歩かない旅人

牛乳を毎日飲む人よりも、牛乳を毎日配達している人の方が健康である。

速きこと風、突風、台風、の如き、我が月日

2010-02-28 19:05:48 | 日記・エッセイ・コラム

それにしても、この2月はあっという間だった。眠りこけている間に、目を覚ましたら、もう8時間で3月である。然しながら眠りこけていた間様々なことが起こって居たことは間違いない。

7日には母が亡くなった。94歳である。気持ちが悪くなって病院に行き帰って来て床に付いたら、そのまま亡くなっていたらしい。母は妹と同居していた。夢の様な大往生である。

その他はあまり記憶にない。まさに地味な2月である。昔、今も居るが全盛の頃、高橋道雄と言う将棋の棋士がいた。大柄な体でと言っても棋士の中ではだが眼鏡をかけた、口調もおだやかな、柔和な控えめな、棋風も人柄を現した様な、ケレン身のない、正統派だったが、付いた、あだ名が、「じみちたかみち」だった。私はこのあだ名が大好きだった。本人は多分そんなに好きではないだろうと、推測する。

兎に角地味なのである。一日中黙って居ても誰も気にしない位、静かで地味なのだ.しかもA級で勝ち上がり名人戦に挑戦し3連勝のあと4連敗して惜しくも名人位を得ることはなかったが幾つかの、タイトルは獲得した。

地道孝道。漢字で書いたらこうなるのだろうか。本名より好きでいつもこう呼んでいた。

一年のうち。地道孝道は2月である。私には真似の出来ない事である。存在感は、圧倒的にある。ますます真似が出来ない。ところで、日本で一番地味な県はどこかと、自分なりに考え、わざわざ正月休みを利用して一人で、3泊4日の旅をした。それは多分19歳くらいの頃である。金もない頃だが良く行けた物だ。鈍行列車に乗るのは当たり前の、時代である。

それは「鳥取県」だった。京都駅で乗り換え、山陰本線で鳥取まで行ってきた。そのころは旅行会社など在りはしないし、在ったとしても利用することの知恵もない。行き当たりばったりの、私の旅は何時でもこうだ。向こうに着いてから旅館を探す。

道中は長かった。20時間位汽車に乗ったと思う。熊本に行った時は24時間だった。私は神経質で、絶対に汽車の中では眠れない、駅弁を幾つ食べたことだろう。若い時でなければできない事である。

「鳥取は」好い所だった。私はすぐそこの環境に馴染む、柔軟性に富んでるが、それにしても大らかな人が多かった。言葉が違うのは旅の醍醐味である。そこに住んでいる生(なま)の生活感が味わえない最近のツアー旅行はその点、実に詰らないが、便利なことは捨てがたい。

人の温かさをしみじみ感じたのも、帰って暫くしてからだ、まだ若い私は一方で警戒心を持ち続けて居たのである。随分御馳走になった。鳥取砂丘もまだ大きく、広かったし美しかった、バスに乗って連れて行って貰った。

鳥取市は県庁の所在地で、10万人位のこじんまりとした、地方都市だった。でも地味だなーと思い、ヤッパリ東京が好いと若い頃の私は考えて居た。

◎、地味な2月にカナダのバンクーバーで冬季オリンピックは開かれているもうすぐ終わるだろう。日本の成績は2月の如く地味なものであった。バンクーバーは今中国人問題で大変らしいが、メディアは一切、報道しない。報道しないと言うことはなかった事になるのだ。何時もの手だ。

ブログの世界ではフィギャスケートの採点で、盛り上がっている、浅田真央は3回半回転を2度も成功させた。今世界最高の選手だと、イタリアとかフランスで、報道されている。審査員のうち3人が怪しいと騒いでいる、異様にキム・ヨナに高い点数を付けて居ると言うのだ彼女は3回転半を一度もとんでない、おかしいと騒ぐのだ。

