goo blog サービス終了のお知らせ 

koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

F1GP,2011-Rd4トルコGP

2011年05月09日 22時15分34秒 | 車&モータースポーツ

東西の接点イスタンブール。
ビザンティン帝国やオスマン帝国の中心にして,キリスト教と回教の接点でもあります。
ですから,サーキット施設の屋根はモスクを模したデザインになっているのでしょう。
かつて冷戦時代は共産主義と自由主義という,これまた東西の接点でもありました。
したがって,イスタンブールは完全にスパイ銀座と化しており,多くのスパイの暗躍する地でした(「007ロシアより愛を込めて」参照)。
その地で平和と文化交流の象徴たるF1が開催されるというのも時の流れでしょうか・・・。
イスタンブール・パークは2005年,トルコGP開催の地として,名匠ヘルマン・ティルケのデザインにより完成しました。
コースレイアウトは,平面形を見るとスパに似た感じですが,さすがにあそこまでの起伏はなく,以前兄シューもコースアウトしたターン8が名物の複合コーナーとなっています。


ということで,初めてON.AIRで観戦。
F1観戦歴20余年にして初の有料チャンネルです。
第一印象は,絶叫系のアナも居らず(塩原さんも三宅さんも),川井ちゃんが蘊蓄たれる他は,今宮さんも森脇さんも静かなものでした。
地上波放送の陣容からすれば違和感ありありですが,負のトライアングル(U京,A久里,燐寸)も居らず,落ちついてみることができました。


しかしベッテルは異次元の速さでした・・・。
このまま今シーズンを席巻したら・・・と懸念されますが,マクラーレンの仕上がりも完全に上向きのようですし,このまま行くとは到底思われません・・・。
そうした中で,アロンソは本領を発揮してポディウムを射止めたことは,やはり最速にして最強ドライバーだけ有ります。
2度有ったアロンソvsウェバーの2位争いは見事でした。
その他随所にバトルが見られ,予選を走れなかったことで最後尾からの追い上げて10位1ポイント獲得となった可夢偉の走りも,これまた見事の一語に尽きます。
3セット有ったニュータイヤのグリップを生かして,通常のピットストップを1回減らした作戦が的中。
本来タイヤに優しいザウバーのマシンの特性もあって,素晴らしいレース運びだったと言えましょう。
しかし,あのマシンでポディウムをゲットしたアロンソはさすがと言うべきでしょう。
また,インパクトレンチ(タイヤガンと言うべきか)のトラブルでピットで時間を喰ったハミルトンが4位に残ったのも(しかもコースアウトまでしたのに),さすが悪運の申し子です。
エンジニアリングに長けたマクラーレンが,完全に赤牛の後塵を拝したのは,赤牛(というかベッテル)が,前回の中国GPでタイヤマネジメントに失敗した轍を繰り返さなかったことに有るのでしょう・・・。


メルセデスは速さはあるものの走りが安定せず,3番グリッドのロズベルグですら入賞がやっと。
兄シューは,らしくない走りをしてロシアンクラッシャー・ペトロフの餌食となり,万事休す。
タイヤの違いがあるにしても,完全に可夢偉にしてやられていました。
万事休すと言えば,マッサは一体どうしたのでしょう・・・。
かつての速さがなりを潜め,完全に輝きを失ったのはどういうことなのでしょう・・・。赤馬で兄シューの最後の弟子ともいうべき立場で,対等に渡り合っていたのにアロンソとは器の違いを見せる結果になるとは,残念です。
殊勲賞は,「アルプスの若大将」(笑)ことブエミでしょうか。
可夢偉もスローパンクチャーが無ければ,彼と渡り合うことができたと語っていましたが,堂々たる入賞はクレバーな走りの賜物でしょう・・・。


次は,スペイン,バルセロナのカタルーニャサーキット。
赤牛有利のコースと踏みますが,1コーナーまでのストレートが長く,横1列のサイドバイサイドになってコーナーへ殺到するマシンの姿が見物です・・・。
印象に残ったのは92年,マンセルの駆るFW14Bが・・・・・という昔語りは自粛します・・・(笑)。
日記@BlogRanking


蓄電池狂詩曲

2011年04月18日 22時13分20秒 | 車&モータースポーツ

早朝,伝言板を開いたらメデイア断ちしていたにもかかわらず,F1の結果を知ってしまいました。
さらに,個人的には最悪の結果でしたので,帰宅してからビデオを流して見るにとどめました。
よって,観戦記は今回書きません・・・。


