--Bパート--
翌日よりハロー!プロジェクトは全ての仕事がキャンセル、所謂「干された」状態となった。
-Sランク有事対策本部。
はたけ司令を囲み、よっすぃ~、あさ美、Berryzメンバーが暗い表情で座っている。
しばらく沈黙の後、はたけ司令が口を開く。
「クラムチャウダーダイエット、毛玉ダイエット、エクササイズDVD『マッスルハッスル』、漫画『トビウオ先生』に『のり巻プリンセス』、ミニ黒豚、ミニチャウチャウ犬、女性アイドルグループ『ブラジル69』、韓流イケメンユニット『サランヘヨ』、カリスマ歌姫『伊風間翔』……」
「どうしたんだろう、司令。ブツブツと」
「とうとうショックで……」
桃子と梨沙子が小声で会話する。
「嗣永ちゃん、知らんのか」と、はたけ司令。
「知ってますよ。全部、ここ十年間に流行ったものじゃないですか」得意げにこたえる桃子。
「そうやな。これらのブームが、ある一人のおっさんによって創られたものであるというのは?」
「え? 知りません」
「株式会社『ヌーデッツ』代表、清富鶩男。通称、おトミさん。各メディア・政界にも影響力を持つ、とんでもない人や。別名、ブームの捏造師」
「それと、今回のこととなんの関係が?」よっすぃ~がイライラした表情で問う。
「2年前、ハロー!プロジェクトも彼から協力を求められた。しかし、拒否したらしい。それでヌーデッツに多大な損害が出てやな、おトミさん、おかんむりっちゅう話や」と、はたけ司令。
「それでエルダークラブ誘拐を?」
「ま、政界にも顔のきく人やから、どっかからウチらの話をききつけたんやろな」
「アルタカ星人との繋がりは?」
「そこやな、わからんのは」
よっすぃ~、考え込む。
「あ!」あさ美、声を上げる。
「石川さんがいません」
はたけ司令、コケながら「今頃気付いたんか。石川にはジェットに乗ってもらってる」
同時に、Berryzジェットより入電。
梨華の声。
『司令、見つけました。今から画像を送ります』
「おお、やったか!」
はたけ司令、机のスイッチを押す。
モニターにBerryzジェットから送られた画像が映し出される。
はたけ司令、悔しそうに
「外神田の通称UFOビルか、何で今まで気が付かなかったんやろ」
画像は、航空写真であった。屋上にアルタカ星人のUFOが停泊している、UFOビルの画像。
「UFOビルのオーナーこそ、そのおトミさんや。これで疑う余地なしやな。Berryz仮面、出動!」
はたけ司令のかけ声にこたえBerryzメンバー、敬礼する。
「ラジャー」
-外神田。UFOビル。1F。
変装したはたけ司令、よっすぃ~、あさ美がエレベーターに乗り込む。
はたけ司令、腕時計型通信機で近くの地下秘密通路に待機中のBerryz仮面へ連絡。
「合図があるまで動くなよ」
1、2Fはパチンコ店。3~6Fがおトミさんプロデュースの100円均一ショップ。7Fが事務所でRが屋上。
しかし、7FとRのボタンが反応しない。
「くそっ」と、よっすぃ~ボタンを連打。
はたけ司令、制止して「落ち着け、怪しまれるぞ。階段で行こう」
エレベーターを降り、非常口から出て表の階段を駆け上がっていく3人。
-UFOビル。屋上。
息を切らしながら、3人が到着、停泊中のアルタカ星人のUFOを見つめる。
「ほんまにあった……」はたけ司令が呟く。
と、UFOの扉が開く。慌てて物陰に隠れる3人。
UFOから女王イマミコが登場。杖をかざし、自らを人間と同じ大きさへと変化させる。
そして、エレベーターに乗り移動する。
イマミコがいなくなったのを確認し、ゆっくりエレベーター前へと歩き出す3人。
「どこいったんやろ、あいつ」焦る、はたけ司令。
「下ですよ、下」あさ美、扉横のボタンを押す。
「こら、勝手なことを……」
エレベーターが上昇する音がし、扉が開く。中には誰もいない。
おそるおそる乗り込む3人。
しかし、ボタンがどこにも見当たらない。
突然、扉が閉まり中からガスが噴出する。
はたけ司令、慌てて腕時計型通信機に話しかける。
「Berryz仮面、出動や。地下が怪しい、調べてく……」
ガスにより眠ってしまう、3人。
--エンディング--
--次回予告--
「須藤茉麻です。
Berryz仮面の活動も、もうこれでおしまいみたいです。
まあはリーダーを任されたのもあって、ちょっと寂しい気持ちです。
いよいよ次回、最終話『青春JUMP!』
お楽しみに」
(第13話・終わり)
