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koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

2010年F1GP-第3戦マレーシアGP

2010年04月05日 21時38分00秒 | 車&モータースポーツ
ラスト数周,1コーナーでバトンに仕掛けたアロンソのマシンから白煙が上がり万事休す。
1コーナーは,バックストレートエンドである最終コーナー同様にオーバーテイクポイントだと思うのですが,逆S字に連なる複合コーナーだけに最初のターンでインを付いても次のターンで抜き返される場面を今まで随分見てきましたが,ミッションに爆弾を抱えたアロンソが一か八かのオーバーテイクに賭けたのでしょうか・・・。
ここまでよくバトンを追い詰めていただけに,実に惜しいと思いました・・・。


個人的にラテンは嫌い,と言っている私ですが,今回は赤馬をついつい応援してしまいました。
・・・というのも,私は80年代以降マクラーレンというチームが好きではなく(ラウダとプロストが組んでいた84年,或いはプロストと父ロズベルグが組んでいた86年までがせいぜい),ファンから石が飛んでくるのを覚悟して言うと,バトンもハミルトンも好きではないので,ついつい今回マクラーレンより下位の赤馬の方を贔屓してしまいました・・・。

中断でも随所に接近戦が見られ,結構面白いラウンドとなりました。
ハミルトンを押さえきったフォース・インディアのエイドリアン・スーティルとか,アルグエルスアリにペトロフといった若いドライバーが光芒を放ったのも今回のGPの特徴でしょう。
クビカは相変わらずステディでスムーズな走りで上位入賞しましたし,ポディウムを取ったロズベルグは完全に兄シューを喰っていました。


しかし,スタートを決めて1コーナーを制してからは,ベッテルの横綱相撲でした。
PPのウェーバーにはもっと攻めて欲しいと思いましたが,デビュー戦の02年豪州GPでミナルディを入賞させて以来の安定した走りがこの人の身上でしょうから,彼らしいとも言えるのかもしれません・・・。
考えてみたらベッテルは,昨年の鈴鹿も初優勝した一昨年の雨のモンツァもスタートからぶっちぎりの優勝でしたので,次は是非テール・トゥ・ノーズのバトルを見てみたい気もします・・・。


可夢偉はどうしたんでしょうね・・・。
マシンの信頼性に難あり,といったところでしょうか・・・。
マシン後方から煙が見えたので燃料バルブのトラブルと思われますが,アロンソも止まったし赤馬心臓は信頼性に疑問符です・・・。


極東連戦は二週間後に上海です。
またしてもCXの放映は深夜。
かつてアデレードの市街地での豪州GP(最終戦)は夕方,メルボルンでの開幕戦はライブと,日中に放映していたのに・・・。
年々扱いが悪くなるのはどうしたものか・・・。
日記@BlogRanking

世界スタンダード

2010年03月17日 19時30分00秒 | 車&モータースポーツ
今朝,出勤途上に例によってローカルFM局を聴いていたら,モータージャーナリストにしてEV(電気自動車)に極めて造詣の深い舘内瑞(たてうちただし)さんが出ておられた。
舘内氏の初期の著作はモータースポーツに関するものが多く,熱烈なマン太郎のファンということもあって,私も以前F1関係の本を読んだことがあった(「マンセルが好きだ」とか「さらばF1GPの世界よ」とか・・・)。
しかし,直接肉声を聞いたのは初めてである。


舘内氏の専らの話題は,やはり地球環境に優しいEVのことだった。
我が国のEV技術は,もはやハイブリッドカーを飛び越えて,一気に世界的水準にあるということ。
そして,そのEV普及のためには,何と云っても充電機能が重要であること。
今週の月曜日に,電力会社や自動車メーカーなど158社が参加する電気自動車の充電方式の「規格」統一を目指す協議会が発足したこと等が語られた。
欧米でも充電方式の規格統一に向けた動きが活発化し,今後日本は、日本の統一規格で世界のスタンダードを狙う事になる,という興味深い内容だった。


我が国のEVの充電方式は,充電器を車内に積載というものだそうで,欧米各国も賛同したらしいのだが,どうもドイツだけが反対しているらしい。
さすが技術大国というところだろうが,ドイツのメーカー(どこだろう・・・VW,メルセデス,ポルシェ,アウディ,BMW,オペルのいずれかか??・・・)は,家庭電流を利用したEVの開発を目しているという。
我が国では家庭の電圧は100Vだが,ドイツは300Vを越えるらしい。
それを400だか500Vに引き上げて,家庭で充電できるシステムを開発するというのだ。
家庭電流の利用という点では,丁度プラグイン・ハイブリッドと似たようなコンセプトとなるのかもしれない。
これってどうなのだろう・・・。
我が国と違って欧州は地続きだけに,例えばドイツから隣国(ベルギー,スイス,フランス,オーストリア,チェコ,ポーランド)へ行くのに,隣国に入った途端電圧が落ち,家庭電流に接続しても電圧の相違から充電できなかったり,負荷がかかりすぎてモーターが焼けたりしないのか・・・と,素人である私は考えてしまう。
そうした点で,充電器内蔵の日本車方式の方が合理的でインターナショナルではないだろうか・・・。
勿論,私の素人的考えでしかないのだが・・・。


