「企業を元気にして日本の明るい未来をつくりたい」
皆様、おはようございます。中小企業診断士の福田徹です。
日本航空の会社更生法適用が決まりました。
難産の末に決まった再建の方向ですが、早くも事業再生計画の甘さが指摘されています。
再生計画では、需要予測と競争環境に対する甘い読みが、11年度からの黒字を見込むベースとなっています。
利用率や客単価に関しての甘い読みに基づいて計画を立てているため、この期に及んで新規路線を就航させたりや既存路線を増便する売上計画が出来上がるのです。
747-400の代替で、莫大なコストを掛けて小型機をあらたに導入することも、私は気に入りません。
更生会社なのですから、中古機を仕入れる、それで足りない分は減便・運休するくらいの考え方が必要なのではないでしょうか。
もちろん、運行体制に不備があれば、顧客からの信頼を失いかねません。
しかし、現在の状況をまねいたのは、この会社の親方日の丸体質であって、売上減少や収益・金繰りの悪化はその結果に過ぎません。
だから、この会社を立ち直らせるためには、この体質を変え、国家から自立させなければなりません。
そのためには、「中古機導入」「機材不足のため運休」位のことを、やる必要があると思います。
このくらいの状況に置かないと、幹部はじめ、かの会社の社内、関連会社の方々には、自らが置かれている状況を認識してもらえないのだと私には思えます。
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