新聞(産経)一面のトップに、チャイナ(支那)の艦船が日本の海上自衛隊の護衛艦に対し、射撃管制用のレーダーを照射してきたと言うニュースが大きく出ています。これはどんな問題かと言うと、アメリカなどの犯罪映画などを見ると犯人を取り囲みレーダー光線がいくつも犯人の身体を標的に取り囲み、撃ったらそこに当たると言うことを相手に知らしめる役目があり、もちろん日本の射撃隊もこのシステムは既に使用しています。
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他の新聞はどのように報じているか分かりませんが、産経新聞の見出しは次の通りです。【 中国艦がレーダー照射・東シナ海 先月2回・射撃用、海自向け 】。【 過激化する挑発・防衛相、「極めて特異」 】。となっています。見過ごすことのできない重大な挑発行為ですが、ここで日本がとるべき態度が試されているでしょう。安倍晋三政権に対して、どれだけの対中強硬策が本物かどうか試してもいるのでしょう。試されているのです。
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日本側もまず、菅義偉官房長官が、「極めて遺憾だ」批判した記者会見をし、斉木昭隆外務審議官は中国の程永華駐日大使を呼んで、抗議の上自制を求めたと書かれています。戦略的互恵関係をチャイナとの間に結んでいますが、相手はこっちが弱味を見せれば、何処までも付け上がって、日本との関係をチャイナに都合のいいようにされてしまいます。
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尖閣諸島問題を、チャイナは何が何でも政治的に利用してきたことが、ここにきて民主党を相手にしてきたようには行かないと焦ってはいるのでしょう。新聞の23面いわゆる社会面では、【 「中国許せない」、「歯がゆい」・沖縄住民怒りと不安 】。【 レーダー照射、「衝突に発展しなければいいが 】。【 領海航行 14時間 示威行為悪質に 】。などと言う見出しで、チャイナに関する示威行為に怒りを込めていると言っていいでしょう。
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チャイナと言う国は、前々から信用の置けない、反日国家と言うことを、聞こえないふりして盛んに日中友好などと、ついここ何日かの間に、鳩山由紀夫、山口奈津男、村山富市、加藤紘一、等親中派が訪中し、日本の世論は一つ岩ではないと言うことを、アピールしていますが。全く馬鹿げたことをこりもせず、やっていますが、彼らの思惑は、もっとチャイナのことを聞いて。尖閣も差し出せと言うことなのでしょうか。度し難き行為です。
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安倍首相もここは慎重になるのは当然のことと思われます。威勢のいいことを吹いて、まだ国内の体制が十分に整ってはいない日本ですから、忍耐するところはするでしょう、何しろチャイナには、本当かどうか、効き目があるのか解りませんが、「国家総動員法」、とか、「国民皆兵化」などと言う法律と言っても、チャイナは法治国家ではなく人治国家ですから、どこまで信用していいか分かりませんが、日本国内で暴れない体制を作り上げておかなければなりません。
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折も折、雑誌、『正論』の中の巻頭コラム、《折節の記》からその前半部を、ここに載せてみたいと思います。筆者はまだ誰だかわかりませんが、間違ったことは書いていないと信じています、大分これでも抑えて書いているのだとさえ思っています。世界はこんなものではない、日本もこんなものではないと言うことは想像つきます。
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(雑誌 『 正論 』 3月号より)
[ 折節の記 ]
★・・・譬えれば日本は関東連合みたいなものだったと言う。肩を怒らせ、金属バットで見境もなく叩きのめす、略奪し、強姦もする。だから、二度と悪ができないように手錠をかけた。それを戦後レジームと言うのだと。
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発案は米国だ。インディアンを皆殺しにし、奴隷を使い、フィリピンを騙して植民地にした。ついには、死に体の日本に無慈悲に原爆まで落とした。下品で残忍で。 何か言い訳しないと世間も歩けないから、日本は南京大虐殺をやったとか、米国より悪い国に仕立てて、だから懲らしめたと言う風に歴史を書き換えた。
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見え透いた嘘の上に構築した戦後レジーム。それを信じ、米国以上に墨守してきたのが朝日新聞だった。なぜ朝日は信じたのかと問われても、馬鹿だからだとしか答えようがない。 (◆注・・・馬鹿は馬鹿でも 馬鹿言う馬鹿の 馬鹿を聞く馬鹿 もっと馬鹿。 よく言われる言い伝えみたいなものです)
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七年前、安倍政権がもう嘘はやめようと言いだすと、この新聞は報道の公正もかなぐり捨て、罵詈とデマで政権を倒してしまった。直後の新聞大会は朝日新聞の勝利祝賀会と化し、元社長の 「中江利忠」 に新聞文化賞を贈った。