しかし,フェラーリやポルシェですらハイブリッドカーを発表するご時世である。
いずれ私のように化石燃料車に乗っている者は,鼻つまみになる時代が来るのだろうか・・・。
そういえば,いろいろと物議を醸し出すプリウスだが(米国だけクレームで,国内で何も聞かないのは一体何なんだろう),12月発売と言われていたプラグイン・ハイブリッドは出たのだろうか・・・。
そして,子どもの教科書にも次世代カーとして載っていた燃料電池車の未来はどうなるのだろう・・・。
日記@BlogRanking

2009年F1GP-開幕戦;バーレーンGP

2010年03月15日 21時07分22秒 | 車&モータースポーツ
今年も開幕。
私が8年かけて応援してきた和製コンストラクターは居ません・・・。
しかし,F1は絶えず動いています。
昨年,私が一瞬の夢を紡いだ熱砂のサーキットに,極彩色の甲冑を纏った現代のジークフリードたちが帰ってきました・・・。
次週のプロ野球開幕やフィギュアの世界選手権開幕も渇迎ですが,やはりF1のある週末は特別なものがあります・・・・・。


しかし,僅か40周ですか。
ベルギーGPの舞台であるスパ・フランコルシャンが確か44周と記憶しているので,随分少ない周回数です。
上海やイスタンブール同様,名匠ヘルマン・ティルケの手になるデザインですが,今回随分改修されて,コース距離が伸びたようです。
ただ,改修されたのはくねくねしたインフィールド区間なので,スパより距離は短くても周回数と時間は多いということなのでしょう。


さらには,今年は93年シーズン以来の給油禁止となり,フルタンクで走ったことがあるのは,あごシューとバリチェロだけになります。
そのシューの復帰レースでもあり,見どころの多いラウンドとなりました。
まず,予選で一発の速さを持つベッテルは当然でしょうが,果たしてフルタンクでどれ程速いのか,という点でも興味津々でした。


右ターンの1コーナー,後方からいきなり煙を噴いたウェーバー(豪:レッドブル・ルノー)を見て,いきなりエンジンブローかと焦りました。
ルノーとフォースインディアがずっこけた他は,開幕戦にしてはクリーンに1コーナーをクリアしていきましたね。
可夢偉が4つ順位を上げたので,よしっとついつい拳を握ったのですが・・・。


結論から言えば,アロンソ+赤馬のパッケージングの強さが際立ったレースでした。
昨年の日本GPよろしくベッテルが異次元の速さで抜け出るかと予想したのですが,レースマネージメントに長けたアロンソが危なげない勝利を挙げました。
ベッテルは,パワーを失ったということなので,駆動系かハイドロ系のトラブルだったのでしょうか・・・・・。
3台に抜かれたものの,5位のロズベルグ(独:メルセデス)は寄せ付けず,これまた絶妙なレース運びを見せました。
シューは最終的に6位。
淡々としたレース運びの中にも余裕と自信が感じられました。
いずれ牙を剥く,というか本領を発揮するときが来るのでは・・・という予感は十分と思います。
・・・ということは,やはり赤馬・赤牛・銀の矢(4台)の争いになると云うことでしょうか・・・。




今季からポイント制度も大幅に変更され,10位までが入賞となります。
1位25点,2位18点・・・と,インディのような大味な感じは否めません・・・。
そういえば,インディの開幕戦を戦ったたっくんは,スタート直後にリタイアした模様です。
かつては,豪州のサーファーズパラダイスで開幕戦をやっていた(そして我がマン太郎がチャンプを獲った)頃が懐かしいですが,今季はリオの市街地コースで開幕だったようです・・・。
リタイヤと云えば,可夢偉はハイドロ系のトラブルで,あっさり序盤にレースを終えてしまいました。
できれば,データフィードのためにも感想して欲しかったのですが・・・。


次は,例年だと開幕戦だった(2006年を除く)豪州GPです。
メルボルンの公道閉鎖によるパーマネントサーキットですが,ここも1コーナーは荒れるので有名です(あとカナダも)。
可夢偉には,何としてもその混乱を生き残って,結果を出して欲しいです・・・。
しかし,やはりTOYOTAの居ないF1は,今一つ感情移入という点で萌えませんな・・・。
ここは可夢偉に頑張って貰わないと・・・。
日記@BlogRanking

タイヤ交換

2009年12月12日 22時09分22秒 | 車&モータースポーツ
周囲では全員が交換し終わり,私のみが夏タイヤのままだった。
早い者は10月から換えていたらしく,11月に入ってからだと店が混むから・・・とのことだった。


しかし,考えてみればすぐ分かることなのだが,コンパウンドが柔らかいスタッドレスタイヤは乾燥路面に於いては簡単に摩耗するのである。
実際雪上・氷上走行するのがシーズン何日有るか分からないが(今年は暖冬だと言うし),雪が降る随分前から履き替えておく周到さも分からなくはないが,実に勿体ない話と私は思う。
そこで毎年12月まで延ばしに延ばして換装してきた。
因みに昨年は12月21日に交換していたし,平成8(1996)年など大晦日に交換をした記憶がある。
・・・で,今年は去年より10日早く交換した。
昨夜来の弱雨が午前中でほぼ上がり,気温は14℃という12月らしからぬ気候だったので,昨夜痛飲したにも関わらず,敢行することにした。