一昨日,三度目のバッテリー上がりに遭いました。
ガレージから愛車を出して,後方に駐めていた相方の車も出して,入れ替えて戻そうとした途端電圧が落ちました。
つい1分前に始動した直後です。
始動には電力もガソリンも消費するのを知っていましたが,ストップ・アンド・ゴーを繰り返すと簡単に電圧が落ちてしまいます。
1回の始動で走る距離や時間は多寡が知れているので,蓄電されないということでしょう。つまりそれだけバッテリーがもう駄目と判断(尤も,数時間置くと蓄電されるのか,始動できるんですが)。
ということで,バッテリーを探して検討して注文しました。
土曜日に注文して月曜日に届くというのも凄いですが,値段もかなり安くあがりました。純然たる国産車にもかかわらず,ある理由で輸入車用のバッテリーを買わねばならず,相当額の出費を覚悟したのですが,通販によってそれを押さえることができました。
純正はドイツ製のvertaなるものが付いていましたし(Boschと提携しているらしい),国産ではPanasonicのcaosなんてのがどうも人気らしいのですが(一応Yuasaと古河も有った),価格も品質も・・・と考えて,ついつい安い物をチョイス。
ま,定価が30,000とも28,000とも言われるものでしたので,宜しいかと・・・。
拘って,上述caosとかBosch,ユーロブラック(ヤナセ純正),さらには同じvartaという手も有ったのですが・・・。
caos N-562H25B/WDが1万円台でしたら買いでしょうけど・・・。


日も暮れたし,明日朝か夕方に付け替え・・・とも思ったのですが,やはりさっさとやってしまおうと思って,玄関灯前に車を移動させて作業開始。
殆ど加工も要らず,15分足らずで付け替え終了。
明日からは,バッテリー上がりの心配無しで仕事に行ける筈です・・・。

↑箱がぼろっちい分だけ安値か・・・。電圧チェック済みだし,2年保証付きだから良いことに・・・。
日記@BlogRanking


タイヤ交換+α・・・

2011年04月15日 21時33分36秒 | 車&モータースポーツ

仕事を早めに打ち切って,明るいうちに帰宅。
すぐに作業にかかる。

庭から水道を引き,ボディを水洗いする。
水は限られた資源だが,家で洗うのは今年初めてなので,勘弁していただく・・・。

物置から12月に洗ってレザーワックスをかけてしまっておいた夏タイヤ(215 45R17)を4本出す。
L字レンチでボルト(1輪につき5本)を緩める。
今まではレンチを引っ張り上げて車重で緩めたが,さすがに足腰に負担が大きいので,L字レンチの上に足を載せて体重をかけて緩める。
車のラゲッジから車載のパンタグラフ型ジャッキを出し,ボディ下の所定の位置に当ててハンドルを回して車をジャッキアップする。
それを4回,4輪分繰り返す。
外した冬タイヤ(205 55R16)を庭先に運び,裏面及びスポークにべったり付着したブレーキダストを洗車ブラシで洗い落とす。
冬タイヤをベランダで干す。

ここまでの作業時間は1時間20分
さすがに疲れたし,物置に冬タイヤをしまいたかったが,まだ乾いていないので,片付けとレザーワックスをかけるのは明日にすることに。
下の子を児童館に迎えに行かなくては・・・と,汚れが落ちて足回りが変わった愛車に乗り込む。
「???」
まただ。
イグニッションキーを回しても,からからと虚しい音・・・。
急速充電は2日と保たないのか・・・。
仕方なく自転車で迎えに行き,帰りは子どもを自転車に乗せてそれを押してきた。
でもって,現在充電中。
今度はフル充電する。


それにしても,つい1時間半前まで始動の時に景気よくセルが回っていたのに・・・。
いよいよバッテリーが駄目か・・・。
週末疲れ+タイヤ交換疲れで,ついさっきまで床に転がって自失していた・・・。
ようやく眠気が覚めてきたので,コーヒーを煎れるか・・・。
日記@BlogRanking


バッテリーが逝ってりー・・・(爆)

2011年04月13日 21時14分41秒 | 車&モータースポーツ

午後6時過ぎ,下の子の迎えは急遽上の子に頼んだので後は帰宅するだけ・・・と,愛車に乗り込みイグニッションを回す。
「ん??」
セルが回らず,からからとかすかに虚しい音だけが響く・・・。
完全にバッテリーが逝っていた・・・。


原因を考えたが思い当たらない。
例えば,室内灯の消し忘れとか半ドアとかだが,つい1時間前まで外廻りで乗っていたばかりであるから考えられないし,ライトもオートにしてあるから消し忘れの可能性は無い・・・。
納車以来4年半乗ったし,走行距離は年間せいぜい8,000km。
走らな過ぎ,と言われたことがあるか,寿命だったということか・・・。
メーカーの発表だと2~3年で・・・ということだが,前の車はうっかり室内灯点けっ放しで3日間放置して逝くまでに7年間保った・・・。


ブースターケーブルを出し,同僚の車に直結して無事始動。
そのまま閉店間際のDIY店に行き,適合バッテリーを探したが当然の如く無い。
私の車は純然たる国産車だが,さる理由で外国車扱いになっているので,適合機種の在庫は全く無い。
尤も,バッテリーなんて12Vと電圧が規格化されているので,エンジンルーム隅のパンにさえうまく乗れば大丈夫なんだろうが・・・。
このままエンジンカットすると再始動できないので,駐車場にそのまま駐めて取り敢えず充電器を買う。
7,000円の出費が痛いが,まともに適応バッテリーを買えばその倍以上なので,背に腹は変えられない・・・。
・・・で充電して,あっという間に復活。
勿論蓄電機能はがた落ちなので,いずれバッテリーは買わなくてはならないが,取り敢えず充電器と延長コード,そしてブースターケーブルは車載しておこうと思う・・・。
日記@BlogRanking


