいファーストストライクが取れていました。
4回,間違って後藤に一発を浴びましたが,それ以外は危なげのない投球でした。
これを見殺しにするという手は有りません。
久々の3番起用の草野が序盤にタイムリーを含む2安打。
本職3塁で去年は左翼,今年は1塁とたらい回し状態ですが,岩村と稼頭央の割を食いながらもきっちり仕事をこなすあたりはさすがです。
6回2死満塁から内村の中越え3塁打は,前進守備の後ろへ飛んだのですから,守備を責めることはできないでしょう・・・。


試合終了後,明日は上の子が行くというので貼り紙をしてきました。
今日勝ったので,明日は完全休業日になります。
オリファン(というか玉三郎ファン)の同僚は行くと言っておりましたが・・・。
昨季よりファンクラブ専用となったEagles Nest(鷲の巣)でトマトの冷製を。美味・・・。
カラスコはやはり千両役者だ
この時のために・・・
日記@BlogRanking


私を野球に連れてって・・・

2011年05月02日 22時39分39秒 | 野球

題名は,私も夢中になった「スキーバブル」の原因の一つとなったホイチョイプロによる「私をスキーに連れてって」のパクリではない。
ホイチョイこそ上記題名をパクったのであり,"Please take out me to the ball game!! "-野球場に連れてって,とも訳される49年制作のミュージカル映画で,ジーン・ケリーにフランクシナトラという二大スターの競演である。
一度は聴いたことのある軽快なワルツによる主題曲は,東京ドームでも試合開始前に流れるそうだ。


連休序盤の4/30と翌5/1は,以前書いたとおり我が楽天の本拠地開幕カードで,Kスタの「聖地」である左翼席上段に通った。
観戦結果は1勝1敗。
待ちに待った開幕だっただけに,感慨も一入か・・・と思いきや,何の違和感もなくスタンドの一員と化していた・・・。
多分,昨シーズン19回も通い,「聖地」自体が何の違和感もない生活の場の一つとなったからであろうか・・・。


しかし,ここに集った人たちの殆どはこの開幕を鶴首していたことだろう。
正直言って,被災された方々は未だに不自由な避難所暮らしを続けておられるのに,今自分がこうして趣味・娯楽に耽っているのはどんなものか・・・という反省もあったが,今の私に出来ることは目の前の仕事をきっちりこなして家族を養うことであり,それが地元の復興に繋がるものと思い,この一ヶ月と少しを乗り切ってきた。
そんな自分への都合の良いご褒美と思うことで勝手に納得した・・・。


Kスタに響く歓声と野次を聞きながら(勿論自分も参加しながら),これこそ地元の復興の証と思った。
スポーツや芸術は人々に感動をもたらし,勇気を鼓舞するものである。
特に野球は私にとって今なお感情移入のできるスポーツであり,観るのは勿論するのも一番かもしれない・・・。
幼少の頃は巨人のV9時代と被ると共に,ロッテオリオンズが準フランチャイズしていた時代でもあった。
そうした中で,私が巨人とロッテを贔屓するようになったのは必然だったのかも知れない。
小学生の時は,地区対抗の大会が有ったが,私の居た地区は最も児童数が多く,レギュラーを獲るなどというのは夢の又夢であった。
自分のクラスでチームを作ったときも,あと1人というところで補欠となった。
中学校では本当は野球をしたかったのだが,当時野球とかサッカーというのは足が速く運動能力抜群の者がやるもの,といった風潮があり,野球部に入りたいなどと言えるような状況ではなかった。
今となっては後悔することしきりなのだが・・・。
高校以降は文化部(といっても運動部並に練習が厳しかったが)に入ってしまったので,遂に硬式球を手にすることがなかったが,これは上の子が半分実現してくれた。
勤めてから草野球チームの一塁手をしていた時は,恐れ多くも背番号3を纏った。
打ち損じると,
「一茂っ」
と野次られたものだった・・・。
月日は移ろい,ジャイアンツに昔日の強さが無くなり,オリオンズが川崎と千葉に去って,周囲が皆西武やヤクルトに流れても,贔屓の球団を変えることは無かった。
そして2005年,待望の地元新球団発足に対して冷ややかだった私だが,一度誘われて「」聖地」に行ったのが運の尽きだった・・・。


昨年一昨年は,すべて「聖地」で観戦した。
それ以前は,何度か内野(3塁側)指定席(貰った)や外野指定席(最初の頃)で観戦したことも有ったが,今は「聖地」でなくてはもはや駄目である。
今すぐにでも「聖地」に行って,飲んで(結局それかい)叫んで暴れたい気分である。
ただ,今年は試合の日程がどうも私の予定と噛みあわず,去年のように20試合近く行く
のはかなわないだろうけど・・・。
日記@BlogRanking


チケット購入・・・

2011年04月20日 22時10分15秒 | 野球

「ラズナーはラズナーさ(ふ・・・)」(池田秀一さんの声で)
昨日岩隈で勝って,最大瞬間風速単独首位だった我が楽天,さすがにラズナー出すなー,期待を裏切らない男だ。
前回の快投はやはりフロックだったようだ。


・・・ということで,監督が1001になって少しはましになったかと思われる楽天だが,決定力不足は相変わらずで,とにかくチャンスに打てない。
で,高須の5番てのは何なんだよ。
本来ならば岩村あたりが居るべき場所だろうが・・・(去年ならノリか)。
鉄平の打率もお寒い限りだし,一番割を食って奮起するはずの草野は未だに無安打。
先行きは暗い・・・(毎度のことか・・・)


