脚下照顧

いつかあの空の彼方へ

瓦礫を入れず、人を引き受けろ

2011年12月29日 | Weblog

「瓦礫を引き受けた自治体が仮に年間44万ベクレルのセシウムを焼却所から拡散させても、それがいったい何なのかというほど酷く福島は汚染され、そこに子供が住み続けさせられている」

「既に汚染は広がっている。」

「今後も確実に広がる。」

「いまこの時も子どもたちは途轍もなく汚れた空気を吸わされている。
汚れた水を飲まされ汚れた食べ物を食べさせられている。
高濃度汚染地域に置き去りにされてしまっている。」

http://www.youtube.com/watch?v=Iefc47Z8ANw

「瓦礫を引き受けるべき」という言葉は、

正気なら、
現実を直視しろ、
自分で考えろ、
行動しろ、

と促している。

子供は高線量被曝を強制されたまま放置され、事態はさらに酷くなっている。

2011年12月28日 | Weblog

原発事故後の生活



ヤーン•コイヒェル氏はハンデルスブラット紙の東京特派員である。コイヒェル氏は「フクシマ」に苦悩する日本とともに苦悩している。デュッセルドルフ議事堂にて、同氏は「原子力災害後の生活」について語った。

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去年、私はこの特派員会議の場で、中国特派員である同僚のプレゼンテーションを聴きながら、こんなことを考えていました。「日本についてプレゼンテーションをする番が来るのは、いつの会議でのことになるかな」それまで日本は世界で第二の経済大国として、経済的には確かに重要な位置にありましたが、多くのジャーナリストにとって退屈な国でした。飽和状態の工業国。いまや、アジアと言えばそれは中国を指します。中国、中国、とにかく中国なのです。



3月11日はこの構図を少なくともしばらくの間、変えることになりました。もちろん、世界経済を活性化させる国が中国であることに変わりはありません。しかし、今年の絵、2011年の絵を記憶の中に呼び起こそうとすれば、我々は皆すぐに、あの地震と破壊的な津波、そしてフクシマ原発事故のことを思うでしょう。ですから、今日のこの会議で私が壇上に立つことになるだろうということは、わりあい早くからわかっていました。


今日、私はとても複雑な思いでこの場に立っています。みなさんにフクシマの悲しい状況についてのみ、お話するべきかどうか考えました。状況は本当に気が滅入るものだからです。ですから、事故のことばかりではなく、日本の一般的なことについてもお話しようかとも考えました。しかし、スピーチ時間が当初の予定の10分から7分に短縮されましたので、その部分については、このことだけを言っておくにとどめたいと思います。日本は本当に美しい国、とても心優しい人びとの住む国です。


3月11日のフクシマ事故は、私にとってとても個人的な出来事です。あのときの地震を自ら体験したのです。地下40メートルの地下鉄の駅でのことでした。死の恐怖とはどんなものか、今の私は知っています。そして私は、あと数日でハンデルスブラット紙の日本特派員ではなくなります。予定より早く任期を終わらせて欲しいと本部にお願いしました。何故なら、私には3歳の息子がいます。私には息子に対する責任があります。私の目から見て、東京は現在、安心して子どもを育てられる町ではありません。被曝の不安があるのです。


こう考えるのは私だけではありません。お子さんのいるフランクフルター•アルゲマイネ紙の女性特派員も同様の決断をしました。彼女は来年1月1日付けで北京へ戻ります。ドイツ在外商工会議所は、小さな子どものいる人はもう誰も日本へ駐在に来ないと言っています。大使館でも日本への駐在を拒否する職員がいます。大使館が職員に推薦するドイツ人医師も、ドイツ人やフランス人の患者はもうほとんど来なくなったと言っています。


どうしてだかおわかりでしょうか。フクシマは、ドイツのマスメディアではほとんど報道されなくなりましたが、日本にとって、日本の住民にとっては日々、継続進行しているのです。実際に毎日、フクシマのニュースが日本の新聞の一面に載っています。



「私は泣くわけにはいかない」


事故の報道が絶えないのは当然です。今になってようやく事故の影響がはっきりと目に見えるようになって来たのですから。フクシマとその周辺の汚染は明白です。福島第一原子力発電所周辺地域の状況は本当に酷い。除染作業は困難を極めています。汚染物質を集めて保管するだけでも30年かかり、環境省はそれには140億米ドルかかるとしています。2800万トンの汚染された土壌、2300万トンの瓦礫を保管しなければならない。どこへ保管すればいいのでしょう。それすらもまだ決まっていません。多くの県が放射性のゴミの保管を拒否しています。