F1GP2011-Rd2マレーシアGP

2011年04月11日 21時36分11秒 | 車&モータースポーツ

エネルギー回生システム(KERS),可変リアウィング(DRS)この2つがどうやら今季のF1の目玉のようですね。
そんでもって,KERSを使えないにも関わらず莫迦っ速い赤べこ(というかベッテル)の速さは何なんでしょうね・・・。
今回も,終わってみればベッテルの横綱相撲でした・・・。


只,予選でのベッテルとハミルトンの差は0.1秒と無いに等しく,エンジニアリングに長けたマクラーレンというチームの底力を感じさせました。
ハミルトンの弁だと,開発速度はやがて赤べこを凌ぐということですが・・・。
開幕前テストでの不調が嘘のようなマクラーレンの躍進は不気味です(ファンには耐えられないでしょうが)・・・。
モントリオールやシルバーストーンのような高速コースでは,無敵となるような気がしてなりません・・・。
しかし,ハミルトンの走りはタイヤに優しくないことが改めて判明。
アロンソとやりあった時に痛めたであろう左リアかとおもいきや,あのコースアウトはどう見ても右フロントが原因のようです。
あの強引なまでの走りが魅力なのでしょうが,ピレリタイヤがアキレス腱となったようです。
それでもしぶとく入賞圏内に留まるあたり,相変わらずの強運ですが・・・。


可夢偉は今回もレースをしていましたね。
兄シューと再三やり合い,痺れるようなオーバーテイクを見せてくれるあたりはやはり只者ではない・・・という感を今回も強くしました。
只,実はウェバーやペトロフともやり合って,結構抜かれてもいるのですね。
他車,例えばマクラーレンあたりに比べると明らかにタイヤに優しい走りをしているのでしょうが,その分摩耗してグリップの低下したタイヤで走る場面も多いわけですから,抜かれもします。
ですから無交換作戦,若しくはピットイン遅らせ作戦と,コース上のスピードとの兼ね合いによって,柔軟に対応していくレース戦略を今後どのように組み立てていくかが課題と思われます。
ま,ロシアンチェザリス(爆)ペトロフのコースアウトとハミルトンのペナルティによる昇順は頑張りへのご褒美といったところでしょうか・・・。


いずれにしても,バトルが随所で繰り広げられたことで,ベッテルによる横綱相撲の割には見応えのあるシーンが多く展開され,面白く見ることができました。
次戦は極東ダブルヘッダーなので,一週間後に上海です。
名匠ヘルマン・ティルケの手になる上の字型のコースレイアウトは,これまてバトルが期待できそうです。
可夢偉くんの頑張りに期待ですが,個人的には名門の名を冠したロータスに復活して欲しいです・・・。
以前も述べましたが,サッカーもF1もラテンや新大陸勢はご贔屓ではなく,ゲルマンかアングロサクソン系が好みなのですが,TOYOTAに初表彰台と優勝の可能性をもたらしたヤルノをずっと応援してきましたので・・・。
・・・にしてもルノー(これもロータスなんだよな・・・)は,黒地に金のロゴなので,往年のJPSカラーを彷彿させます・・・。
相変わらずトラクションの掛かりが良いようで,ペトロフはともかく,昨年可夢偉くんの走りに形無しだったハイドフェルドはグッジョブでした・・・。
日記@BlogRanking


F1GP2011-開幕戦豪州GP

2011年03月28日 20時04分39秒 | 車&モータースポーツ

今回の震災被害に対して,ドライバーたちが日本の復興を呼びかけ,異例のメッセージが贈られるシーズン開幕となりました。
可夢偉の走りは明らかにレースをしていましたし,ワンストップでデビュー戦入賞という金星を挙げたペレスも,テストの好成績がフロックではないことを証明しました。
ロシアンクラッシャー・ペトロフも一皮むけたのか,安定した走りを披露しポディウムをゲット。
テストで不調が伝えられたマクラーレンはさすがにエンジニアリングに長け,きっちりと決勝までにマシンを仕上げ,赤馬も今後のアップデートに期待を持たせる走りで,マクラーレンとのバトルも見応えが有りました。
懸案のピレリタイヤですが,全車ソフトでスタートして,1ストップでも何とかなることをペレスが証明。
10周ちょっとしか保たないソフトタイヤは問題ですが,使い分けによって臨機応変な作戦をとることが必要であることを示しました・・・。
そしてKERSとDRS,さらには可変リアウィングというニューアイテムは,今後どの程度レースシーンを面白く演出してくれるのか,私としては今回だけでは判断できませんでしたが,もし有効に使えるなら面白いアイテムとなるかも知れません。
赤牛がKERSを封印したのはどうしてなのか,未だに分かりませんが,おっさんウェバーはともかく,KERS無しで莫迦っ速いベッテルは異次元で,完全な横綱相撲でした・・・。
アウト側に広いランオフエリアのある1コーナーは,毎年波乱が起きるところですが,今回は割と綺麗にスタートした感じです。
兄シューが印度力のマシンと当たったり,バリチェロがコースアウトしたりしてはいましたが・・・。
可夢偉をさした後,強引にロズベルグのインをこじ開けようとしたとき,共倒れとなったのを見て,赤馬時代の04年に琢磨に同じことされたのに・・・とついつい思ってしまいました・・・。
フロントタイヤがロズベルグのマシンのサイドポンツーンをヒットしていたので,内部のラジエターを破壊したのでしょう。
ロズベルグのマシン後方から白煙が上がって,万事休すでした・・・。
その後ろにいた可夢偉が,奇禍に遭わずに本当に良かった,と安堵したのですが・・・。

