歩かない旅人

牛乳を毎日飲む人よりも、牛乳を毎日配達している人の方が健康である。

嗚呼、稲田朋美女史名演説。3

2010-11-30 15:40:51 | 国際・政治
 昨日は。散々な目に逢い、どうにかしのぎましたが、今日で稲田朋美衆議院議院の国会本会議代表質問を雑誌『WiLL』12月号より全文掲載されていましたが、ほぼ全文写しておきたくなり今迄2日に渡り三分の一づつ書いて来ました。今日がのころの分です。
 前「文芸春秋」の編集長、堤堯氏と産経新聞政治部の久保紘之氏の連載対談《蒟蒻問答》第55回で、堤氏が「稲田朋美の代表質問見たかい?聞かせましたねぇ。一緒に中継をみていた女房なんか、「よくぞ言ってくれた。自民党もこうゆう女性を早く党首に担げばいいのよ」なんてべた褒めだ。新聞やテレビは冷ややかだったけど…」などと発言したあの名演説も今日が最終回です。
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『菅総理に問い質す!』稲田朋美(自民党)3
 さらに、鳩山前総理の政治と金について、鳩山氏は今年、参議院の予算委員会で西田昌司議員に裁判資料の提出を約束しておきながら、いまだに出しておりません。これは国会で当時の総理大臣がお約束になったことをいまだに履行していないということです。
 このような不道徳なうそが神聖な国会で横行するようでは、国民のモラルも民主主義も地に落ちてしまいます。早急に裁判資料の提出をされるよう求めますが、総理のご見解をお伺いいたします。なお、私の質問は、全て総理に答弁を求めています。官僚の用意した原稿を読まず、総理自身の、政治家としての識見あるご自身のお言葉でお答えください。
 最後に、今回の尖閣問題は、日本国民と政治家にさまざまな教訓を残しました。政治の究極の目的は、国家国民の安全保障にあるということ、そして領土を守るためには国民の覚悟が必要と言う事です。
 その意味で、総理が、6月の所信表明で、相手国に受動的に対応するだけでは外交は築かれない、時には自国のために代償を払う覚悟ができるか、国民一人一人がこうした責任を自覚し、それを背景に行われるのが外交であると言われたのは、まさしく言葉としては正しいと思います。しかし総理は行動が伴っていません。有言不実行なのです。
 わが国の尖閣諸島の領有権を守るためには、国民が自国のために代償を払わなきゃならないこともある、その覚悟なくして領土は守れません。たとえ尖閣は日米安保の対象でも、自主防衛の気概なくして日米安保は意味がないという事です。
 今年の8月15日、菅総理および菅内閣の閣僚は、ただ一人も靖国神社に参拝をしませんでしたが、いかなる歴史観に立とうとも、国のために命をささげた人々に感謝と敬意を表することができない国に、モラルも安全保障もありません。
 要は、言葉ではなく、守る意思と覚悟の問題です。その意思も覚悟もない菅内閣に、この国の主権も領土も国民の生活も国家の名誉も守ることができないことが明らかになった今、総理が為すべきことは、内閣を総辞職するか、一刻も早く衆議院を解散し、国民に信を問うことであることを申し上げ私の質問を終わります。(10月6日衆議院本会議代表質問速記録より)********************************
 【質問を終えて】。 稲田朋美。
 菅総理の答弁は官僚の作成した文章をただ読むだけのものでした。唯一、菅総理らしい部分といえば、冒頭で私の質問に対して大変厳しい言葉が並んでおりましたが、私も野党時代、かなり厳しい言葉を使っておりました。しかし、これほど汚い言葉は使わなかったつもりでありますとの発言ぐらいです。
 しかし速記録をお読みいただければ分かるとおり、つたないということはあっても、汚い言葉など全く使ってはいません。どの言葉が汚い言葉なのでしょう。菅総理が野党時代に使っておられた言葉と比較していただきたいと思います。テレビなどの報道でも「汚い言葉」の部分ばかり取り上げられましたが、ここがクローズアップされてしまうと、答弁全体をお聞きになっていない方、全文をお読みになっていない方に誤解を抱かせます。
 実際に、私の事務所の電話がパンクするほど「汚い言葉を使うな」と言う抗議の電話が殺到しました。菅総理の答弁がはらんでいる本当の問題は、このような一方的な言いがかりの部分ではありません。私が菅総理に投げかけた質問は菅総理の所信表明を受けたものであると同時に、総理の地位に就く人で人であればすぐに答えられて当然の国家観や政治理念に関するものばかりでした。
 にもかかわらず、中味のある答えを全く聞くことができなかったところに大きな問題があるのです。たとえば国会議員で唯一人、いわゆる従軍慰安婦問題でソウルで“反日デモ“に参加した岡崎トミ子議員を国家公安委員長に任命した件です。よりにもよってこの人を、国内治安のトップに任命する神経が分かりません
 この点について、菅総理は「本人は誤解を招く行動だったと反省している。内閣としては適材適所を心掛けている」とお答えになりました。しかし、一体誰が何を「誤解」したのでしょうか。岡崎氏が日本の議員でありながら、日の丸を破いたり、踏みにじったりしていた“反日デモ“に参加したことは紛れもない事実です。そういう人を「適材適所」と判断したというのですから理解の範疇を超えています。