ここは私が行って・・・という訳ではないが,30日(土)と翌1日(日)の牛戦のチケットを買ってしまった。
本来ならば,本拠地開幕戦である29日に行きたかったのだが,チケット発売日である17日(日)の10:00に端末が繋がらず,ようやく繋がったと思ったら,ライト側自由席以外すべて売り切れていたというCSやファン感並の混みようで,諦めざるを得なかった。
なのに,翌日と翌々日は楽々買えた。
この落差。
ま,29日は開幕の上に田中まーくんだろうから,ということか・・・。
ということは,30日は永井-中山,1日は戸村-西か。
中山は一昨年・昨年の同じ時期にぼこぼこにしたことがあるが,9月には返り討ちに遭っている。
西を打てなかったのはついこの前だ。
勝機が有るかどうかは,打線次第か・・・。
昨年のこの時期には,既に3~4試合見に行っていた筈なのに,今年は4月末でようやく一試合目。
おまけに試合の日程がどうも悪く,平日ナイターが多いせいか7月まではあまり行けそうにない。
プレミアムチケットの巨人戦は未だに聖地であるレフトスタンド自由席が買えるようだが(私の周りにごまんといるアンチを喜ばせるだけか),いつもの倍の金出して見る気は無い。
おまけに,土日の虎・竜戦までプレミアム価格とは人を莫迦にしている。
その金で,平日の鴎戦を3回見た方が良いと思う・・・。


・・・という訳で,今年も開幕が待ち遠しいが,それまで上位に踏みとどまってくれると良いのだが・・・。
ま,期待しないで待つか・・・。
ついでに8日の西武戦も買おうか検討中・・・。
日記@BlogRanking


渇迎・・・

2011年02月24日 21時27分32秒 | 野球

ファンクラブ事務局よりメールが来ており,開幕ゲームであるロッテ三連戦のチケットを・・・という案内が載っていた。
空席状況は・・・とサイトを見ているうちに,ついつい購入手続きをしてしまった・・・。明日から一般発売だし,取り敢えず大1小1は押さえた。
上の子は多分部活が有るだろうから,早めに帰宅させるしかないか・・・,などと思っていたら,下の子も行きたいと言い出した・・・。
しゃあない,もう1枚押さえるか・・・。


それにしても,先行予約だけで三塁側内野席がほぼ完売ってのは恐れ入った・・・。
私が押さえたのは三戦目の3/27(日)だが,勿論,一番人気と思われるフィールドシートも完売である。
1001効果なのか知らんが,ファンなんて現金なものである。
昨季,負けが込んでいる時は,土日でもがらがらだったのに,1001が就任しただけでこの通りだ。
ま,私も買ってしまったので,人のこと言えないか・・・。
勿論,鷲ファンの聖地であるレフトスタンド自由席なので,例によって早起きして貼り紙をしに走ることになるが・・・。


今から丁度30日。
開幕が待ち遠しいが,それまでに仕事ではひと山もふた山も越えなくてはなるまい・・・。それを楽しみに踏ん張るしかないか・・・。
本当は,その前日である3/26を押さえたかったのだが,前日に飲み会が入る公算が高いので避けた・・・。
いずれにしても,球春渇迎である・・・。
しかし,レフトスタンドよりライトの自由席が売れ行きが良いとは,さすがロッテだ。
日本一のチームだけある・・・というかファンの分熱さは12球団一だ・・・。
日記@BlogRanking


早くも・・・

2011年01月15日 23時59分59秒 | 野球

この時期,楽天イーグルスの年間シート契約者数とファンクラブ会員数の伸びが極めて順調だそうだ。
年間シートの契約者は現時点で5,600人。
昨年が7,000席というから,それを上回ることも十分考えられ,球団側は一層募集を強化するという・・・。
また,ファンクラブの会員登録数は,新規と私のような更新を含めると現時点で47,000人。
一昨年の同時期より2,000人多いという。
最終的には昨年の72,927人を上回ることも十分に予想される。
星野効果が既に現れている,ということか・・・。
でもって,ファンクラブへの入会は,年会費10万円のブースタークラブと1万円のゴールドクラブが多いという・・・。
因みに私は3,500円のレギュラークラブで,他に2,000円のレディースクラブと1,050円のキッズクラブが有る。


しかし,会員数7万超か・・・。
高額会員(ブースター,ゴールドクラブ)の最大の特典はチケットの先々行予約だが,これに関しては私は聖地であるレフトスタンドにしか行かないので,さしてメリットは無い。
唯一,シーズン終了後の11/23に行われるファン感謝デーのチケットが買えないでいるのだが,定員2万強のKスタに7万の会員+家族・知人が押し寄せるのだから,買えないのも当然である。
高額会員の先々行予約だけでチケットは売り切れるということだろう・・・。
そういえば,ファンクラブに入っていない知人は,いつもブースタークラブの友人(私には残念ながら居ない・・・)にチケットを手配して貰うと言っていた・・・。


