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CIA対日工作資金

2008-02-28 18:11:13 | オルタナティブ通信

CIA対日工作資金
 福本邦雄。東京の画商「フジ・インターナショナル・アート」社長。それは表向きの顔であり、自民党の竹下登、渡辺美智雄、安倍晋太郎、中曽根康弘、宮沢喜一、中川一郎等、歴代自民党・超大物政治家達の政治団体「全て」の代表を務めてきた、自民党の「影の総裁・実力者」である。この派閥も経歴も異なる自民党大物政治家達は、実態的には、福本の「指揮下にある、操り人形」でしかなかった。

 この福本が、戦前の日本共産党の指導者・福本和夫の息子である事は、自民党と共産党の「通底部分」を、カイマ見させる。

 既に拙稿で明らかにしたように、戦前の共産党の伸長を強力に支援したのが米国CIAであってみれば不思議は無い。同様に、自民党もCIA資金で創立され、動いて来た。福本親子が、そのCIA資金の対日パイプ役である。

 福本が、こうした政治団体の監査役として任命してきたのが、野村雄作。大阪方面で中堅企業60社を支配するコスモ・タイガー・コーポレーションの社長であり、歴代大阪府知事の「お目付け役」である。79年には自治省の官僚であった岸昌府知事の後援会「昌蒲会」を創立し、余りに露骨に表立って府知事に「命令を下した」ためにマスコミに総攻撃を受け、その後は、裏方に徹してきた。

 野村雄作の父・周史は、戦争中、中国の満州帝国で満州鉄道の運営に関わり、日本の運輸省とのコネクションを強く持ち、そのため大阪で大手タクシー会社を経営してきた。それが雄作の権力の経済的基盤となる。このタクシー会社には民主党・旧社会党系の国会議員達が、顧問として軒並み名前を並べて来た。ここに自民党、民主・旧社会党、共産党の政党が、その財政基盤を「1つ」にしている事が暴露される。その「統一」財政基盤、つまり福本・野村コンビの根底的な資金源は、CIAである。

 福本と野村のコンビは、大阪・梅田から阪急電車で1駅の中津駅周辺の「地上げ」で有名である。平屋に住む高齢者に脅迫・暴行を加え、家屋を買収し、そこに高層ビル、ショッピング・モール等を建設したのである。現在でも、生まれ故郷の家屋を奪われた高齢者達が痴呆症になり、中津駅周辺を徘徊し、自分の帰る家がないと嗚咽する姿が見られる、と言う。

 この「開発事業」には、倒産した東邦生命を始めとした日本の生命保険会社の群れが、巨額な資金を投資してきた。この強引な土地買収では、福本・野村と共に買収に参加し、中津駅周辺の建設工事の主役を務めた東急グループの総裁・五島慶太の部下と、暴力団山口組系の古川組の組長・古川真澄が脅迫の罪で警察に逮捕されている。かつての東急デパートの総帥・五島慶太、通称「強盗慶太」である。

 強盗同然で買収した土地に高層ビルを建設し、それを担保に資金を生命保険会社から高利で借り、さらに、その資金で土地を買収、建設工事を推進する。利益は、並み居る生命保険会社群に分配され、こうして日本国内で、CIAエンジンである生命保険業界により「自己増殖」されたCIA資金は、福本・野村を通じ、自民党、民主党、共産党に流れ込む。

 亡くなった竹下の後継であった橋本龍太郎、そのさらに後継者の現在の古賀派、古賀に擁立された福田首相、渡辺美智雄の子息大臣、安倍晋太郎の息子=前首相・安倍晋三、中川一政等の子息政治家達、こうした「全て」の福本・野村の「操り人形の後継者」達には、現在、福本・野村の後継者達が「しっかり付いている」。人形が2代目になれば、人形を操る黒子も2代目になる。

 バブル崩壊で、このCIAエンジンの1つ東邦生命は倒産したものの、それは一部企業に全責任を負わせ倒産させ(倒産すれば借金はチャラになる)、不良部品を交換するメンテナンスが終わった事を意味するに過ぎない。今日もエンジンは快調に回転している。

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