 政治理念を問うても「国民主権の実現」「最小不幸社会」とのお決まりの言葉に終始し、自分の言葉で答えることをせず、官僚メモを棒読みし揚げ足を取る。あげく「汚い言葉」などとレッテルを張り、聞く側に問題があるかのような物言いをする菅総理の答弁からは、誠実さのかけらも感じられませんでした。代表質問の後に残ったのは激しい徒労感だけでした
 菅総理の答弁を聞いて居て最も強く感じたのが、菅総理は国民の怒りや喜びを、我が事として感じ取ることが出来ないという事です。今回質問した、拉致実行犯・辛光洙の釈放嘆願に署名した件にしても、総理は「そのような人物が入っていると確認しなかった」「もう何度も謝っている」などと答えていますがそれ以前の問題なのです。
 菅総理は、中学生の娘が拉致されて何十年も戻って来ないという状況に自らが置かれたらどのような気持ちになるのか、お考えになったことがあるのでしょうか。本当に「知らなかった」のかもしれませんが、その軽率な行動に対して、心から申し訳なく思うのが普通の感覚ではないでしょうか。
 今年の8月15日に出された「菅談話」についても同様です。あの日にあのような談話を出すことは日本人の心情に対して非常に無神経だと思うのですが、むしろ誇らしげに発表していました。国民がつらい目に遭っている時は心を痛め、なんとかその状況を打破しようと思う。国民の喜びは自分の喜びである。それが政治家の基本であるなのですが、菅総理にはそういった基本的な物が欠けているようの思われてなりません。
 尖閣の問題にしても「検察の判断は適切だった」と言うばかり。全く他人事のような答弁です。何故適切であると考えたのかを、ご自身の言葉で語っていただきたかった。尖閣諸島に関しては、たしかに自民党時代から一民間人が土地所有権を持っており、政府が借り上げているという状態になっています。
 目に見える実効支配をせず、民間人の立ち入りを許さずにきたことに関しては、自民党も反省しなければなりません。事態が変わったのですから、自民党は新しい提案をし、たしかにこれまではそうだったけれど、事ここに至っては目に見える形での実効支配が必要だというべきでしょう。できれば尖閣を国有にし、自衛隊を配備して実効支配を強化する。
 今は尖閣諸島に近ずくことも出来ませんが、「領土問題はない」と言う方針である以上、国民が上陸することは当然許されるし、菅総理が「国内法の範囲で検察が処理した」と言っている以上、「普通の島」として扱ってもいいはずです。
 日本の漁船が尖閣諸島沖へ殆ど行かないのは、聞くところによると尖閣沖まで漁に出ても、燃料代の方が高くつくからだそうです。にもかかわらず、中国の漁船が漁に出てくるとなれば中国政府が後押しし、戦略的に出て来ていると考えるべきです。中国にとっては、「尖閣を領土と主張する具体的な理由」などは全く関係ない。
 とにかく、中国の国内法で「尖閣は中国の領土である」という領海法を勝手に制定しており、後は実効支配さえすればよいと考えています。笑ってしまうくらい無茶苦茶なやり方なのですが、相手は終始一貫して実行して居る。それに対して、日本が事無かれ主義で譲歩したり、仙谷官房長官のように「日本も昔悪い事をしたのだから」などと自虐史観で中国を慮ったりする事は領土を明け渡すことにつながります。
 民主党からは「自民党時代からの外交の失策が現状を招いた」などとも言われます。そうゆう面もあるのでしょうが、少なくとも安陪政権では「価値観外交」、麻生政権では「自由と繁栄の弧」という外交姿勢を掲げ、実質的な中国包囲網を形成し、周辺国との結びつきを高める方針を打ち出していました。
 しかし、政権交代後は「東アジア共同体】や「東シナ海は『友愛の海』」「日米中正三角形」などと言い出し、菅総理も今回の答弁で「日中両国は一衣帯水」と明言しています。中国を包囲するどころか、むしろ中国に擦り寄る方針なのです。
 中国は今こそチャンスと考え、それに付け込んで領土問題をふっかけてきた。一日でも長くこの政権が続くよう、対日工作にも余念がない事でしょう。それに対する菅政権の危機感の無さは致命的です。今回の代表質問では、不思議なことに政権交代後の、ヒトラーユーゲントのような民主党一年生議員の一斉の拍手も野次もほとんどなく、自民党席からの拍手が目立っていたほどでした。
 菅総理の答弁中も、どこかしらけた空気が漂っていました。菅総理のあまりの態度に、党内からも共感を得られなくなったのでしょうか。民主党の中にも、このままでは日本が危ないと感じている議員がいます。また、尖閣の問題で国民には危機感が広まりました。今、保守政党、保守政治家は一丸となって対抗しなければなりません。
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 実にぶれのない、芯のある代表質問だと思い、だいぶ前ですが残しておく気になりましたもう2カ月近く経っていますが、菅総理は今かなり揺れている筈ですが、周りをみるとみんな確信犯みたいなのが取り巻いていますので、びくびくしながらも、開き直っているのでしょう。