 

・・・で,番組終わってインタビューも済んで,さて次のセパンでも頼むぞ可夢偉・・・と思いきや,何とザウバー2台に失格裁定・・・。
何でもリアウィング(可変させてダウンフォースを調整可)に規定違反が有ったということですが,FP前の車検を通しておいて,何が車検違反なのか分かりませんか・・・。
こうした灰色裁定は実に困りますが,せめてこちらが「じゃ,しゃーないな~」と納得できるように答申をして欲しいものです・・・。
次のマレーシアのセパンサーキット。
TOYOTAの初表彰台から6年・・・と思うと感無量です・・・。
こちらも年を取る訳だ・・・。
日記@BlogRanking


開幕戦危うし・・・

2011年02月18日 23時01分37秒 | 車&モータースポーツ

3月13日に決勝レースが予定されている,F1GP開幕戦であるバーレーンGPが危うくなってきた。
チュニジアに揚がった現政権打倒の烽火は,瞬く間にエジプトへ広がったかと思ったら,燎原の火の如く近隣諸国へと飛び火している。
イランでのきな臭い噂が飛び込んできたと思ったら,エジプトの隣国でカダフィの独裁政権が長く続いているリビアでも,反政府デモが起こった。
そして,島国のバーレーンも例外ではなかった。


警官隊が休息中のデモ隊を襲撃して犠牲者が出たというし,F1自体がある組織の標的にされているとの情報が入り,F1の最高責任者であるバーニー・エクレストンも,GP開催が危険であることを認めたという・・・。
今週末に予定されていた同地サヒールサーキットでのGP2は中止になったというから,本当にやばい状況だ。
某サイトなど,すでに「今季の開幕戦は,メルボルン」とのニュースを報じたくらいだ・・・。


現在,各コンストラクターは,新マシーンの実地テストに余念がない。
この季節,温暖なイベリア半島(ヘレスやバレンシア)が主なテスト地であるが,最終テストは,来月3日から,バーレーンのサヒールサーキットで予定されている。
つまり,開幕戦を見据えた完全な実地テストとなる訳で,翌週はそのまま開幕となる。
このまま中止となれば,テストも中止となり,慣熟走行無しのままメルボルンへ・・・となってしまうのではないだろうか・・・。


民主化の波は大いに結構。
かつて80年代末~90年代初頭,F1が最も華やかでバブリーだったHONDAの先制時代,欧州各地が民主化の波に揺られており,共産主義が潰えてソ連邦の解体となったのは周知の通りである。
今,我々は歴史の動く様を見ていることになるのかも知れない・・・。


しかし,しかしである。
犠牲者が出るようなことをして,何のための民主化なのだろう・・・。
平和の象徴とも言うべきスポーツの開催を不可能にしておいて,何が民主化なのか声高に言いたい。
民主化とか市民革命とかいうものは,犠牲の上に成り立ってはいけないのではないだろうか・・・。
歴史が血を欲する,とか,変革に犠牲は付きもの・・・といった言い方は,第三者だから無責任に言えるのであって,現地の民衆にとっては迷惑以外の何者でもないのである。
バーニーの思惑では,来週23日まで沈静化することが絶対条件だそうだが,あと数日でおとなしくなるとは到底思われない・・・。
血の気の多さはアラブ人の特徴かも知れないが,平和の象徴たるスポーツの主権を奪うことは由々しきことである。
願わくは,予定通り開幕戦が行われることを願いたいと思う・・・。
日記@BlogRanking


何故こんなことに・・・

2011年02月07日 18時57分00秒 | 車&モータースポーツ

F1界に激震が走った。
開幕戦のバーレーンGPまであと一ヶ月というこの時期,各コンストラクターの新車発表とバルセロナでのテストのニュースが次々とリリースされる中,ロータス・ルノーチームのエースであるロベルト・クビカ(我が国での表記はロバート・クビサだが,Robert Kubicaなので敢えてドイツ語読みした)がイタリア・ジェノヴァでのラリーに参戦中にクラッシュ。
教会の壁に突っ込んだ後,ガードレールに突き刺さり,重体・・・。
左大腿骨,左手首損傷・骨折という情報が入り,一時は手首切断との報も入ったが,7時間に及ぶ大手術の後,それは免れたともいう・・・。


何故にクビカがラリーに参戦していたのかは不明だが(WRCのモンテカルローラリーへは不参加と言っていた),何とも取り返しの付かないことになった・・・という感が強い。
前世紀を過ぎて不振のジャック・ヴィルニューヴの代理としてザウバーBMWからデビューしたのが06年の終盤と記憶しているが,そのステディな走りで表彰台の常連となるも,翌年のカナダGPのカジノヘアピンで大クラッシュ。
そこから復帰を遂げ,翌年の同コースで自身のF1キャリア初優勝を飾ると共に,ザウバーに初勝利を献じた。
以来の活躍は枚挙に暇がない。
昨季はアロンソの後任としてルノーに移籍。
ルーキーである相棒とは格の違いの走りを見せ,将来を嘱望される若手ドライバーの1人となった矢先の出来事だった・・・。