ま,当然金額の寡多で差別と優遇があるのは仕方ないのだが,それよりも問題なのは,昨シーズン負けが込んだ時,Kスタは空席が目立った。
私なんかは,混まなくてとても良かったのだが(それで勝ったりすると最高だ),こうして世間で騒がれると(星野監督就任,岩村と松井稼移籍)すぐファンが戻ってくる。
こんな現金なファンで良いのか・・・。
前も,ファンのあり方について毒をはいたことがあったが,強いから勝つからファンになるのか・・・ということである。
まず自分の地域に球団があるから応援する・・・というのが基本ではないのだろうか。
或いは,自分の好きな球団が強くなるように願うのではないだろうか・・・。
一昨年は巨人で今年はロッテ,じゃ次の年はどこを応援するのだろう・・・。
そういえば,昭和末期から平成初期にかけて,雨後の筍のようにうじゃうじゃいた(通学する小学生の帽子は皆水色だった)西武ファンはどこに行ったのだろう・・・。
今を去る32年前,江川問題で巨人ファンが大量に西武やヤクルトに流れたが,今でもファンをやっているのだろうか・・・(この件に関して書き出すと10mbを軽く越えて,暗黒面に陥って,他球団ファンに不快な思いをさせるので以下自粛・・・)。


・・・ということで,球団側も星野効果におんぶに抱っこではなく,もっとファンの足を球場に向けさせる努力をすべきである。
例えば,昨シーズン序盤に行ったファンクラブ会員のみ4月はチケット500円引き。
これは良かった。
おかげで4月は4回も行ってしまったくらいだ。
あとは,例えばロッテがやっているビール半額デー。
一杯300円だったら間違いなく売れまくるだろう。
こうしたファンサービスなくして球団経営はあり得まい。
拝金主義に走って,地元への経済効果還元を考えないと,やがてファンにそっぽを向かれ,せっかく地方球団の理想的経営と言われたものが根底から覆るかもしれない・・・。


開幕まで三ヶ月を切り,オープン戦の日程も発表された。
開幕が待ち遠しいが,今年は目標である20試合観戦(昨季は19試合,一作季は17試合,その前は15試合・・・)を果たしたいものである・・・。
(その前に,ロッテのファンクラブにも入って,千葉での観戦も実現させたい・・・)
日記@BlogRanking


金銭トレード・・・

2010年12月09日 20時06分10秒 | 野球

帰宅後PCの電源を入れログイン。
冷蔵庫からビールもといその他雑酒(クリアアサヒ)を出し,トリガーを引き,ついついいつもの習慣でスポーツニュースを開く・・・。
何々・・・楽天渡辺金銭トレードで横浜へ・・・??
渡辺??
投手の渡辺恒樹か・・・,そういえば最近聞かんな・・・と思ったら・・・


をいをい,直人かよ・・・。
ここ何年かリードオフマンを務めた生え抜きじゃないか・・・。
何でまた,こんなことに・・・。


確かに岩村を獲って松井稼頭央獲ったとなると,割を食うのは草野と直人・・・とは思っていた。
或いは松井を2塁で使うとなると,高須も干されるか・・・とも思ったりもした・・・。
三遊間が完全に外様の2人に・・・ということになると,確かに居場所は辛いものが・・・ということか・・・。


プロ野球には生え抜き思想なるものが厳然として存在する。
特に巨人や阪神のような伝統ある球団の場合尚更である。
それが,選手の自由なチーム選択の妨げになっている・・・というのは,随分前から聞いてきた。
逆にそうしたものが無いのが,サッカーやF1といった欧州産のスポーツだろう。
良いチーム,自分を評価してくれるチームには抵抗なく移籍する-そうした合理性がまことしやかに語られたのが,F1バブルが消滅し日本中が一過性の熱病のようなサッカーバブルにうかされた93~96年頃であったと思われる。
旧主的・保守的な生え抜き思想は糾弾され,スーツ着用を義務づけられたプロ野球界への批判が渦巻いたのもその時期だったと記憶している。


では,生え抜き思想はいけないのか・・・。
私としては断じて否である。
球団経営・運営というものは,地域との密着・ファンとの接触によってこそ在るべきと思う。
したがって,同一球団一筋に,長年力を発揮するというのは素晴らしいことではないのか・・・。
そんなのはただの鑑賞に過ぎない,勝負の世界はもっともっとシビアだ・・・という意見は正しいのだろうが,例えば現役時代の落合が最高に輝いていたのはどう考えてもロッテ時代の81~86年であろう。
紆余曲折を経て一流のプロ選手となった彼の成長は,ロッテオリオンズという球団があればこそと思う。
ON然り,門田に村田兆治,山本浩二に衣笠,そして掛布に原だってそうだ・・・。
彼らは生え抜きとして球団の顔となり,その役割を必死に果たした・・・。
なればこそ,ファンも応援のしがいがあるというものだ・・・。


そうした意味でも,今回の渡辺直のトレードはファンとして大いにすっきりしない。
かくなる上は,身売りが棚上げとなっている横浜のリードオフマンとして活躍することを期待するしかあるまい。
・・・で,横浜の遊撃って誰だっけ・・・と,ファンに対して失礼なことを思ったが,そっか石川か・・・。
じゃ直人にもレギュラーの芽が有るな・・・って,石川に失礼か・・・。
いずれにしても,ここ4年間楽しませてくれた生え抜きに敬意を表して,応援歌を書いて結びとしよう・・・。
これを来年から歌えないというのも寂しい限りだが・・・。


進めまっすぐに
栄光に向かって
風を切り裂いて走れ
我等の直人                     東北楽天イーグルス渡辺直人応援歌
日記@BlogRanking


下克上最終章

2010年11月08日 22時55分34秒 | 野球

今秋(今週も)はスポーツ観戦が目白押しで,根多には困らない。
ついさっきF1ブラジルGPのビデオ見終えたし,フィギュアの中国杯も日本勢の躍進に見るべきものがあった。
しかし,昨日は何と言っても日本シリーズが圧巻だった。
中日圧倒的有利と踏んだ私の予想は嬉しいことに見事に外れ,巨人・楽天と共に贔屓球団であるロッテが見事に日本シリーズを制した。