原発自体の現状も安定した状況とは到底いえません。東電の最悪のシナリオによると、冷却装置が再び機能しなくなれば、38時間以内にまたメルトダウンが起こる可能性があるのです。


影響を大きく受けた地域では、精神的に病気になる人が増えています。狭い避難所では泣くことすらできない人びとがたくさんいました。ある避難者はこう言いました。「泣きたくても泣くわけにはいきません。私が泣けば、ここにいる人みんなが泣きだすでしょうから」


東京や横浜でも、状況は厳しいものです。不安を駆り立てる事実がどんどん明らかになって来ています。自分で放射線量を測定する人が増えているからです。自分の不安は他人に不快な印象を与えてしまうかもしれないという心配から、人びとはこっそりと測定します。私の知り合いの日本人女性はガイガーカウンターをみかんの入った袋に紛れ込ませ、私の妻に貸してくれました。東京とその周辺では放射線量が極めて高い場所が次々に見つかっています。そこにいれば一生分の放射線許容量を一年間で浴びてしまうほど線量の高い場所もあります。さらに横浜では最近、白血病の原因となる極めて危険なストロンチウムが発見されました。そんなところで日本人は一体どうしているのかと、みなさんは思われるでしょう。現実はこうです。行く場所のある人は避難しています。日本人もできる人はそうしているのです。避難することのできない人は被曝のことは考えないようにするか、少なくとも自分の周りを調べて、安全にいられる場所を知ろうとしています。



飲料水は巨大なボトルに詰められ、ハワイから輸送されている



私達のマンションの下の階の人達は沖縄へ引っ越し、左隣のご家族は飲料水を特大ボトルでハワイから今日までずっと取り寄せています。そして、大気中の放射線は最大の危険ですらないのです。特に危険なのは、汚染された食品を食べることです。汚染された食品をめぐる数々のスキャンダルがあった後、私達は遠くに住む妻の叔母に野菜や牛乳を送ってもらうことにしました。安全な牛乳は1パック4ユーロもします。


経済に関して言えば、もちろん日本経済はフクシマ事故でダメージを受けています。事故後、物流システムが驚くべき速さで再建され再開されたことは事実です。もし、タイの洪水がなかったなら、トヨタ自動車は実際、年末までに生産の遅れを取り戻していたことでしょう。しかし、日本経済にとって2011年は悪運続きでした。まず地震と原発事故が起こり、タイの洪水があり、さらにユーロ危機がそれに追い討ちをかけました。日本の輸出産業は極端な円高の打撃を受けています。日本経済が強いからではなく、ヨーロッパと米国が不安定なために円高になっています。投資家らは円に逃げているのです。そして為替市場に国がどんなに介入措置を取っても、円はなかなか下がりません。


話が少しフクシマ事故から反れたところでスピーチ終了の時間となりました。ですが、あと三つだけ、言わせて下さい。


フクシマはまだ終わっていません。みなさん、日本はこれからまだ何十年もフクシマと関わっていかなければならないのです。


最近の科学的調査で、セシウム137の大部分が日本の東部および北東部に降ったことがわかりましたが、その半減期は30年です。


そして最後に私の個人的な考えを述べさせて下さい。メルケル首相の脱原発の動機やタイムラインについて、いろいろな意見があるでしょうし、議論はこれからも続いて行くでしょう。しかし、日本でのフクシマの経験はドイツの脱原発の決定が絶対に正しいということを私に教えてくれました。


http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20111216/1324014227#c

全基を止めてそのまま廃炉にする。そのために再稼働を阻止する。

2011年12月26日 | Weblog

現在稼働中の6機が停止する予定日

四国電力   伊方2号 2012年1月13日までに
東京電力   刈羽5号 2012年1月25日
中国電力   島根2号 2012年1月27日までに
関西電力   高浜3号 2012年2月20日
東京電力   刈羽6号 2012年3月末までに
北海道電力  泊3号  2012年4月末までに

何もしなくても来年4月には原発は自動的に止まる。
今止まっている原発を、
運転再開させないようにすれば、
半年後にはすべての原発を止めることができる。

ひとりひとりが反原子力の意思を明確にし、
デモンストレーション、アクションを起こす。

自治体・首長へメール、電話、訪問などを行ってプレッシャーをかける。

一番動き出しそうな原発に、世論を集中させる。

地元や近いところの停止原発の再稼働を許さない。

再稼働を絶対に許さない意志を行動とともに示し、
強く押し出してゆく。

http://nanohana.me/?page_id=800


このまま全てを廃炉に。さもなくば破滅への歩みを加速させるだけ。

2011年12月25日 | Weblog
九州の全原発が停止へ=玄海4号機が検査入り

九州電力の玄海原発4号機(佐賀県玄海町、118万キロワット)が25日夜に運転を停止し、
定期検査に入る。これにより、
玄海原発1~4号機、川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の九電管内の全ての原発が止まる。
九州で稼働する原発がゼロになるのは、九州初の原発の玄海原発1号機が定期検査に入った1980年以来。
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011122500075

