皆様、こんにちは。中小企業診断士の福田徹です。
今日二度目の投稿は、政治ネタです。
昨日の夕刊に載っていた池上彰氏のコラムでは、「マスコミは今回の小沢報道の行き着く先を示した方が読者の疑問に答えることができる」という趣旨の文中に、「小沢氏に収賄容疑は問えないはずだ」と書かれていました。
捜査情報が欲しいマスコミに対して自分に有利な情報を小出しにすることによりマスコミを通じて世論をコントロールする「検察のリーク」という問題が、クローズアップされていることもあります。
そこで今回は、「小沢氏に対する世論」から考えを進めてみようと思います。
私たちは、ともすれば「検察が動いているのだから」「マスコミが騒いでいるから」というだけの理由で小沢氏が「悪」人に違いないと思ってはいないでしょうか。
その場合の「悪」とは、具体的にどんな「悪」をイメージしているのでしょうか?
それは、収賄ということではないでしょうか。
今回の場合でいえば、業者からお金を貰って依頼を受け、その依頼内容を実現するために自らの権限を使って便宜(業者へのダム発注)をはかったのかもしれないという収賄についての疑念が「悪」イメージの正体のように感じます。
ここで、(池上氏が指摘するように)小沢氏は、今回お金を受け取ったとされている時期には野党議員であったという事実を考える必要があります。
たとえ影響力があったとしても、権力そのものから離れていた権限のない野党議員に直接収賄は問えません。
それでも、もし職務権限のある当時の与党議員あるいは官僚に働きかけをしていれば、「あっせん収賄罪」ないしは「あっせん利得罪」の容疑が出てきます(池上氏)。
しかし、今のところそう言った(小沢氏から自民党議員や官僚への働きかけについての)話は出てきておらず、この筋での立件も難しそうです。
あれっ?「悪」の正体はどこへいったのでしょうか?
あれっ?結局は「なんだかわからないけど、お金を貰っているからには何かやましいところがありそうだ」「決められた処理をしていないのはけしからん」というだけのことなのでしょうか?
こうなってくると、私の心の中では、今回の騒動を誰が何の目的で起こしそれを誰が拡大再生産(マッチポンプ)しているのかについての疑念の方がよっぽど大きくなってきています。
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皆様、こんばんは。中小企業診断士の福田徹です。
私は、このブログでマネジメントサイクル(PDCA)についての一連の記事を書いてきました。
それは、「見える化する」「目標ハードルを下げる」「目標を分解する」ことによって、普通は回すことが難しいPDCAのサイクルを、とにかく一周させましょうという内容の記事でした。
ここで、せっかく一周させたPDCAですが、そのままでは二周目の途中で止まってしまいます。
PDCAの二周目をもう一回転させる為には、一周目の終わりで弾みをつけて、二周目のスタートをきる必要があります。
そんな時に効果があるのが、PDCA報告会の実施です。
企業規模によりますが、たとえば担当者、責任者が社長に報告する、担当者が部門長に報告するケースが考えられます。
報告する内容は、当月のD実施C評価A改善と、A改善に基づく次月のP計画です。
報告を受ける側は、報告の内容についてもさることながら、PDCAを次月も回すことを意識してコメントを付けて下さい。
すなわち、たとえわずかな進歩であっても、P計画に対して目標が達成されているのであれば、褒め称え拍手をして盛り上げて下さい。
その際、達成された数字が、たとえ経営者として管理者として求める数字と乖離していたとしても、P計画した数字の達成を喜び合うことが重要です。
経営者、管理者のこの姿勢が、担当者のP計画を達成させようとするモチベーションを維持・向上させて、次月のPDCAを回します。
※関連記事とこの記事のカテゴリー
マネジメントサイクル(PDCA)を回す報告書とは?(見える化する)
PDCAを回すコツはハードルを下げること(目標ハードルを下げる)
PDCAを回す目標分解とは?(目標を分解する)
マネジメントサイクルをもう一回転させるPDCA報告会とは?(二回転目を回す)
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