 しかし、今回の内閣は悪過ぎます、特に社会党出身の閣僚は共産党よりたちが悪い面があります。日本を憎んで来た連中です、日本の良さに嫌悪してきた連中です。中学生クラスの見識しかないでしょう学校のクラス会です。世界は皆いい人ばかり。日本は昔悪い事ばかりしてきたから、素直に謝って、仲良く言う事を聞いて、こんなに豊かになったのだからと。好い気持ちでお金をばら撒いて来ました。
 自民党のリベラル派も似たような者でした。寄ってたかってあとどのくらいこの国は持つでしょう。心強い人が現れたものだと思います。我々も危機感を強めています。しかし今の自民党の執行部には期待できません。如何なって行くのでしょうか、民主党の内紛もみんな利口になって多数与党の身分に甘んじています
 尖閣ビデオもテレビから消えて話題にもならなくなりました。だから稲田朋美女史に期待してしまうのです。



中間タイム。いわゆる休憩です。

2010-11-29 18:52:47 | 日記・エッセイ・コラム
 パソコンが何だか機嫌が悪く、私の言う事を聞かない、そんな一日でした。何と言っても画面にカーソルが消えてしまったのです。マウスを動かそうが画面のどこにも、カーソルの姿は現れません、真ん中にポツンとカーソルを押す四角い私にとっての入口がありますが、肝心のカーソルがなければそこを、クリックする事が出来ません。
 ひとまず電源を切ろうと電源スイッチを押しても、画面は其のままビクともしません画面はそのまま元のスイッチを切ってもバッテリーがあるから画面は代わりません。こうゆう時、私みたいな旧石器人は何をするかと言うと、とにかくあらゆるところを押して見るという事です。
 しかし今日はしぶとかったパソコンです。思わずたたき壊したくなる位な気持ちでした。とにかく電源を切って、バッテリーを使いきってしまい、とにかく画面を消してしまいたかったのですが中々バッテリーといえどもすぐに切れるどころではありません。
 延々と時間だけ過ぎ、押すところも無くなって先ずバッテリーを、空っぽにするのはマズイと思い、電源を入れ直しました電源は入って、まだこのパソコンは死んではいなかったのです。こうゆう時、誰かに聞くのが嫌いなのです。器械ぐらい壊れたら、それはそれでしょうがないと、半分開き直ってしまうのです。
 パソコンの取扱書を読んでも、マウスのカーソルが画面から消えてしまったトラブルなど考えられないのでしょう。慌てながらもアッチコッチ調べたが期待にたがわずある筈がありません。
 初歩的なトラブルなのでしょうか。この器械でもアッチコッチトラブルだらけです。だましだましそのうち分かって来ると思ってやっていますがトラブルもパソコンのうちです。のんびりやろうと考え、とにかく充電ランプが消えるまで変化のないカーソルのない画面を、ホッタラカシニしていました。
 人間の頭は少し間をおくと、別の発想が生まれます電源スイッチを少し長めに押し続けました、時間にして10秒位でしょうか。消えた、画面が消えて真っ暗になったのです。まずこれで半分成功したような物でした。
 そうしておいて、そのまま器械を落ち着かせるため、しばらくそのままにして置きました。随分長い間そのままの状態にして置きました即ち、今まで見なれたこれからパソコンでもやろうかという状態です。しかし機会もアッチコッチいじられて付かれているから少し休ませてやろう、そんな考えでした。
 一時間ぐらいそのままにしてマジ何時ものように、パソコンのスイッチを入れました。真っ黒の画面が現れ白い文字でこのパソコンはトラブルを起こしていますという字が現れ、いろいろ書いてありました。その横に数字が、15,14,13とだんだん少なくなって来ています。
 何をどうすればいいのかとにかく読んでる暇がありませんからマウスのクリックを押しました。何が如何なっているのか解りませんが、いつもの壁紙画面になりカーソルが画面に現れたのです。ですから今日はへとへとです。こうしていい訳を、打てるのですから治ったのでしょう
 今日はこれでお終いです、まごまごして居ると日にちが変わってしまいます。

嗚呼、稲田朋美女史の名演説。2

2010-11-28 15:03:13 | 国際・政治
 菅首相が恐ろしい事を言い出しました。支持率が1%になっても辞めないと、鳩山由紀夫氏との会食の後記者団に向かって言い放ったそうです。幾ら本人がそう思ってて居ても民主党の党員は堪った物ではありませんが、それをどの位、意識して居るでしょうか。
 今日も昨日の続きを書き写していきたいと思いますが、3日くらいかかりそうですその位長いのですが、揺るがせにできない位の、気品と迫力と強靭な意志を感じます。何故、今、女性の方が日本を強く心配し出しているのでしょう。櫻井よしこ氏、稲田朋美氏、丸川珠代氏、何れも、暑きこと火の如く、静かなる事山の如しです。
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 昨日の続きです。
『菅総理に問い質す!』 稲田朋美(自民党)
 次に尖閣の領有関係についてお伺いいたします。総理は、所信で、尖閣諸島は歴史的にも国際法的にも国際法的にもわが国固有の領土であり、領土モンドは存在しませんと言われました。その通りですよ。しかし、一方で中国は、尖閣諸島は中国固有の領土であり、主権と領土を断固防衛するとっ主張し、今回の逮捕について謝罪と賠償を求めています。
