中小企業診断士 福田 徹 ブログ

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この「モヤモヤ」感はなに?~小沢事務所への強制捜査

2010年01月14日 | 福田徹の視点
 皆様、おはようございます。中小企業診断士の福田徹です。


 民主党小沢幹事長の政治団体に強制捜査が入りました。

 立法・行政・司法の三権が互いに権力の行使を監視しあう三権分立(権力分立)が機能しているということであり、誠に結構なことだと思います。

 (マスコミ記事を見る限り)今をときめく小沢氏に牙を向けるわけですから、東京地検特捜部もたいしたものです。


 特捜部はたいしたものなのですが、このニュースを聞いて私は何とも言えない「モヤモヤ」した感じになりました。


 この「モヤモヤ」した感じはなにか?

 それは、「特捜部が主役になって政治をただす」という、司法と言うよりは検察の権力臭が鼻についてきたからかもしれません。


 昨年3月の小沢氏公設秘書逮捕の際、佐藤優氏は「検察の青年将校化」を指摘しました。

 曰く、まるで2.26事件においての青年将校のごとく、検察官僚が世直しをしようとしているという指摘です。

 佐藤氏は、選挙を経ていない官僚による世直しの危険を、「選挙に落選しない官僚は責任を取れない」という表現で示しました。

 だから、多少の代理人コストを払ったとしても、政治家による世直しを期待すべきだというのです。


 私は今回、このときの佐藤氏の指摘を思い出しました。

 私達は、権力同士の相互監視が機能している(であろう)ことに安心していてはいけないのかもしれません。

 検察を含む司法も権力なのであって、私たちが(直接・間接に)監視していかなければならないのだと言うことなのでしょう。


 こう結論づけることで、昨日からの「モヤモヤ」が少しは解消された気がします。


※関連記事とこの記事のカテゴリー
佐藤優氏講演会を聴いてきました(2009年3月の記事)
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