猫を捨てる奴は捨てられろ

猫とプログレとオーディオとベスパのブログです。

年末年始 音が良い

2024年01月03日 09時01分32秒 | オーディオ
この年末年始も音が良いです。
オーディオに公私ともに関わる中で、何をしても音が変わることを経験してはいるのですが、
産業活動が止まることが、こんなに音質に影響するとは驚きです。



大晦日には久しぶりに、教育テレビで第九を頭から観ました。
相変わらずNHKのクラシック番組の音質は素晴らしいです。
そこに輪をかけて年末の音の良さが加わり、もの凄い音質です。
オーケストラ、独唱、合唱と全ての演者のレベルが高く、且つ、
曲の解釈がゴツゴツした男らしい(死語)ものだったこともあり、
各演奏者の意思が音から伝わってくる素晴らしい第九でした。
この音質が365日(今年は366日)続いて欲しいと切に思いました。



大晦日のTVは、格闘技放送が地上波でなくなったこと、
魅力的な番組が無いことから、
これも久しぶりに、第九の時間帯以外は紅白歌合戦を通しで
観てしまいました。
この紅白も、今回は過去最高と言ってよい音の良さでした。
紅白については、しばらく前までは、音楽番組とは思えない音の悪さに、
音響担当者の力量を甚だ疑問視していましたが、
前回あたりから音が良くなり、今回は更に良くなっていました。
今回は旧ジャニタレを一掃するのと同時に、スタッフも入れ替えたのでしょうか。

視聴率は過去最低だったらしいですが、内容も素晴らしかったです。
学芸会レベルの出し物が少なかったことも良かったですが、
楽曲自体が、一部の演歌以外は、我が国の現在の音楽レベルの高さを示す、
素晴らしいものでした。
皆さんそれぞれ個性が際立っていて、その個性を高いレベルで表現しているのは
凄いことです。
我が国の音楽は安泰だと改めて思いました。
一方、旧ジャニーズの代わりに大挙して参加していた隣国系タレント達は、
それぞれの個性という点で大きな違いが乏しく、食傷気味でした。
隣国系は1組で十分です。

余談ですが、井上鑑と今剛と仲間たちが、3組ものバックを務めていたのは、
古い音楽ファンとしては嬉しかったです。
井上鑑と今剛は80年代の日本の音楽の立役者の一人と言っても過言ではない方々で、
日本の歌謡曲、フュージョン、それらのクロスオーバー、のレベルを一気に底上げした、
日本の音楽界の重要人物です。
そのような方々が華やかな表舞台でこれでもかと大活躍していたのは嬉しかったです。

全く余談ですが、個人的には、今剛のPANTA大嫌いエピソードが
さもありなんという感じで大好きなので、
この機会に、PANTA追悼の意味も込めて、
所有しているPANTA&HALのライブDVDやスタジオライブ音源(メンバートークあり)
を再確認したいと思います。


紅白歌合戦が音が良かった半面、その後のゆく年くる年の音質が良くなかったことが
残念でした。
生放送であり放送事故を避けるために、安全措置を二重三重に行っているトレードオフ
なのでしょうが、同じ生放送である紅白歌合戦が、高いレベルの音質を実現できたのですから、
もう少し頑張って欲しいです。


やむを得ないことですが、
ウィーンフィルニューイヤーコンサートの生放送がなくなったのは残念でした。
録画が1/6に放送されるとのことですが、この音の良さがそれまで続いているか疑問です。



この音の良さを目いっぱい楽しむべく、
家事をしながらCDを大音量で聴きまくっていますが、
家族団欒をぶち壊しかねない、
ほぶらきんやニナ・ハーゲンやクリムゾンのスラックアタックなどが
聴けないのが残念です。
コメント
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