昨日、1月17日は、19回目の「誕生日」でした。
追悼集会で、「19歳になりました。」
と申しましたら、目の前の6年生が「えーー」とびっくり。
びっくりさせて申し訳なかったですが、
19年前、阪神淡路大震災が発生した年の誕生日から、生まれ変わりました。
ちょうど、その時、おなかの中にいた長男が、4月で19歳になります。
毎年、心を新たにする誕生日です。
そして、昨日は、誕生日を覚えていてくれた子どもたちが、朝から
「校長先生、お誕生日おめでとうございます」
と、手紙やメッセージを届けてくれて、なお一層忘れられない誕生日となりました。
みんな、ありがとう
そして、「はるかのひまわり」は、
昨日、読売新聞に「阪神淡路大震災 19年」・・・息子の優しさ語り続ける・・・
の記事で掲載された市内在住の足立悦夫さんご夫妻とのご縁によります。
長男ご夫妻を震災で亡くされました。
震災の4か月前にご結婚され、あと何日かで新居に・・・というときに、住んでおられたアパートが全壊して、その下敷きに・・・。
神戸へもたびたび足を運ばれ、遺族でつくるNPOにも参加、震災のメモリアルウォークなどで、息子さんのことを語り始められ、もう100回目以上になられます。
2004年には、事故などで子どもを亡くした親の交流会「オヤジの会」も設立され、「息子の死を無駄にしない」と、経験を語り継ぐ活動を続けておられます。
その足立さんから、「はるかのひまわりの種」をいただました。
一度、話だけは子どもたちにしていましたが、実際に、いつどのように植えようかと思って矢先に、その当時の児童会長が、新聞報道から
「これって、校長先生が話しておられたひまわりですか?」
と、記事を持参してくれ、本校に「はるかのひまわり」が、立派に咲いたという次第です。
これからも、ずっとずっと「命」をつないでいきたいです。