 たとえ大ウソでも、国の主権の及ぶ固有の領土という原則から出発して、最後まで妥協せず、釈放後も謝罪と賠償を求めている中国は一貫しており、反対に、正しいにもかかわらず、最後になって中国の不当な圧力に屈しぶれたのはわが国です。
 総理にお伺いします。中国が一貫した態度を貫き、わが国がぶれたことで日中間に領土問題が存在するかのような誤解を世界に発信したことになりますが、総理にその自覚があるのか、お答えください。中国の温家宝首相は、国連で演説し、国家主権と領土保全については一切妥協しないと述べましたが、総理は国連で何を主張してきたのですか。
 報道によりますと、国連演説で、国のリーダーがまず果たすべき役目は不幸の原因をできる限り小さくする事だと訴えたそうですが、国家主権と領土が侵害されようとしているときに、そんな演説で中国の主張にとても対抗できるはずはありません。
 また、今回、尖閣の日本の立場を国際社会に訴えるという理由で国会日程を変更して出席したASEMで温家宝首相と立ち話の会談をされたと言いますが、日本側には中国語通訳はいなかったとお聞きしています。本当でしょうか。通訳がいなくてあなたが言うように、尖閣は日本固有の領土だと主張してきたことになるのですか。
 また、日本の総理大臣として真っ先に主張すべきわが同胞のフジタの社員の開放について、あなたは温家宝首相に要求したのですか。また、今回の中国人船長の公務執行妨害罪について抗議したのですか。抗議も要求もしなくて一体、25分間何を話していたのですか、具体的にお伺いをしたいと思います。
 結局、あなたが総理である限り、国際舞台において、日本は不当なことをされても黙っている国と言う発信しかできないという事ではありませんか。総理は、日中関係全般について、大局的観点から戦略的互恵関係を深める日中双方の努力とおっしゃっているのですが、領土は主権の問題でありお互い一歩も引けない問題ですから、他の問題では戦略的互恵と言う事はあり得ても、事領土に関してはあり得ません。
 領土に関わる問題について、中国が努力するとか譲歩するという事はあり得ません。何故なら中国は、尖閣諸島を間違って自国の領土と思ってしまったのではなく、日本の領土と知りながら実効支配しようとしているからです。政府は、わが国固有の領土である尖閣諸島を守るために、どのような戦略を考えているのですか。具体的な策をお答えください。さて国内の安全をつかさどるのは国家公安委員長です。そして、任命権者は、
 総理、あなたです。今回、その国民の安全を守るポストに、韓国で、いわゆる従軍慰安婦問題で日本の政府を糾弾するために、ソウルの日本大使館に向けて反日デモをし、わが国の国旗を貶めた岡崎氏を任命されました。信じられない愚挙です。総理にお伺いします。総理は、岡崎氏の愚かな反日行為をどのように理解されていますか。
 今回、なぜ岡崎氏をわが国の治安の最高責任者に任命したのですか。不適格者を任命した責任についてどのように考えておられますか。次に、所信に、国を思いきって開くというフレーズがありますが意味が分かりません。このことに関連して二つのことを連想しました。一つが外国人地方参政権であり、もう一つが農業の自由化の問題です。
 鳩山前総理は、日本列島は日本人だけのものじゃない、日本を開かなければならないというおかしな信念の持ち主でした。国を思いきって開くという中に、鳩山さん的な地球市民的発想が腑含まれているのですか。その延長線上に外国人地方参政権を置くと、まさしく、自国のことは自国で決めるという主権国家の中核が失われてしまいます。
 また、外国人地方参政権付与については、地方議会から反対の意見書が県議会だけでも三十五と多数出されています。総理は、今まで一貫して、外国人に地方参政権を与えるべきである、しかも特別永住者だけでなく一般永住者にも与えるべき発言をされています
 私は、国であれ地方であれ、外国人に参政権を与える事は、日本が主権国家をやめる事になると考えています。憲法十五条に公務員の選定罷免権は国民固有の権利であると書かれていますが、その意味するところは国家の行く末を決めるのは日本人だけであるという国民主権、そして、日本が主権国家であることの当然の要請なのです。
 改めて、外国人に地方参政権を与えることについての総理の見解、特に、憲法に違反しないか、主権国家として外国人に地方参政権を与えることが、対馬や国境の島の存在を考えて見ても、安全保障上問題ではないかについて見解を覗います。さらに民主党は、党員、サポーターの資格に国籍を問いません。今回の代表選においても、外国籍の党員、サポーターも投票権を持っていました。野党時代ならともかく、与党になっての代表選は、実質上、この国の総理大臣を決める投票権を持つことになり、明らかに憲法違反だと断ぜざるを得ませんが、その点についての総理のご見解を覗います。
 総理は、EPA(経済連携協定)、FTA(自由貿易協定)を推進する立場にあり、所信の中にも、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)への参加を検討と述べ、全く農業への言及がありませんでした。昨年の衆議院選の民主党のマニュフェストでも、米国との間で自由貿易協定を締結すると書かれており、そのことに農業者が猛反発をして、書きぶりを変更したという事がありました。要するに、民主党は、農業を犠牲にしてでも貿易自由化を進めるという事なのです。