いやだ、いやだ、人が判断して点数を付ける競技は何時も、すっきり行ったことがない。買収とか不正が行われているという噂が飛び交う。勝っても、負けてもだ。

今日のNHKはあきれ返る、南米チリで27日午前3時34分頃、マグニチュード(M)8,8の大地震が起きた。今日の朝刊では死者82人と出ているがこれから増えて行くことだろう。それよりあきれ返ったのは、他の番組を全部午後2時頃日本に押し寄せる津波の、ニュースをおんなじことを繰り返しつつ流し続ける。

其のしつっこさ、面白い事は要求しないが、決まり切った、場面と同じアナウンサーが何度も出て、深刻ぶって、大袈裟に騒いでるとしか思えない、他のチャンネルに変え又戻すと、同じ事を続けている。公共放送としての使命に燃えて居るのかと言えば、尾のような気配は一向に感じられず、詰まらなそうに上司の命令ならば是非もなしとばかり、機械的に口をパクパク。

こんな放送局は要らない、問題が多すぎる。12チャンネルは立派だ、何があっても我が道、を行く放送局はこうで無くては成らぬ。


新聞のコラム欄、社説欄を読んで。

2010-02-27 16:41:34 | インポート

今日は朝少し雨が降った。今は止んでいる。ウオーキング・クラブの日である。朝9時半頃から、12時近くまで歩き回る、かなり疲れる。最近、横着になって来て行かなくてよい好い訳が出来たと喜んでいる。困った者だ。

我が家では10年以上産経新聞を購読している朝日新聞と読売新聞が嫌いで、それ以外だったら何でもよかった、一番癖のない東京新聞を2~3年読んだが、多分図書館で読んだ、なんかの本の影響かと思う。

この頃は、一時の熱気があまり感じられないが矢張り、メディアに中ではまともな法である。今日は今日の新聞から一つのコラムと社説(産経では「主張」)であるがを記録して置こう。まずはコラム欄「産経抄」からである。昨日の新聞のトップは(無償化除外首相示す、朝鮮学校、学校幹部ら、国会で適用要求会見)。であったこの記事の関連の内容をわかりやすく、自社の考えも入れて、近頃読ませるコラム欄に仕上がった。

『古い話だが、何度も書かねばならないことが有る。昭和42年、産経新聞は北京に派遣していた記者を中国当局により追放された。日中間の国交が樹立される前、中国に文化大革命の嵐が吹き荒れているころで、毎日新聞、西日本新聞と同時だった ▼理由ははっきりしている。他社に比べ3社が文革について、熱心に伝えていたことだ。特に産経の報道は文革が革命の名を借りた国内の権力闘争であることを浮き彫りにしていた。追放はそのことを覆い隠そうと言う国ぐるみの「取材拒否」といってよかった ▼それほどのスケールではないが、産経新聞がまたも取材拒否された。4月から実施予定の高校無償化で、朝鮮学校を除外しようとする動きが政府内に出てきた。これに対し朝鮮学校などが記者会見を開いた。それを聞きに行くと「招待状を送っていないから」と断られたのだ ▼「招待」されたメディアの報道を見ると、会見では「不当な差別だ」と訴えたらしい。「学校を視察して教育内容を確認してほしい」と要請もしたという。政府内に「カリキュラムが日本の教育にふさわしいのか」と、疑問視する声があることに反論したようだ ▼だが多くの朝鮮学校が朝鮮総連と密接な関係にあるのは周知の事実だ。講堂に北朝鮮の金正日総書記の肖像画を掲げた学校もあるといわれる。拉致問題など北朝鮮批判を続けてきた産経新聞を会見からはずしたのは、そのことから目をそらさせようとしたのだろうか ▼鳩山由紀夫首相も無償化除外に一定の理解を示している。だがよくブレる人だからどう決着することやら。少なくとも、中国の発表だけを鵜呑みにし、文革の真実の姿を見失った当時の一部マスコミの過ちだけは繰り返してほしくない』

もう一つの「主張」は二つの記事に分かれている、上段が浅田真央ちゃんの記事、そして下段がこれから書く文章である。

『高校無償化 朝鮮学校の説明は不十分(タイトル)。高校授業料無償化の適用を求める朝鮮学校側が、本紙を締め出して記者会見をひらいた。出席者によると同校の幹部らは、「(適用除外)国際人権規約や日本国際法の精神に反する不当な民族差別、人権侵害だ」、などと主張したという。だが、同校が講堂に金正日総書記の肖像画を掲げるなどして行っている肝心の同胞教育の中身については何も明らかにしていない。