開幕戦どころか今季も・・・,或いはドライバー生命も絶たれるのでは・・・という憶測が飛び交っているようだが,間もなく状況がはっきりするのではないだろうか・・・。
いずれにしても,クビカはF1の将来を担うべき逸材である。
それもポーランドというモータースポーツの本場(英独仏伊)からは離れたところから出てきたということにも意義を感じる。
そうした逸材を,今回のことで失ってはならないと思う。
回復を祈ると共に,ドライバーらしい強靱な精神力によって肉体が甦ることを願ってやまない・・・。
日記@BlogRanking


リコール・・・

2011年01月27日 20時43分48秒 | 車&モータースポーツ

帰宅時,郵便受けを見る。
住宅産業のチラシしか入ってない・・・と思ったところ,郵便受けの天板に封書が一通挟まっていた。
いきなり,
「リコールだってよ」
と言われて,自分の車のことだと気付くのに結構かかった。
購入後丸4年になるし,前期タイプが発売になったのはさらにその3年前だから,発売以来7年を経過した車であるのに今更・・・というのが最初の感想である・・・
何でも燃料パイプが,加工時のばらつきで強度が足りず,燃料内の腐食成分によって,パイプに亀裂が生じるおそれがあるということだ・・・。
で,燃料パイプを対策品に交換だそうで,作業は約2時間。
この忙しい時期に迷惑な話だが,やむを得まい・・・。


よく,
「T車○車種△×万台リコール」
といった感じで,マスコミが大々的に採り上げるのを見るが,自分の車が該当したのは初めてである。
ま,以前述べたことがあったが,リコール=欠陥車となりがちなのだが,決してそうではない。
マスコミが鬼の首を獲ったように書き立てるので騙されがちだが,リコールはどの社の度の車種にも起こりうるものであり(販売力の相違によって,大手は当然規模が大きくなる),無料で部品を交換してもらえる・・・ぐらいに考えて差し支えないと思う・・・。
しかし,私の車と同じエンジンを使用している車種はかなり有る筈だから, 今回のリコールの規模は大きい・・・。
因みにノア/ヴォクシーだけで50万台に達するが,私の車はその1/10程度である・・・。
如何に売れなかった車であるという証だ・・・。
日記@BlogRanking


タイヤ交換

2010年12月11日 21時10分36秒 | 車&モータースポーツ

職場の施設の一部が先日の強風で破損したとの報告を受け,朝いちで仕事へ。
破損箇所を確認して,数人掛かりで撤去する。
人数が居たので,作業自体は10分足らずで終了。
天気予報が当たって,昨日とは打って変わって好天の上,気温も上がってきた。
まだ9時過ぎだったので寄り道するところも無く,まっすぐ帰宅。
今家に入ると,例によってぐったりするか布団に逆戻りするのは目に見えている。
故に,ここは気力を振り絞って作業を開始した。


ボルトをL字レンチで緩め,車載のパンタグラフ型のジャッキで愛車を持ち上げ,夏にアルミホイールを履かせておいた冬タイヤを装着。
軽くボルトを締めてからジャッキをおろし,体重をかけてボルトを本格的に締める・・・。この作業を4回,つまりタイヤの数だけ行う。
そして外した夏タイヤとホイールを庭で洗う。
特にホイールの裏側にはブレーキダストがびっしりと付着しているので,洗車ブラシで擦って落とす・・・。


働くこと小一時間。
完全防寒装備で臨んだので汗だくになった。
以前に半値以下で買った洗車カードの期限がに迫っていたので,近くのGSに行き,洗車と吹き上げ+給油を済ます。
戻ったところで終了。
愛車が久々にぴかぴかになった(普段は家で洗って,ワックスをかけるのだが)。
明日,乾いた夏タイヤを物置にしまって完全に終了である。


例年だともっと遅い時期に冬タイヤへの換装を行ってきたのだが,明日と水曜日が雪の予報だったことと,今日暖かだったので敢行した。
しかし,明日の予報が変わり,来週の雪の予報が消えた。
ま,いずれ換えなくてはならないので,良いことにしよう。


しかし,私の周りでは当然の如く私が一番最後に履き替えた。
早い例だと,何と10月に交換を済ませたという者が2人居た。
(スタンドやカーショップが)混む前に・・・ということだそうだが,自分で交換をする私には無縁な話である。
過去に2度ほどホイールナットが緩んだことがあったが,自分で交換した直後ではなかったので,私のせいではないということになる。
故に,無料サービスを除いて,タイヤ交換は2台とも自力で行うようにしている。
1台2,000円を浮かすことになるし,だいたいタイヤを引っ張り出して積み込んで店まで持っていく手間を考えると,その時間で自力でやった方が良い。
インパクトレンチとガレージジャッキが有れば作業はさらに捗るが,年に2回の作業のために散財するのも・・・と考えて,免許取得以来ずっと自力で行ってきた。
さすがに近年はタイヤを持ち運ぶのに骨が折れるが(以前は平気で両手で2本抱えて持った),重かったら転がせば済む・・・。


