レーダー照射事件は、日本の政府が一歩も譲らず、堂々と渡り合って、チャイナの方が戸惑っています。やっと安倍政権らしい対応が、ここにも表れだしました。しかし、チャイナはこのまま引っ込んでいるとは思えません。何を仕掛けてくるか、日本は冷静に道義を尽くし、対処してゆくほかないでしょう。相手の土俵に決して乗らないように、日本に何の責任もないのですから、相手の横暴に倍にして公正にやり返す気概が必要だと思います。
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小野寺五典防衛相は、優しい顔をしていますが、決して相手の言い分に対して、理路整然と対応しています。チャイナはここ三日間てんやわんやの大騒ぎで、どう対応したらいいのかチャイナ本国でさえまとまっていない様な有様でしたが。日本のでっち上げだとか、監視用レーダーだとか言いつくろっていますが、小野寺防衛相はそのレーダーの分析結果を、証拠として開示することも検討していると、公表しました。負けてはいないと言うことです。
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そのためか、ここ三日ばかりは、尖閣諸島近海は、チャイナの影も見えないようです。日本の強気な姿勢が功を奏したとも言えますが、少しでも日本が弱味を見せたら、すかさずチャイナは押し寄せるでしょう。要するに相手が弱いとみるや、チベットやトルキスタンのように、解放という美名のもとに侵略してくるでしょう。今日の産経新聞コラムにチャイナの、行動様式について書かれたものがありますのでそれをここに載せます。
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《 産経抄 》 平成二十五年 二月 十日
前にも紹介した宇田川啓介氏の、『2014年 中国は崩壊する』によれば、中国は、「メンツ社会」である。メンツと言っても、単なる、「面目」や、「体裁」とは違う。その人の地位や権利に直結しており、失えば社会からドロップアウトせざるをえない重いものだという。
▼しかもこの国は大いなる階級社会だ。上位の者のメンツを守ることは生き延びるための条件だ。例えば温家宝首相が、「尖閣諸島は中国の領有である」と発言した以上、首相のメンツにかけて実行しなければならない。そんな社会なのだそうだ。
▼東シナ海で中国の艦艇が海上自衛隊の護衛艦に射撃管制用レーダーを照射したのは、軍の独断行為との見方が強まっている。だがそれを、「知らなかった」では共産党や政府指導部のメンツが立たない。と言って事実を認めれば国際的に批判を浴び、今度は軍幹部がメンツを失う。
▼双方のメンツを立てるため考えた結論が、「悪いのは日本」だったようだ。「射撃管制用レーダーは使っていない」と突っぱねたうえに、「日本は一方的に虚偽の発表をした」である。如何に科学的な証拠を示したところで、聞く耳を持ちそうもない。
▼不気味さを増す中国の大気汚染も、当局の環境政策の誤りにあることは明らかだ。だがサイトでは、「汚染物質は日本から飛来する」、「日系企業の工場排気が汚染源」といった風説が流れている。噴飯ものとはいえ、これも幹部のメンツを守るためかもしれない。
▼日本でも党のメンツにこだわり政府の人事案を受け付けない民主党のような例もある。しかしそんな無責任さは次の選挙で厳しい審判を受けるだろう。一党独裁の中国では、それが逆になるというところが厄介である。
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「悪いのは日本だ」と言う、言掛かりに、只々これも日中友好のためと、押し頂いていたのが、今迄のほとんどの日本政府のとってきた政治感覚でした。それらが大手を振って大物面してきたのです。靖国参拝も中曽根康弘と言う食えない風見鶏政治家が、チャイナの言い分を聞いてきて、今の状況になって仕舞ったのです。しかも懲りずに、今の政治に口を挟んで来、それを載せる新聞社がまだあると言うことです。産経も載せている残念な新聞です。
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昨日氏の図書館で何気に借りてきた、井沢元彦氏の『中国・地球人類の難題』(小学館)で2007年発行の、ちょっと前のチャイナがオリンピックで騒いでいた頃の本ですが、その中に今でも十分すぎるくらいに通用すると言うか、いつまでも日本の中では変わらずに、チャイナに親しみと友愛を込めて接している政治家がかなりの数、いると言うことを改めて考えさせられます。
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《 中国 地球人類の難題 井沢元彦 より抜粋 》