ここで問題,というか疑問になるのは,まずペナントレース3位のチームが日本選手権に出るのはどうか・・・ということだ。
このことに関しては,おそらく多くの方が疑問を投げかけており賛否両論と思う。
しかし,私は全面的に「是」である。
レギュラーシーズン1位のソフトバンクと2位の西武には,当然のことながらマージンが与えられている。
3位からCSを戦って勝ち抜き,さらにセリーグの優勝チームである中日と戦って勝つというのは,並大抵のことではないからである。
短期決戦の怖さ,とよく言われるが,どう考えても投手陣と打撃陣のラインナップで見劣りがするロッテが,圧倒的優位にあった西武,ソフトバンク,中日を撃破したのだから,やはり優勝するに相応しいチームであったと言って何ら問題はないと思う。


ではロッテが勝った要因はどこあるのだろう。
今年のロッテ,はチームスローガンとして「和」を掲げた。
つまり突出した選手によるワンマンチームではなく,全員野球を標榜したと言って差し支えないだろう。
野手を見てみると,1番の西岡はしぶとさと俊足・好守がウリだが,西武の中島のような長打力はない。
2番に定着したルーキー清田は,後半才能が開花した俊足好守の逸材だが,片岡よりも見劣りするのは仕方ないだろう。
サブローよりはおかわりの方が本塁打量産という点で比べものにならないし,他の野手も小粒で,大砲は居ない(金泰均がその役割なのだが)。
勿論,今江のようなパンチ力のある魅力的な打者は居るのだが,総合力という点で西武は勿論オリックスにも見劣りがすると思うのは私だけだろうか・・・。
投手陣も同様。
エースと言うべき成瀬に3年前のキレはない。
昨日降板した俊介も同様。
レギュラーシーズンで防御率4点台では何をか況んやである。
一応勝ち星を重ねた外人も,立ち上がりの悪さにつけ込まれた・・・。
ところが,ところがである。
今回のシリーズは,中日に比べてはるかに見劣りすると思われた投手陣が踏ん張った。
名古屋での初戦に勝った成瀬も素晴らしかったし,千葉での第3戦で好投した俊介も流れを変えた。
しかし,一番頑張ったのは何と言っても中継ぎ投手陣である。
昨日のような点の取り合いになった試合-先発が打たれて序盤に点を取られて追い付く展開-では中継ぎ陣の出来が重要になる。
内,藪田,伊藤の3人は実によく投げたと言うべきだろう・・・。
高橋-浅尾-岩瀬と繋ぐ盤石の中日リリーフ陣に比べて,遜色ありありの3人が本当に頑張ったと思う。
そして何よりも,4点差を跳ね返し土壇場で追い付かれても負けなかった粘りの姿勢だろう。
9回表,1点リードであと3人で・・・という局面でリリーフエースの小林宏を送り込む。しかし,今までは結果オーライできた小林が遂に和田に打たれ,同点に追い付かれる(何でストレート続けて3球投げたのか疑問。高めのストレートを見せ球にしてフォーク落とせば三振取れた筈)。
流れが後攻めの中日に行ってもおかしくない場面である。
否,間違えなく流れは中日に行っていた。
岩瀬以上に信頼感・安定感のある浅尾が,9回を除いてロッテ打線を翻弄する。
もともと150キロ超のストレートと高速スライダーを持っている上に,適度な荒れ玉なので狙いが絞りにくい上に,追い込んでからフォークボール(速いのでSFFBか??)で空振りを誘う。
巨人も楽天も浅尾を全く打てなかった。
さらに打線は毎回のように勝ち越し・サヨナラのランナーを出す。
そこをリリーフ陣(昨日は伊藤)が実によく凌いだ・・・。
そして12回表の奇跡がやってくる。
ロングリリーフの天敵浅尾を,遂に岡田のバットが捕らえた・・・。


・・・ということで,結果から言えば36年前と同様4勝2敗という同じパターンでの優勝。
かくして下克上は終章を終えた。
これで益々念願の千葉マリンの右翼席に行きたくなったし,今からロッテのファンクラブに入ることを画策中である・・・(楽天のは更新してしまった・・・)。
日記@BlogRanking


下克上成る・・・

2010年10月19日 21時52分13秒 | 野球

今考えると,分水嶺は一昨日の俊介の好投だったろう。
初戦を獲ったものの,連敗して王手かけられたときは誰もがやっぱり今年こそソフトバンクだと思ったことだろう。
シリーズ前に,衣笠もソフトバンクの圧倒的優位-というかロッテの圧倒的不利を新聞で語っていた。
当然と思う。
私だって,第1Sは西武が勝つと思っていたし,今回もソフトバンクがいくと思っていたのだから・・・。
投手陣で計算できる先発は居ない(成瀬はレギュラーシーズンは良くなかった)。
主砲たる大松や金泰均の不振,さらには里崎も故障中。
うるさい1・2番のツヨシと清田は一昨日守備で交錯して無事である筈がない・・・。
中継ぎ抑えも,どう考えてもソフトバンクが上。
何よりも大声援が後押しする地元球場での開催である。
しかし,やはり野球はメンタリティがウェイトを占めるスポーツだ。
一戦も落とせない状況でここ一ヶ月戦ってきたロッテの気力・気迫が勝ったのだろう・・・。


流れもツキも今日はロッテにいった。
最終回のソフトバンクの攻撃で,いずれも良い当たりが外野手の正面を突いて2死となった時,ツヨシが目を潤ませているのが見えた。
直後に左中間に抜けようという小久保の当たりを好捕。
泣き崩れたのも無理ないと思った・・・。


