みどりの船

絵本と絵本まわりのこと、日々の雑感を少し。

くるみ割り人形

2005-12-14 | クリスマス絵本

昨日は、ペンギンハウスのクリスマス絵本の
新刊講座でした。
今年はいやにサンタもののお話が多かったような
気がしますが、子どもと楽しむとなると、
サンタクロースというのは格好の題材なのでしょうか。
(今年に限った話ではないかもしれないけれど)

気になって予約していたツヴェルガーの
『くるみ割り人形』も今年の新刊の一冊です。


原作 E,T.A.ホフマン/絵 リスベート・ツヴェルガー 
文 ズザンネ・コッペ/訳 池田香代子 BL出版


以前ツヴェルガーは、『くるみわり人形とねずみの王さま』
という読み物の挿絵でくるみ割りを描いていたので、
私も気になっていたのです。
帰って見てみると、絵の印象はまったく違っていて、
あらたに描きたかったというツヴェルガーの気持ちが
伝わってくるようです。

この絵本には、朗読と音楽の入ったCDがついています。

朗読は浅岡聡さん、オーボエとハープで奏でられる
音楽は馴染み深いものもあって、
あー、これはばら湖を渡るときの音楽だったのね、
などと思いながら聴くことができます。

朗読の浅岡さんは・・・・どうなんでしょう

うーん、私はイメージが違う感じでしたが、
それはそれで・・・。
耳から聞くくるみ割りもいいものですね。

それにしても、ペンギンのイーダちゃんも言って
いましたが、同じテーマの絵本は、ついつい
集めたくなります。

「くるみ割り人形」もそうだけど「クリスマスキャロル」
「クリスマスのまえのばん」「クリスマスの12日」・・・

くるみ割りで言えば、少女マリーやくるみ割り人形、
7つの頭を持つねずみの王様、ドロッセルマイヤー
おじさんなど、どのように描かれているのか
見るのが好きです。

今回のツヴェルガーの「くるみ割り人形」では、
マリーのベッドに腰掛けるドロッセルマイヤー
おじさんが、小泉首相の横顔に似ているのですよ!
本当です。(賛同者、いないかしら)

やっぱりツヴェルガーの絵はいいなぁ
(注:小泉首相に似ているからではなくて、
 絵自体が好きということ、誤解されたら大変だ!)

他にも、センダックやインノチェンティの描く
くるみ割り人形もそれぞれのよさがあって、
どれも捨てがたい魅力たっぷりです。
絵本といっても読み応えはばっちりあって、
少しずつお話に違いがあるのも楽しいところ。

 

私は恥ずかしながら、くるみ割り人形のバレエを
いまだかつて見たことがないのです。
お友達の子どもの発表会でも見たことがない。
いつか本物のバレエを見てみたいな~。
お話がどんなバレエになって表現されるのか、
興味津々です。

コメント (4)
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