生憎インパクトレンチもガレージジャッキも無いので,車載のパンタグラフ型ジャッキとL字レンチで一本ずつ交換という原始的な方法を免許取得以来続けている。
基本的にタイヤを付け替えるだけだったら,その方法でも30分有れば終わると思うのだが,実際には物置から冬タイヤを出し(勿論その前に入っている荷物を出し),狭いガレージ内を運んで家の前の路上に出した愛車まで運ぶという作業が結構時間がかかる。
そして四輪とも換装が終わると,庭の水栓からホースを延ばして,洗車ブラシで夏タイヤのアルミホイールを擦って洗う。
フロント二輪はブレーキダストが特に酷い。
よくBMWを筆頭とする欧州車がブレーキダストが酷いと聞くが,私の車も過去に乗ったいずれの車より酷い。
ブレーキパッドがB社製だからかどうか知らんが,とにかく裏も表もびっしりと付着していて苦労した。
新品の際に,クリアラッカーを全面に吹いていたのだが,それでも落ちにくい。


夏タイヤを四つ洗い終えて物置にしまい,先程出した荷物を入れるとさすがにへろへろだった。
上着にMA1型のブルゾンを着て裏地フリースの防寒パンツを履き,さらに長靴+作業用ゴム手袋(中に軍手)という完全武装で望んだのだが,暖かかったこともあって大汗をかいた。
もし昨夜のアルコールが残っていたとしても,これで完全に抜けたことだろう・・・。


・・・ということで,火曜日あたりに雪が降るという予報なので,急いで交換を終えた。
店やスタンドに頼めば2,000~2,500円だろう。
1時間と少しの時間+体力と考えると,果たして2,000~2,500円を高いとするか安いと見るかは人それぞれということだろう。
私は当然前者だが・・・。
日記@BlogRanking

夢の終焉・・・

2009年11月04日 19時53分18秒 | 車&モータースポーツ

しかし,昨日書いたものが,かくも早く虚しくなろうとは・・・。


今朝,ロイター発表のニュースを見て凍り付いた・・・。


TOYOTAのF1撤退・・・。
これから,誰にどうやって感情移入したら良いのか・・・。


3日前,可夢偉の偉業に目を細めていた山科代表が涙を浮かべていた・・・。
今考えると,富士スピードウェイ切り離しも,来季ドライバー未発表も,ウィリアムズとの訣別もすべて合点がいく・・・。


モータースポーツなどというものは,はっきり言って道楽だと思う。
現実の市場利益への還元とか,市販車への技術面でのフィードバックなんてものは所詮言葉のトリックみたいなもので,お題目でしかない。
巨大な金食い虫であり,関心のない人にとっては,確かに無駄で意味のないものなのかもしれない・・・。


しかし,である。
巨額な資金を投じるモータースポーツによって,得られるものは無いのか・・・。
断じて否である。
ある意味スポーツとは夢を売る商売である。
だから,巨額の無駄によって,我々は夢を紡いできたことになる。
独のケルンに本拠を置くTRDのメンバーたちも,モータースポーツの最高峰であるF1に生涯の夢を賭け,情熱を注いできたのである。
そして,それを精神的に支えるのは我々ファンだった訳だ・・・。
社員の夢,現場スタッフの夢,そしてファンの夢を乗せて,紅白のナショナルカラーを纏った美しいマシンは,魅力的なドライバーによって8年間サーキットを駆けてきた。
今は頂点に届かなくても,いつかは欧州の伝統に打ち勝つ日が来る・・・。
その思いは誰もが同じだったはずだ・・・。
そして,エンジンサプライヤーとしての参戦ではなく,ワークスとして車体の開発まですべてを行うという,フェラーリ同様の参戦形態であったことは,壮挙として特筆に値する。


いずれにしても,夢は終わった・・・。
偉大なる無駄を捨てて,現実の利益を採らざるを得ないメーカーの苦衷は察するに余りあるが,それを承知でも残念極まりない・・・。
何度か勝つチャンスがあったが,せめて一勝させたかった・・・。


2009年F1GP-最終戦:アブダビGP

2009年11月03日 19時05分05秒 | 車&モータースポーツ

結果が出た翌日夜にビデオを回しました。
個人的には残念なことに,前回のブラジルGPで年間チャンピオンが決まってしまったので,消化試合となりましたが,いろいろと見どころのあるラウンドとなりました。


まず特筆すべきは,新造されたサーキットの設備です。
中央にあるサーキットホテルの豪華さも凄いですし,ストレートが長くコース幅もあり,直角コーナーまであるフルフラットのコースレイアウトは選手たちにも評判だそうです。さらに,ナイトレースは去年からシンガポールで行われていましたが,今回は公式予選と決勝が日没前から始まるトワイライトレースという初の試みでした。
低緯度のせいか沈む夕日が大きく見え,逆光にマシンが美しく映えます・・・。
薄暮ナイターは,ボールがよく見えないと言われますが(確かにそうでした),薄暮レースはどうなのでしょう・・・。