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〔 『靖国参拝』は国益に反するから中止すべきだ 〕
宮沢喜一元総理、橋本龍太郎元総理、河野洋平衆院議長、らが主張していることです。野中広務元自民党幹事長、田中真紀子元外相、加藤紘一元自民党幹事長らそうそうたるメンバーがこの論者ですね。連立与党の公明党の冬柴鉄三幹事長もここに入れていいかもしれません。この人たちへの反論をひと言でいうとするなら、「そんなことがよくヌケヌケと言えるな」と言うことです。
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例えば河野洋一さん。あなたはずっと、「日中友好」、「日韓友好」を、「推進」してきましたね。ODA(政府開発援助)で、中国に膨大な援助を与えることでも旗振り役だったはずです。もちろんそれは小泉総理就任のずっと以前からです。あなたがひたすら、「土下座」にも等しい低姿勢で、「日中友好」を進めた結果それは成功しましたか?。
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冗談ではない。その「成果」が反日デモじゃないですか?「いや、それは小泉のような政治家が、靖国参拝などをして中国を刺激するからだ」とおしゃいますか?。それは責任逃れというものです。反日教育を少なくとも10年以上前から始まっています。あなたが政治家として、「日中友好」を確信していた頃から、中国は日本の援助を国民にはまったく知らせず、共産党の、「善政」のおかげだと宣伝し膨大な援助で生まれた余裕を、軍事拡張や宇宙開発に振り向け、子供たちには徹底的な反日教育を施しました。だからこそ反日デモが起こるんじゃありませんか。
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私はあなたを戦後日本が生んだ最低な政治家の一人だと思っています。もちろん、「好き嫌い」で言うのではありませんよ。政治家を評価する客観的な基準として、その政治家が自分の理想(あるいは政治目的)をどれくらい達成でき多寡、と言うのがあります。これは誰しも異存がないでしょう。
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あなたは、「原水爆の廃絶」、「世界平和の実現」と言う理想をもっていますね?。ではあなたがこれまで中国に対して行ってきたことで、その二つがいくらかでも前進しましたか?。逆ですね。前進どころか、中国は日本の援助をいいことに着々と核武装を強化し、アジアの平和(世界平和)の多大な脅威を与えているではないですか?
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理想を実現するどころか、完全に逆行させた。その核ミサイルの照準は明らかに日本に向けられているのですよ。そんなあなたが小泉総理に、「忠告」する資格があるのですか?。要するに、これらの人々、「中国土下座派」は中国と言う、「暴力団国家」のユスリ、タカリにタレ流しの資金を与えた結果、手の付けられない勢力にしてしまったと言うことです。
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あの小泉首相の時代から今もチャイナの、傲慢な態度は変わっていないどころか、民主党時代はまるで宗主国になったつもりで、日本を侮ってきました。河野洋平は対中援助の旗振り役で大変な資産家になりました、要するに利権でキックバックがなかった筈はありません。全部日本の税金です。実に売国的な反日政治家とも言えます。
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息子の河野太郎も、よく自民党にいられると不思議に思っています。チャイナ利権で潤沢な政治資金があるのか常に選挙では選ばれてきます。この事はもうじき消えて無くなりそうな小沢一郎にも当てはまります。みっともない大名行列で。チャイナに朝貢使節の如くぞろぞろ行ったかっての栄光は今どこを探しても恥ずかしかった行為として残っているだけです。
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対チャイナとか韓国や、北朝鮮になると、どういうわけかメディアの筆先は、無国籍になります。産経の中にも親会社のフジテレビと闘って、愛国、憂国の記事が唯一載っていますが、今回のレーダー照射事件は一歩も引いてはいけません。踏ん張っている安倍政権に何とか邪魔をしたいマスメディアに国民の冷静な批判が、それを許さない状況が生まれつつあります。