さて,セは明日からである。
こちらは下克上はあるまい。
今季の中日は地元でやたら強い。
巨人は勝てまい。
甲子園での戦いを4戦続ければ別だが・・・。
中日-ロッテだと36年ぶり,巨人-ロッテだと40年ぶりとなる。
勿論,後者が望みだが(そうなったらどっちが勝っても良い),まぁ有り得ないと断言しよう・・・。
日記@BlogRanking


こちらだって凄い・・・

2010年10月11日 22時08分29秒 | 野球

昨日は,F1日本GPにばかり気を取られていたのだが,実はプロ野球も大変なドラマが演じられていた。


パ・リーグチャンピオンズカップ第一ステージ,埼玉西武vs千葉ロッテ第二戦。
一昨日行われた第一戦は,私の予想を見事覆し4点差を土壇場で追い付いたロッテが延長11回,福浦の勝ち越しホームランで先勝した。
迎えた第2戦,背水の陣の西武は岸を先発に立て,必勝態勢を敷く。
対するロッテの先発はマーフィー。
序盤は私の予想が的中し,立ち上がりに不安の残るマーフィーがおかわりに打ち込まれ,4失点でKO。
対するロッテは今江の本塁打で1点返すのが精一杯で,飛ばしまくる岸の前に序盤まで詰められずにいた。


だいたい,12球団の戦力を見ると,やはり傑出しているのは西武と思う。
セリーグ優勝の中日も,投打がかみ合っての優勝だが,来年も同様という保証はない。
金で選手を集めてとアンチファンから揶揄される巨人も,私の知りうる限りでは,V9時代を除くと,02年ぐらいしか選手が額面通り働き投打がかみ合った年を知らない。
そうなるとやはり西武である。
今回故障での欠場は痛かったが,しぶとくうるさい片岡が塁に出て,長打力のある栗山が続く。
3番の中島は,どこへ投げても打ちそうな気がする。
何故か4番のホセはいざ知らず5番おかわり6番GG7番後藤と長打力のある選手が続く。
上本とか細川とか高山といった選手も,とにかくよく打つ印象がある(楽天戦だけかも知れないが・・・)。
先発陣も涌井,岸,帆足を柱に西口(今季は不調か)も居るし,長田,小野寺,岡本,大沼が控える中継ぎ陣も層が厚い。
そして押さえにはロッテから移籍したシコースキーが居る。
何でこのチームが昨季4位なのか,理解に苦しむところだ・・・。


因みにファンの方々には申し訳ないが,周知の通り私は西武が嫌いである。
理由は山のように有るが,始まりは何と言っても79年の江川問題の際に巨人ファンが新興球団の西武と前年度日本一のヤクルトに大量に流出したことからだ。
私の友人の巨人ファンは殆どが西武のファン=アンチ巨人に豹変した(九州が好きだから,稲尾が好きだったから,と言われたときは,生まれてねーだろお前,と言った記憶がある)。
その後の広岡-森政権時の黄金時代のことは言うに及ばず。
史上最強と言われた稲尾や大下,豊田が居た当時の西鉄(勿論私は知らない)よりも強いのでは,と思ったくらいだ。
83年は巨人が土俵際まで追い詰めて,江川が金森にうっちゃられた。
87年は工藤にやられた。
90年は全く歯が立たなかった。
巨人ファンとしては94年と02年までの臥薪嘗胆は長かった・・・。


対してロッテ。
子どもの頃,我が街を準フランチャイズしていただけに,パはロッテを応援しており,「バブルボーイズ」なるファンクラブにも入っていた(早く球場に行くとお菓子がもらえた)。
74年,前監督濃人と前々監督大沢親分の遺産で金田がちゃっかり日本一になったときのことも鮮明に覚えている。
さらに上記稲尾が監督を務めて,西武に次ぐ2位になった80年代半ば,巨人から移籍した山本功-落合-リーの中軸は,私が見に行くとよく打った。
その後千葉に本拠を移した後低迷が続いたが,5年前に31年ぶりに日本一になったのは記憶に新しい。
かつて(サッカーバブルの16,7年前),好きなJリーグチームとパのチームを聞かれ,迷わず
「浦和レッズと千葉ロッテ」
と答えて,特に女性に大顰蹙だったことがあったのも,昔日のことだ・・・。
だから,パは今も楽天に次いでロッテを応援している。


5回で3点差。
いくら何でも昨日のようなミラクルは2度有るまい。
そう踏んで,私は観戦を止めた。
そろそろF1のことが気になっていたし,塗料を買いに(そして息子がガンプラを買いたいというので-結局私も買ってしまった・・・)模型店に行くことにしていたので,F1の録画を確認してから出かけた・・・。
ところが・・・。


何と連日土壇場で追い付き(怪我をしている里崎の本塁打),延長10回に井口のタイムリーで勝ち越したことをかなり遅い時間帯に知った・・・。
盤石と思われた西武投手陣がシーズン終盤に来て昨年同様崩れ,気迫にまさるロッテが地力で圧倒するはずの西武を完全にうっちゃった,という印象である。
個々の選手の力ではどう考えても西武が上だが,「和」を標榜する全員野球が勝利したとでもいうべきだろうか・・・。
私の溜飲が下がったことは言うまでもない・・・。