日本人はメンタルまでメルトダウンしている

2011年12月22日 | Weblog

「日本ではもう何年も前から精神的な、心の中の意味で、メルトダウンが起きていると思った」

「もうしょうがないかという形でその原発を受け入れてしまっている。十分な情報が与えられないことに疑問を持たず、本当に何が起きているかも知らずに受け入れてしまったことに、メンタルのメルトダウンがあった。これは自然災害でなく、人間の過ちが犯した人災です」


フィンランドで建設の「オンカロ(隠された場所)」という世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場にカメラを向けたドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』の監督マイケル・マドセンは日本人の原発意識に言及し、情報開示の大切さなどを訴えた。

http://movie.goo.ne.jp/contents/news/NFCN0038010/index.html


そして、「専門家の意見を聞こうとスウェーデンへ連絡を入れると、専門家たちはスウェーデン政府から招集がかかり、軍のシェルターのような場所に集められていた」と語る監督。「彼らにとって地球の裏側にあたる日本で起こった事態に対し、これはどういうことなのか、スウェーデンにどんな影響があるのかを会議を開いていて、取り合ってもらえない状態だった。それで、さらにこの事態の深刻さを感じた」と当時のエピソードを語った。

肥田舜太郎さんの言葉

2011年12月21日 | Weblog



わたしはひとつだけ、
わたしはできることが一つだけあるんです

それは、沢山の被ばく者と一緒に生活をして、
この人達も、「いつ癌が出るか」「いつ、晩発がでてくるか」を心配しながら生きている
明日出るのか子どもはどうすりゃいい

そういうのにくよくよしないで、
どっちみち、あんたは放射線にやられちゃったんだ。
今更、医者に行って「これ全部出してくれ」、「綺麗な身体にしてくれ」って言ったって誰も出来ないんだ

そうなったら腹をくくって開き直るよりしょうがないんだ。
もうやられちゃっているんだから。

いつかどこかで病気が出るかもしれない

「出るもんなら勝手に出やがれ」と、腹据えて開き直って生きなさいと、

で、一つできることがあるの。
親から貰った放射線に対する免疫の力をみんなもらっている。
これは人によって、強いのもあれば弱いのもある。
バラバラだけど持っていることは間違いない。

その持っている放射線への免疫の力を絶対に今から落とすな。
つまり、自分の生活の仕方が悪いために、それ(免疫)がどんどん薄くなって無くなってしまう。
それだけは絶対にやめる。

今あるものをそのまんま、生きられるだけいっぱいにそれを使って生きようじゃないか

それは・・あんたが、どんな病気にも努力して俺はかからないと健康を保って生きる。
これは人間にできるんだ。

その一番簡単なやつをいくつか教えるから、いっしょにやろう!

それは、
まずやることは、早寝早起き
夜遅くまで深夜テレビ見て、ゲラゲラ笑ったり涙流したり
寝坊して、朝、飯食う時間がなくて、布団の中で
そういうようなだらしない生活は明日から止めようと。
あんな深夜テレビ見ていてあんたどれだけ楽しいんだと、
「くだらないものを見て」っていうとね、
「本当に早寝早起きしたら大丈夫なのか?」って

だいじょうぶなんだ。理由がある。

それは、人間が地球の上に生まれてきたのは今から4000万年前って本に書いてある。
4000万年前って言ったらいつごろなのか、そんなもん想像もできない。ずっと昔だ。
でもその生まれてきた時は、地球の上は
自然の放射線と紫外線がいっぱいあって、僕ら人間はそれに当たってどんどん殺されたんだ、初め。

でも、殺されても殺されても後から生れる人間がね、
困難な条件の中で人類というものを絶やさないために一所懸命生きてきた。
それで何万年か何百万年か何千万年かの間に、自然の放射線に対する抵抗力を人間は作ったんだ。

この作った時のずっと状態を見ると、
人間にとって熱は太陽、光は太陽しかなかった。
電気なんてもんはもちろんないし、ろうそくの光もなかった。
何にもないところでみんな一生懸命生きてきた。免疫を作ってきた。