 しかし農業は、単なる産業ではありません。地域を守る、文化を守る、伝統を守る極めて重要な役割を担っています。お米は日本人の主食であり、米づくりは日本の文化であり、水田は日本の美の象徴です。農業を守ることは、すなわち日本を守る事なのです。
 仮にわが国が全ての国境措置、関税を撤廃すれば、農産物の生産額が3.6兆円、GDPが9兆円、雇用が375万人減少し、食糧自給率は12%まで落ち込むと試算されます。民主党は、平成19年の参議院選挙のとき、コメの生産調整をやめて戸別補償をするというまやかしを言って農村の票をとり、勝利しましたが結局、生産調整は止めていません
 戸別補償は自由貿易推進のために実施するのでしょうか。一体何のための戸別補償なのか総理にお伺いいたします。さて昨年わが党が惨敗した総選挙で民主党が掲げたマニュフェストは嘘だらけの詐欺とも言うべきマニュフェストでした。詐欺とも言うべきマニュフェストで政権をかすめ取ったのが民主党です。そのような民主党に政権をかすめ取られたわが党も情けない。
 まず、最も大きな嘘が、財源の嘘です。民主党は、子供手当、農家の戸別補償、ガソリン値下げ、高速道路無料化など、選挙目当ての不道徳かつ政策的に間違ったバラマキをするための財源16.8兆円について、国の予算を組みかえれば、20兆、40兆すぐ出せると言っていました。
 当時の代表であった鳩山前総理は、財源については心配していただくには及びませんとまで言われたのです。選挙後も、財務大臣が、民間企業でも経営者が変われば1割、2割すぐ削減できる、それと同じだと豪語されました。一体その20兆、40兆の財源はどこへ行ってしまったんですか。
 昨年の事業仕分けで削減できた無駄は7千億、これ位のものは、自民党政権下でも毎年削っていました。消えた年金ならぬ、消えた財源ではありませんか。20兆、40兆の財源が予算の組み替えでできるとおっしゃったことについて、今もその考えに変わりはありませんか、総理にお伺いいたします。
 また、総理は著書 『大臣』の中で、「国家予算が、たとえば総額90兆円になるとしたらマニュフェストで国民と約束した、7兆1千億を最初に計上する。そして残った額から、必要なものを充てていけばいいのである」と述べられておりますが、真っ赤な嘘じゃありませんか。
 それが本当なら、マニュフェストに従って、22年度は予算の最初に7.1兆円を、23年度は12.6兆円を真っ先に計上しなければなりませんが、そうはなっていません。結局、財源がなくてできなかったのです。だから詐欺の様と言われるのではありませんか。所信では子供手当は、現金給付と保育所の整備などの現物支給のバランスをとって拡充する方針ですというごまかしが述べられていますが個々の家庭に配るから子供手当だったのではないですか。
 結局、政権をとってみたら、財源がないということを認めざるを得ないので、マニュフェストを反古にするという事なのです。消費税については、6月の国会を閉じてから、いきなりわが党の案を参考に10%とおっしゃいました。昨年の選挙では、4年間は消費税を上げないと約束をされていた筈ですが、財源がないと分かり、いきなり増税を提案されたのです。民主党政権になってから、民主党内でも国会でも消費税が議論されたことは私は知りません。
 さらに、わが党の消費税の議論と総理の言う消費税とは全く前提が違います。わが党は、長年党内で真剣に議論をし、財源については、20兆、40兆などと言った嘘をつかず、骨太2006などでまじめに歳出削減をし、所得制限なしの子供手当のようなバカげたバラマキをせず、使途を少子高齢化に限定し、最小限の増税が必要として、昨年の1月に税法附則に明記したのです。
 総理の提案された消費税増税は、全く議論もなく、しかも、昨年の総選挙のマニュフェスト違反の増税です。与野党協議を言う前に、無駄排除で9.1兆円、天下り禁止で12.1兆円、予算組み替えで20兆、40兆の財源の嘘について国民に謝罪をし、バラマキを悔い改めることが先決だと思いますが、総理の見解をお伺いいたします。
 小沢元幹事長が、検察審査会から2度目の「起訴相当」の議決を受けました。今度こそ、国内法にのっとり、厳正に対処していただきたいと思います。ただ、この問題で本当に国民が知りたいのは、政治資金収支報告書にきょいの記載をしたことに小沢氏が関与していたかではなく、世田谷の土地を含む十億もの不動産を政治資金管理団体が保有する必要性がどこにあったのか、また、その不動産の原資は何処から来たのかという点にあります。
 いずれにしても、全く説明責任を果たさず、強制起訴となった小沢氏は議員辞職すべきだし民主党に議会制民主主義を語る資格はありません。(またまた続きます)
*************************
 この国会質問は菅首相のみならず、民主党議員一人一人答えをする覚悟で議員として働いていますか。



八方ふさがりにもがき苦しむ。

2010-11-27 19:25:01 | 国際・政治
