20200519

オタクとだべりながら「スペツナズナイフ」について調べたので，一応書いとく．
弾道ナイフとしても知られていて，おたくくんが子供のころは一度は聞いたことがあるナイフと思う．国内では「スペツナズ」が使った暗殺用ナイフとされている． pic.twitter.com/Oar689QdP9

— 車 (@omanko_broken) May 17, 2020

おおよそ，アメリカ人の「小説に出てくる「Остблок」とかなんとかいう企業が作ったスペツナズの特殊ナイフ（っていう設定の奴だよ）！買う？」に
日本のナイフ好きが飛びついたんやろなぁという予測が立ってしまう． pic.twitter.com/5f3VFzhncz

— 車 (@omanko_broken) May 17, 2020

いや、日本のナイフマニアはそれほどアホではないです（笑）
これ日本に紹介されたときは、たしかにソ連の特殊部隊のスペツナズのナイフだってっ紹介されたんですよ
特殊部隊のナイフっつったらちょいとワクワクするでしょ（笑）
1980年代に海兵隊が何かの作戦用に、日本のKaeshow（貝印刃物）のナイフを調達したんですね
それをこの会社は、あたかも海兵隊が、Ka-berのように正式に採用したかのように
宣伝して売りまくったりしてました。

それがこれね
だから特殊部隊のナイフというと結構わくわくしたんですよ


今検索するとこんな感じかな
なかなかカッコよろしい
動作はこんな感じ


あれ？
当時はナイフの専門誌もなくてGUN雑誌のナイフのコーナーが主な情報源
そこで紹介されたのが

あれあれ？？
わくわく感は一瞬で去りましたね（笑）
ブレードのグラインドも仕上げもお粗末で
見るからに切れなさそう
日本のナイフ界はアメリカンナイフの影響で
硬度と鋼材信仰が強いのに
このぞんざいな材質は何？という感じ
Soldier of Fortuneという雑誌があります

2016年で印刷版の発行は停止し現在はweb版でのみ提供されています
ベトナム従軍経験のある退役陸軍中佐が刊行した雑誌で
反共的な姿勢による世界情勢のレポートや各種武器の紹介
傭兵仕事の紹介などが載っている雑誌で
月刊だっかか隔月刊だったか？
学生時代、神田の三省堂で時々立ち読みしました。
この雑誌、取材態度は硬派なんですよ
反共で紛争地域へ出向いてレポートしたりしてね

現在のweb版
広告が多い（笑）まあ紙の雑誌は、本の売り上げって
紙代にしかならなくて利益は広告から得ると聞いたこともあります
web版だと出す広告にもある程度のクオリティが必要になるんですが
紙媒体の場合は写真と電話番号や。私書箱の表示だけでOK
というわけでこの雑誌にもアメリカのGun雑誌の御多分に漏れず、
いろんな広告が出るんですが、中には誰が買うんだこれ
というようなごみの広告もまあが半分くらいはでてて
このナイフがまさにそれ
がっかりするより大笑いでした

使い方もなんだかなぁ
こんなに苦労して、セットしなきゃならないんだけど
スイッチで止めてるだけだから、激しい動作の多い特殊部隊では
誤動作が心配ですよね。パラシュートで着地した瞬間にナイフが空高く飛んでったとかね
ballistic knifeで検索すると

Ballisticというのは弾道という意味ですが
まあ、発条でびよよーーんと飛んでいくナイフにいい名前を付けたものです（笑）
厨二病的発想（笑）
こんなでっかい道具を持ち歩くなら、もう一丁小さい銃を持ったほうがいいと思うんですよ
.25口径でもこれよりはましと思います
ひょっとして音のしない武器として考えられたのかしら
で少しして紹介されたのが

ナイフのグリップのところに.22LRのピストルというかデリンジャーを
仕込んだもの
これ何に使うんだと
小一時間問い詰めたい
これだけ銃身が短いと発射音も相当なものになるし
これだけ簡易な機構だと携帯時の安全性も気になります。
中二病は日本だけのものではなくて
アメリカにも中国にもあるのね（笑）
ただ、Ballisitic knifeというのはある程度需要があるようで

いま、スプリングの代わりに炭酸ガスで発射するというものが出ているようです
ダイバーの護身用で、あいては鮫だそうで、最初の動画はこれのものの様です。
名前はWASP　
使えるのかこれ