教育基本法は教育の目標として「我が国と郷土を愛する」などをうたっているが、朝鮮学校が国費の投入を求める以上、教育内容を明らかにするのは当然だ。

朝鮮学校は以前、万景峰号での修学旅行(祖国訪問)を通じ、金総書記への忠誠心などを植え付ける教育を行っていた。今も、そのような思想教育を行っているのか。北の国家犯罪で、日本の主権と日本人の人権を侵害した拉致事件をどう教えているのか。

国民が最も知りたいのは、このようなことだ。無償化の適用除外が「民族差別」「人権侵害」に当たるか否かは、それらの内容を十分に説明してからの話だ。

朝鮮学校に無償化が適用されれば、生徒一人当たり12万円の就学支援金が支払われることになる。それは国民の税金だ。今も北を礼賛する教育を行っているとしたら、国民は納得しないだろう。

この問題は、中井洽拉致問題担当相が「(北朝鮮に)制裁をかけていることを十分に考慮してほしい」との観点から、川端達夫文部科学相に朝鮮学校の適用除外を要請したことから表面化した。

鳩山由紀夫首相は中井氏の考えに賛意を示し、「そのような方向性になりそうだ」と朝鮮学校を除外する方針を示俊していた。ところが26日に一転、「結論が出ていない」と発表を後退させ「拉致にかかわりがある話ではない」とも述べた。平野博文官房長官も拉致問題との関連を否定した。

しかし、原敕晁さん拉致事件では、国際手配されている北朝鮮工作員、辛光洙容疑者に加え、元朝鮮学校長と朝鮮総連大阪商工会幹部の関与も明らかになっている。

朝鮮総連とも深い、関係にある朝鮮学校の無償化問題、は拉致問題と無関係ではあり得ない

川端文科相は「国会の議論も踏まえながら最終的に省令で決めたい」としている。単なるカリキュラムの調査だけでなく、同胞教育の中身の精査が必要である。

以上の二つが朝鮮学校に対する高校授業料の無償化除外に関する後追い記事である、テレビでは放送したのであろうか。何処も朝鮮問題はタブー視する。触れたくないのか、戦後教育の未だ消えない傷跡である、とくに特アの連中は一歩引けば10歩押して来る。

メディアがダラシガなくて、困ったもんだ。今の政府はこの、リベラルなメディアが怖くてしょうがないのだ。顔色を覗いながら、コメントをしている、一寸クレームがくるとすぐブレる。

こんな頼りの無い、苦労知らずの連中が集まって、この日本を引っ張って行くと言う。そのくせ朝鮮、中国と聞くと腰が引けて、何も言えないし行動も起こせない。

ストレスの無い人は他の人をストレスにさせる日本と言う国は面白い国だ。好い国だと言うことは間違いないが、そのよさは、他の国には通じない。外務省が日本の官僚の、戦後一番自信を失った日本の弱点を唯一背負っている役所だ。

謝ってばかりいる、言いたい事は言わない、相手の嫌がることは言わない。煽てにはすぐに載る、日本より相手の立場になって何処の国の人間か分からない。国益と言う言葉を大学で勉強してこなかったに違いない。

外交官ほど正直な人種はいないと言われる。これは国籍を問わず、そのように教育される。

これは絶対条件だとされる、一度でも嘘をつくとその後の外交問題では信用されなくなり、外交官としては脱落者とされ国際的に信用されない人間とされる。外交官も基本的には人間である人間同士の信頼関係が無ければ、外交官としてもしっかくである。

しかし国益に関しては正直に話さなくても良いことになっている、嘘を付けとは言っていない。話さなくても良いと言っているのだ。国家秘密に関する事である。当然である。それが国益だ。