 久しぶりに現れた、見た目にも文句のない悪役中の悪役が、呆気なく、消え去りそうな雰囲気です。輿水東と言う、小悪党が消え、今度は押し出しと言い、面構えと言い、ドスノ利いた声と言い、人権弁護士、社会主義者、学生運動家出身の押しも押されぬ悪役が現れて、日本中を敵に回した立ち回りも、自ら墓穴を掘ってしまいました。
 今日の新聞の一面トップ見出しは、【瀕死内閣 ちらつく「解散」】。【仙谷氏の問責可決 補正成立】。5面に至っては仙谷氏非難の記事一色です5面の見出しは【政権の「守護神」も…】。【足引っ張る仙谷氏】。小見出しで「際立つ悪評」。「甘い見通し」。など悪評を一気にかぶり。悪漢仙谷氏一巻の終わりとばかりの書きようですが、久しぶりに悪役らしい悪役を見た気がします。
 支持率の《下り最速列車》。と言われる、菅、仙谷政権らに対する民主党議員の視線は冷たいと言われていますが、ここまできたら当然でしょう。あまりにもお粗末な、何の工夫もない、素人集団みたいな政権でした。それも幼い日教組仕込みの、口先だけの大衆迎合内閣でした。この菅内閣のかじをとってきたのがこの悪役でしたが自分が前面に出過ぎました
 この菅内閣を一口でいったらどんな内閣かこの秋の衆院本会議代表質問をして、こんなに口汚くののしられたのは、私も口は悪かったがそれ以上だと菅直人首相を激怒させた自民党の2回生にしてすでに代表質問に立った『稲田朋美』氏の演説内容が雑誌「WiLL」12月号に全文載っていますが、その冒頭の部分を聞いただけでどんな政権かある程度分かると思います
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『菅総理に問い質す!』 稲田朋美(自民党)
(前略)。民主党政権になって一年、民主党政権には、日本の主権を守る意思がない、領土を守る意思がない、家族と地域社会を守る意思がない、そして何よりも、国家観がない、この国がどんな国を目指すのかという理念もない。つまり、意思も国家観も理念もない空っぽの政党なのです。
 まず、民主党には党の綱領がありません。本来、政党は理念や政治信条のもとに集まります。ところが、民主党は、綱領のない、世界でもまれに見る寄せ集めの政党なのです。
(中略)、まず所信表明の中に教育、農業と言う言葉がありません。国家の大計である教育、そして、日本の文化の原点であり、食糧安全保障であり、ふるさとの原風景である農業について語らずに、国家観は語れません。
 国民に対して自らの国家観をきちんと説明する、これが総理としてまず果たすべき債務ではないでしょうか。総理は6月の所信では強い経済、強い財政、強い社会保障の一体的実現と言い、参議院選では最小不幸社会と言い、今回の所信表明では有言実行内閣とコロコロと言葉だけが変わっています。
 しかし、総理の国家観は全く見えて来ません。真実味が無いのです。かって、総理は重大な人権侵害であり国家主権の侵害である拉致実行犯の辛光洙の釈放嘆願に署名しました。辛光洙は横田めぐみさん、福井の地村さん夫妻、原敕晁三の拉致犯であり、それにより北朝鮮により、トップクラスの勲章をもらいました。
 総理は知らずに署名したと言っていますが、そのマヌケぶりを挽回するために、この十年間、拉致問題解決のためにいったい何をやってきたのかお答えください。また日本の総理大臣として改めて国民に謝罪するとともに、拉致問題に取り組む決意を、お決まりの官僚の作文でなく、あなた自身の真実味のある言葉で表明して下さい。
 さらに、総理は、国旗・国歌法に反対をしたわが国で最初の総理大臣です。日本の国旗は日の丸で、日本の国家は君が代です。国旗・国歌を認める事が出来ない人を、日本の総理大臣として私は認める事は出来ません。
 (中略)、伸子夫人の著書によれば、総理は特定の思想とか主義への思い入れはないそうですが、その場対応でどうにかやって行くのが政治だという考え方に付いて、私は反対です。人は苦しくても目標があれば頑張れます。国も同じです。どんな国を目指して頑張るのか、その理想を国のトップである総理大臣が語らずして国民は前向きになれない、国の発展はありません。
 次に、外交安全保障についてお伺いいたします。言うまでもなく、外交・安全保障政策は国家運営の中核です。国民の生命・身体・財産・領土、そして国家の名誉を守る事が国益であり、内閣の最大の債務は、国益を守るための外交・安全保障政策に最終責任を持つ事です。
 ところが、菅政権は、外交・安全保障政策に対しあまりにも無責任かつ無策です。その表れが尖閣問題におけるぶざまな外交的敗北なのです。この問題は、先月の7日、民主党が総理になる資格のない小沢さんと総理を続ける能力のない菅さんが国民生活も国益も犠牲にして、14日間もの間、コップの中の醜い権力闘争を繰り広げていた、その政治的空白期に起きました。
 領海侵犯した中国漁船が日本の巡視船に二度も体当たりをしてくるという悪質な事案だったので、船長の起訴は当然だと誰もが思ったときに、突如、処分保留で釈放したのです国民はあきれ、怒りました。残念なことに、この国では国民の怒りを共有することが出来ない政治家が総理をし、官房長官をし、外務大臣をしているのです。
 今回の釈放は、中国の不当な圧力に屈して国内法の適用を捻じ曲げた主権国家に値しない恥ずべき政治判断でした。総理は衝突時のビデオを見ていないとおしゃっていますが、信じられません。総理は一国の宰相として国家国民を守る責務、そして行政府の長として、命がけで任務にあたった海上保安庁の職員の安全を守る債務を負っています。ビデオを見ないで何を判断できたというのでしょうか。
