歩かない旅人

牛乳を毎日飲む人よりも、牛乳を毎日配達している人の方が健康である。

 この問題に何時迄も目を瞑ってはいられない。

2013-02-18 11:12:39 | 新聞広告から見る世の中の縮図

    前にも似たような記事を、西尾幹二氏が雑誌、『WiLL』に載せたことがありますが、今日の新聞の載っていた雑誌の広告の見出しの項目で、ショッキングな見出しを見つけました。実に切実で、大事な話ではありますのに、何処か、あまり触れたがらない問題として、話題に載せないように配慮をしていたように思います。
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 話題にするのも、畏れ多い事ですから、軽々に好き勝手な意見を述べ合う事ではありますが、ほったらかしには出来ない問題です。その広告とは、雑誌『新潮45』の3月号の広告です。その広告の中身は、[ 皇太子殿下、ご退位なさいませ ]という見出しで、筆者は、山折哲雄氏です。さぞ悩まれて、それでも身を賭して、書かれたものと拝察します。
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 副タイトルとして、「今年でご成婚から二十年。しかしその半分の歳月は雅子様の療養に重なる。このまま皇位を継がれることが、お二人にとって本当に幸いなことなのか。皇室の未来のために、敢えて世に問う渾身の提言」という、かなりな覚悟をして、この論文を書かれたものだと、思われますが、誰かが言い出さなければならない、重大な問題だと思っていました。よくぞ言ってくれたという思いです。
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 ご高齢で、健康にも憂慮されている天皇陛下が、本来ならば代わりにその御公務の一端を担われるべき皇太子殿下が、雅子様という、困った人を病気とでもいうのでしょうか、そのために充分な、天皇陛下の代理としての、御公務の一端の輔弼を出来ずにいます。皇太子殿下の立場で、天皇陛下の過酷な日程に対し、心苦しい気持ちは持っていると言うことは察せられます。
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 我々庶民の見るところは、その元凶は雅子様という、何とも言えない存在にあります。雅子様は皇室という存在自体の認識があまりにも欠けている戦後自虐史観の、総本山ともいうべき外務省独特の、考え方に染まりきった小和田家の存在を抜きに考えられないでしょう。雅子様自身、東京大学出身の外務省キャリア組で、順調にその立場、その仕事ぶりは外務省の中でも特出していたと言います。
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 その順調の出世街道に水を差したのが、皇太子殿下の、意中の人になり、熱心に求愛されたことは、日本国民の多くの知る所となりましたが、私はその当時からちょっと嫌な感じを持っていました。その時の雅子様のコメントの中に、「どんなことが起きても皇太子様が私を守ってくれると仰ったから」という発言でしたが、言質を取られたような嫌な発言だと、その時感じました。そう言ったとしても、それを国民に発表するその神経の、鈍感さに呆れて、いたのです。
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 皇太子殿下もかなり我儘ではありましたが、雅子様の自虐史観が、皇室に全く向いていないことが、段々明らかになってくるにつれ、国民もやりきれない気分に襲われました。天皇という存在は、安倍晋三氏の著書の中に・・・「1977年から11年にわたって駐日大使を務めた、マイク・マンスフィールド氏が、当時外務大臣だった安倍首相の父、当時外務大臣だった安倍晋太郎氏にこんな質問をしたと言います。
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 「私は日本の経済発展の秘密について、ずっと考えてきたのですが、安倍さん、なんだと思いますか」、「日本人は勤勉性ですからね]父の晋太郎氏がそう答えたら、大使は皇居の方を指さして言ったそうです。「天皇です」。戦後の日本社会が基本的に安定性を失わなかったのは、行政府の長とは違う「天皇」という微動だにしない存在があって、初めて可能だったのではないか」・・・・と安倍晋三氏の著書『美しい国へ』に書かれています。
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 しかるに、その皇室に、雅子様という存在があります。雅子様の病名とされる、「適応障害」というのは、30歳代のエリート社員に多い、一種のわがまま病であって、自分の権利だけは事細かに主張するのが特徴であると、2008年雑誌『WiLL』 6月号の 【 小和田一族と皇室 皇太子さまへの御忠言 第二弾 】に、西尾幹二氏が書き述べています。その一部を抜粋してみます。
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 ・・・・例えば就業規則上の休暇とか、給与規定などの取り扱いなど、忙しく働いている一般の社員が日頃忘れているような細則にこだわり、自分に関係のある権利だけは漏らさずに主張する傾向が強いのだそうである。そして権利に伴う義務、ある岩周囲への迷惑は顧みない。雅子妃がそうだというのではなく、これはこの病名に関する一般論だが、ストレスの多い繁栄社会だからこそ病気扱いされるが、性格や気質や道徳観や育ちの問題とみられてしまうのが従来の日本社会の普通の扱いであろう。
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 つまり昔なら人間として落第点がつくだけの話で、病人として大切に腫れ物に触るように扱われると言うことはないはずである。ネット上のある人の集計によると、平成十九年四月から、二十年三月までの一年間のご皇族のご公務の日数は、天皇陛下が251日、皇后陛下が188日、皇太子殿下が148日、雅子妃殿下が18日、秋篠宮殿下が218日、紀子妃殿下が176日だそうである。天皇陛下は働き過ぎである。目立つのは、雅子妃の私的外出が、103日で他の方々より群を抜いて多いことだ。
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 (中略)・・・曰く、“雅子妃殿下のお振舞にはご病気では説明のつかないことや、ご病気を差し引いてもなお許され無い事が数多くあるのです”。(中略)・・・雅子妃は国連大学に足繁く出向いているらしい。国連大学と言うと何か立派な場所のように思えるかもしれないが、反日の左翼イデオローグの集会の場と聞いている。(中略)
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 北朝鮮のチュチュ思想研究所の理事であった武者小路公秀氏が永らくここで副学長をして、影響をなお残している大学でもある。妃殿下が熱をあげる対象として相応しい所かどうかは、宮内庁や警察庁がしっかり調査し、監視してもらいたい。私が、一番恐れているのは、皇室の内部に異種の思想が根付き、増殖し、外から取り除くことができなくなる事態である。妃殿下はご病気がすでに治っていて、宮中蔡祀のようなご公務を拒否されるのは、すでに何らかのイデオロギーによるものではないかという疑いすら囁かれている。
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 ちょうど日教組の教師が卒業式で君が代を歌うことを拒否するように、高度に宗教的で古色豊かな宮中の密儀秘祭に反発し、受け付けないのではないかという疑念である。さもなければ平成十五年からいっさい祭場に立ち入らない義務の不履行は、あまりにも目立ち過ぎ、なぜそこまで拒むのか簡単に説明がつかない。
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 此処までで、抜粋は一休みしますが、日本の象徴たる天皇陛下を中心とする皇室の危機が、雅子妃殿下を中心に、着々と進んでいるかのごとくです。宮中蔡祀に公然と抵抗しているような皇后陛下など、到底認められないことであり、皇室の落第生だと、烙印を押されても仕方の無い事ですが、それを許してきた皇太子殿下が退位するという提案には、私個人では大賛成です。
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 雅子妃殿下は、宮中歌会始でも常にわが子の愛子様をテーマーに歌を作り続けて、国民に対するメッセージを込めた歌は皆無だと承知しています。今や愛子様だけが頼りの、子離れできない、母親としても失格な雅子妃殿下の為にも、皇太子殿下は、秋篠宮に譲って自由な身になる方が、雅子妃にとっても、幸せだと思いますし、日本国民の為にもなると思われます。