スタート後,軽い燃料とKersにものを言わせて先行逃げ切りを計ったハミルトン(英:マクラーレンメルセデス)が逃げ切れず,ベッテル(独:レッドブルルノー)にピットアウトで抜かれたのは,タイヤのタレとブレーキトラブルが原因だったのでしょう。
ベッテルはその後完全に横綱相撲で,続くウェーバー(豪)も終盤のバトン(英:ブラウンメルセデス)の猛追を防ぎ切り,レッドブルの1-2となりました。
しかし,今回の主役は何と言っても小林可夢偉でしょう。
12位からの1ストップ作戦が功を奏し,一時は3位を走る好走。
さらに,ライコネン(伊:フェラーリ),バトンといったチャンピオンを同一周回でオーバーテイクするという攻撃的な走りが光りました。
前回のブラジルで,チャンピオンのかかったバトンを再三ブロックし,バトンに顰蹙を買っていたようですが,同一周回でブロックするのは当然でしょう・・・。
ま,アウトラップでミスをしたのか,ピットで3台に抜かれる形にはなりましたが,序盤重いタンクで順位を上げ,終盤はたれ気味のソフトタイヤで自己ベストを連発した走りは,きっと評価されることでしょう。
可夢偉に続いて,なかなかペースの上がらなかったトゥルーリも7位に入り,TOYOTAはW入賞。
とにかく今後長く参戦を続け,ポディウムの中央に登って欲しいものです・・・。


しかし,来季が決まっているドライバーは,現時点で8人でしょうか・・・。
マクラーレンの1人(ライコネン??),ブラウン(バトンとロズベルグ??),トヨタ(トゥルーリとグロックのどちらかを出して可夢偉??),ルノーの1人,トロ・ロッソ2人,フォースインディア2人・・・。
カンポスとかロータス(極めて懐かしい名前)といったといった新規参入チームもあることですし,ザウバーのその後もきになるところで,ストーブリーグからも目が離せません・・・。
来年3月,バーレーンまで暫しのお休みです・・・。
BSがタイヤ供給を来年で止めると言い出すし(今ワンメイクだから,どうするんだろう・・・),去年はホンダが撤退。
スバルもWRCから撤退という自動車業界を襲う大不況の中,何としても続けてもらいたいものです・・・。


F1GP,2009-Rd15:日本GP

2009年10月05日 23時24分24秒 | 車&モータースポーツ

30分遅れでビデオ回して,ほぼリアル観戦。
余計なCMをすっ飛ばして見られるので,ライブより便利です。


まずCX及び地元CX系地方局に苦言。
ライブで予選を中継したキー局に対して,地方局は深夜の放送。
おかげでメディア建ちを余儀なくされた結果,野球の記事を漁っているうちに迂闊にもベッテルがPPであることを知ってしまいました。
隣県のCX系地方局がライブで日中に予選を中継したことを知り,余計に悔しくなりました・・・。
予選は2つ目のデグナーカーブでコースアウトが相次ぎました。
都度赤旗が出され,ライブ故に時間ばかりがたちます・・・。
驚いたのは,最終コーナーであるシケイン(旧カシオトライアングル)の立ち上がりで,ティモ・グロック(独:TOYOTA)が大クラッシュをしたことです・・・。
ここでも当然赤旗。
その結果,深夜の放送枠で編集可能であったにもかかわらず,放送時間が終わってしまい,結果が分からぬまま前代未聞の放送打ち切りとなってしまいました・・・。
百歩譲って,放送時間帯が決まっているから仕方ないとしても(否,柔軟な枠をとっておけよ,と言いたくなりますが・・・),深夜の再放送に関してはお得意の編集録画を流すぐらいの配慮があっても良いと思います。
完全にF1の視聴者を嘗めているとしか思われません・・・。


・・・ということで,早朝に予選の録画を見て,午後2時半からビデオを回しました。
テープ式だとこうはいきません・・・。
3年ぶりの秋晴れの好天。
東に伊勢湾が望まれる絶好のレース日和でした。
予選結果はネットで知った結果,2位にヤルノ・トゥルーリ(伊:TOYOTA)が入ったことを喜び,グロックが負傷欠場と知り落胆。
中嶋は,予選でセクター3のタイムが伸びず下位に沈み,苦しいレース展開が予想。
3位がルイス・ハミルトン(英:マクラーレンメルセデス)ということで,スタートは,KERS搭載のハミルトンがブースト宜しくスタートを決め,そのままぶっちぎり・・・と予想しました・・・。
トゥルーリはいつものことでスタートで順位を落とし,マージンを失って・・・と思ったのですが・・・。


スタートを決めたベッテルの速さは何だったのでしょう。
軽いとはいえ,2位以下を完全に引き離す横綱相撲でした・・・。
トゥルーリはスタートで頑張って,1コーナーまでにインをとったものの,予想通りハミルトンに先行され3位でオープニングラップを終える。
これはまずいか・・・と思いきや,先行を許したハミルトンとのギャップは2~3秒といつものように開かず,これはピットストップでもしや・・・という期待を抱きました・・・。