 総理は、一部新聞報道があったように、とにもかくにも早く処理して、なかったことにしてほしい。それが本音だったのではありませんか。何故ビデオを見なかったのか、国民が納得するお答えをお願いいたします。総理および菅内閣の閣僚は、釈放は那覇地検の独自の判断であったと言い。検察当局も同じことを言っています。誰も信じない卑怯な責任逃れです。そもそも外交問題を理由に釈放を決める事は検察の越権行為になると思いますが、その点の総理のご見解を伺います。
 また、本件のように極めて高度な政治判断を必要とする外交問題について検察当局に委ねたとすれば、菅総理およびその内閣には、重大な外交上の局面において、政治判断をする意思も能力もない事をみずから認めたことになります。総理にお伺いいたします。
 今回の釈放において、日中関係、国民への影響と言う、まさしく国益そのものであり、外交の目的そのものの判断を検察当局に委ねた事は、あなたが理想とし、政権交代の大義である政治主導の自殺行為ではありませんか。さらに総理にお伺いいたします。行政機関に属する検察の判断が間違っていた時に、最終責任を取るのは、言うまでもなく内閣です。今回の釈放は、準司法的判断としても外交判断として間違っています。
 準司法的判断としては、国内法に日中関係と言う外交問題を持ち込んだことが間違っている。検察当局は、刑訴法二百四十八条の起訴便宜主義の「犯罪後の状況により訴追を必要としない時」に該当すると苦しい解釈をいたしていますが、此処に外交判断は入りません。さらに、外交判断、政治判断としても中国の不当な圧力とおどしに屈し、日本の主権を放棄するかのようにして中国に治外法権を認めたこと、日本がやすやすと外国の圧力に屈して国内法をゆがめて処理をする国であると世界に示したこと、さらに、日中間に尖閣をめぐる領有問題が存在するかのような、
 誤ったメッセージを中国および世界に向けて発信したことなど、多くの禍根を残す結果を招いたことで、間違った政治判断です。この責任を内閣として取らなければなりません。あなたの内閣はこの責任をどのようにしてとられるのですか。
 政治は結果です。もちろん事実関係を明らかにする事は重要です。菅内閣が、腰抜け、ぶれたという国民の批判を恐れ、検察に政治責任と説明責任を押しつける卑怯者内閣であること、国益を守るという政治意思を示すことの出来ない意思のない内閣であることを国民に知ってもらうために、逮捕、拘留、釈放に至る事実関係は明らかにしなければなりません。しかし、事実関係を明らかにする事とは別に、今回の釈放と言う判断が検察独自のものであれ、政府の判断であれ、それにより国益を著しく侵害したことの責任を取るのは菅総理、あなたとあなたの内閣以外にはありません。そのことについて、覚悟を総理にお伺いいたします。
 総理は、かって「救国的自立外交思案」を出され、その中で、「まずは議論の前提となる外交や安全保障の根幹の情報を国民にガラス張りにして、日本の国益に関する国民の共通認識を醸成し、いざと言うときに自国の安全を守るための覚悟を国民の側に作り上げる」と提言しておられます。そうであるなら、早く衝突時のビデオと捜査資料をすべて公開し、国民の共通認識にすべきではありませんか。何故公開しないのですか。総理にお伺いいたします。
 そもそも、この問題は、民主党政権の外交姿勢そのものの甘さがあるのです。鳩山前総理は、全国知事会で、石原都知事から尖閣諸島に日米安全保障条約が発動されるかと聞かれ、確かめる必要がある、帰属問題に関しては日本と中国の当事者同士でしっかりと議論して結論を見出して貰いたいという言う事だと理解して居ると、信じがたい不見識な発言をし、物議を醸しました。
 そんな甘い認識だから、友愛の海などと寝とぼけたことを言っていたのです。総理にお伺いいたしますが、わが国にとって今世紀最大の外交課題である対中問題についてどのような認識ですか。中国を脅威と認識するのか、それとも、総理も東シナ海を友愛の海と認識して居るのか、お伺いいたします。
 次に、この問題がもたらした影響について。中国は、船長逮捕の後、東シナ海のガス田に関しての国際交渉を一方的に延期し、白樺にドリルを持ち込み、掘削を始めたと見られます。政府としてはどのような対抗手段を取るつもりなのか総理にお伺いいたします。
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続きは、また明日から書きます素晴らしい格調のある名演説ですが、メディアはそれ程取り上げませんし、これ等の質問に非常に不親切で説明不足、はぐらかしに終始しています。ちょこっと書こうと思いましたがこれは全文書かなくてはと思いを新たにしました。 







 平和主義者が戦争を作った。

2010-11-26 14:08:11 | 国際・政治
 今の日本の弱腰外交には、誰しも大きな懸念を持っていますが、韓国の北朝鮮に対する友好的接し方には、一部の国々や人々に大きな、疑念を抱かせましたが、金大中,廬武鉉両政権下での10年はまさに、信じられない売国政治に徹しました。北の「喜びたい美女」、に狂喜乱舞し、国全体を同じ民族だから助けるのは当然だとばかり必要以上に、金一族に忠誠を尽くしました。
