FORTY THREE-SEVEN

43カーモデルとその他の事柄
その他の方がたぶん多い

機械と標準とワタシ

2022-07-27 06:00:00 | 43
オートマグほど数奇な運命をたどっている銃もあるまい
と思います
まあ数奇な運命ってほどじゃないか
オートマグと出会ったのは
日本中がマグナム44に夢中になっていた
1970年代半ば
友人が読んでいた少年ジャンプのドーベルマン刑事の脇役
浪速の警官 宮武君

宮武君 そうは問屋の棚卸ですよ
現実のオートマグは動作不良が多く
オートジャムというありがたくない異名を付けられ
製造会社は倒産してしまったようです
その後いろんなメーカーが権利を取得して生産してますが
上手くいかなかったようです
日本においてオートマグ報道されたのは
GUN誌
1970/7/7 44マグナム自動ピストル オートマグ
1976/4/1 44オートマグ auto mag T.Takano
1977/11/2  44 オートマグ Mag
1979/1/3 オートマグ・ピストル
このあたりですかね
あ。ちなみにWikipediaの機構的な解説はかなり間違ってます
1983年の映画ダーティーハリー4(Sudden Impact)で
ハリーが8.5inのモデルをかっこよく使います

これカッコよかった
1983年に生産中止とありますが
その後はカスタムとして細々と生産が続けられたらしく


いろんなバリエーションがあります

これはめずらしい.45winmag口径


wikipediaで「ボルトの後退」を助けるためにアクセレーターが供えられている
とあるんだけど(アクセレーターというのは親指の先にある部品)
それはちょっと違って
AR15の影響と思われるマルチラグ回転角が小さくて済む
ショートリコイルした時にこの部品がボルトを回転させて
レシーバーとかみ合っているボルトのロックを解除する
M1911でいえばバレルリンクに当たる部品
これの不良のように言われているけど
これが不良だったら手で動かしてもうまくいかないはず
加工しづらい材質を使ったので手間がかかった
まって、加工しづらい材質ということは
硬くて粘りがあるということで
それは当然、摺動するときに抵抗が大きくなるんですが・・・
ステンレス用のいい潤滑油がなかった
いやそれちょっと違うぞ
などと社会人になっていろんな材料と接すると
分かることもあります
ボルトの前端を斜めにカットしてあるあたり
ボルトのロック解除と閉鎖に苦労しているのが見て取れますな
2015年にサウスダコタだかのメーカーに権利が移転した時に
機構の見直しが行われたらしい

笑っちゃたのはマガジンのこの部分を強化したこと
ここが弱いとカートがお辞儀をして
チャンバーにうまく滑り込まない
モデルガンでさんざんこういう調整したわ(笑)
モデルガンの場合はここをしめたり緩めたりして調整してから
マガジンチューブだけ焼きを入れます
去年ぐらいから、アメリカのsiteでもレビューされだして
なかなか好評の様です
王の帰還とはまた大仰 な(笑)
シューターにとって一番おの改良点は
このマズルの仕上げじゃないですかね
以前は切りっぱなしみたいな感じが
ラウンドクラウンになってます
クリーニングの時にこの部分を痛める懸念がぐっと減ります
で実射するとどうなのか
Forgotten Weapons という
Youtubeチャンネルでレポートされています
Is the AutoMag Curse Over? だのEnd of AutoMag Curse 
とはひどい言い草(笑)
Curseってのは日本語だと呪いかな

まあ普通に動いているようです

オートマグはトイガンにもなっていて
ワタシが持っているのは
国際の金属


そろそろいろを塗らないとやばいレベルです
それとこれ大学時代
サークルで作った映画用のカスタム


MGCのキットをベースに
MGCをベースに当時投げ売りされていた
透明な樹脂で成形され金属パーツが全部メッキされたモデルのパーツを使って
バレルとリブを延長
したもの
劇中では実際にCPカートでブローバックさせました

おまけの1
オートマグに用意された弾薬
 Harry Sanford
.44 AMP (uses the .44 Magnum bullet)
.357 AMP (uses the .357 Magnum bullet)
.300 AMP [uses the .30 Carbine bullet; necked down at a different shoulder angle than the .30 LMP)
.45 Win Mag
.45 ACP (experimental only)
.475 Auto Mag (experimental only, uses the .475 Wildey Magnum bullet)
Lee Jurras
.41 JMP (Uses the .41 Magnum bullet)
Kent Lomont
.30 LMP (Lomont Magnum Pistol) (uses the .30 Carbine bullet; necked down at a different shoulder angle than the .30 AMP)
.25 LMP (uses the .25 ACP bullet)
.22 LMP (uses the .22 WMR bullet)
.45 ACP Magnum (experimental only, uses the .45 ACP bullet)
なんというか
ワイルドキャットカートリッジの見本市のような構成ですね
おまけの2
M1911系はアメリカではガバメントとは言わない
という人もいるのですが
オートマグを作っていた会社が

こんなの出してました(笑)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ハンカチとコーヒーとワタシ | トップ | 褐色と午前零時とワタシ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

43」カテゴリの最新記事