1回目のピットは,差を詰め切れずに駄目。
2回目,先に入ったハミルトンに対して,インラップ2周は必至でプッシュ。
ピットクルーもピット作業が最も上手いマクラーレンとほぼ同タイムでトゥルーリを送り出します。
その結果,ピットレーン出口でハミルトンの鼻先を押さえて2位に浮上したトゥルーリのマシンを見た時,思わず込み上げてくるものがありました・・・。
途中セーフティカーの導入もありましたが,トゥルーリの力強い走りが変わることはなく,感動的な2位フィニッシュ。
殆ど反則技的なベッテルの速さは例外として,今回の主役は何と言ってもトゥルーリでした・・・。


中嶋は全く精彩を欠きました。
ピットアウトしたロズベルグの後ろに付いたあたりで,運を使い果たしたのでしょう・・・。
そのロズベルグがきっちり入賞したことで,もはや残留は有り得ないと思います。
アロンソが赤馬に行き,弾き出されたライコネンはマクラーレンに戻るのでしょうか・・・。
そうなるとロズベルグは残留して,フランク・ウィリアムズが言うように若いドライバーと組むことになり,中嶋の行き先は無くなります・・・。
アロンソとフラビオを失ったルノーは開発が滞るでしょうから,おいしいシートではなくなりそうです。
そのまま撤退などということにならないことを,ひたすら願います・・・。
ゲストで解説をしていたたっくんもどうなるのでしょう・・・。
日本人最速ドライバーが,このまま埋もれていくのも実に惜しい話ですが・・・。


・・・ということで,チャンピオン争いに興味が全く持てない残り2戦,願うのは悲願のお山の真ん中だけです。
次は,個人的に嫌いなインテルラゴスでしょうが,何とかならないでしょうかね・・・。来年も参戦するということですが,何としても優勝の二文字が欲しいです・・・。


完全に填ってしまった・・・

2009年10月02日 23時59分59秒 | 車&モータースポーツ

雨の鈴鹿でフリー走行が始まった。
中嶋5位,トゥルーリ8位,風邪で発熱のグロックの代役小林可夢偉が12位,とまずまずの初日である。
明日の午前中のフリー走行3で鈴鹿用のセッティングを完全に見出して,午後の予選での一撃に期待である。
グロッグの体調が気にはなるが・・・。


しかし,何故に予選を深夜に放送するか・・・。
キー局であるCXは予選も本選もライブなのに,何で地方局は深夜なんだろう・・・。
おかげで,午後から日曜朝までネットを含むメディア断ちを余儀なくされる。
ま,日曜朝に見て・・・という毎度のパターンになりそうだ・・・。
明日は天気が不安定なようだが,決勝の明後日は晴れるようだ・・・。


・・・という訳で,3日前から填っているこちらだが,遂に29"13という自己ベストを更新して,ランクインした。
ようやく30秒を切ったのが一昨日。
今日は,29"4と29"3(一昨日ならランクインしていた)を出し,あと4/100秒というところで足踏みして,ようやく29"1を出した・・・。
現時点で93位,ということはすぐにランク外に弾かれるということだが・・・。


走行20,000km

2009年10月01日 22時33分32秒 | 車&モータースポーツ

愛車の走行距離が20,000kmとなった。
10,000kmを走ったのが,確か昨年4月初め,仕事で会津若松へ向かう途中の東北自動車道上だった。
納車が3年前の10月だから,1年半で10,000kmというペースだ。
つまり1年で7,000km走っていないということになる。


独身時代に田舎で1人暮らしをしていたときは,年間20,000kmペースだった。
実家から丁度50kmのところに住み,職場まで10kmだったので毎日20km以上は走り,週末は100km以上走っていたことになる。
新車を買っても,次の車検で60,000kmということから考えると,今はその三分の一しか走っていないことになる・・・。
考えてみたら,今の車で遠出をしたのは数えるくらいしかない。
上述の福島行きの他は,一昨年夏と今年の正月明けに岩手に2回行ったきりである。
1時間運転すると飽きる私だし,車運転すると飲めないので基本的に遠出はしないということである・・・。


前回の10,000kmは福島市か二本松市の高速道路上だったが,今回は市の中心部から西郊へ出る自動車専用道の上だった。
通勤距離が少し伸びたので,もしかすると走行距離も少し速いペースで増えていくかもしれない・・・。


Grand Prix week

2009年09月29日 22時32分48秒 | 車&モータースポーツ

今週はF1が二週続きで行われる。
極東ダブルヘッダーとでも言うべきか。
シンガポールから鈴鹿へとF1サーカスは移動してくる。
既に物資は名古屋から鈴鹿に運び込まれ,各チームは金曜日のフリー走行に備えている筈だ。
1987年から復活した日本GPは,HONDAのお膝元である鈴鹿で開催されてきたが,一昨年から富士スピードウェイで開催された。
同サーキットを買い取ったTOYOTAの戦略勝ちであるが,そこはしたたかなFIA,今年から鈴鹿と冨士の隔年開催を打ち出した。
そうしているうちに,最近の自動車業界の大不況を反映してTOYOTAが冨士を手放すことになり,来年も日本GPは鈴鹿で開催となったのは周知の事実である。