その意味ではわが日本は今岐路に立っている国内的には豊かで平和である様に見える。国際的にみれば。見えるどころか、事実であるがそれを狙っている国がある、それが誰の目にもはっきり分かるように成ったら、それは末期的症状である。じわじわ協力的人間を増やしメディアを操作して、その国を悪く言わないように良い点を強調して、政府の中にも仲間を増やす。親中派見たいな連中である、外務省がしっかりしていないと、この先この日本はそれらの国の好い獲物になる。人類発生以来、幾つの民族が滅びたことだろう、道楽親父が家を潰すように、外交は国の家で言えば家長だ。しっかりと国益第一に国民の財産と命を守る重大な役目がある。外交官の任命は天皇直直だと言うのは其のくらい大事だと言う事である。


幾つも放送局が有るのに何故オリンピック。

2010-02-26 18:51:14 | テレビ番組

もうすぐ、オリンピックがおわる。全くやれやれである。ハッキリ言って私は、オリンピックが大嫌いである。何処の局でも、無関心な局はない。話題はそればっかりである。

意地でも見まいと頑張って居るのは、かなりな変り者であると思うが、人間が採点する競技に間違いはないと言い切れるか、ましてやそこに不正が働かないと言い切れるか。サッカーと言う判定がしやすい競技においても。審判員の買収とか選手の反則が歴史的にハッキリ断定された映像もある。

キチンと勝ち負けがつくかけっこの仲間、投てきの仲間、水泳の各距離を泳ぐ仲間、高跳び、幅跳び、三段跳び、とにかくインチキが出来ない競技だったらいいが、後はあまり関心が無くなった。

野球はもう、オリンピックには無い、種目になったが、あの球技もある意味で言えば審判員次第である。日本でやってる分には良い。日本人は、誠実で不正を憎む人種であるから、大抵は上手くいく。

それでもプロ野球ともなると、金銭と生活が懸って居るから、取っ組み合いの大喧嘩になったりするが、流石プロそれもショーの一部に取り入れている。戦う監督は人気が有る。

オリンピックに美意識が無くなったのは東京大会以後である。スポーツとビジネスががっちり結び付き。それを職業とする人達すなわちプロの選手たちも、参加が認められた。こうゆう道を辿るのは目に見えていた。

国の威信をかけて、イデオロギーを賭けて、ビジネスを基調に、いびつな大会に成り下がって終った。

共産主義の国は有利である、国が全部その選手を国の予算を使って丸抱えで育てる。本来はかの、クーベルタン男爵のいう、アマチュアによる、参加することに意義のあった格調高い大会で有る筈だった。

その格調高いオリンピックを此処まで貶めたのは、ソビィエット連邦や、東ドイツ(当時)、等、共産国であった。

特に、見せる競技、体操、新体操、飛び込み、シンクロナイズドスイミング、冬季ではフィギャスケートなど、審判員や審査員が点数を付ける競技に滅法強い。何故か、実に如何わしい。

特に今回は韓国の為の大会ではないかと慮りのメディアのはしゃぎ様、ここまで日本のメディアは在日に入り込まれていることを実感した。日本はだいたいこんな者である。

良くやったと言われる方だろう。浅田真央ちゃんが銀メタル、いい子だ、不思議な子だ瑞々しい。

◎、南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領、(91)、AP通信が配信した写真には家族友人らに囲まれて、祝杯をあげるにこやかな笑顔が有った。南アの初の黒人大統領の輝きが今もカリスマ性とともに、伝わって来た。これは、今日の産経の、from Editor,の書き出しである。

パソケン仲間が早速、マンデラ氏の不屈の指導者としての人間性を描いた映画、「インビクタス(INVICTUS)~負けざる者たち」を見たらしい。大変フットワークが軽い行動的である、私としてはあまり焦らない、2年もするとテレビに降りてくる。

然し私も見たいと思っている映画である、監督が、クリント・イーストウッドである。最近の監督としての腕前は今や、NO1ではないだろうか。彼の作品の第一位は「許されざる者」。これでアカデミー賞を取ったと思う。私はあんまりこの賞を、認めていないので賞は関係ない。でも映画は良かった。彼が最後のウエスタンと言うようにいまや、ハリウッドには馬に乗れる役者がいなくなってしまったらしい。

