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Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ

デネブ付近

2023-06-21 10:00:00 | 遠征日誌

先週末の蓼科山七合目での☆撮り釣果の続きです。

日付が変わってから撮影したのがコレです。


【デネブ付近】
 キヤノンEOS Ra+EF200mmF2.8LⅡUSM,F4.0,ISO1600,L41フィルター,
 総露出時間60分(5分×12コマ加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,長野県立科町にて

フレーミングしたのはこんなエリア。


AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション

中央やや上に写っているのがはくちょう座の1等星デネブで、その左下に巨大な散光星雲である北アメリカ星雲と
ペリカン星雲が存在感たっぷりに捉えられてます。フレーム右半分にもいわし雲のような赤い星雲が広がっていて、
シャープレスカタログの登録天体もあるので、いずれクローズアップで撮りたいところです。

しかしまぁ、夏至が近いと薄明開始時刻が早い(なんと!2:37)ことにあらためて驚かされました。
ということで夜の時間が短く、結局3ショットしか撮れませんでした。
そのうち最初に撮った被写体はかなり淡くて画像処理が難航しており、残念ながらお蔵入りとなりそう・・・


今日の太陽(2023/06/20)

2023-06-20 17:53:11 | 太陽

1週間ぶりに太陽面を撮影。


EOS60Da+EF70-300mm F4-5.6ISⅡUSM(@300mm)+ND10000太陽撮影用フィルター(コレ無しでは危険!) 

黒点数は先週より増加していて賑やかな印象です。
明日は夏至ということで真昼の太陽高度が高く、手持ち撮影だと首筋を痛めそうな感じでした。


M24付近

2023-06-19 10:24:07 | 遠征日誌

先週末は梅雨の中休みで絶好の☆撮り日和となり、久々に蓼科山七合目まで出掛けました。
着いてみると星空は上々でしたが、風がある上に湿度が高い感じ。
山の天気は気まぐれなので、カメラレンズでの撮影に止めることに。
で、こんなのを狙ったのでした。


【M24付近】
 キヤノンEOS Ra+EF200mmF2.8LⅡUSM,F4.0,ISO1600,L41フィルター,
 総露出時間60分(3分×20コマ加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,長野県立科町にて

フレーミングしたのはこんなエリア。


AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション

ほぼ中央にメシエ天体のM24(星団ではなく天の川が濃くなっているスタークラウドとされる)が写ってます。
天文ファンの間では「バンビの横顔」と呼ばれ、北側にある2つの暗黒星雲を小鹿の目に見立てているようです。
その鼻先の上に写っている赤い星雲がM17(オメガ星雲)で、明るくて目立つ天体であることが分かります。
それらのほぼ中間点には散開星団M18が小さく写ってます。また、フレームの左寄りには散開星団M25が、
右端には散開星団M23が写っており、全部で5つのメシエ天体が確認できます。
いずれも双眼鏡で存在が分かり、濃いめの天の川の光芒も含めて眼視で楽しめるエリアです。
貴重な梅雨の晴れ間に広がった美しい星空をバックに流星もいくつか見られて、癒しのひと時となりました。


今朝の富士山(2023/06/18)

2023-06-18 08:26:05 | 富士山

薄曇りで日差しが弱めな上に昨日より視界が悪化し、雪の無いところの山肌が一様な感じにしか見えません。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:18.5℃  富士山:4.2℃ 

富士山アメダスの気温が朝8時の時点で7.5℃まで上昇。昨日の最高気温を既に上回りました。
関東平野部も昨日より暑くなる見込みで、埼玉県の熊谷は猛暑日になると予想されてます。
熱中症には厳重な警戒が必要です。


今朝の富士山(2023/06/17)

2023-06-17 08:20:01 | 富士山

今日は梅雨の中休みでスッキリ晴れ、9日ぶりに朝撮りできました。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:16.1℃  富士山:-0.8℃ 

残雪がかなり減りました。量的には昨年の6月27日と同等くらいでしょうか。
ここからが意外としぶとくて、昨年は8月後半になっても消え残りがありましたが、今年はどうなるでしょうかねぇ。


至近距離を飛行する中型ヘリコプター(2023/06/15)

2023-06-16 00:08:01 | 横田フライトインフォメーション

15日の午前中に横田基地への爆破予告があり、基地内の複数の建物から退避するよう職員に指示があったらしい。
13時には指示が解除された模様ですが、所属不明機が着陸したなどという某TV局のニュースもあったりして、
ちょっと怖くなりましたが、映像に出ていた着陸機は割とよく見掛けるオムニエアの米軍チャーター機で、
取材陣の認識不足による人騒がせな報道なのでした。もちろん爆破予告とは無関係。
で、基地内の騒動との関係性は"?"ですが、普段は至近距離を飛ばないヘリコプターが真上に近づいてくるのを目撃。

米空軍の UH-1N Twin Huey っていう中型ヘリコプターでした。機体記号は69-6614。
飛行機と比べれば小さいんで、ウチから機体記号が読み取れるほど大写しできるのは珍しいかも?