・・・ということで,第2ステージの舞台は5年前同様,福岡である。
ま,地の利と1勝のマージンのあるソフトバンクが圧倒的優位にあるのは揺るがないが,5年前同様,パの水準の高さを示すような名勝負を期待したいものだ・・・。
・・・で,これだけの見応えのある試合を地上波はいずれも放映無し。
やほうのトップページにもクレジットされていなかった(鼻かみ,もといはにかみ王子の記事がでかかった)。
何をか況んやである・・・。
日記@BlogRanking


親分逝く・・・

2010年10月07日 23時38分38秒 | 野球

不覚にもさっき知った。虫の知らせというやつだろうか・・・。
つい先日のエントリに書いたばかりだった・・・。


大沢啓二(本名正 1932-2010)。
神奈川県出身の元プロ野球選手・監督である。
神奈川商工高-立大を経て56年に南海入り。
リーグ優勝3回,日本一1回。記録が際立った選手ではなかったが,冷静な判断力がウリの外野手として活躍した。
65年引退(最後の球団は東京オリオンズ)後,ロッテの監督を務める(濃人渉の後で金田の前)。


しかし何と言っても,彼の存在を印象づけたのは日ハムの監督時代だった。
特に81年は前期優勝後プレーオフで古巣のロッテを下し,日ハム球団発足後初の優勝を飾った。
貫禄のある風貌にグラサンという出で立ちは,どう見てもそっち系の人にしか見えず(特に江夏とのツーショット),選手に檄を飛ばす際も,
「野郎ども(てめぇら,だったか??),殺るぜ」
と言ったとか言わなかったとか・・・(多分嘘だろう・・・)。
どっかのホテルで,周囲が皆「親分」と呼んでいたので,スタッフが完全にその筋の者だと思った,という話も伝わっている・・・。
島田誠,田中幸,古屋,クルーズ,大宮,白井,ウィンタース,ブリューワなんて名前が出てくるのもこの時代である。
少なくとも,この時代の日ハムは,観客動員数はともかく活気に溢れていたと思う・・・。


因みに,この大沢親分,「ドカベン」にもグラサン姿で登場する。
土井垣監督率いる明訓高校が敗れると,土井垣は大沢親分の下日ハム入りが条件となっていた(因みに野村が犬飼小次郎を南海に,不知火はどこだったか・・・??)。
で,常勝明訓が勝つたびに,「べらんめぇ~」と叫んでいた・・・。
巨人ファンの私が最も敬愛する監督の訃報に合掌・・・。
日記@BlogRanking


☆のキター!!!

2010年10月05日 20時38分51秒 | 野球

職場に着くなり社長が,
「大事件だ」
と言うから,一体何が有ったのか・・・,もしかして例によって大ポカしたか俺・・・と思いきや・・・
「監督星野だと」
と来たので,仰け反るところだった。
思わず,
「それって決まりですか」
と言った私も完全に間が抜けていた・・・。


聴くところによると三木谷が阪神の坂井オーナーと既に会っており,阪神首脳陣は
「楽天に行くのでしょう」
と言ったとのことだ・・・。
昨年も非公式に監督就任要請を受けていたらしい・・・。


牛か鷹にクソ負けした試合の帰りに,酔いに任せて
「来年は星野だ,しばきあげられて強くなれ」
と飲み屋で分熱く語った記憶があるが,よもや三木谷が星野に触手を伸ばしているとは思わなかった。
松井稼頭央獲りに行くと聞いて,
「3億出してゴジラ松井獲ってみろ」
とは思ったが,その時点では茶色の続投決定と言われていたので,星野というのはあくまでも私の願望でしかなかった・・・。
それが俄に現実味を帯びてきたとしたら,どうなるのだろう・・・。


長嶋-広岡の三遊間以来の巨人ファンの私としては,個人的に巨人へのアンチテーゼは阪神,中日,そして西武であり(あとはヤクルトと日ハムも??),ドラフト以来巨人に恨みを持つ星野は当然好きではないのだが,中日の監督時代の彼のやり方は嫌いではない。
「カミナリドラゴン」と言われた熱血采配(コーチを試合中に殴った???)は(かつての大沢親分と同様),決して否定できない。
引退から数年,80年代前半はNHKの解説員をしていて温厚にして適度な饒舌が受けて,「最も不倫したい中年男性」と言われていたのが(覚えている人居るかな???),180度打って変わって選手をどつきまくるキャラに変容したという落差は,当時野球四コマの恰好の根多だった・・・。
尤もマスコミの操作によって,そのような星野のイメージが勝手に先行した部分もあるとは思うが・・・。


・・・ということで,第一希望野村,差がない第二希望星野,第三希望桑田ということにしておこう・・・。
東尾が監督になったらファンクラブ退会して,ロッテの○十年ぶりにロッテのファンクラブに入ることにする・・・。
日記@BlogRanking


惜別・・・

2010年10月03日 19時03分40秒 | 野球

プロ野球のペナントの行方もほぼ決まったこの時期,各球団に粛清の嵐が吹き荒れる。
本当にシビアな世界と思う。
結果がすべて,というのは簡単だが,やっている方にとってはとんでもない圧力の中を働いているということになる・・・。
そうした中で,我が楽天ではノリと小坂に戦力外通告が出された。
06年にオリックスとの交渉が決裂した際に,私は獲っておけと公言してはばからなかった選手である。
結局中日と安く契約し,その年の日本シリーズ MVPを獲ったのは周知の通り。
で,その2年後に高年俸を払って迎え入れたものの,故障もあって額面通りには打てず,ゴールデングラブ賞の守備も完全に錆び付いていた,としか言いようがない。
本人は現役続行を強く希望しているとのことで,大砲好きのオリックスが触手を伸ばしているらしい。