彼が監督する時、彼は必ず主役として出演するただしわきをきちんと固める。「インビクタス」にマンデラ役で出ていた、(モーガン・フリーマン)はこれで3作目である。「許されざる者」、「ミリオンダラーベイビー」そして今回である。

アメリカに初の黒人大統領「オバマ」を生む大きな力になったのは、ハリウッドの黒人俳優の力が大きい。先の、(モーガン・フリーマン)もその一人だが、(デンゼル・ワシントン)、(シドニーボイチェ)等がいる、これ等の黒人役者はつねに白人役者より冷静で沈着なそして、賢い役をこなしている。

オバマ大統領より、デンゼルワシントンの方がよほど大統領の役にぴったりだ。まあそれは冗談だが、黒人でも、もしかしたら、大丈夫かもしれないと有権者に思わせたと言うことは,一寸前なら考えられないことだったと断言できる。

今のアメリカも随分変わった。クリント・イーストウッド、さえ日本映画の完全パクリ黒沢明監督の「用心棒」のイタリヤ映画「荒野の用心棒」でメジャーデビュー、淀川長冶(サヨナラで有名な映画評論家)がマカロニウエスタン命名し一世を風靡した。

彼はその後ダーティーハリーシリーズ等役者として活躍したが、監督としての才能がこれ程溢れかえって居るのかとタダ驚きである。しかしかなりの年になった。鳶色の目の色に輝きが失せないよう、応援したいと思う


三年前の雑誌をよむ、日本も大変だ

2010-02-25 15:28:35 | 日記・エッセイ・コラム

昨日まで、世界が羨む日本の好い所を書き続けて来たが、これで日本ものんびりしてはいられない。今日は2007年の雑誌「WiLL」を引っ張り出してよんでみる。

自民党政調会長、中川昭一氏がまだ健在の頃の話である、中川氏が「日本も核に付いて議論するべきだ」という発言に政界、メディア、入り乱れててんやわんやの大騒ぎの頃である。

石原氏が「よく言った何も悪びれることはないぞそもそも非核三原則はナンセンスなものでしかない、日本は非核信仰国です。広島の原爆慰霊碑には(過ちはくりかえしませぬから)と書いてある。それを言うなら「繰り返させません」だろうに。

日経新聞は「不見識だ」、と書き、朝日新聞は「外相の答弁は不適当だ」、「日本を危うくするだけだ」、毎日新聞は「非核の看板に傷がつく」

石原氏は更に、日本国民を拉致し、世界中に偽ドル札を横行させ、日本を敵視する、強盗国家が隣国にあり、その国がさらに核武装すると言う時に、非核信仰だけですむものでしょうか。金正一は、「経済制裁をしたら日本を火の海にしてやる」、「経済戦争は宣戦布告と見なす」。今や完全に経済制裁して居るんですよ、どうしますか、何も出来はしない、口だけである。

今もどうしようもない脳無し議員加藤紘一や西村拓は、非核三原則は国是だとかアホな事を言っている、加藤は「日本も核武装をすると言う様な事は絶対に言ってはならないことです」と言い山崎に至っては「中国などに圧力をかける為の議論と言うなら一層たちが悪い。安全保障環境を自ら壊すことになるし、タイミングとしても最悪だ。」

さらに「核武装論には、戦前回帰の軍国主義思想が内包されているように思える(核保有について大いに議論を)と言う発言をコントロール出来ないのは閣内不一致を問われても仕方が無い」、などと白痴的発言をしている。

「この時期に(核保有について)ぎろんしなければ、いつするのか」、と聖母櫻井よしこさんは中川氏を支持し、麻生外相をのぞけば日本の政界の凡そ誰も、中川発言を支持しなかった。

そのような日本の現状は、異常である。批判は野党のみならず、加藤、西村、久間防衛相も「議論自体が他国に間違ったメッセージを出す」と批判した。

日本に付いて、「ひ弱な花・日本」という往年のベストセラーを著したブレジンスキー氏が「(日本)は過去も現在もひ弱な国である」。「日米安全保障条約は事実上、日本をアメリカの保護国とする事を規定している」。氏は更に強調して日本が「アジアの大国になる目標は実現不可能」