下手すると中嶋Jrを日本で見るのは最後かもしれないし(ウィリアムズはTOYOTA以外のエンジンを搭載するようだし,ロズベルグをマクラーレンに出して,若手を走らせるという噂有り),TOYOTAは鈴鹿用のアップデートパーツを前倒ししてシンガポールで使用した結果,ティモ・グロック(独)が2位フィニッシュという(ま,ベッテルの後退に助けられたと言われればそれまでだが)好結果を生んだ。
反面,エースドライバーであるヤルノ・トゥルーリのタイムが伸びないのが気になる。
シンガポールでは風邪のため体調が悪かったという話だが・・・。


チャンピオン争いには,はっきり言って興味ないが,とにかく日本勢が上位でフィニッシュしてくれることを望むばかりだ。


・・・でもって,公式サイトを眺めているうちに,不覚にもこれに填ってしまった。
子どもの頃夢中になったスロットレーシングだが,単純なわりに難しくて面白い・・・(くそっ30秒切れない・・・)。


車検

2009年09月14日 20時24分54秒 | 車&モータースポーツ

早いもので3年がたち,最初の車検と相成った。
一番安く済むのがユーザー車検であり,次いでGSやカー用品ショップだと思うし,ディーラーは高いというのが実態であるが,補償や部品供給の確実さ(何せ海外生産という変な車を買ってしまったので),そして代車ということで,購入したディーラーでの車検に踏み切った。
痛かったのは,フロントのブレーキパッドの交換である。
たった3年で交換とは予想しなかった。
そんなにしょっちゅう踏みっぱなしにしなかった筈だし,ポンピングやATにもかかわらずシフトダウンを多用することでブレーキへの負担を減らしてきたつもりだったが,摩耗しており交換となった。
ブレーキダストがやけに多く,殆ど外車(BMあたりが特に多いらしい)みたいだと思っていたら,やっぱり減りが大きかったということである。
B社製だからかどうか知らないが,結構な部品代となった。
相方の車もつい最近の5月に2度目の車検となったので,我が家の財政はは火の車である・・・(泣)。


で,代車だが,何と走行6,000kmのほぼ新車が来た。
Vitzの限定女性仕様車のようで,運転席側のバイザー裏にバニティミラーが付いていた。
1.3リットルのDOHCだが,軽いせいかくるくると大変よく走る。
FFだから,普段2.0リットルの四駆乗っている私からすれば,燃費も極めて良い。

ま,インテリアの質感はいまいちだが,このクラスであれば十分及第点である。
コンパクトカーではHONDAのFitの人気が高いが,やはりこのクラスでのベストは私にとってVitzである。


仁義なき世界

2009年07月31日 22時48分17秒 | 車&モータースポーツ

前のハンガリーGPで重傷を負ったフェラーリのフェリペ・マッサ(伯)の代替ドライバーが決定した。
何と7度のワールドチャンピオンに輝き,フェラーリに栄光を取り戻し3年前のシーズンをもって引退したミハエル・シューマッハー(独)が現場復帰である。
現在フェラーリの技術顧問格のシューマッハーだが,マッサの離脱直後は復帰を否定していたし,昨日の発表の前日-つまり一昨日まではマネージャーのウィリー・ウェーバーが(シューマッハーの復帰は)200%有り得ないと断言していた矢先の出来事だ。
まさにF1は「仁義なき世界」である。


シューマッハーの去り際は,近年のチャンピオンの中では最も鮮やかなものだった。
つまり余力を残しての引退だったわけだ。
そのあたりが,F1に未練を残して晩節を汚したマン太郎やヒル,そしてチーム運営に失敗してイメージダウンを免れなかったプロストしの大きな違いだと思う。
その賢明な選択をしたシューマッハーが何故・・・と思う。
F1は四週間の夏期休暇に入っている。
この時期はテストができない。
つまり開発が滞る時期でもある。
復調の兆しが見えても,往年の速さが無いフェラーリにかつての天才が乗って,果たして好結果が出せるのだろうか・・・。
否,シューマッハーのことだから,成算あってのことなのだろうか・・・。
逆に,シューマッハーが次のバレンシアのレースを席巻することになどなれば,一体他の現役ドライバーたちは何やってんの,ということになろう・・・。


ライコネンもハミルトンも,シューマッハーとの対決を楽しみにしているという。
また,ハンガリーのレースでピットクルーのミスによって母国レースである次戦での出走を取り消されたフェルナンド・アロンソ(西)がフェラーリをドライブするという噂がまことしやかに流れたばかりである。
さらにルノーでのアロンソの相棒であるネルソン・ピケJrは,マネージング・ディレクターのフラビオ・ブリアトーレと舌戦になり,解雇されたとの噂である。
マクラーレンは,"音速ディカプリオ"ことニコ・ロズベルグ(独)にオファーを送ったというし,メルセデスとトヨタはティ対の噂を否定したらしいが,先頃撤退を発表したBMWも電撃発表だった(昨年末のホンダもそうだった)。
「一寸先は闇のF1世界」
と,実況中に言ったのは古舘伊知郎だったが,まさにその通りである。
この仁義なき世界では,契約書など何の効力も持たないに等しい。


いずれにしても,次のバレンシア市街地で趨勢が分かろう。
こちらとしては,高みの見物を決め込むしかないか・・・。


お前もか・・・

2009年07月29日 23時23分04秒 | 車&モータースポーツ

爆弾発表だろう・・・少なくても私にとっては・・・。
BMWがF1撤退を表明した。
ワークスの撤退は,近年では昨年暮れのホンダ以来であるが,関係者への衝撃は大きい。