・・・という訳で,2台とも交換が終わった。
ただ,私の冬タイヤは,納車以来5シーズン目となる。
そろそろ溝が浅くなってきたので,来年は換えなくてはなるまい・・・。
しかし,このタイヤ交換という作業,関東以西では存在しないことが多いのではないだろうか・・・。
つくづく我が国は南北に長い・・・と思う・・・。
日記@BlogRanking


嘘だと言えないね,バーニー・・・

2010年11月27日 22時51分22秒 | 車&モータースポーツ

F1界のドン,バーニー・エクレストンが,何でもロンドン市内で強盗に襲われて負傷したらしい。
4人組の強盗団に襲撃されたとのことだが,時計や貴金属を奪われ前頭部を負傷。
病院に担ぎ込まれたが,軽傷で翌日から仕事に出たという(どんな仕事してるんだ??)。


しかし,彼女を連れてあるいていたというから,元気な爺様である。
先のブラジルGPでは,マクラーレンのジェンソン・パトンやザウバーのスタッフが強盗団に襲われかけたときに,バーニーの言った言葉がふるっている。


「彼らは標的を探しているんだ。少しのろくて単純な人物をね。だが,利口そうな人を狙うことは決してない」
だってさ。


だったら,
「嘘だと言ってよ,バーニー」
なんて言えないな・・・。
日記@BlogRanking


2010年F1GP-第19戦アブダビGP

2010年11月15日 20時51分31秒 | 車&モータースポーツ

スタート直後,スピンを喫した「皇帝」兄シューにリウッツィの印度力が突っ込む-オープニングラップから既に波乱は起きていました。
上位勢は,赤牛のベッテルが1コーナーを征し,後続を離しにかかります。
マクラーレンのバトンは,トラクション良くアロンソを抜き,3位へ浮上。
アロンソは4位に落ち,ウェバーは5位堅持。
それも,セーフティカー導入によって差は無くなりました・・・。
その間にピット作業を終えたチームが上位進出することになります・・・。
さすが編集録画の地上波。
ローリングスタートのスリリングな部分は,
「さぁ,再びスタートとなりました」
で済まされ,どうでも良いような国際映像に切り替わる・・・。
大本命と目されるアロンソはペースが上がらず,5位のウェバーも同様。
やがて,この2人が相次いでタイヤ交換を行ったことで,レースが動きました。
アロンソの前にはタイヤ交換をセーフティカー導入時に済ませたロシアンルーキーペトロフのルノーが,そしてハミルトンの前には同じく黄色いマシンのクビカが立ちはだかることになります・・・。
何度もラインを変えつつコースアウトまでしながら,ペトロフとクビカのルノーを抜けないアロンソとハミルトン。
さらにその速くないアロンソをも捕らえられないウェバーの赤牛。
今思うとこの時点で大勢は決していたのかも知れません・・・。


ベッテルが莫迦速いのは分かっていましたので,あとはアロンソが貫禄でポディウムフィニッシュして3度目のチャンプへ・・・。
と予想していたのは私だけではないでしょう・・・。
しかし,一寸先は闇のF1に於いて,確かなことや決まっていることなど何も有りはしません・・・。
現役最強を誰もが認めるアロンソをもってしても,今年の跳ね馬のマシンは御すことができなかった・・・ということなのでしょうか・・・。
そして,その前に立ちはだかったのは,何と2台のルノーでした・・・。
ルノーから赤馬へ移籍したアロンソにとって,大きな皮肉以外ま何者でも無かったということでしょうか・・・。


シーズン開幕当初,私はハミルトンがチャンプを獲ると予想しました。
トルコGPで同士討ちを演じた赤牛には目が無いと踏んでのことですが,シルバーストーンやホッケン,そしてモンツァといったストレートスピードに勝るマクラーレンが有利と思われる高速オールドコースで存外に良くなかったこと,モンツァとシンガポールで2戦続けてリタイヤしたこと響きましたね。
それはおっさんウェバーにも言えることで,バレンシアと韓国のいずれかで2位に入っていたら,チャンピオンシップがまた変わっていたやもしれません・・・。


しかし,それらの要素を総括してもベッテルの速さが曇ることは有りません。
圧倒的な速さで,今季のチャンピオンシップを盛り上げたことは,やはり称賛に値し,チャンピオンに相応しいと言って差し支えないと思います・・・。
ドイツ人としては兄シューに次いで2人目のチャンピオンの誕生です(ドレスデン空襲で奇跡的に生き残り,事故死後にチャンプが決定したヨッヘン・リントはオーストリア人でした)。
ウィニングラップの際に車載ラジオから聞こえたベッテルの声は歓喜の絶叫でした・・・。
87年にF1の中継が始まって以来,ピケ,セナ,プロスト,マン太郎,兄シュー,デーモン閣下,ヴィルニューブ,ハッキネン,アロンソ,ライコネン,ハミルトン,バトン・・・と多くのチャンピオン誕生を見てきましたが,今回のベッテルの総合優勝が最も晴れがましい感じがしました・・・。