聖母、櫻井よしこ氏は、「日本に取って何と屈辱的な見方であろうか。中川発言を否定する人々は、まさにブレジンスキー氏の分析が“正しい”ことを事実上、示しているのだ。

評論家の西尾幹二氏は、中川氏が日本の核武装を論議しようと言いだしたのは至極当然である。氏の発言が無ければ日本は国家としての自己保存の本能すら持って居ない、薄らバカの集団だと世界中から侮られ、ますます破滅に近ずいて行くことに成ったであろう。

国家は自己を維持する為に二つの暴力装置、外には軍隊と言う、内には警察と言う組織を必要とする。その装置の国家による正当な使用は決して犯罪では無い。戦争も刑罰も犯罪では無い。

この2007年1月号は中川発言特集号みたいなもので、なかでも「蒟蒻問答」が面白い。何時もの二人、堤堯氏と久保紘之氏の対談は何時も歯に衣着せぬどころか毒付き、罵倒し、貶しまくる、無頼派の面目躍如である。

今回の「蒟蒻問答」の、テーマーは、非核四原則は日本を滅ぼす。 三原則では無いひとつ増えている。非核三原則は、作らず、持たず、持ち込ませず、だったがこれにもう一つメディアが作った、論議をさせず、で四原則だと言うのだ。

加藤紘一は中川発言を聞いて、北朝鮮の核実験より驚いたと言うんだから、どうかしちゃったのかと、聞きたいよ。唯一の被爆国だからこそどの国よりも核を保有する資格が有る。あるいは、唯一の被爆国だから核を持つ、持たないの二つの権利が有る。

イスラエルがあれだけえげつない事をしても、堂々として居られるのは、アウシュヴィッツがあったからだ。小野田寛郎さんが広島の原爆慰霊碑の「安らかに眠って下さい過ちは繰り返しませんから」とい碑文を読んで、「これはアメリカがかいたのか」と聞いたそうだ。

当時のアメリカは民主主義を知らない”未開な野蛮国家”の民に善政を施した、思い込んでる

「彼ら(連合軍)は、日本が侵略戦争を行ったと言う事を歴史に留める事によって自らのアジア侵略の正当性を誇示し、日本の過去18年間全てを罪悪であると烙印を押した。(略)日本の子弟が歪められた罪悪感を背負って卑屈、退廃、に流されて行くのを私は見過ごす訳にはいかない。 これは東京裁判でインドのパル判事の論理である。日本のメディアがこれを世界に発信できるか。発信できる政治家はいるか。

昨日まで三日間、日本のよい所を無理やりこじつけたり、身贔屓したりして、好い気持ちになったが、日本の今も、三年前と変わらないどころか引き返すことの、出来ない所まで変わって終ったのだろうか。


世界が羨む日本の好い所第三回

2010-02-24 14:08:18 | 日記・エッセイ・コラム

日本の好い所は沢山あり過ぎて、それが当たり前のようになっているから、誰もあまり意識しないかもしれない、しかし世界が羨ましいものとなると一体それは何だろうと、考えて仕舞う

日下公人氏はそれを十五も挙げて、照れるどころか、当然のごとく口にした。昨日まで十個の世界に自慢できる事柄が有った。かなり身贔屓にすぎると思われる事柄もあるが、よくよく考えたり、調べたりすると、あながち、間違ってはいない.むしろ控えめなくらいだ。

今日は最終回最後の5個を発表する。

⑪、日本語が自然に身に着く。  日本語ができると日本企業に就職できて、日本人と友人になれる。そこでは世界のナマ情報が得られる。ネットの書き込みに使われる言語は日本語と英語が38%で首位争いをしているから、発信もできる。世界の古典は日本語で全部読める。日本は世界最高の翻訳大国である。英語で世界は分からない、英語の本には英国の悪口は書いてない。しかし日本の本には日本の悪口がたくさん書いてあるから、こんな公平な言語は他にない。

これには、驚いた何を言い出すやらと思っていたら、世界最高の翻訳大国と言うではないか。これは大いに自慢していい事だ、中国や朝鮮が古典を勉強しようとしても、もうなにもほとんど残って居ない。勉強する為には日本に来なくてはならない。自分の国の歴史さえ他国に頼る様な国が歴史を語るんじゃない。