 世に失われた10年と言いますが、その付けが先ず現れました。(ソウル特派員の黒田勝弘氏)の記事が今日の産経新聞の2面に載っていますが、韓国の金泰栄国防相が更迭されました。更迭と言う言葉は使われていませんが、この失われた10年のたるんだ国防意識の欠如は、荒っぽい治療が必要です。
 延坪島への砲撃では、北朝鮮軍がロケット砲まで動員していた事が同日判明したらしいのですが、これに対し韓国軍の長距離砲は半分が故障などで反撃できない状態だったことが明らかになったという事です。これでは国防相が更迭になっても仕方がありません。
 また北朝鮮軍が周辺の西海岸一帯に軍団規模の兵力数万人を配置していたのに対し、韓国軍は海兵隊約5千人等旅団規模でしかも縮小計画が進められたと言います。南北間で衝突が繰り返されてきた最前線にもかかわらず、韓国軍の意外な弱体ぶりが暴露された形だと言っています。
 こんな空気をつくる出したのは前に記した二人の大統領の北に何か借りがある様な、北にとっては有り難い、しかも頼みもしないのに、先を争うように援助を続けました。それがちっとも感謝されないどころか、甘く見られてしまって居たのです。日本人と同じ常識では測れない油断のならない大陸人、気質です。
 恩をあだで返すという言葉がありますが、国際社会では、そんなに珍しい事ではないようです。特に発展途上国ほど顕著です。それが国の発展を妨げている意識もないようです。しかも自分たちはプライドだけは一人前に持っていますが、公に対する意識が希薄です。
 近年の韓国軍の士気を含む、“戦力低下“は対北融和政権だった、金大中、ノムヒョン政権下(1998年~2008年)に急速に進んだと言われています。李明博政権の誕生で立て直しが始まっていますが最近の事態はそのスキを付かれた形だち言われているそうです。軍の実情に世論の不満と批判が噴出して居ると言います。
 あの韓国でさえそうです。今の日本はあの尖閣問題を筆頭に、入間の自衛隊祝賀会での民間人祝賀会における挨拶にさえ、いちゃもんをつける、元社会党議員の防衛大臣が、絶対に自分の非を認めず、まさに確信犯ですこんな人を任命した菅首相も、全く国際社会には無知で、市民運動家の感覚で国の運営をしています。
 何と言っても、平和ボケして居て、韓国の砲撃事件に対する初動対応ののんびりさに、あきれ返って新聞には次のような見出しが出ています。【砲撃把握後70分官邸空っぽ/安保会議開かず】。【「迅速対応」胸張っても 寒い実態】。何とも頼りない政府です。
 北朝鮮も北朝鮮です。ぶにょぶにょ王子、金正恩の権力強化のための武力行為と言いますが、そんなことを許している世界の関係国の考えは如何なっているのでしょう。韓国の李明博大統領は威勢のいい100倍の報復をするなどと言っていますが。戦闘機まで出動しながら相手の基地に対して爆撃さえしていないのです。
 韓国は、北朝鮮に対して何か負い目でもあるのですか。コンプレックスを抱いているのですか。どんな報復をやり出すのか楽しみに見守っています。韓国も口だけは達者なところがあります。口で脅かすのは上手な国民です。昔の日本人はそんな物には動じない度胸がありましたが、今の仙谷官房長官などは、全く頼りになりません。
 アメリカも何を考えているか分かりません。リベラルな大統領が現れると、コロッと騙されて、石油を無償で何年も与えたりしますし、強い批判は一応するが、その後はチャイナ頼みです。チャイナが一番ズルイ国です。北朝鮮もチャイナの援助による食品の酷さに憤慨している書物を読みましたが、それでも食べられるだけ幸運の人々です。
 チャイナは自国の国益上北朝鮮に対して、家畜のえさ程度の食品を援助して居るのですでも他の国はその援助さえ少なくなりました。当然な事ですか北朝鮮は、軍隊と金一族のためにあります。軍隊も金一族を守るためにあります。ぼにょぼにょ王子金正恩を守るのが今後の軍隊の仕事となるのでしょうが、チャイナの猛犬の代わりをしている様なものです。
 暴れれば暴れるだけ世界はチャイナを頼ります、何とかして下さいと。勝手にいじめたりしたら飼い主のチャイナが文句を言って来ます。それが怖さに、知らない振りをしてみたりなだめたり、ご機嫌をとったり餌を上げます。
 人気取り政治家の国、民主主義国の弱点です。菅直人氏もオバマ氏も李明博氏も選挙で選ばれた人物です、過酷な選挙を戦って選ばれたのに、この様な人物が選ばれてしまうのです。人間ほど当てにならない物はありません。選んでおいては文句をつけ、メディアがそれを防ぐ役目を果たさなくてはいけないのに一緒になって間違った判断をして恥じません。
 これ等の騒ぎ、10月、11月、騒がしい事が続きますがもうソロソロ今年も残り少なくなって来ました。様々な問題に決着はつくのでしょうか。そう簡単には解決しそうもありませんが民主党は崖っぷちなのは確かな事です。
 アメリカの民主党も、日本の民主党も、どちらかと言うとリベラルな党です。戦争を嫌います、なるべくしない様に政策を立てます。そこを狙われて、戦争を起こす確率が、平和を唱える勢力の時の方が多いのです。この世は力が無い物はよの食い物にされます。