理由は単純にして明白だ。
金である。
昨年来の金融不況の煽りで,自動車産業自体が希に見る業績不振に陥っている。
そうした中で,数百億単位の金が動くF1など,真っ先に槍玉に挙げられるということだろう・・・。
ホンダの撤退も,他のカテゴリと環境対策に力点を置く・・・といった理由だし,BMWも,今後指向すべきは環境適合性でありF1ではない,としている。


由々しき自体である。
欧米の資本で,かつてF1に参画したメーカーは数多い。
当時エンジンサプライヤーとして寡占状態だったフォード,クライスラー(以上米),スチュワートレーシングを買い取ったジャガー(英),名門マクラーレンにもエンジンを供給しプロストと共に消えていったプジョー,70年代にリジェ(後のプロスト)のマシンに搭載されていたミサイルも作っていた軍事産業のマトラ(以上仏),そしてそのプロストの駆るマクラーレンに搭載されて王座を勝ち取ったポルシェ・・・。
国内では,第二次ホンダと時期的に被るヤマハ,そしてF1バブル華やかな90年には何とスバルも参戦していた・・・。
多くのコンストラクターやエンジンサプライヤーが夢を抱き,挑戦し,そして散っていった・・・。


以前も述べたようにF1などというものは,本来欧州貴族の道楽から始まったものであるから,そもそもが還元とか利益といったものを度外視したところに存在するという一面も持っている。
F1で培った技術が市販車にフィードバック・・・などと,以前CM等でよく聞いたが,一種の言葉のトリックであろう。
純利益ではなく,イメージ戦略による市場拡大という言わば副次的・間接的な利益を追うものなのであるから,長年のイメージ作りがものをいうと思う。


なればこそ,大物コンストラクターの撤退が惜しまれてならない。
本来スイスのコンストラクターだったザウバーも,これでお終いということになるのだろうか・・・。
願わくは,追従するコンストラクターが無ければ・・・と本気で思う・・・。


・・・と終わったと思いきや,猛烈な睡魔に襲われた・・・。
済みません,コメントへのレスは明日にさせていただきます・・・。


2009年F1GP:Rd10ハンガリーGP

2009年07月27日 23時04分07秒 | 車&モータースポーツ

ファンの方には申し訳ないのですが,今のマクラーレンもハミルトンも好きではないのすが,いろいろなことがあったGPなので,一言述べたくなりました・・・。


公式予選第3ラウンドでのマッサのトラブルには驚きました。
最初タイヤバリアに突き刺さったまま動かなかったので,昨年のコバライネン同様一瞬青ざめました。
オンボード映像見てさらに驚いたことに,前を走っていたバリチェロのマシンの後部から何らかの部品が欠落して(重さ800gのこぶし大のパーツらしい),それがタイヤに巻き上げられてマッサの頭部を直撃。
額部裂傷および頭蓋骨骨折という重傷で,メディカルセンターからブダペスト市内の病院にヘリで搬送され手術,ということでした。
脳震盪を起こしたまま,時速280kmでタイヤバリアに突っ込んだという情報を後で聞いてさらに吃驚(ただオンガロリンクで280km出る高速コーナーがあるかどうか・・・)。命に別状が無いという発表ですが,麻酔による昏睡状態が続いており,一刻も早い意識回復が望まれています。
いずれにしても,時速300km近い高速でのバトルが展開されるF1ですから,危険は常に隣り合わせ・・・ということを改めて痛感しました・・・。


終了直前に,コンピュータの計測システムの故障によりタイムは分かったものの順位が分からなくなるという前代未聞のトラブル発生。
その結果,1''21'5という驚異的な速さを示したアロンソがPP。
バトンが22'5じゃないの・・・随分速いな・・・と驚いていましたが,軽量タンクで一発のPP狙いが功を奏したのでしょう・・・。


しかし,決勝ではアロンソ独走とはなりませんでした。
アロンソより重いはずのハミルトンが異常に速く差が開きませんでしたし,アロンソがピットインした際にクルーのミスで右フロントが脱落。
サスペンションを傷めたアロンソはそのままリタイヤ,さらには危険行為と見なされ,ルノーは次戦(しかもアロンソの地元)出場停止という厳しい処分に遭いました・・・(アロンソは悪くないのに・・・)。
さらには,ランキング2位のベッテルもスタート直後の1コーナーでライコネンと接触。そのダメージによってタイムが伸びずこれまたリタイヤ・・・。
そして,ベッテル脱落によって楽になる筈のバトンもオーバーステアに悩まされ,7位がやっと。
シーズン序盤の莫迦っ速いブラウンGPはいずこ・・・となってしまいました。


ブラウンGPは資金難によって開発停止とか,バリチェロとの内紛とか,やばい状況のようです。
バトンのマージンはまだ20ポイント近くありますから,あと3戦ぐらいは大丈夫でしょうが,今回ウェーバーが確実にボディウムをものにしたようにレッドブルがじわじわと追い上げれば,終盤に面白いドラマが見られるやもしれません・・・。


