人間でもそうですけど、身分不相応なことしてもあきまへん。長続きしまへん。民主党が負けたのは、言うなれば自然の力学で、自然に帰った言うことですわ。しやから、負けて普通。勝ってたら、それこそ、普通やおまへん。
前の参議院選で自公政権が過半数割れした時に、小沢一郎とか鳩山由紀夫とか政治とカネでいまや陰に隠れている人物が、こともなげに、「直近の民意はわれわれにある。要するに民主党を支持しているということ、憲政の常道に従い、政権運営を譲るか、衆議院を解散するべき」と言いよりましたんや。それならでっせ、いまこそ民意は民主党を捨てたから、衆議院を解散するか、政権運営を譲ったらどないでっしゃろ。それが憲政の常道とちゃいまッか。思い上がって言うた事が、いまや自分の首しめる格好になっていまいよった。
あーあ、可哀そうに、なー。
やっぱり、身分不相応なことしたらあきまへん。いつかはボロ出しまんねん。
そこは自民党、やはり、与党精神が染みついているせいか、あるいは鷹揚なからか、いや、また、鈍感なんか、自民党にそんな揚げ足取られるような言動はいまだおまへん。
やはり野に置け蓮華草で、蓮華草の民主党が世の混迷から迂闊にも床前に飾ったところから間違いが始まりましたんや。しやから、これに懲りて、もう蓮華草は野っ原に出て、咲き誇りますやろ。そのほうが自然ですわ。
いろいろと御託を並べてはみても、負けは負け。
千葉景子は何故落選したか。「私に責任があります。」その通りです。６２歳と、年甲斐もなくアイシャドウがきつ過ぎたから。
また、あの、仙石とか言うオッサン。全共闘の流れ者さながら「統帥権干犯」なんて、古箪笥から引っ張り出してきたような言葉を、ホコリも払わんと。ワイはこんな言葉知っとるぞと、言わんばかりや。いまの教育を受けた若い人は知らんわ、そんなこと。少数の年寄りが知ってても、聞いただけで、歯のない年寄りに堅焼きのせんべいでも食わすような、そんな感じや。そんなもんいらんわ。イラン。イランと言うても、あのイランとは違う方のイランじゃ。どうせ仲間内での言い馴れた言葉が迂闊にも外部に出たんとチャうやろか。しやから、与党慣れしてへん言うんや。
まあ、ごくお罪のないところで、ワールドカップ、オランダ：スペイン戦を見ておったのに、なあー。
