猫を捨てる奴は捨てられろ

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コンダウーロワでかかった! 牧阿佐美バレエ団 白鳥の湖

2014年10月22日 22時35分00秒 | その他
コンダウーロワ来ました!
そしてでかかった!

牧阿佐美バレエ団の白鳥の湖の初日10/18の公演に行ってきました。

山手線が止まったせいで新宿から会場のある五反田まで地下鉄を乗り継いでさらに会場まで歩きましたが、
会場に着いたときにはすでに一幕が始まっていました。
コンダウーロワ演じる白鳥の出番はまだでしたが、群舞が素敵ですぐに引き込まれてしまいました。
衣装も素敵で女子の群舞は非常にキュートでした。

バレエを生で観るのは二度目ですが、前回観た2012年のマリインスキーバレエ団のお引っ越し公演のラ・バヤデールより格段に良かったです。
前回もコンダウーロワ目当てでしたが、あろうことか主役級の4人が雁首揃えて妊娠し来日中止となったあおりで、コンダウーロワは他の日に振り替えとなり観ることができませんでした。
このようにマリインスキーバレエ団はダンサーの管理もできないでたらめなバレエ団なので今回もコンダウーロワがちゃんと来るのか心配でなりませんでした。

そして白鳥の出番です。
間違いなくコンダウーロワです。
なんかでかいです。
背筋も立派です。
小さくキュートな日本人ダンサーに混ざるとすごい力強さです。
連れの友人のバレエマニアの方の話では、白鳥を演じるにはそれなりの身体が必要とのことでしたが、さすがに瀕死の白鳥が瀕死に見えないのには困ったなと思いました。
そのかわり黒鳥はバッチリでした。
この人は黒鳥とか火の鳥とか浮世離れして且つ力強い役が本当に似合います。
目ぢからの強さと身体の大きさ、背筋の逞しさが生きていて恰好良かったです。
反面、白鳥のダンスは全く印象に残りませんでした。
あとこれはこの人のせいではありませんが、王子のダンスも全く印象に残りませんでした。
これはしかしダンサーのせいだけではなく原作自体の弱さもあるのかなとも思いました。
古典にケチをつけるのはナンセンスなのでしょうが、
白鳥や王子の心理描写がもう少し丁寧で細かかったら、脚本家も脚色し易く、ダンサーも表現しやすかったのではと思いました。
また、曽田正人の昴でも言及されていましたが、黒鳥についても劇中一番強いキャストでありながら黒鳥自身の動機が見えないというのは、もやもやしました。


牧阿佐美バレエ団の公演にはまた行ってみたいと思いました。
コンダウーロワも次は火の鳥で来てくれないかなと思います。
コメント
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