予選第2ラウンドで,得意としたはずのセクター2でのタイムが伸びず,中段に沈んだトヨタは,ピットインの第1スティントを遅らせる変則2ストップで対応。
トップと遜色のないタイムで周回を重ねた結果,グロックが6位,トゥルーリが8位という久々のダブル入賞となりました。
ただ,スタッフも我々が望んでいるのはその程度ではありません。
何としても高みに達してもらいたいと願うのは私だけではないでしょう・・・。


中嶋は何と惜しかったことか・・・。
アウトラップでピケにつかまった時は,
「親子で邪魔すんじゃねー」
と,ついつい叫びたくなりました(78年??,ブランズハッチの英国F3でこの2人の父親同士が絡んで,父中嶋が空を飛んだ,という事故がありました・・・。後に父ピケは父中嶋とロータスで組んだとき,自分のマシンのギヤレシオが滅茶苦茶だったので,頭に来てわざとやったと言ったそうです・・・)。
あれがなかったら入賞だったでしょう。
何せピケの前でフィニッシュしましたし・・・。
終盤,トゥルーリ,バリチェロとのバトルは見応えがありました・・・。
とにかく早くポイントあげて,来季も何とかして欲しいものです。
フランク・ウィリアムズもパトリック・ヘッドもドライバーには冷酷ですので,05年の佐藤琢磨同様,極めてやばい状況でしょう・・・(マクラーレンがロズベルグを・・・という噂も立ちましたが・・・)。
いずれにしても,直接競う相手のインラップと自分のアウトラップが速くならないと入賞は厳しいでしょう・・・。


次戦は,アロンソ無しでのバレンシア市街地コースとなるのでしょうか・・・。
マッサの代わりにアロンソ,などという憶測がされているとか・・・。
かつての王者ラウダは,兄シューしか代役は居ないと言っておりましたが,兄シューは出走を否定したようです。
赤馬には,ルカ・バドエル(伊),マルク・ジェネ(西)という2人のヴェテランテストドライバーが居ますが,ラウダは
「役に立たん」
と一蹴した模様です。
ま,母国ということでジェネが走る可能性が高いでしょうか・・・。
私なんか,何度も出走してノーポイントのバドエルに花持たせてやりたいとも思っていますが・・・(ジェネはミナルディでも代役のウィリアムズでもポイント挙げている筈です)。


F1は4週間の夏休みですね。
晩夏のバレンシアまで,暫しのお休みです・・・。


最後の拠りどころ・・・

2009年07月01日 21時17分05秒 | 車&モータースポーツ

前々から言われていたことではあるが,トヨタが富士スピードウェイの経営から手を引いた。
F1参戦を目指していた前世紀末に同サーキットを買収し,巨額を投じて改修して,2007・ 2008両年にF1日本GPを誘致。
ただし,FIAの寝業師バーニー・エクレストンの策略によって,今年からホンダ系の鈴鹿サーキットと隔年開催となっていた。


理由は当然業績悪化である。
来年3月末の決算は,空前の赤字となった今年同様極めて厳しい者となる模様で,そうした業績の悪化のため,見返りの少ないサーキット運営から手を引くということのようだ。・・・と書くと,如何にもトヨタ車が売れなくなったように思われるが,自動車業界全体が極度の業績不振にあえいでいる。
GMがあの通りだし(昨日,北米でのトヨタとの合弁中止の発表があったばかりだ),ホンダだってインサイトが売れたとしても業績悪化を盛り返すには至らず,突如として昨年末にF1からの撤退を宣言し,設備をブラウンGPに譲ったことは記憶に新しい・・・。


そもそもモータースポーツなどとというものは,贅沢の所産である。
F1などその最たる例だろう。
本来,欧州貴族の道楽で始まった訳だから,無駄とエゴの塊なのである。
だから金があって速い者ほど良いマシンに乗るという不条理が成り立つわけで,それでも尚かつ幾多のドラマを生んできたわけである。
そうした欧州の文化に対して,果敢というか無謀にも殴り込んだのがホンダであり,やがて欧州の伝統をも凌駕していくことになる。
トヨタが欲したのは,そうしたホンダが作り上げてきたレーシングスピリットの具現化によるイメージ作りだったのだろう。
若者のホンダ,F1のホンダ,スポーツカーのホンダ,といったイメージを,おっさんのトヨタ,WRCとCARTで勝ててもF1で勝てないトヨタ,保守的で80点主義のトヨタというイメージを,F1参戦によって払拭したかったというのは絶対にあったと思う。


ホンダがF1から撤退し,かつてのイメージからがらりと変換して,コンパクトカーのホンダ,電気自動車のホンダと,イメージを変えつつある今,レーシングスピリットを求められる和製コンストラクターはトヨタしか無い。
私がたびたび話題にした例の「バジェットキャップ」が妥協点を見いだし,来季のF1参戦が現時点では無くなっていないものの,F1界は常に一寸先は闇であり,口だけの約束など何の効力も持たないのが常である。
昨年末のホンダのように,突如として撤退を表明したとしても何ら不思議ではない。
願わくは,レーシングスピリットを失うことなく,欧州のコンストラクターを破るまで参戦を続けて欲しいものである。
今やトヨタは,四輪モータースポーツファンの最後の拠りどころなのであるから・・・。