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彼は韓国人妻をもつ部下の 「植村隆」 と中央大学教授 「吉見義明」 を使ってあの従軍慰安婦キャンペーンを張らせた男だ。戦後レジームの敵を倒し、かつその拡充を図った功労者というわけだ。
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祝勝に湧く朝日新聞は、「筑紫哲也」と「若宮敬文」の対談を見開きで載せ、なぜ政権を倒せたか、そのカラクリをとくとくと語った。要約すると、「安倍政権は朝日新聞の主張が生んだ、世論によって潰された」、(若宮)。でも朝日が直接世論を形成したのではない。「世論はワイドショーやニュース番組のコメンティーターが繰り返し吹き込んで作られる」。
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そのコメンティーターは、「ご近所さんみたいな人の方が効果的だ」(筑紫)。例えば夫を寝取られた女優とか、頭の悪そうな野球選手とかカメラマンでいい。で彼らにどう朝日の主張を刷り込むか。彼らは自分の主張を持つほど頭がよくないから、テレビ局で出番前に、「朝日新聞の社説をあてがい」(若宮)、噛んで含めてオウム返し出来るようにする。だから全国民が読む必要がない。ごく、「少数が社説を読めばいい」(筑紫)
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要するに馬鹿なコメンティーターに朝日の社説を与えて、朝から晩までテレビで繰り返させれば、それが世論になり、安倍政権だって倒すことができたじゃないかと。テレビのワイドショーが、「反逆したがる大衆」 (オルテガ・イ・ガセット)をおだてて政治を支配する。「まさにテレビポリティックスの時代」(筑紫)がきた。
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日本の政権は朝日新聞とテレビが決めるのだと気色悪い二人が頬ずりして対談は終わっている。実際、この陣立てで朝日新聞は民主党を国民に押し付けるのに成功した。ただあまりにひどすぎたので師走選挙になったが、それでも若宮は、テレビポリティックにまだ神通力があると信じていた節がある。
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それが総選挙当日の旧臘十六日、朝日の一面見出し、「政権、交代か維持か」だった。まだ民主党政権が維持できると半分以上信じていた。何故なら、朝日は社説で、脱原発を訴え、改憲を言う自民を非難し、デフレ脱却を危険な賭けと恐怖を煽った。馬鹿な 「大谷昭宏や みのもんた」 らが社説道りに四六時中、脱原発だ、自民は金属バットを握る気だ、と騒ぎ、「古館伊知郎」 が卒原発の嘉田由紀子がいいと葬式の司会みたいな声で繰り返した。
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何もかも前の安倍政権を倒した時の布陣とそっくり同じだった。これで馬鹿な大衆が、反安倍に動かないわけがない。民主党は少し減っても百議席以上はいく。小沢一郎は嘉田由紀子に、「あんたが立てば百人は堅い」と言った。朝日もそう読んだ。自民が少々伸びたって、猥雑な小政党を抱き込めば民主党政権は生き残れる。
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それであの見出しになったのにあの惨敗だ。中でも衝撃だったのは戦後レジームそのまま憲法九条遵守と脱原発と弱者救済を言った、嘉田の惨敗だった。テレビのポリティックスは幻だったのか。その分析もまだ出来ないうちに第二次安倍政権が誕生した。
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それは、朝日が支えてきた、戦後レジーム潰しが再開され、それを多くの国民が支持したことになる。株価も円安も朝日の主張と存在とをはっきり否定した。ミスリードの主犯の「若宮敬文」はさっさと退職金を手に逃げた。朝日はどこにいくか。戦後レジームがだめなら、そろそろ事実を書くかと元日の紙面は、「日の丸を掲げる街」をトップにした。
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日の丸は美しい、と。朝日に従ってきた日教組もびっくりだったろう。近づく消費税増税で、新聞協会会長の秋山耿太郎・朝日新聞会長が、「知識に課税はおかしい」と新聞だけは減税を言い出した。おまえの新聞は慰安婦やら南京大虐殺やら散々嘘を並べてきた。今さら、殊勝げに、「知識」を言える身か。
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何といってもメディアを今まで牛耳ってきたのは、朝日新聞でした。テレビも新聞社の系列に収まってしまいましたが、朝日新聞は突出して、反日色を打ち出し、それに逆らうものを叩きのめしてきましたが、ここ十数年その立ち位置が危うくなって来ています。あの悪名高い朝日の主筆は悪名を流し朝日をやめましたが、さっさと心の本国か、本当の祖国かは知りませんが韓国の何チャラ大学の何チャラ教授に収まっていると言います。
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今日は《折節の記》の全般を書き写しました。このまま朝日が廃刊になることを心から祈っています。