みどりの船

絵本と絵本まわりのこと、日々の雑感を少し。

クリスマスキャロル

2005-12-09 | クリスマス絵本
私は、楽譜つきの絵本にめっぽう弱い。
というか、とても好きなのですね。
気づけば、いろいろ手元に集まっている状態です。

今日は、中学生たちの楽しい演奏を聴いて、
気分がよくなったので、楽譜つき絵本を
見返してみよう!と思ったものの・・・
これが案外多くて、1冊ずつじゃアップするにも
限度があることに気づきました。

・・・ということで、一挙にずらずら並べてみます。
今は手に入らないものもアップしてしまいます。
もちろん手に入るものも!

まずクリスマスの楽譜つき絵本といえば、私の中では
こちらです。

 
トミー・デ・パオラ リブロポート刊

1,5cmはあろうかという分厚い、ボリューム
たっぷりの楽譜つき絵本です。
実に32曲収録。
このトミー・デ・パオラの絵が、不思議とクリスマス
キャロルにマッチしていると思うのです。

私の家族は、父方の祖父の代からのカトリックで、
クリスマスイヴといえば、みんな家族総出で、
夜のミサに出かけるという一大イベントでした。
とにかく大慌てで夕飯を食べ、眠くなりながら
ミサに出る、そんな子ども時代。

不思議と聖歌(賛美歌)は気分を高揚させ、
父が朗々と歌うラテン語の賛美歌には、ひそかに
尊敬の念を抱いておりました。
口に出したことはなかったけれど・・・。
子どものときに、神父様に叩き込まれたとかで、
ラテン語のものでも歌えたのですね。

クリスマスの歌の絵本を見ながら口ずさんでいると、
そういう思い出も一緒に思い出されます。
やっぱり賛美歌は好き

この絵本には、賛美歌だけではなく、メジャーな
クリスマスソングやメジャーでないクリスマスソングも
入っています。
ただ残念なことに、このリブロポートはなくなって
しまったため、この絵本は、ただ今入手不可。

手に入るものなら、こちらかな。

 
児島なおみ 偕成社刊

赤いほうが1、緑が2になっています。
これも以前リブロポートから出ていて、私が赤の1を
買ってしばらくしたら、会社がなくなってしまった!
残念に思っていたら、偕成社から復刊して喜んだのでした。
1のほうには、おなじみ「もろびとこぞりて」
「ジングルベル」「きよしこのよる」「あわてんぼうの
サンタクロース」など全16曲がかかれています。

2のほうは、全15曲。でもさっとわかるのは
「ほたるの光」くらいかしら。
しかし「ほたるの光」って、クリスマスソングだったの?

絵は、このほど「うたうしじみ」が復刊された(祝・復刊)
児島なおみさん。
おしゃれ~な、かぁいらしい挿絵が魅力です。

この絵本たちは大丈夫だろうと、念のため調べてみれば、
bk1では在庫ありですが、Amazonや本やタウンでは、
1のほうが在庫切れになっています。
そのうちまた、重版がかかるのでしょうか。

数年前買ったのが、この2冊。

 

H.A.レイ あすなろ書房         エミリー・ボーラム絵/わしずなつえ訳
                             福音館書店 

H.A.レイといえば、おさるのジョージの人です。
こんな楽しい楽譜絵本も手がけているんです。
何が楽しいかと言えば、右ページに描かれる楽譜!
「ひいらぎかざろう」では♪がひいらぎになっているし、
「まきびとひつじを」では♪が羊なのですよ。
つまり、ページごとに♪が違うものでかかれているのです。
もちろん左側のページには、ちゃんとした楽譜と歌詞が
かかれているので、心配はありません。
こちらは、全10曲。

クリスマスの12日は、マザーグースで有名な
わしずさんの訳です。
これまたマザーグースの積み重ね歌の楽しさが、
視覚的にも楽しめる絵本になっています。
こちらCDつきで、美しい歌声を聴きながら、
しっかり練習することもできます。

私、そういえば、4年前、2年生のクラスの朝の時間に、
この絵本を見せながら、声絞り出して歌ったのでした!
みんな息つく間もない最後のほうで、すごーい!と
感心してくれてちょっとうれしかったです。

この解説・「クリスマスは1日だけじゃないの?」は、
ヨーロッパのクリスマスの過ごし方や、
この「クリスマスの12日」の遊び方などが
書いてあって、とても勉強になります!

                  
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