小坂は,楽天唯一の地元宮城出身の選手である。
甲子園とは全く無縁の地方の高校(但し公立では珍しく体育科が有る)からJR東日本東北へ進み,96年のドラフト5位でロッテに入団。
新人王やゴールデングラブ賞を受賞。
特に球際に強く広い内野守備範囲は「小坂ゾーン」と呼ばれ,何度もチームの危機を救ってきた。
特に05年のロッテ優勝の原動力となったことは記憶に新しい。
しかし,翌年から3年在籍した巨人では故障もあって以前ほどの活躍はできず,09年楽天へ移籍。
地元のチームで野球人生を終える,という覚悟でシーズンに入った。
昨季の楽天の2位躍進は,小坂の守備と勝負強い打撃にに負うところが多いと思う・・・。その小坂も,今季は椎間板の故障という致命傷によって活躍ができなかった。
今後のことは未定ということだが,東北或いは宮城の野球振興に貢献できたら・・・と考えているらしい。
ぜひ楽天の内野守備コーチになってほしいものである・・・。
小坂の超絶的な守備については,こちらこちらを参照されたい。
如何に広い守備範囲を誇ったかが分かるというものだ・・・。


「誠の英雄 宮城の星よ 我等の夢載せて 光り輝け」
    (東北楽天イーグルス 小坂誠応援歌)
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激震・・・

2010年09月29日 20時23分28秒 | 野球

しかしまぁ・・・
日中,
「楽天内部に野村待望論」
とかいう記事を読んで明日来季の体制発表と書いてあり,ほぉ・・・と思っていたところ,帰宅するなり何と茶色解任,という見出しがトップページに躍っていた・・・。
やったぜ!!
と快哉を叫ぶ筈が唸ってしまった・・・。


マスコミの言うことを鵜呑みにするのは問題があるのだが,茶色は2年契約で来季続投決定と報じられていた。
三木谷オーナーは
「脱野村には時間がかかるので,今年は結果が出なくてやむなし」
といったコメントを寄せて,茶色続投を示唆していた。
当然である。
自分が連れてきたやつを,理由を正当化させて残さなければ理屈に合わないだろう・・・。
ところが・・・。


三木谷の思惑は知らんが,さすがにこれでは駄目という不満が内部から噴出したのだろうか・・・。
明日の話し合いを待たずに,そして今日行われている最終戦終了を待たずに,「解任」の2文字が躍った。
まさにF1同様プロ野球も仁義なき世界である・・・。
契約書なんぞただの紙切れ1枚に過ぎないということか・・・。
ことあるごとに茶色の玉虫色采配(ん?言葉に矛盾??・・・)に文句を垂れ流してきた私だが,自分から招いておいて簡単に首をすっ飛ばす球団の姿勢にも憤りを覚えざるを得ない・・・。
だったら今年1年何だったんだよ,ということになる。
私は今季,都合19試合Kスタに通ったが,ファンの思いは球団経営はおろか野球というスポーツに情熱を持たない(としか思われない)オーナーに見事に裏切られたことになる・・・。
だから茶色解任を単純に喜ぶことなど到底できるはずがない・・・。


後任は,昨年も名前の挙がった東尾とか(勘弁してくれ)荒木大輔の他に野村の名前も挙がっているらしい。
ノムさんご本人は至ってやる気のようだが,果たして大丈夫だろうか・・・。
そうなると,三木谷の構想にあった次期監督古田というのは遠ざかることになる。
では荒木か・・・となると,どうだろう・・・。
古田ほど客は取れまいが,かっての甲子園のアイドルであれば,観客動員増は見込めるかも知れない・・・。
小手先の利益に走る球団の考えそうなことである・・・。


・・・で,こんなことやっている球団が勝てるはず無い。
最終戦,現時点で0-3である。
岸も長田も打てない・・・。
最後まで駄目駄目で終わりそうだ・・・。
来季はそうなりませんように・・・。
日記@BlogRanking


泣いた日・・・

2010年09月20日 14時51分17秒 | 野球

先発はラズナーと吉見。
前日岩隈が好投してサヨナラ勝ちを呼び込んだ後だけに,勝ちは無いが12球団一と言われるロッテの大応援団を見るだけでも価値は有り,しかもロッテに負けても西武やオリ程腹立たないか・・・と思って,4連戦の2戦目に行って参りました。


開場(10分早いのは異例)後,あっという間にライトスタンドが黒の軍団に埋め尽くされました。
全くどっちがホームなのか分かりません。
ライトスタンド(ビジター側)は指定・自由席とも完売。
レフトスタントは先週よりは入っているものの,開場直後は空席が目立ちました(最終的には埋まったようですが)。
さすが優勝を争うチームは違うと言うべきか,否ファンの熱さはやはりさすがロッテです。あのドスのきいた声での一糸乱れぬ応援は凄いと思います。
ただ,選手の応援歌が今江を除いて皆変わっていましたね。
それが少々残念です。
私のお気に入りの竹原の応援歌(昨日は居ませんでしたが),も新しくなったようだし・・・。