・・・ということで,8ヶ月にわたる戦いが終わりました。
私にとっては「和製スクーデリア」撤退という忸怩たる思いの中でのシーズンでしたが,チャンピオンシップを賭けたドライバー達の意地がぶつかり合い,最終戦まで決定がもつれるという面白いシーズンでした。
そして,それには今回は終盤駄目でしたが,ルーキーオブザイヤー当確の可夢偉の走りに負うことが大きいと思います。
今季も,思い入れのできるF1を感じさせてくれた可夢偉に感謝しつつ,今日のエントリを結ばせていただきます・・・。 
日記@BlogRanking


2010年F1GP-第17戦韓国GP

2010年10月25日 23時50分48秒 | 車&モータースポーツ

莫迦早く起きて,ビデオ回しました(おかげで1日調子が悪い・・・)。
悪夢は終盤46周目に起きました。
コリアンストレートエンドで2位アロンソが終始1位を走っていたベッテルのスリップに入ったと思いきや,森脇さんの
「エンジンだ!!」
のひと言で,眠気が覚めました・・・。


グリップの無い路面が雨でさらに酷くなり,赤土が流出する始末。
どのマシンも,サイドポンツーン下部が赤茶色に汚れていました。
ある程度のコース幅のあるロングストレートの存在は良いと思うのですが,直角ターンのやたら多いコーナーとツイスティでタイトなヘアピン。
名匠ヘルマン・ティルケがレイアウトに関与したそうですが,どうもイスタンブールや上海に比して,如何にも走りにくそうです・・・。
某所でも述べましたが,何故韓国でわざわざ突貫工事でモータースポーツの最高峰であるF1をすることが必要なのか,最後まで疑問符が残りました。
勿論,西欧の発祥であるF1が東洋に・・・という文化交流が目的・・・な筈は全くありません。
今回はLGが大口スポンサーということで,アジアンマネーの獲得が最大の理由であることは間違い有りません。
勿論F1とはビッグビジネスですから,利潤の追求は必然でしょうが,果たして路面の状態も定かでないサーキットで開催する意義があるのか,理解に苦しみます。
メインスタンドも空席が目立つ状況。
中国GPは逆にチケットの売れ行きが極めて良かったそうです。
どちらも国家の威信をかけての開催でしたが,この路面ならFISCOで開催した方がドライバー的にも絶対良かったと思います・・・。
因みに,トラブルはサーキットの外でも発生。
雨でぬかるんだ駐車場へ車を入れられなくなった数万人の観客がサーキット周辺の道路に車を乗り捨てて,レース会場に駆けつけということだそうで・・・。


しかし,こうした荒れたレースをものにするアロンソはさすがです。
こりで完全にチャンピオンシップの流れはアロンソに・・・と言っても差し支えないかも知れません・・・。
ハミルトンもしぶとく生き残り,バトンは脱落。
残り2戦で,アロンソとウェーバーの位置関係は逆転し11ポイント差。
そこから10ポイント離れたハミルトンとベッテルは4ポイント差。
バトンはそこからさらに17点差となります。
赤牛にとって,韓国GPは文字通り水を差されたということになるでしょう・・・。


そしてこのレースも,可夢偉が見せてくれました。
下位に落ちてからの8位入賞は立派としか言いようがありません。
同じマシンに乗るヴェテランの同僚を凌ぐグリッド・リザルトは,紛れもなく速くて巧いドライバーの証です。
再三仕掛けてきたエイドリアン・スーティルを2度にわたって寄り切って引導を渡した勝負強さは本物です・・・。
又しても,サイドポンツーン脇のバージボードを激しく壊しましたが,あのパーツが空力的に影響がないことは鈴鹿で証明済みです・・・。
フロントウィングを壊されなくて本当に良かったです・・・。


次戦は二週間のインターバルで,サンパウロ郊外のインテルラゴス。
どうもセナのイメージがダブり,個人的に印象は良くないのですが(特に91,93年),長いメインストレートと,タイトな直角ターンである1コーナー後のストレートもあるので,マクラーレン有利でしょうか・・・。
珍しく反時計回りのサーキットです。
南半球新大陸ラウンドなので,また深夜に生中継となることでしょう。
アロンソが1位で,おっさんとハミルトンがノーポイントだと決まりですかね・・・。
日記@BlogRanking


納車・・・

2010年10月24日 19時33分48秒 | 車&モータースポーツ

・・・とは書いたものの,私のではなく相方の新車である(こちら)。
ディーラー回りと値引き交渉以外はタッチしていないので,相方の好みがもろに反映されたチョイスとなった・・・。
全長が前の車より30cm伸び,後席とラゲッジがゆったりした分,内装の質感(シートの厚みやホールド感等)は前車の方が上である(でも後席がリクライニングするし,後席を多畳んでフルフラットにすることも可)。
偽suv(と私は呼んでいる。シティ・クロカンなどという矛盾したキャッチも有った)なので,車高が高くなり運転はし易いし,5ナンバーなのでよく回る。
納車でディーラーにいった帰りは私が動かしたが,なかなか良い感じである。
このクラスでは唯一とも言うべき存在なので,希少な車とも言えよう・・・。
ま,今回もTOYOTA車となったが,本来はダイハツのOEMである(PASSOも同様)。
以前大当たりした初代NOAもダイハツ製なので,買ったばかりの知り合いに言ったら,がっかりされたことがある。
それはダイハツに失礼というものだ・・・。
因みに,前のラウムやBB,イストに乗っている知人(私の周囲に相当数居る)に,これはヴィッツと同じだぞ,と言ったら理解してもらえなかった・・・。


