東京・神奈川の中学入試が本日2024年2月1日、解禁日を迎える。2月1日の入試実施校のうち、人気難関校の確定出願倍率と偏差値についてまとめる。
出願倍率は日能研の「倍率速報」を参考にしている。なお、募集人員の前に「●」のついているところは、記事作成時点で募集締切となっていない。偏差値についてはサピックス(S)、日能研(N)、四谷大塚(Y)、首都圏模試センター(SY)から出されているものを併記した。
2月1日実施校の各情報<男子校>
開成
募集人員300人(男子)に対して、出願者数は1,259人。倍率は4.2倍となった。
偏差値は(S):68 (N):72 (Y):71 (SY):78。
麻布
募集人員300人(男子)に対して、出願者数は826人。倍率は2.8倍となった。
偏差値は(S):61 (N):68 (Y):68 (SY):76。
武蔵
募集人員160人(男子)に対して、出願者数は546人。倍率は3.4倍となった。
偏差値は(S):61 (N):67 (Y):65 (SY):74。
早稲田中(1回)
募集人員200人(男子)に対して、出願者数は855人。倍率は4.3倍となった。
偏差値は(S):59 (N):65 (Y):66 (SY):74。
早稲田大学高等学院
募集人員男子120人に対して、出願者数は416人。倍率は3.5倍となった。
偏差値は(S):56 (N):64 (Y):64 (SY):73。
慶應義塾普通部
募集人員約180人(男子)に対して、出願者数は569人。倍率は3.2倍となった。
偏差値は(S):59 (N):65 (Y):64 (SY):73。
駒場東邦
募集人員240人(男子)に対して、出願者数は644人。倍率は2.7倍となった。
偏差値は(S):61 (N):66 (Y):66 (SY):74。
海城(1回)
募集人員145人(男子)に対して、出願者数は538人。倍率は3.7倍となった。
偏差値は(S):60 (N):65 (Y):63 (SY):74。
2月1日実施校の各情報<女子校>
桜蔭
募集人員235人(女子)に対して、出願者数は591人。倍率は2.5倍となった。
偏差値は(S):62 (N):68 (Y):71 (SY):78。
女子学院
募集人員240人(女子)に対して、出願者数は708人。倍率は3.0倍となった。
偏差値は(S):61 (N):67 (Y):69 (SY):76。
雙葉
募集人員100人(女子)に対して、出願者数は399人。倍率は4.0倍となった。
偏差値は(S):58 (N):65 (Y):67 (SY):75。
フェリス女学院
募集人数180人(女子)に対して、出願者数は431人。倍率は2.4倍となった。
偏差値は(S):54 (N):62 (Y):64 (SY):74。
洗足学園(1回)
募集人数80人(女子)に対して、出願者数は259人。倍率は3.2倍となった。
偏差値は(S):57 (N):64 (Y):67 (SY):75。
2月1日実施校の各情報<共学校>
渋谷教育学園渋谷(1回)
募集人員70人(男女)に対して、出願者数は男子197人、女子235人。倍率は男女で6.2倍となった。
偏差値は(S):男子58、女子61 (N):男子68、女子68 (Y):男子67、女子69 (SY):男子74、女子76。
早稲田実業
募集人員男子約70人、女子約40人に対して、出願者数は男子372人、女子213人。倍率は男子5.3倍、女子5.3倍となった。
偏差値は(S):男子57、女子59 (N):男子65、女子66 (Y):男子64、女子68 (SY):男子74、女子75。
広尾学園(1回)
●募集人員50人(男女)に対して、出願者数は男子100人、女子276人。倍率は男女で7.5倍となった。 ※1/30午後1時現在。締切は1/31。
偏差値は(S):男子56、女子56 (N):男子65、女子65 (Y):男子61、女子64 (SY):男子70、女子73。
受験者数および倍率は、日能研の倍率速報を参考にした。このほか、各校のWebサイトや首都圏模試センターなどの倍率速報からも確認できる。
偏差値について、サピックスは合格力判定サピックスオープンの結果をもとにした2024年中学入試 予想偏差値[合格率80%]で、リセマム編集部が2023年9月にサピックス小学部より提供を受けたものを、日能研はR4一覧の2023年12月14日版を、四谷大塚は第6回合不合判定テスト(2023年12月10日実施)のAライン80偏差値を、首都圏模試センターは2024年入試の予想偏差値1月版を参考にした。
★、私立中学校の一般入試がスタートし、首都圏の中学受験シーズンがピークを迎えた。入試直前期に小学校を欠席する児童も多く、授業などに影響が出ている学校もある。
首都圏では中学受験をする児童の数が増えている。中学受験に関する各種調査を行う森上教育研究所(東京)によると、入試が集中する2月1日午前に東京・神奈川の私立中を受けた人数は増加傾向が続く。昨年は前年比約1100人増の約4万3千人。1都3県の公立小6年生全体に占める割合(受験率)は15・0%で過去最高となった。都心部に高収入の共働き世帯が流入していることなどが受験者増の背景にあるという。
今年の2月1日午前の受験者数も昨年並みの予測といい、1都3県の小6の人数が減るため受験率は微増する見通しだ。
東京都教育委員会によると、昨春の都内公立小の卒業生のうち、私立中に進学した割合は、最も高い文京区では49・5%に上り、中央区と港区も4割を超えた。
受験生が直前期に休む理由は様々だ。1日に都内の私立中を受けた男子児童(12)は、区立小を冬休み明けから休んだ。体調管理のためだ。母親は「塾から『直前期は休ませる家庭が多い』と聞いて休ませようと思った。体調を崩すことなく試験に臨めたので良かった」。昨年12月には学校から入試日程や休みについて尋ねるアンケートが配られ、回答したという。
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