●12、頭がよくなる。  アイディアが出る頭になる。ただし、大学に行って成績自慢になると消える。英語自慢になると消える。従って、日本の庶民に徹して暮らせば、世界水準を超える頭脳になれる。それに比較すると、ノーベル賞をもらったとか、外国で学位を取ったとかは程度が低い話である

何処かの新興宗教の名誉会長などは、幾つ貰えば気が済むのか、雑誌のアクセサリーか名誉博士や名誉学位のオンパレードである、またノーベル賞等は大騒ぎしているが、あんな政治的な如何わしい物はない。

⑬、外国に教える楽しみが有る  昔は、フランス人がフランス語と料理を世界各国に教えて歩いた。ドイツ人はドイツ語と医学を教えて世界へ出た。日本人は柔道家と、植木屋は世界中何処へ行っても喰えた。今は日本学の教授、寿司職人、日本人向け観光ガイド、自動車、電機食料品、衣料品工場等の経営者や技師として沢山の日本人が世界に出ている。日本人にも世界に教える楽しみができた。発信は受信よりも楽しいがそれが出来るようになった。まだまだ拡大するだろう。 日本は21世紀の先頭ランナーなのだから。当然である。

唖然である、茫然である、しかし此処である。氏の説く論文は、破綻しかけてちゃんと戻る。間違ってるようで、再吟味すると果たしてその通りなのである。此処はひとつ、毅然としなければならない。

●14、誰でも首相気取り、大統領気取りで話をする事が出来る  ホントにその通りである。ビジネスマンであれば、自分のボーナスよりも、世界同時不況の将来を心配して、オバマは…鳩山は…と言う。市民で有れば地球全体の環境を論じて、南極は…わが日本は…と言う   こんな国は珍しい。大抵の国は支配階級と被支配階級が分離し、インテリ、ノンインテリ、も分離しているので、身分不相応の事を言って楽しむ会話が無い。それどころか当局に密告されて投獄されるから、そういう会話を楽しむ自由が無い。日本には沢山ある。

まさに日本は天国である、あまりよすぎて怖い位だ。返って心配になって来る。話が甘すぎる明るすぎる、何か目に見えてこない危険が迫っているのではないか

⑮、日本には日本批判を専らとして、暗く暗く、紙面をつくるマスコミがある。これが丁度良いワサビになっている。  ただし、ワサビが主食になってはいけない。刺激ばかりで栄養が無いからだが、まあワサビ程度には有った方がよい。日本は中国やロシアと違って思想と言論の自由が有る

以上は冗談を言ってるのでは無い。間もなく世界の人が言う事を一寸先に行っているだけである。世界には200近い国が有るが戦前からあるのは60位で、あとは第二次大戦後に出来た新しい国である。ロシアも中国も新しい国で、そうした国には、たいてい独裁者がいる

どの国の独裁者も千辛万苦している、常に命を狙われている。だから野蛮な国が多い

それを先進国はもっと民主化せよ、もっと経済発展せよ、と叱る。教えてやると上から言う

実は日本もそれをやられて自信喪失病になった。ただしなったのは、なまじ英語が分かる国際派の人で庶民は平気である

戦後、独立した新しい国の独裁者は、そうした国際派と、土着派の両方のバランスを取るべく千辛万苦しているが、その努力を日本の庶民の目で見て平たく言えば、国家目標の一つは庶民の生活向上でもう一つは国家威信の向上である

かの、ハンチントンが唱えた文明の衝突の中で世界の8大文明を明示している。その中に日本は8番目になって居て独自の文明国だと断言している。中国の文明も朝鮮の文明も影響は少しだけ受けているがそれ以前からの日本文明に合うか合わないか、厳選しているのでかえって、日本のほうが古いのである。

三回に分けて5個づつ載せたが書き写していて面白くて好い気持ちにさせてくれた。「ねずきちのひとりごと」も日本に逆らう国は滅びるというポリシーを持ち続けている、私は最初日下公人氏がねずきち氏ではないかと本気で疑ったことが有る。