だからその免疫を作った時の
「太陽だけしかない」
その時の条件で免疫を作ったんだから、
出来るだけその時の状態に近い生活をして免疫を守ろうじゃないか。

それには、夜は寝る。
昼間太陽とともに起きて働く。
これが一番人間にとって自然で、一番正しい生き方だ。

それからもうひとつ。
昔からばあさんが、「お米は30回噛め」
中には、まねてやってみようと思ったって、面倒臭くてそのうち大抵続かない。

でもそれは、ちゃんと根拠があるんだ。

お米の栄養は、胃袋でいくら立派な胃液が消化しようとしても、全然胃液では作用しない。
作用するのは口の中なんです。
唾にあるジァスターゼという酵素だけがお米の栄養を化学的に変化させて
それで腸に行って、腸の細胞が100%それを吸収できる
その形になおすのが唾のジァスターゼなんです。

だから、30回噛めというのは別にドロドロに噛みつぶせという意味じゃなくて、
パクパクやることで唾がいっぱい混じると、
それであなたの食べるお米は100パーセント腸で栄養として吸収される。

ところがあんたは、夜遅くまで起きているから
朝、布団の中でジーッ!って目ざましがなると手で押さえて「まだ1分」と寝ている。
それでどうしようもなくなってはね起きて、
飯食うなんて時間はないから30回噛むなんて我慢できない。
結局はろくすっぽ噛みもしなきゃ食いもしないで駅へすっ飛んで行って、卵かなんか食って、
「もう栄養はたっぷりだ」と思って会社へ行く

そういう生活をやるのは僕らから見ると「緩慢な自殺である」

だから、早寝して早起きして、朝食の時間をたっぷり作ると。
これがあなたの健康を保つ上で何より一番大切なことです。

タバコは全部ストップ!今日からやめる。
そういうことで免疫を、今持っているまんま大事にして、
放射線の病気が起きてこないように

自分が、自分の命の主人公になって「生きる」というために一生懸命に生きるんだ

自然に何となく生きている
それじゃぁ放射線に負ける。

という話しをして、
日本全国の、ま、今生き残っている21万か
30万から40万位のの被ばく者の人にそういう事を教えて、
ま、分かる人が一生懸命頑張って、70,80越えて長生きしています。

だから今、「赤ん坊と一緒にどうやって生きたらいい?」っていうお母さんに
難しいとは思うけれども、頑張って、その理屈をちゃんとわかった上で
まず、夜は早く寝る、何があっても。
そして朝は、悠々と起きて、奥さんならば家族の食事の準備をしてね、
そういう事も全部普通にやって、生きてごらんなさい。
「風邪ひとつひかない」。「どんな病気にも自分は絶対にかからない」。
そういう決意を固めて、
ぼやっと生きるんじゃなくて、

「わたしは今日も一生懸命生きるんだ」と思って、朝から生きなさい。

そういう話しをします、
たったそれだけの事でも何にも無いよりは頼りになる。
だから私の話しを聞くとみんな、「おかげさまで元気が出ました」と言ってくれます。

ああ、嘘じゃない。
それしかないと私は思っています。

どうか、今日の私の話しを聞いて、少しは、「あ、そんなもんか」と思われた方は、
明日からみなさんの生活の中のわずかなその時間を
核兵器を無くすことと、原発を直ちにやめる。
この二つの事に役立つ努力を、行動でやっていただきたい。

これだけのみなさんの数が、1時間に、1日に、隣の人と10分話しする、みんなが努力を続けて下されば
日本の国は変わることが出来ると思います。

どうも時間が来たようです。
長いことお話しをして、どうもご静聴ありがとうございました。  


動画:http://www.ustream.tv/recorded/18980957#utm_campaign=synclickback&source=http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1234.html&medium=18980957(27:00あたりから肥田さんのお話がはじまります)

「福島県が子供たちを避難させない本当の理由」

2011年12月20日 | Weblog



http://www.ustream.tv/recorded/18296364

(58:00から)
人口が流出していくと、
税収が減っていってしまう。
おのずと市町村、県も含めてですけれど、
人件費の割合が大きくなっていって財政破綻してしまう。

クビを切るか、給与を下げるか、しなければいけなくなる。

それが、嫌なんです。

役人の給料のために、
どれだけ被曝しようが病気になろうが、
村民なり、市町村民なり、県民なりが、
ここにとどまっていて一定程度の年貢を払えと。
そのために人口流出はさせないんだと。

オフレコで、本当にある関係者が私に話してくれたんです。

http://prepper.blog.fc2.com/blog-entry-76.html
  
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子供を被曝させようが未来を奪おうが何の痛痒も感じない汚いカネへの飽くなき執着。

被曝して健康被害が多発すれば、
いくら「年貢」を欲しがっても「農民」の屍の山が築かれるだけで「村」は亡くなるだけ。

自滅カルトの所業としか思えない狂行。その犠牲になっているのは幼い子どもたち。