翌日よりハロー!プロジェクトは全ての仕事がキャンセル、所謂「干された」状態となった。
-Sランク有事対策本部。
はたけ司令を囲み、よっすぃ~、あさ美、Berryzメンバーが暗い表情で座っている。
しばらく沈黙の後、はたけ司令が口を開く。
「クラムチャウダーダイエット、毛玉ダイエット、エクササイズDVD『マッスルハッスル』、漫画『トビウオ先生』に『のり巻プリンセス』、ミニ黒豚、ミニチャウチャウ犬、女性アイドルグループ『ブラジル69』、韓流イケメンユニット『サランヘヨ』、カリスマ歌姫『伊風間翔』……」
「どうしたんだろう、司令。ブツブツと」
「とうとうショックで……」
桃子と梨沙子が小声で会話する。
「嗣永ちゃん、知らんのか」と、はたけ司令。
「知ってますよ。全部、ここ十年間に流行ったものじゃないですか」得意げにこたえる桃子。
「そうやな。これらのブームが、ある一人のおっさんによって創られたものであるというのは?」
「え? 知りません」
「株式会社『ヌーデッツ』代表、清富鶩男。通称、おトミさん。各メディア・政界にも影響力を持つ、とんでもない人や。別名、ブームの捏造師」
「それと、今回のこととなんの関係が?」よっすぃ~がイライラした表情で問う。
「2年前、ハロー!プロジェクトも彼から協力を求められた。しかし、拒否したらしい。それでヌーデッツに多大な損害が出てやな、おトミさん、おかんむりっちゅう話や」と、はたけ司令。
「それでエルダークラブ誘拐を?」
「ま、政界にも顔のきく人やから、どっかからウチらの話をききつけたんやろな」
「アルタカ星人との繋がりは?」
「そこやな、わからんのは」
よっすぃ~、考え込む。
「あ!」あさ美、声を上げる。
「石川さんがいません」
はたけ司令、コケながら「今頃気付いたんか。石川にはジェットに乗ってもらってる」
同時に、Berryzジェットより入電。
梨華の声。
『司令、見つけました。今から画像を送ります』
「おお、やったか!」
はたけ司令、机のスイッチを押す。
モニターにBerryzジェットから送られた画像が映し出される。
はたけ司令、悔しそうに
「外神田の通称UFOビルか、何で今まで気が付かなかったんやろ」
画像は、航空写真であった。屋上にアルタカ星人のUFOが停泊している、UFOビルの画像。
「UFOビルのオーナーこそ、そのおトミさんや。これで疑う余地なしやな。Berryz仮面、出動!」
はたけ司令のかけ声にこたえBerryzメンバー、敬礼する。
「ラジャー」
-外神田。UFOビル。1F。
変装したはたけ司令、よっすぃ~、あさ美がエレベーターに乗り込む。
はたけ司令、腕時計型通信機で近くの地下秘密通路に待機中のBerryz仮面へ連絡。
「合図があるまで動くなよ」
1、2Fはパチンコ店。3~6Fがおトミさんプロデュースの100円均一ショップ。7Fが事務所でRが屋上。
しかし、7FとRのボタンが反応しない。
「くそっ」と、よっすぃ~ボタンを連打。
はたけ司令、制止して「落ち着け、怪しまれるぞ。階段で行こう」
エレベーターを降り、非常口から出て表の階段を駆け上がっていく3人。
-UFOビル。屋上。
息を切らしながら、3人が到着、停泊中のアルタカ星人のUFOを見つめる。
「ほんまにあった……」はたけ司令が呟く。
と、UFOの扉が開く。慌てて物陰に隠れる3人。
UFOから女王イマミコが登場。杖をかざし、自らを人間と同じ大きさへと変化させる。
そして、エレベーターに乗り移動する。
イマミコがいなくなったのを確認し、ゆっくりエレベーター前へと歩き出す3人。
「どこいったんやろ、あいつ」焦る、はたけ司令。
「下ですよ、下」あさ美、扉横のボタンを押す。
「こら、勝手なことを……」
エレベーターが上昇する音がし、扉が開く。中には誰もいない。
おそるおそる乗り込む3人。
しかし、ボタンがどこにも見当たらない。
突然、扉が閉まり中からガスが噴出する。
はたけ司令、慌てて腕時計型通信機に話しかける。
「Berryz仮面、出動や。地下が怪しい、調べてく……」
ガスにより眠ってしまう、3人。
--エンディング--
--次回予告--
「須藤茉麻です。
Berryz仮面の活動も、もうこれでおしまいみたいです。
まあはリーダーを任されたのもあって、ちょっと寂しい気持ちです。
いよいよ次回、最終話『青春JUMP!』
お楽しみに」
(第13話・終わり)