『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

酒の適量は純アルコール量20g「ビール中瓶1本。少なすぎ週の総量で調整を」

2022-02-17 05:43:22 | 日記
長引くコロナ禍の影響で、家で飲むことが定番になった人も多い。誰の目も気にせず、好きなだけ飲めるのでリラックスできるのが良いところだ。しかし、「飲むペースを忘れて、酒に呑まれてしまった」「ついつい深酒してしまう」という声も多く聞かれる。そこで、お酒好きな医師が、あらゆるアルコール飲料の“適量”を教えます。「純アルコール量」で1日20g程度この量では、少なすぎ、毎日は飲まない方がましかもしれません。
Q.医学的にみた、飲酒の“適量”は?
A.「純アルコール量」で1日20g程度
「純アルコール量」とは、酒に含まれるエタノールの量を指す。厚生労働省の指標には『節度ある適度な飲酒は1日平均純アルコールで20g程度の飲酒』とされている。酒の種類によって、純アルコール量も異なる。下の表を見ていただきたい。


「純アルコール換算」の項目を見ると、「純アルコール量20g」は「ビール中瓶1本」「チューハイ(7%)レギュラー缶1本(350ml)」「ウイスキーダブル水割り1杯」などに相当。
 つまりは、チューハイレギュラー缶1本で1日の適量を満たしてしまう。それはさすがに少ないのでは、と思うかたもいるだろう。が、「そんなときは1週間の総量でやりくりするといい」と肝臓専門医でアッヴィ合同会社所属の浅部伸一さんは言う。
「1日の適量である純アルコール量20gを週7日に換算すれば140g。休肝日をもうければメリハリがつき、多く飲んでもいい日もできる。そういう工夫をすれば健康で楽しく飲み続けられます」
 ただし、「1か月飲んでいないから、今日はとことん飲むぞ」というような飲み方は×。“まとめ飲み”は体への負担がかえって大きくなるからだ。また、飲むペースを落とす心がけも重要だ。
「最近は、酒席でお酒を強要する慣習は減ってきていますが、飲みすぎかなと思ったら、そこがやめどき。もう1杯飲むと危ないかもという感覚は、ゆっくり飲めば気づけます。ピッチが速いといつの間にか限界点を超えたアルコールが体内に入ってしまい、時すでに遅し。そういう意味でも、スローペースをおすすめします。料理を味わいながらお酒を楽しみましょう」(浅部さん)
 厚生労働省は現在、「第二次健康日本21」というスローガンを掲げ、生活習慣病対策に取り組んでいる。前述のように純アルコール量が1日20g以上の飲酒に警鐘を鳴らしているが、
「あくまでもリスクの目安の数値で、そこまでなら飲んでいいという指針ではありません」(久里浜医療センター院長・樋口進さん)
 がんや高血圧、脳出血、脂質異常症など飲酒に関連する病気は、1日の平均飲酒量が増えるとともに危険性はほぼ直線的に上昇する。そのようなリスクも踏まえつつ、おいしく健康的に酒を飲み続けるためには、飲酒の正しい知識と実践が大切なのだ。
各酒類のドリンク換算表
 酒に含まれる純アルコール量に換算した飲酒量を「基準飲酒量」といい、単位は「ドリンク」。1ドリンクの純アルコール量は10gとなる。種類や量ごとの純アルコール量やドリンク数を覚えておくと、自分がいま、どれだけアルコールを摂取したのかを把握できる。表を持ち歩くのもおすすめだ。

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