・・・という訳で,よく乗る代車同様ヴィッツでも買えば安くて済んだのだが,それではちょっと芸はない(誤解を招くようだが,決してヴィッツを貶めているのではない。以前代車で乗ってみて本当に良くできたコンパクトカーだと思うし,このクラスでは人気のフィットよりも良いと思う。ただフルモデルチェンジ目前ということだけである。最もRushも同じくらい古いが・・・),ということでの決定となった。
1.5Lの4WDなので諸元は前車と変わらないが,室内空間にゆとりができたので移動はスムーズにできそうだ。
何と今時珍しく4WDに5速MTがラインナップされており,私だったら1も2もなくそちらを選ぶところなのだが・・・。
日記@BlogRanking


2010年F1GP-第16戦日本GP

2010年10月10日 21時30分36秒 | 車&モータースポーツ

日中は留守番。
洗濯ものを取り込んで干して畳んで,模型屋に行ってトップコートと墨入れペン買うつもりがガンプラも買ってしまって・・・。
帰宅後は子どもと散歩に行ってガソリン入れに行って(123円/L),レンタルビデオ(DVD1枚50円)行って・・・6時過ぎに帰宅。
ビール(もとい発泡性雑酒)をフリーザーから取り出したグラスに注いで,満を持す思いでHDDレコーダーを起動・・・。


いやー,近年のリーマンショックに伴う「和製スクーデリア」の相次ぐ撤退によって,感情移入できるF1を失ってきた私にとって,久々に熱いものが込み上げてくるGPでした。昨年の日本GPの主役がヤルノ・トゥルーリなら,今年のそれは紛れもなく小林可夢偉でしょう。
あの熱い走りに,鈴鹿サーキットを埋め尽くしたファンは痺れたのではないでしょうか・・・。

可夢偉の作戦は分かっていました。
ハードタイヤでスタートして,できるだけ引っ張って燃料が軽くなったらスパートをかける。
そこでソフトタイヤでスタートした中段勢を・・・というわかりやすい戦術でした。
しかし,ソフトでスタートした面々のタイヤが意外に保ち(15周程度と思われていたのに,+5周は保った),可夢偉が後半にソフトタイヤに履き替えてコースに戻ったときは12位でしたので,作戦失敗かと思われたのですが・・・。


いやー,凄いオーバーテイクショーでした。
それもすべてタイトなヘアピンで仕掛けたというのが素晴らしいです・・・。
確かに,鈴鹿の最大のオーバーテイクポイントは最終コーナーとも言うべきシケインですが(実はシケインを立ち上がると緩い右Rが有る),ストレートスピードで遜色の著しいザウバーのマシンでは,高速130Rの果てのシケインではオーバーテイクが難しいということでしょう。
ですからデグナーを抜け,立体交差をくぐった直後のヘアピンでのブレーキング勝負に出たということでしょう。
・・・にしても,インからアウトから見事としか言いようのないオーバーテイクでした。アルグエリスアリ(西:STRフェラーリ)を2度目に抜いた際に,接触して左フロントの整流板を壊して万事休すか,と思ったのですが,直後にラップタイムが上がってFL叩いたのは一体何だったのでしょう。
空力パーツを失って,スピードが上がるというならそれらのパーツは一体・・・。
尤も,車が軽くなったことと,ソフトタイヤに熱が入ってグリップが良くなったということでしょうか・・・。
その後,バリチェロ(ウィリアムズコスワース)と同僚のハイドフェルドを抜き去った走りに,ついつい我を忘れました・・・。


・・・ということで,可夢偉にばかり目がいき,肝心のレースですが,スタートでのペトロフ,まっさん,ヒュルケン,リウッツィが一気に逝ったのは驚きでした。
まっさんは踏んだり蹴ったりで気の毒です・・・。
何か08年の最終戦(の最終ラップの最終コーナーで)ですべてのつきを失ってしまったような様相です・・・。
そんでもって,セーフティカー導入中に2位走行中のクビカ(ルノー)も止まる・・・。
ネット上の知り合いに2人いらっしゃるクビカのファンである女性の悲憤慷慨が聞こえるようでした・・・。
後は,順位通り淡々と進んだ感じでした。
バトンとハミルトンの順位が入れ替わったのは,ハミルトンがどうやら三速ギアを失ったのが理由のようですが,それでミッションが弾けないのですからやはり強運の持ち主です・・・。
淡々とした展開なればこそ,スペクタクルな可夢偉の走りが際立ったと思います。
久々に熱いF1を見せてくれた可夢偉に感謝です・・・。


さて,次戦は二週間後に韓国です。
果たして開催できるんでしょうか・・・。
それが最大の懸念です・・・。
日記@BlogRanking