【アーカイブ】恒星食の撮影に初挑戦した日(1980/02/23)

2023-06-15 07:10:53 | タイムマシンにお願い

昔の銀塩写真のデジタル化画像シリーズの続き(第6弾)です。

1978年の秋以降は高校進学のための受験勉強に集中するため、天体観測/撮影の活動を一時休止します。
で、受験した3校(私立2校+都立1校)全てにめでたく合格し、第一志望だった都立高校に入学しました。
実は第一志望校が自分の学力的には厳しい状況で、両親はすべり止めで受けた私立校に行くことになるだろうと
踏んでいたため高い学費を覚悟し、それなりに準備してたようです。ところが公立校に行くことになったんで、
有難いことにその余裕(?)資金の一部を使わせてもらって、1979年末に天体望遠鏡を新調することになります。
新たに入手したのはこういうシロモノなのでした。


『月刊 天文ガイド』の広告ページより抜粋

ハイアマチュア向けとして評判の高い機材を製造・販売してきたメーカーの最新機種を購入。
当時は直接販売のみでしたので、板橋区某所の営業所まで父親にクルマで連れて行ってもらって買いました。
しっかりした作りの赤道儀架台は極軸望遠鏡内蔵で、正確な極軸合わせができるスグレモノでした。
鏡筒はニュートン式反射望遠鏡で口径13cmですから、それまでに使っていた口径6.8cn屈折の2倍近くであり、
いわゆる集光力に関しては口径の2乗で効いてくるので、計算すると3.65倍ほどの性能差になります。
星雲や星団が眼視でかなり良く見えるようになり、ペルセウス座の二重星団やオリオン大星雲を見た時には
感動で目がうるみました。以降、この機材一式とは15年ほど付き合うことになります。

前置きがまた長くなりましたが、写真撮影用途で初めて使ったのは1980年に入ってから。
月が恒星を隠す「掩蔽(えんぺい)現象」(=恒星食)を撮ったのでした。


【アルデバラン食(出現直後) 1980/02/23】
 キヤノンEF+タカハシ13cmパラボラニュートン反射,フジカラーF -Ⅱ400(ASA/ISO400),F7.7,露出1/4秒,
 タカハシ90S赤道儀使用,都内某所にて,トリミング

この日の宵、上弦の月におうし座の1等星アルデバランが隠される現象が全国的に好条件で見られ、
その食の終了直後を狙ったのが上の写真になります。
ちなみに、カラーネガフィルムで天体写真を撮ったのはこの日が初めてでした。
残念ながら露出オーバーで、月は白飛び状態に近いですが、アルデバランは十分な存在感で写ってます。
ちなみに、狙ったシーンをシミュレーションすると、こんな感じ。


AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション

実は食の開始直前とその5分前、終了直後とその5分後の全4コマを撮影していて、
それらのネガを今になってデジタル化した画像について、月を基準に比較明合成してみたのがコレです。

こういう合成画像だと月の後ろをアルデバランが通り過ぎていってるように見えますが、
実際にはアルデバランの前を月が右から左へ移動していく現象なのでした。
もちろん、その時代にはまだ画像処理ができるPCなどはありませんでしたので、こんな画像を作成するのは
当時のアマチュアには夢の話でした(暗室作業で印画紙焼付け技術を極めればできたかも?)。
今のデジタル機材だと動画撮影でも綺麗に捉えられたりするので、やはり隔世の感がありますねぇ。


今夕の富士山(2023/06/13)

2023-06-13 18:58:57 | 富士山

夕刻になって姿を現し、5日ぶりに撮影できました。夕撮りは今月初です。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:19.8℃  富士山:0.6℃ 

富士山アメダスをチェックしたら、昨日から2日連続で最低気温がプラスになってました。
残雪はまだあるみたいですが、朝撮りできないとどのくらい残っているのか確認が難しいです。