「お客様です。」
様々な方が、学校へ来てくださいます。
中でも、以前に担任した子ども、担任させていただいた子どもさんの保護者者様が、来てくださった時は、まさに「教師冥利」につきます。
「がんばっています。」「お陰様で・・・。」・・・ほんとにうれしいことです。
10月にこんなことが・・・。
かわいく、とてもおいしいいみかんが、わたしたちの元へ。
持ってきてくれたのは、その昔西村先生が担任された子どもさんでした。
「技術大学に推薦で合格したで。」と、報告に来てくれたそうです。
高校に合格できずに、夜間高校に進み、在学中は、生徒会に、勉学に真面目にがんばり、県の弁論大会では優秀賞をもらわれたそうです。午前中は仕事、夜は勉強。たくさんの同級生が学校を中退する中で、がんばり続けた結果です。
もうひとり、高校に合格できない子どもさんがおられて、その子さんのことを聞かれると、
「とってもがんばっとる。漢字検定2級に挑戦しとった時の集中力はすごかった。大学をうけるらしいで。」と。
このお話を聞かれながら、涙があふれて・・・と。
困難からのスタート。たくさんの誘惑に打ち勝ちながら、自分の道を開こうとしてがんばっている子どもたちに、感動して、声が出なかったそうです。
卒業してからずいぶんいなるのに、こうして報告に来てくれる
本当に、教師冥利に尽きます。
と同時に、ご縁をいただいて、「人を育てる」というすばらしい仕事をさせていただいていることに感謝の気持ちでいっぱいになります。
さあまた、明日からがんばります。