・・・で,試合開始早々ツヨシを警戒するあまり四球を出すラズナー。
2番清田が送って井口・金と立て続けに四球。
無安打で一死満塁とはさすがラズナー,期待を裏切らない男です・・・(泣)。
・・・で,ここで一緒に連れて行った下の子が「おしっこ」(激泣)。
この日は試合中に都合7回放尿+排便に行くことに・・・。
・・・で放尿中に5番の今江を打ち取ったものの,スタンドに戻る途中に続くサブローにタイムリーを浴びる・・・。
労せず1安打で2点先制される・・・。
多くの鷲ファンが,私同様先行きに暗雲が立ちこめるのを感じたことでしょう・・・。
その裏,攻撃開始と同時に応援団のリードでオープニングテーマ(大先輩でもある宗さんの「青葉城恋歌」のサビが原曲)を歌い始めた途端,先頭聖沢の弾丸ライナーが黒で埋まった右翼席に突き刺さる・・・。
このあたりから既に,この試合が尋常ならざるものとなることが暗示されていたのかもしれません・・・。
2回にはノリが右中間の当たりで2塁を陥れる。
タイミング的にアウトか??と思ったら何とセーフ。
「いいぞ,栄村!!」(爆)
という声が放送に入っていたら私です・・・(この日楽天の天敵栄村は,攻撃中に際どい2塁上のプレーを3つ裁き,2つをセーフにしました)。
でもノリが怪我をしてしまったのでは元も子もありません・・・(肉離れだそうですが,鉄平同様今季絶望か・・・・・)。
続く嶋がしぶとく中前へ。
草野が高めのボール球に手を出して1死後,牧田がきっちりと右翼へ犠牲フライを上げて追い付く。
続く3回,2死1・3塁からノリに代わった宮出が左翼線を破り,遂に勝ち越し。
なおも2死2・3塁だが,詰め切れないのが今年の楽天です・・・。
勝ち越したのも束の間,4回表に毎回ランナーを背負うラズナーが2死1・2塁からあろう事か清田に逆転3ランを浴びる・・・。
実は私が見に行った8月4日も長谷部が清田に逆転2ランを浴びています。
このときは8回に山22ランが飛び出して勝ったから良かったのですが・・・。
続く5回。
守備に大活躍の牧田がソロホームランを二番手の川越から放ちます。
牧田の本塁打を見るのも2回目です。
1点差に詰め寄ったものの続く5回,相変わらず毎回ランナーを背負うラズナー。
またしても1死満塁から代打福浦の鋭い打球が右翼左を襲いますが,牧田がダイビングキャッチ。
1点を追加されて,またもや2点差。
5回・6回は山村-佐竹(出た時はやばいと思ったが)と繋いで,何とか鴎打線を抑えるものの,こちらも3番手内と4番手伊藤を打ちあぐみ膠着状態に。
そして7回表,1死1塁からサブローの左中間への大飛球を懸命に追いかけた内村がランニングキャッチ。
1塁走者今江は戻りきれずダブルプレー。
バックが好守で盛り立てます。
その裏,先頭の内村が1・2塁間を破った後,聖沢の詰まった当たりの3ゴロで3進を狙って憤死。
嫌~なムードが漂い始めた中を渡辺直が四球を選ぶ。
ロッテの投手が5番手の藪田に代わったところをすかさず2盗を決める。
そして続く高須がしぶとく中前に落として1点差。
しかし,バックホームを本塁前で前進してカットした捕手(的場)がすぐに送球したことで,2塁を狙った高須は憤死・・・。
8回の同点機も守護神小林宏に押さえ込まれ,昨日の再現は無いものと確信。
9回は小山が登場して今江に死球を与えるも,サブロー・大松という強打者を連続三振に切ってとる。
そして9回裏。
追いつ追われつのシーソーゲームも大詰め。
先頭の内村が今江の後方にしぶとく落とし,聖沢がきっちりと送る。
このあたりから,じわじわと何かがこみ上げて来るものを感じ始めました・・・。
今季,こうしたシーソーゲームが無かったのです・・・。
こういうゲームを見たかったんです・・・。
続く渡辺直の打球は深い位置への遊ゴロ。
ツヨシが好捕するも投げられず(当然の選択。万一悪送したら同点になる)1死1・3塁。
痺れるような興奮が左翼席上段を包み込みます。
前半はラズナー出すなーが再三走者を出すので長引いた試合でしたが,まれに見る好ゲームで,仮にこのまま負けても悔いはない・・・と思いました・・・。
次打者は高須。
ゲッツーだけは勘弁してくれ,外飛球でいいから・・・と思った矢先でした・・・。
2-1と追い込まれてからの落ちる球でしょうか・・・。
体勢を崩しながら振り抜いた打球は弾丸ライナーとなって弾き返され,私の10m手前に突き刺さって・・・・・。


白風船をふくらませる余裕など有りません。
歓喜の涙を感じつつ,次の瞬間私は周囲とハグしてました・・・。
初めて見るサヨナラホームラン,しかも逆転サヨナラ。
これだから野球はたまりません・・・。
この瞬間に立ち会えたことを素直に喜ぶと共に,見事な応援を見せてくれたロッテの応援団にも感謝です。
ああいう応援を見せてくれたからこそ,こちらも萌えるというものです。
いつも以上に声を枯らして叫び暴れることができました・・・。


・・・ということで,ロッテのメルマガ会員になってしまいました。
来年は,千葉の右翼席で観戦したいものです・・・。
楽天の試合は,どうしよう・・・。
ファンクラブ特典の飲食券が残っているので,次週のホークス戦でも行って終わりにしましょうか・・・。
因みに,今までの観戦成績は,

05年 0勝1敗
06年 0勝3敗1分
07年 6勝4敗
08年 6勝8敗1分
09年 14勝2敗1分
10年 10勝8敗

と,なります。
通算36勝26敗3分。
去年の貯金が効いています・・・。
6年で65試合も行っていたんですね・・・。

「黒い軍団」。連休の観戦ツァーで来ていた人も多かったようです・・・。
日記@BlogRanking