夏の代表的な花カンナ。
昔は公園など至るところで
見かけました。
最近とんと見かけなくなりました。
散歩道の公園で
細々と咲いていますので
今日はカンナの花を
のぞかせてもらいます。
花を横から眺めますと
根元に小さな萼が見えます。
とすると5枚ある黄色の花弁と
小さな萼の間にある
3枚のロケットみたいな形のものは・・・?
花の中を見ると
真ん中に細長いヘラ状のものがあります。
これは間違いなく雌しべ。
すぐ横に花粉を出している
葯がありました。
でも一番内側5枚目の花弁に
くっついています。
5枚目の花弁が雄しべなのです。
そしたら残り4枚は何?
謎がますます深まります。
図鑑でカンナの花のつくりを
調べました。
カンナについては
記載されていませんでしたが
花カンナの原種ダンドクについて
記述がありました。
「小さな目立たない3枚の萼
目立たない花弁が3枚。
花弁状に変化した雄しべのうち
内側の1枚に葯があり花粉を出す。
つぼみの間
葯は花柱にピッタリくっついており
開花時
花柱にベッタリと花粉がつくこと有。(要約)」
謎が解けました!!
5枚ある花弁は
雄しべが変化したものだったのです。
外側の4枚は葯が退化していたのです。
まったく目立たないロケット形のものが
本物の花弁だなんて
植物は不思議です。